「写真が撮れない…」
「アプリがダウンロードできない…」
「iPhoneが重くて動かない…」
iPhoneを使っていると、必ず直面する「ストレージ不足」の問題。
でも大丈夫です。ストレージを減らす方法は意外とたくさんあります。
この記事では、iPhoneのストレージを効果的に減らす方法を、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。今日から実践できる簡単な方法から、知られていない裏技まで、すべてお伝えします!
- iPhoneストレージとは?基本を理解しよう
- 【重要】ストレージ容量を確認する方法
- ストレージ不足で起こる問題
- 【方法1】写真・動画を整理する(効果★★★★★)
- 【方法2】アプリを整理・削除する(効果★★★★☆)
- 【方法3】メッセージとメールを整理する(効果★★★☆☆)
- 【方法4】Safariのキャッシュをクリア(効果★★☆☆☆)
- 【方法5】システムデータを減らす(効果★★★☆☆)
- 【方法6】音楽・ポッドキャストを整理(効果★★★☆☆)
- 【方法7】その他のデータを削除(効果★☆☆☆☆)
- 【方法8】iCloudストレージを活用(効果★★★★☆)
- 効果的な容量削減の優先順位
- 定期的なメンテナンスのすすめ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:快適なiPhoneライフのために
iPhoneストレージとは?基本を理解しよう
まずは、ストレージの基本を確認しましょう。
iPhoneストレージとは
iPhoneストレージとは、iPhone本体にデータを保存するための容量のことです。
保存されているデータ
- 写真・動画
- アプリとアプリのデータ
- 音楽・ポッドキャスト
- メッセージとメールの添付ファイル
- システムファイル(iOS)
- ブラウザのキャッシュ
- ダウンロードしたファイル
iPhoneストレージ容量の種類
iPhoneは購入時にストレージ容量を選びます。
現行モデルの容量
- iPhone 15/15 Plus:128GB / 256GB / 512GB
- iPhone 15 Pro/Pro Max:256GB / 512GB / 1TB
- iPhone 16シリーズ:128GB / 256GB / 512GB / 1TB(モデルによる)
重要な注意点
iPhoneのストレージ容量は後から増やすことができません。
購入後に容量を追加したい場合は、以下の方法しかありません:
- 不要なデータを削除する
- クラウドストレージを利用する
- 外付けストレージを使う
- 新しいiPhoneに買い替える
iPhoneストレージとiCloudストレージの違い
よく混同されがちですが、この2つは全く別物です。
iPhoneストレージ(本体容量)
- iPhone本体に内蔵されている容量
- 後から増やせない
- 64GB~1TB
- データの読み書きが高速
- インターネット不要
iCloudストレージ(クラウド容量)
- インターネット上のAppleのサーバー
- 有料で容量を増やせる
- 無料5GB~有料12TBまで
- 複数デバイスで共有できる
- インターネット接続が必要
【重要】ストレージ容量を確認する方法
まずは現状を把握しましょう。
iPhone本体で確認する方法
ステップ1:設定アプリを開く
ホーム画面から「設定」アプリをタップします。
ステップ2:一般をタップ
「一般」を選択します。
ステップ3:iPhoneストレージを開く
「iPhoneストレージ」をタップします。
ステップ4:容量を確認
画面上部に、以下の情報が表示されます:
- 総容量
- 使用済み容量
- 空き容量
ステップ5:詳細を確認
グラフで、何がどれだけ容量を使っているか視覚的に確認できます。
表示される項目
- 📱 App:インストールしているアプリ
- 📷 写真:写真と動画
- 🎵 メディア:音楽、ポッドキャスト
- 📧 メール:メールと添付ファイル
- 💾 システムデータ:iOSシステムとキャッシュ
- 📂 その他:一時ファイルなど
アプリごとの使用量を確認
画面を下にスクロールすると、アプリごとの詳細が表示されます。
表示される情報
- アプリのサイズ
- アプリ内のデータサイズ
- 最終使用日
この情報を見れば、どのアプリが容量を圧迫しているか一目瞭然です。
パソコンから確認する方法(参考)
