Macで矢印キーが動かない!原因別の完全解決ガイド|今すぐ試せる15の対処法

Mac

「テキスト編集で矢印キーが使えない!」 「ゲームで方向キーが反応しない」 「急に矢印キーだけ動かなくなった…」

こんな困った状況に直面していませんか?

Macの矢印キー(方向キー)が動かない問題は、実は様々な原因が考えられます。 キーボードの故障だけでなく、システム設定やアプリの問題、意外なショートカットの影響など…

この記事では、矢印キーが動かない全ての原因と、その解決方法を優先順位付きで解説します。 簡単な方法から順番に試せば、きっと解決できるはずです!


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  1. まず試す!5秒でできる基本チェック
    1. 1. キーボードの再接続(外付けの場合)
    2. 2. 別のアプリで動作確認
    3. 3. Macを再起動
  2. 原因1:マウスキー機能が有効になっている
    1. 症状と確認方法
    2. 解決方法
  3. 原因2:スティッキーキーやスローキーの影響
    1. アクセシビリティ機能の確認
    2. 解決方法
  4. 原因3:キーボードビューアで物理的な問題を確認
    1. キーボードビューアを表示
    2. 診断方法
  5. 原因4:特定のアプリでのみ動かない
    1. Vim/ターミナルでの問題
    2. VS Code/エディタでの問題
    3. Excelや特定のアプリ
  6. 原因5:キーボードレイアウトの問題
    1. 現在のレイアウトを確認
    2. JISとUSキーボードの設定
  7. 原因6:サードパーティ製アプリの干渉
    1. 確認すべきアプリ
    2. セーフモードで確認
  8. 原因7:NVRAM/PRAMのリセット
    1. Intel Macの場合
    2. Apple Silicon Macの場合
  9. 原因8:システムの不具合
    1. キーボード設定をリセット
    2. macOSの再インストール(最終手段)
  10. 外付けキーボード特有の問題
    1. Bluetoothキーボードのトラブル
    2. Windows用キーボードを使っている場合
  11. 診断とテストツール
    1. Apple Diagnosticsを実行
    2. ターミナルでキーコードを確認
  12. 一時的な代替手段
    1. 矢印キーの代わりに使えるショートカット
    2. オンスクリーンキーボード
  13. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:特定の矢印キーだけ動かない
    2. Q2:外部モニター接続時だけ動かない
    3. Q3:Boot Camp(Windows)では動く
    4. Q4:Magic Keyboardの充電は十分?
  14. 修理が必要な場合
    1. Apple Storeに行く前の準備
    2. 修理費用の目安
  15. まとめ:矢印キー復活への最短ルート

まず試す!5秒でできる基本チェック

1. キーボードの再接続(外付けの場合)

USB/Bluetoothキーボードの場合:

1. キーボードを取り外す/Bluetooth接続を切る
2. 10秒待つ
3. 再接続する
4. 矢印キーをテスト

Magic Keyboardの場合:

1. Lightning/USB-Cケーブルで接続している場合は抜く
2. Bluetoothをオフ→オン
   システム設定 → Bluetooth → オフ → オン
3. 再ペアリング

2. 別のアプリで動作確認

テスト手順:
1. テキストエディット.appを開く
2. 文字を入力
3. 矢印キーで移動を試す

もし特定のアプリだけで動かない場合:
→ アプリの問題(後述の対処法へ)

3. Macを再起動

通常の再起動:

 → 再起動
または
Control + Command + 電源ボタン

SMCリセットも兼ねた完全シャットダウン:

1.  → システム終了
2. 電源が切れたら10秒待つ
3. 電源ボタンで起動

原因1:マウスキー機能が有効になっている

症状と確認方法

矢印キーがマウスカーソルの移動に使われてしまう状態です。

確認方法:

システム設定 → アクセシビリティ → ポインタコントロール → 代替コントロール方法

解決方法

マウスキーを無効にする:

macOS Ventura (13.0) 以降:

