「Googleドライブのファイルを、MacのFinderから直接操作できたら便利なのに…」
そう思ったことはありませんか？
実は、MacのFinderとGoogleドライブを連携させることで、クラウド上のファイルをまるでローカルファイルと同じように操作できるようになります。
いちいちブラウザを開く必要がなくなり、作業効率が大幅にアップします。
この記事では、MacのFinderでGoogleドライブを表示・使用する方法から、同期の仕組み、よくあるトラブルの解決方法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
FinderでGoogleドライブを使うために必要なもの
Google Drive for Desktopをインストールしよう
MacのFinderでGoogleドライブを使うには、Google Drive for Desktop（旧名：Backup and Sync）というアプリが必要です。
これはGoogleが公式に提供している無料アプリです。
ダウンロードとインストール手順：
- Google公式ページにアクセス
- 「個人向け」の「ダウンロード」ボタンをクリック
- 「Mac用にダウンロード」を選択
- ダウンロードされたインストーラーを開く
- 画面の指示に従ってインストール
- 完了後、Googleアカウントでログイン
インストール時の注意点：
- インターネット接続が必要
- 管理者権限が求められる場合があります
- セキュリティ設定で「開発元が未確認」と表示される場合は、システム環境設定から許可してください
FinderにGoogleドライブを表示する具体的な手順
ステップ1：アプリの初期設定
- Google Drive for Desktopを起動
- Googleアカウントでログイン
- 同期するフォルダを選択（最初は全て同期がおすすめ）
- 保存場所を確認（通常は自動で設定されます）
ステップ2：Finderでの確認
インストールが完了すると、Finderのサイドバーに「Google ドライブ」が自動的に追加されます。
もし表示されない場合：
- Finderメニューの「環境設定」→「サイドバー」を開く
- 「Google ドライブ」にチェックを入れる
- アプリの再起動を試す
ステップ3：基本操作の確認
Finderに表示されたGoogleドライブは、通常のフォルダと同じように使えます：
- ファイルの移動：ドラッグ&ドロップ
- 新しいファイル作成：右クリックメニューから
- フォルダ作成：Command + Shift + N
同期モードの選び方｜あなたに最適なのはどっち？
Google Drive for Desktopには、2つの同期モードがあります。使い方に合わせて選びましょう。
ストリーミングモード（推奨）
特徴：
- ファイルはクラウド上に保存
- 必要な時だけダウンロード
- Mac本体の容量を節約
こんな人におすすめ：
- Macの容量が少ない
- たくさんのファイルを保存している
- 主にオンライン環境で作業する
ミラーリングモード
特徴：
- ファイルがMacとGoogleドライブの両方に保存
- オフラインでもすべてのファイルにアクセス可能
- Mac本体の容量を多く使用
こんな人におすすめ：
- オフライン作業が多い
- 高速なファイルアクセスが必要
- Mac本体の容量に余裕がある
設定変更の方法
- メニューバーのGoogle Drive アイコンをクリック
- 設定（歯車アイコン）を選択
- 「環境設定」→「Google ドライブ」
- 「マイドライブをこのパソコンに同期」の設定を変更
Finderでの便利な操作方法とコツ
よく使う便利機能
ブラウザで開く：
- ファイルを右クリック
- 「Google ドライブに表示」を選択
- ブラウザ版Googleドライブで開く
共有リンクの作成：
- ファイルを右クリック
- 「Google ドライブのリンクをコピー」
- すぐに他の人と共有可能
オフライン利用の設定：
- ストリーミングモードでも特定ファイルをオフライン利用可能
- 右クリック→「オフラインで使用可能にする」
作業効率アップのコツ
ショートカットを活用：
- Command + C/V：コピー&ペースト
- Command + Z：操作の取り消し
- Space：クイックルック（プレビュー）
フォルダ整理のコツ：
- プロジェクトごとにフォルダ分け
- よく使うフォルダはサイドバーに追加
- ファイル名は検索しやすい名前に
よくあるトラブルと解決方法
FinderにGoogleドライブが表示されない
原因と対処法：
- アプリが正常に起動していない
- アクティビティモニタでプロセスを確認
- アプリの再起動
- Finderの設定問題
- Finder → 環境設定 → サイドバー
- 「Google ドライブ」にチェックを入れる
- 権限の問題
- システム環境設定 → セキュリティとプライバシー
- 「フルディスクアクセス」にGoogle Drive for Desktopを追加
ファイルが同期されない
よくある原因：
- ファイル名の問題
- 使用禁止文字：
< > : " | ? * / - ファイル名が長すぎる（255文字以上）
- 使用禁止文字：
- ネットワークの問題
- Wi-Fi接続を確認
- ファイアウォール設定をチェック
- 容量不足
- Google ドライブの容量上限
- Mac本体の容量不足
解決手順：
- ファイル名を確認・修正
- ネットワーク接続をテスト
- 同期ステータスを確認（メニューバーのアイコン）
- 必要に応じてアプリを再起動
同期速度が遅い
改善方法：
- 同期するファイル数を制限
- 帯域幅の制限を調整（設定から変更可能）
- 他のクラウドサービスとの同時使用を避ける
セキュリティと注意点
安全な使用のために
パスワード管理：
- Googleアカウントに二段階認証を設定
- 定期的なパスワード変更
機密ファイルの取り扱い：
- 重要なファイルは暗号化
- 共有設定は最小限に
バックアップ：
- 重要なファイルは複数の場所に保存
- Time Machineとの併用を推奨
まとめ
MacのFinderとGoogleドライブを連携させることで、クラウドストレージがまるでローカルフォルダのように使えるようになります。
この記事のポイント：
- Google Drive for Desktopのインストールが必要
- ストリーミングとミラーリング、用途に合わせて選択
- Finderから直接ファイル操作・共有が可能
- トラブル時は設定とファイル名をまず確認
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