Macの場合(macOS Catalina以降)
- iPhoneをMacに接続
- Finderを開く
- サイドバーからiPhoneを選択
- 「一般」タブで容量を確認
Windowsの場合(iTunesまたはAppleデバイスアプリ)
- iPhoneをパソコンに接続
- iTunesまたはAppleデバイスアプリを開く
- iPhoneアイコンをクリック
- ストレージ情報を確認
ストレージ不足で起こる問題
ストレージがいっぱいになると、さまざまな問題が発生します。
新しいデータが保存できない
起こる問題
✗ 写真や動画が撮影できない
✗ アプリがダウンロードできない
✗ メッセージが受信できない
✗ ファイルが保存できない
「ストレージの空き領域が不足しています」という警告が表示されます。
iPhoneの動作が遅くなる
ストレージ容量が圧迫されると、iPhoneの動作が重くなります。
症状
- アプリの起動が遅い
- 画面の切り替えがもたつく
- カメラの起動が遅い
- 操作のレスポンスが悪い
iOSアップデートができない
iOSのアップデートには、一時的に数GB の空き容量が必要です。
容量不足だと、以下のリスクがあります:
- セキュリティの脆弱性
- 新機能が使えない
- アプリの互換性問題
バックアップが取れない
iCloudバックアップには、iCloudストレージだけでなく、iPhone本体にも一時的な空き容量が必要です。
容量不足だとバックアップが失敗し、データ消失のリスクが高まります。
【方法1】写真・動画を整理する(効果★★★★★)
ストレージの最大の原因は、写真と動画です。
不要な写真・動画を削除
まずは、不要な写真を削除しましょう。
削除する写真の候補
- ピンボケした写真
- 同じ構図で何枚も撮った写真
- スクリーンショット
- すでに別の場所に保存済みの写真
- 古い写真で見返さないもの
削除方法
ステップ1:写真アプリを開く
ホーム画面から「写真」アプリをタップします。
ステップ2:削除したい写真を選択
「選択」をタップして、削除したい写真を複数選びます。
ステップ3:削除
右下のゴミ箱アイコンをタップして、「写真を削除」を選択します。
ステップ4:「最近削除した項目」から完全削除
- 「アルバム」タブを開く
- 下にスクロールして「最近削除した項目」をタップ
- 右上の「選択」→「すべて削除」
- 「写真を削除」で確定
重要ポイント
削除した写真は30日間「最近削除した項目」に保管されます。この間は容量が解放されません。すぐに容量を空けたい場合は、必ず「最近削除した項目」から完全削除してください。
重複写真を削除(iOS 16以降)
iOS 16以降では、重複した写真を自動検出できます。
手順
- 写真アプリを開く
- 「アルバム」タブをタップ
- 下にスクロールして「重複項目」をタップ
- 重複している写真のグループが表示される
- 「統合」をタップすると、最高画質のものだけ残して他を削除
これだけで数百MBから数GBの容量を節約できることもあります。
「iPhoneのストレージを最適化」を有効にする
iCloud写真を使っている場合、この設定が非常に有効です。
設定方法
- 設定アプリを開く
- 「写真」をタップ
- 「iPhoneのストレージを最適化」を選択
仕組み
- オリジナル画像はiCloudに保存
- iPhone本体には圧縮版を保存
- 必要なときだけオリジナルをダウンロード
注意点
- iCloud写真をオンにする必要がある
- iCloudストレージの容量が必要(5GB無料、有料プランあり)
動画を優先的に削除
動画は写真の10倍~100倍の容量を消費します。
確認方法
- 写真アプリを開く
- 「アルバム」→「ビデオ」
- 不要な動画を削除
特に4K動画は1分で数百MBになることも。見返さない動画は積極的に削除しましょう。
写真をパソコンやクラウドに移動
削除したくない写真は、別の場所に移動しましょう。
移動先の候補
- パソコン(Mac/Windows)
- Googleフォト(15GB無料)
- Amazon Photos(プライム会員は写真無制限)
- 外付けSSD/HDD
- その他のクラウドストレージ
詳しくは、前回作成した「iPhone 写真 バックアップ」の記事を参照してください。
【方法2】アプリを整理・削除する(効果★★★★☆)
アプリ本体とアプリ内のデータも、大きな容量を占めます。
