「認証が一時的に制限されています。60日後にもう一度お試しください」
LINEにログインしようとしたら、突然こんなメッセージが表示されて困っていませんか?
60日間もLINEが使えないなんて、友だちとの連絡が取れなくなって本当に困りますよね。しかも、60日待てば必ず解除されるわけでもないという情報もあって不安になっている方も多いはずです。
この記事では、LINEの60日制限がかかる原因と、実際にできる対処法について詳しく解説します。
LINE「60日制限」とは?
LINEの60日制限とは、アカウントの認証が一時的にブロックされ、ログインができなくなる状態のことです。
正式には「認証の一時的な制限」と呼ばれており、エラーメッセージには以下のような表示が出ます。
エラーメッセージの例:
「認証が一時的に制限されています。60日後にもう一度お試しください」
「Verification is temporarily blocked. Please wait 60 day(s) then try again」
この制限がかかると、LINEアプリにログインすることができなくなってしまいます。つまり、トークの送受信も、通話も、すべてのLINE機能が使えない状態になるということです。
60日制限がかかる原因
LINEの60日制限は、なぜかかってしまうのでしょうか?主な原因を見ていきましょう。
1. 短時間で友だちの追加・削除を繰り返した
最も多い原因が、短時間で友だちや公式アカウントを連続して追加・削除した場合です。
例えば:
- 公式アカウントを大量に削除した
- 友だちを連続して追加・ブロックを繰り返した
- 1時間に何十人も友だち追加した
このような行動をすると、LINEのシステムが「不審な行動」と判断して、自動的に制限をかけることがあります。
2. 認証コードを何度も再送信した
ログイン時の認証コードを何度も「再送信」ボタンで送り直すと、制限がかかることがあります。
認証コードが届かないからといって、短時間に何度も再送信ボタンを押すのは危険です。
3. 複数の端末から同時にログインしようとした
スマホとタブレット、PCなど、複数の端末から同時にログインしようとすると、アカウントの乗っ取りを疑われて制限がかかる場合があります。
4. LINEの利用規約違反
以下のような行為は、LINEの利用規約違反とみなされ、制限の対象となります。
利用規約違反の例:
- 暴言やわいせつな内容の投稿
- 個人情報(電話番号、住所、LINE IDなど)を交換する行為
- 出会い目的の勧誘
- 違法な取引の勧誘
これらの行為が通報された場合、アカウントが制限される可能性があります。
5. アプリの再インストールを繰り返した
ログインできないからといって、何度もアプリをアンインストール→再インストールを繰り返すと、逆に制限がかかってしまうことがあります。
60日制限がかかったときの対処法
残念ながら、60日制限がかかってしまった場合、すぐに解除する方法はありません。
しかし、以下の対処法を試すことで、状況を改善できる可能性があります。
1. 基本的には待つしかない
最も確実な方法は、表示された期間(60日間)をしっかり待つことです。
焦ってアプリを再インストールしたり、何度もログインを試みたりすると、さらに制限期間が延長されてしまう可能性があります。
待機中の注意点:
- ログイン試行を繰り返さない
- アプリの再インストールをしない
- 別のアカウントを作成しようとしない(同じ電話番号では作れません)
2. LINEに問い合わせる
LINEの公式サポートに問い合わせることもできます。
ただし、多くの場合、以下のような返答が来ることが報告されています。
「利用規約に違反する行為により、一部機能の利用停止を行っています。詳細についてはセキュリティ上の理由によりお答えできません」
つまり、問い合わせても制限が解除されることはほとんどありません。それでも、違反の心当たりがまったくない場合は、一度問い合わせてみる価値はあります。
問い合わせ方法:
- LINEのヘルプセンター(help.line.me)にアクセス
- 「お問い合わせフォーム」から状況を説明して送信
3. 新しいアカウントを作成する(最終手段)
どうしてもすぐにLINEを使いたい場合は、新しい電話番号で新規アカウントを作成する方法があります。
ただし、この方法には大きなデメリットがあります。
新規アカウント作成のデメリット:
- 今までの友だちリストが消える
- トーク履歴がすべて消える
- スタンプや着せかえなどの購入履歴も引き継げない
- 友だち全員に新しいアカウントを教え直す必要がある