1. システム設定を開く
2. アクセシビリティ
3. ポインタコントロール
4. 代替コントロール方法
5. 「マウスキー」をオフ

macOS Monterey (12.0) 以前:

1. システム環境設定を開く
2. アクセシビリティ
3. ポインタコントロール
4. 代替のコントロール方法
5. 「マウスキーを有効にする」のチェックを外す

ショートカットで切り替え:

Option キーを5回押す
(マウスキーのオン/オフが切り替わる)

原因2:スティッキーキーやスローキーの影響

アクセシビリティ機能の確認

スティッキーキー: 修飾キーを順番に押せるようにする機能

スローキー: キーを長押ししないと入力されない機能

解決方法

システム設定 → アクセシビリティ → キーボード

無効にする項目:

  • □ スティッキーキーを有効にする
  • □ スローキーを有効にする
  • □ キーのリピート速度を調整

すべてオフにして確認!


原因3:キーボードビューアで物理的な問題を確認

キーボードビューアを表示

方法1:メニューバーから

1. システム設定 → キーボード
2. 「メニューバーに表示」をオン
3. メニューバーの入力メニューから「キーボードビューアを表示」

方法2:アクセシビリティキーボードから

1. システム設定 → アクセシビリティ
2. キーボード → アクセシビリティキーボード
3. 「有効にする」

診断方法

キーボードビューアを見ながら:
1. 矢印キーを押す
2. 画面上で反応するか確認

反応する → ソフトウェアの問題
反応しない → ハードウェアの問題

原因4:特定のアプリでのみ動かない

Vim/ターミナルでの問題

Vimモードの確認:

# Vimでインサートモードか確認
# ESCを押してから i を押す
# これで矢印キーが使えるようになる場合がある

ターミナルの設定:

# .inputrcファイルを確認
cat ~/.inputrc

# 矢印キーのマッピングを追加
echo 'set enable-keypad on' >> ~/.inputrc

VS Code/エディタでの問題

VS Codeの場合:

1. Command + Shift + P
2. 「Preferences: Open Keyboard Shortcuts」
3. 矢印キーのバインディングを確認
4. 競合している拡張機能を無効化

Excelや特定のアプリ

Excelでスクロールロックの確認:

Shift + F14 を押す
(スクロールロックの切り替え)

原因5:キーボードレイアウトの問題

現在のレイアウトを確認

システム設定 → キーボード → テキスト入力 → 入力ソース

JISとUSキーボードの設定

正しいレイアウトに変更:

1. 「+」ボタンで新しい入力ソースを追加
2. 日本語 → 適切なキーボードを選択
   - JISキーボード:日本語 - ローマ字入力
   - USキーボード:英語(US)
3. 不要な入力ソースを削除

原因6:サードパーティ製アプリの干渉

確認すべきアプリ

キーボード関連アプリ:

  • Karabiner-Elements
  • BetterTouchTool
  • Keyboard Maestro
  • Alfred
  • TextExpander

セーフモードで確認

セーフモードで起動:

Intel Mac:
1. 電源を切る
2. 電源を入れてすぐShiftキーを押し続ける
3. ログイン画面が出たら離す

Apple Silicon Mac:
1. 電源を切る
2. 電源ボタンを押し続ける
3. 起動オプションが表示されたら「セーフモード」を選択

セーフモードで矢印キーが動く場合、サードパーティアプリが原因!


原因7:NVRAM/PRAMのリセット

Intel Macの場合

1. Macをシステム終了
2. 電源を入れてすぐに以下のキーを同時に押し続ける:
   Option + Command + P + R
3. 起動音が2回鳴るまで押し続ける(約20秒)
4. キーを離して起動を待つ

Apple Silicon Macの場合

Apple Silicon MacにはNVRAMリセットはありませんが、以下で同様の効果:

1. Macをシステム終了
2. 10秒待つ
3. 通常通り起動

原因8:システムの不具合

キーボード設定をリセット

設定ファイルの削除:

# ターミナルで実行
# キーボード設定をリセット
defaults delete -g InitialKeyRepeat
defaults delete -g KeyRepeat
defaults delete com.apple.HIToolbox