使っていないアプリを削除
長期間使っていないアプリは削除しましょう。
削除方法
方法A:ホーム画面から削除
- アプリアイコンを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- 「削除」を選択
方法B:設定から削除
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 削除したいアプリをタップ
- 「Appを削除」をタップ
削除の候補
- ダウンロードしたまま一度も使っていないアプリ
- 数ヶ月~数年使っていないアプリ
- 同じ機能の代替アプリがあるもの
- サービスが終了したアプリ
アプリを「取り除く」(オフロード)
削除したくないけど使用頻度が低いアプリは「取り除く」のがおすすめです。
「取り除く」とは
- アプリ本体は削除される
- アプリ内のデータは保持される
- 再インストールすると元の状態に戻る
手動で取り除く方法
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 取り除きたいアプリをタップ
- 「Appを取り除く」をタップ
自動で取り除く設定
使っていないアプリを自動的に取り除く設定もあります。
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 「非使用のAppを取り除く」の横の「有効にする」をタップ
これで、長期間使っていないアプリが自動的に取り除かれます。
アプリ内のデータを削除
アプリ本体は小さくても、アプリ内のデータが膨大な場合があります。
データが大きくなりやすいアプリ
- YouTube、TikTok、Instagram(キャッシュ動画)
- Spotify、Apple Music(ダウンロード楽曲)
- Netflix、Amazon Prime Video(ダウンロード作品)
- LINE、WhatsApp(メッセージと添付ファイル)
- Kindle、楽天Kobo(ダウンロード書籍)
- ゲームアプリ(セーブデータ、追加コンテンツ)
削除方法
アプリごとに方法が異なります。
例1:YouTubeのキャッシュ削除
YouTubeアプリにはキャッシュ削除機能がありません。アプリを削除して再インストールするしかありません。
例2:LINEのキャッシュ削除
- LINEアプリを開く
- ホーム → 設定(歯車アイコン)
- 「トーク」→「データの削除」
- 「キャッシュデータ」にチェック
- 「選択したデータを削除」
例3:Spotifyのダウンロード楽曲削除
- Spotifyアプリを開く
- ライブラリを開く
- ダウンロード済みの曲やプレイリストを表示
- ダウンロードアイコン(↓)をタップして解除
例4:Netflixのダウンロード作品削除
- Netflixアプリを開く
- 「ダウンロード」タブを開く
- 編集 → 削除したい作品を選択
ゲームアプリのデータ削除
ゲームは特にデータ量が大きくなりがちです。
確認方法
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- ゲームアプリを確認
数GB使っているゲームも珍しくありません。
対策
- プレイしていないゲームは削除
- クリアしたゲームは削除
- 追加ダウンロードコンテンツを削除(ゲーム内設定から)
【方法3】メッセージとメールを整理する(効果★★★☆☆)
メッセージやメールの添付ファイルも意外と容量を使います。
メッセージの添付ファイルを削除
写真や動画を大量に送受信していると、数GBになることも。
大きな添付ファイルを確認・削除
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 「メッセージ」をタップ
- 「大きい添付ファイルを再検討」をタップ
- 不要な添付ファイルを左にスワイプして削除
会話ごと削除
- メッセージアプリを開く
- 削除したい会話を左にスワイプ
- 「削除」をタップ
古いメッセージを自動削除
古いメッセージを自動的に削除する設定があります。
設定方法
- 設定 → メッセージ
- 「メッセージを残す」をタップ
- 「30日間」または「1年間」を選択(デフォルトは「無制限」)
これで、指定した期間より古いメッセージが自動削除されます。
メールの添付ファイルを削除
メールの添付ファイルも容量を圧迫します。
削除方法