制限されたアカウントは削除しないと、同じ電話番号で新しいアカウントを作ることはできません。アカウントを削除すると、データは完全に消えてしまいます。
60日経過後はどうなる?実際の声
「60日待てば解除される」と思っている方も多いかもしれませんが、実際はそう単純ではありません。
実際に60日制限を経験した方々の報告を見ると、以下のようなケースがあります。
ケース1:ログインはできるが、トーク送信ができない
60日経過後、ログインはできるようになったものの、トークを送信できない状態が続くという報告が多数あります。
症状:
- ログインは可能
- 相手からのトークは受信できる
- 自分からのトークは送信できない(相手に届かない)
- 通話の着信履歴も相手に残らない
この状態が1週間以上続いたという報告もあります。
ケース2:60日経過後も制限が解除されない
60日経過後も、まったく同じエラーメッセージが表示され続けるケースもあります。
中には、1年経っても解除されなかったという報告もあります。このような場合、最終的にはアカウントを削除して新規作成するしかありません。
ケース3:問題なく使えるようになった
一方で、60日経過後に問題なくログインでき、通常どおり使えるようになったという報告もあります。
このように、60日経過後の状況は人によってまったく異なるため、「必ず解除される」とは言えないのが現状です。
60日制限を予防する方法
60日制限にかからないようにするには、以下のポイントに注意しましょう。
1. 友だちの追加・削除は慎重に行う
短時間で大量の友だちを追加・削除しないように気をつけましょう。
特に、公式アカウントの整理をする際は、一度に削除せず、数日に分けて少しずつ削除するのがおすすめです。
目安:
- 1時間に追加・削除するのは10人程度まで
- 連続して操作せず、時間を空ける
2. 認証コードの再送信は慎重に
認証コードが届かない場合、すぐに再送信ボタンを押すのではなく、以下を確認しましょう。
- SMSの受信設定を確認する
- 電波状況を確認する
- 少し時間を空けてから再送信する
3. 複数端末での同時ログインは避ける
新しい端末でLINEにログインする際は、古い端末でログアウトしてから行いましょう。
4. 利用規約を守る
当然ですが、LINEの利用規約に違反する行為は絶対に避けましょう。
特に、知らない人との個人情報の交換や、出会い目的の利用などは厳しく制限されています。
5. アカウント情報を最新に保つ
メールアドレスやパスワードを登録し、定期的に更新しておきましょう。
万が一アカウントに問題が発生した場合、登録情報が最新であれば復旧しやすくなります。
よくある質問
Q1. 60日より短い制限もあるの?
はい、制限期間は違反の内容や状況によって異なります。
報告されている制限期間:
- 1時間程度(友だち検索の制限など)
- 7日間
- 59日間
- 60日間
- 180日間
軽微な違反であれば数時間〜7日程度、悪質な違反であれば60日以上の制限がかけられる傾向があります。
Q2. 制限期間を短縮する裏ワザはないの?
残念ながら、確実に制限期間を短縮する方法はありません。
インターネット上で「裏ワザ」として紹介されている方法も、公式には認められていないため、試すことはおすすめできません。
Q3. 制限中でも相手からのメッセージは見られる?
制限の状況によって異なります。
- ログイン自体ができない場合:メッセージは見られません
- ログインはできるが送信制限がある場合:受信は可能です
Q4. 家族や友だちのLINEアカウントを借りることはできる?
技術的には可能ですが、おすすめできません。
複数の端末から同じアカウントにログインすると、そのアカウントも制限される可能性があります。
まとめ
LINEの60日制限について解説しました。
重要なポイントをおさらいしましょう:
原因:
- 短時間での友だち追加・削除の繰り返し
- 認証コードの過剰な再送信
- 複数端末からの同時ログイン
- 利用規約違反
対処法:
- 基本的には60日間待つしかない
- 問い合わせても解除されることはほとんどない
- 最終手段として新規アカウント作成も可能(ただしデータは消える)
60日経過後:
- ログインできても送信制限が残る場合がある
- 1年経っても解除されないケースもある
- 問題なく使えるようになることもある
LINEの60日制限は非常に厳しい措置で、解除の保証もありません。一番大切なのは、制限がかからないように普段から気をつけることです。
友だちの追加・削除は慎重に行い、利用規約を守って、安全にLINEを使いましょう。

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