# 再起動
sudo shutdown -r now

macOSの再インストール(最終手段)

リカバリーモードから:

1. Command + R を押しながら起動
2. macOSユーティリティから「macOSを再インストール」
3. データは保持される

外付けキーボード特有の問題

Bluetoothキーボードのトラブル

ペアリングをやり直す:

1. システム設定 → Bluetooth
2. キーボードの横の「i」→「このデバイスの登録を解除」
3. キーボードの電源を切って入れ直す
4. 再度ペアリング

Bluetooth設定をリセット:

# Bluetoothモジュールをリセット
sudo pkill bluetoothd

Windows用キーボードを使っている場合

キー配置の調整:

Karabiner-Elementsをインストール:
1. https://karabiner-elements.pqrs.org/
2. Simple Modificationsで以下を設定:
   - left_command → left_option
   - left_option → left_command

診断とテストツール

Apple Diagnosticsを実行

Intel Mac:

1. 電源を切る
2. 電源を入れてすぐDキーを押し続ける
3. 診断が開始される

Apple Silicon Mac:

1. 電源を切る
2. 電源ボタンを押し続ける
3. オプション画面で Command + D

ターミナルでキーコードを確認

# キー入力を監視
xxd -c 1

# 矢印キーを押してコードが表示されるか確認
# 終了はControl + C

一時的な代替手段

矢印キーの代わりに使えるショートカット

テキスト編集での代替:

Control + F:→(前へ)
Control + B:←(後ろへ)
Control + P:↑(上へ)
Control + N:↓(下へ)
Control + A:行頭へ
Control + E:行末へ

Vimキーバインド:

h:左
j:下
k:上
l:右

オンスクリーンキーボード

システム設定 → アクセシビリティ → キーボード → 
アクセシビリティキーボード → 有効にする

よくある質問(FAQ)

Q1:特定の矢印キーだけ動かない

A:キーボードの部分的な故障の可能性大

対処法:
1. 圧縮空気でキーの下を掃除
2. キーキャップを外して清掃(可能な場合)
3. Apple Store/認定修理店へ

Q2:外部モニター接続時だけ動かない

A:ディスプレイ設定の問題

システム設定 → ディスプレイ → 配置
ミラーリングのオン/オフを試す

Q3:Boot Camp(Windows)では動く

A:macOS側の問題確定

1. macOSをセーフモードで起動
2. 新規ユーザーアカウントでテスト
3. それでもダメならOSの再インストール

Q4:Magic Keyboardの充電は十分?

A:バッテリー残量を確認

システム設定 → Bluetooth
キーボード名の横にバッテリー残量表示
20%以下なら充電を

修理が必要な場合

Apple Storeに行く前の準備

1. Apple Diagnosticsの結果をメモ
2. 問題が発生する状況を記録
3. Time Machineでバックアップ
4. Genius Barの予約

修理費用の目安

保証内(1年以内/AppleCare+):
- 無償修理の可能性

保証外:
- キーボード修理:15,000円〜50,000円
- 機種により大きく異なる

まとめ:矢印キー復活への最短ルート

矢印キーが動かない時の対処法を、試すべき順番でまとめます:

すぐ試せる対処法(5分以内):

  1. ⌨️ キーボードの再接続/再起動
  2. 🖱️ マウスキーを無効化
  3. ♿ アクセシビリティ設定を確認

システム設定の確認(10分): 4. 入力ソースの確認 5. サードパーティアプリの停止 6. セーフモードでテスト

リセット系(15分): 7. NVRAM/PRAMリセット 8. SMCリセット 9. Bluetooth設定リセット

最終手段: 10. 新規ユーザーでテスト 11. macOS再インストール 12. ハードウェア修理

代替手段:

  • Control + F/B/P/N を使う
  • アクセシビリティキーボード
  • 外付けキーボードを使用

ほとんどの場合、最初の3つで解決します。 順番に試して、快適なMac操作を取り戻しましょう!

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