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 「メール」をタップ
- 「大きい添付ファイルを再検討」をタップ
- 不要なファイルを削除
メールそのものを削除
- メールアプリを開く
- 受信ボックスを開く
- 不要なメールを左にスワイプして削除
- 「ゴミ箱」フォルダを開いて、「すべて削除」
LINEのトーク履歴を整理
LINEは使えば使うほどデータが増えます。
キャッシュデータ削除
- LINE → 設定 → トーク
- 「データの削除」
- 「キャッシュデータ」にチェック
- 「選択したデータを削除」
トーク履歴の削除
特定のトークルームのデータが大きい場合:
- トークルームを開く
- 右上のメニュー → 「その他」
- 「トーク履歴を削除」
注意:トーク履歴を削除すると復元できません。
【方法4】Safariのキャッシュをクリア(効果★★☆☆☆)
Safariのキャッシュも地味に容量を使います。
履歴とキャッシュを削除
方法
- 設定 → Safari
- 下にスクロールして「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 「履歴とデータを消去」で確定
注意点
- ログイン情報は消えませんが、一部のサイトで再ログインが必要になる場合があります
- 最近閲覧したページの履歴が消えます
リーディングリストのオフラインデータ削除
Safariのリーディングリストは、オフラインでも読めるようにページを保存します。これが意外と容量を使います。
削除方法
リーディングリストそのものを削除するか、履歴とWebサイトデータを消去すると、オフラインデータも削除されます。
【方法5】システムデータを減らす(効果★★★☆☆)
「システムデータ」が異常に大きい場合があります。
システムデータとは
システムデータには以下が含まれます:
- iOSシステムファイル
- アプリのキャッシュ
- ログファイル
- Siriの音声データ
- 一時ファイル
通常は5GB~15GB程度ですが、20GB以上になることも。
iPhoneを再起動
最も簡単な方法は再起動です。
再起動の方法
Face ID搭載機種の場合
- 音量ボタン(上または下)と サイドボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたら、スライド
- 完全に電源が切れたら、サイドボタンを長押しして起動
ホームボタン搭載機種の場合
- サイドボタン(または上部のボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」をスライド
- 完全に電源が切れたら、同じボタンを長押しして起動
再起動だけで数GB減ることもあります。
アプリを削除して再インストール
キャッシュが溜まっているアプリは、一度削除して再インストールするとキャッシュがクリアされます。
特に効果的なアプリ
- YouTube(5GB以上のキャッシュも)
- TikTok(3GB以上のキャッシュも)
- Instagram、Facebook
- Twitter(X)
パソコンに接続(システムデータ削減)
パソコンにiPhoneを接続すると、システムが自動的にキャッシュを整理してくれることがあります。
方法
- iPhoneをパソコンに接続
- Finder(Mac)またはiTunes(Windows)を開く
- 数分待つ
これだけで、システムデータが減ることがあります。
最終手段:バックアップ→初期化→復元
システムデータが異常に大きい場合(30GB以上など)、初期化が最も効果的です。
手順
ステップ1:バックアップ
- 設定 → Apple ID(自分の名前)→ iCloud
- 「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」
または、パソコンにバックアップ。
ステップ2:初期化
- 設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」
- 指示に従って初期化
ステップ3:復元
- 初期設定画面で「iCloudバックアップから復元」を選択
- バックアップを選んで復元
初期化により、不要なキャッシュやログがすべて削除され、システムデータが大幅に減ります。
【方法6】音楽・ポッドキャストを整理(効果★★★☆☆)
ダウンロードした音楽やポッドキャストも容量を使います。
Apple Musicのダウンロード楽曲を削除
すべての楽曲を削除
- 設定 → ミュージック
- 「ダウンロード済み」をタップ
- 左にスワイプして「削除」
アルバム・プレイリスト単位で削除
- ミュージックアプリを開く
- ライブラリ → ダウンロード済み
- アルバムやプレイリストを選択
- メニュー(…)→「ライブラリから削除」または「ダウンロードを削除」
ストリーミングに切り替える
音楽は保存せず、ストリーミングで聴くのがおすすめです。
自動ダウンロードをオフにする
- 設定 → ミュージック
- 「自動ダウンロード」をオフ
ポッドキャストの自動ダウンロードをオフ
ポッドキャストは自動ダウンロードされることが多いです。
設定方法
- ポッドキャストアプリを開く
- ライブラリ → 番組を選択
- 設定アイコン → 「エピソードをダウンロード」
- 「オフ」を選択
聴き終わったエピソードを削除
- ライブラリ → ダウンロード済み
- 左にスワイプして削除
【方法7】その他のデータを削除(効果★☆☆☆☆)
その他、細かいデータも積み重なると大きくなります。
ダウンロードしたファイルを削除
「ファイル」アプリにダウンロードしたファイルを削除します。
削除方法
- ファイルアプリを開く
- 「ブラウズ」→「ダウンロード」
- 不要なファイルを長押し → 削除
オフライン地図データを削除
Googleマップなどでオフライン地図をダウンロードしている場合、削除できます。
Googleマップの場合
- Googleマップアプリを開く
- プロフィールアイコン → オフラインマップ
- 削除したい地図を選択 → 削除
ボイスメモを削除
ボイスメモも長時間録音すると容量を使います。
削除方法
- ボイスメモアプリを開く
- 不要な録音を左にスワイプ → 削除
- 「最近削除した項目」からも削除
【方法8】iCloudストレージを活用(効果★★★★☆)
iCloudを活用すれば、iPhone本体の容量を節約できます。
iCloud写真をオンにする
既に説明しましたが、これが最も効果的です。
- 設定 → 写真
- 「このiPhoneを同期」をオン
- 「iPhoneのストレージを最適化」を選択
iCloud Driveを活用
ファイルをiCloud Driveに移動すれば、iPhone本体の容量を節約できます。
移動方法
- ファイルアプリを開く
- 移動したいファイルを長押し
- 「移動」→「iCloud Drive」を選択
メッセージをiCloudに保存
メッセージをiCloudに保存すると、複数デバイスで同期され、iPhone本体の容量も節約できます。
設定方法
- 設定 → Apple ID → iCloud
- 「iCloudを使用しているApp」で「メッセージ」をオン
iCloud+にアップグレード
無料の5GBでは足りない場合、有料プランを検討しましょう。
料金プラン
- 50GB:月130円
- 200GB:月400円
- 2TB:月1,300円
- 6TB:月3,900円
- 12TB:月7,800円
アップグレード方法
- 設定 → Apple ID → iCloud
- 「アカウントのストレージを管理」
- 「ストレージプランを変更」
- 希望のプランを選択
効果的な容量削減の優先順位
どこから手をつければいいかわからない方へ。
【優先度1】まずこれだけやろう(5分)
1. 「最近削除した項目」を空にする
- 写真アプリ → アルバム → 最近削除した項目 → すべて削除
- 効果:数百MB~数GB
2. 使っていないアプリを削除
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ → 使っていないアプリを削除
- 効果:アプリごとに数百MB~数GB
3. iPhoneを再起動
- 電源オフ → 再起動
- 効果:数百MB~5GB(システムデータ削減)
【優先度2】もっと容量を空けたい(30分)
4. 動画を削除
- 写真アプリ → アルバム → ビデオ → 不要な動画を削除
- 効果:数GB~十数GB
5. アプリのキャッシュを削除
- YouTube、TikTok、LINEなどのキャッシュをクリア
- 効果:数GB~10GB以上
6. Safariの履歴とデータを消去
- 設定 → Safari → 履歴とWebサイトデータを消去
- 効果:数百MB~1GB
7. メッセージの大きな添付ファイルを削除
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ → メッセージ → 大きい添付ファイルを再検討
- 効果:数百MB~数GB
【優先度3】徹底的に削減したい(1時間~)
8. 重複写真を統合
- 写真アプリ → アルバム → 重複項目 → 統合
- 効果:数百MB~数GB
9. 音楽・ポッドキャストを削除
- ダウンロード楽曲を削除してストリーミングに切り替え
- 効果:数GB~数十GB
10. iCloud写真を有効化
- 設定 → 写真 → iPhoneのストレージを最適化
- 効果:数GB~数十GB
11. システムデータを削減(初期化)
- バックアップ → 初期化 → 復元
- 効果:数GB~数十GB
定期的なメンテナンスのすすめ
一度きりではなく、定期的にメンテナンスしましょう。
月1回のメンテナンス
チェック項目
- [ ] 「最近削除した項目」を空にする
- [ ] 使っていないアプリを削除
- [ ] 不要な写真・動画を削除
- [ ] LINEやYouTubeのキャッシュをクリア
- [ ] メッセージの大きな添付ファイルを削除
所要時間:10~15分
3ヶ月に1回のメンテナンス
チェック項目
- [ ] アプリごとのストレージ使用量を確認
- [ ] システムデータの容量を確認
- [ ] 重複写真を統合
- [ ] ダウンロード音楽・ポッドキャストを整理
- [ ] iPhoneを再起動
所要時間:30分~1時間
半年に1回のメンテナンス
チェック項目
- [ ] 全アプリの見直し
- [ ] 写真を外部にバックアップ
- [ ] 必要に応じてiCloud+プラン見直し
- [ ] 必要に応じて初期化を検討
所要時間:1~2時間
よくある質問(FAQ)
Q1:どれくらいの空き容量を確保すればいい?
A: 最低でも10GB以上、できれば15~20GB以上の空き容量を確保しましょう。
理由
- iOSアップデートには5~10GB必要
- アプリのアップデートや新規インストール
- 写真や動画の撮影
- システムの一時ファイル
空き容量が10GB未満になると、警告が出始めます。
Q2:ストレージ容量は後から増やせる?
A: いいえ、iPhone本体のストレージ容量は増やせません。
できること:
- 不要なデータを削除
- クラウドストレージを活用
- 外付けストレージを使用
- 新しいiPhoneに買い替え
Q3:iPhoneストレージとiCloudストレージの違いは?
A: 全く別物です。
- iPhoneストレージ:iPhone本体の容量(後から増やせない)
- iCloudストレージ:クラウドの容量(有料で増やせる)
iCloudストレージを増やしても、iPhone本体の容量は増えません。
Q4:「システムデータ」が異常に大きいのはなぜ?
A: アプリのキャッシュやログファイルが溜まっているためです。
対策
- iPhoneを再起動
- アプリを削除して再インストール
- パソコンに接続
- 最終手段として初期化
Q5:写真を削除したのに容量が減らない
A: 「最近削除した項目」に残っています。
写真は削除から30日間保管されます。完全に削除するには:
- 写真アプリ → アルバム
- 最近削除した項目 → すべて削除
Q6:アプリを「削除」と「取り除く」の違いは?
A:
- 削除:アプリ本体とデータの両方を削除(完全削除)
- 取り除く:アプリ本体のみ削除、データは残る
「取り除く」なら、再インストール時に元の状態に戻ります。
Q7:iCloud写真をオンにすると、写真が消える?
A: いいえ、消えません。
むしろ安全です:
- オリジナルはiCloudに保存
- iPhone本体には圧縮版を保存
- すべてのAppleデバイスで見られる
ただし、iPhoneから削除するとiCloudからも削除されるので注意。
Q8:容量不足でiOSアップデートできない場合は?
A: 以下の方法を試してください。
方法1:パソコン経由でアップデート
- Mac(Finder)またはWindows(iTunes)でアップデート
- iPhone本体の空き容量が少なくてもOK
方法2:容量を一時的に確保
- アプリを一時的に削除
- アップデート後に再インストール
Q9:古いiPhoneから新しいiPhoneに変えれば容量問題は解決?
A: はい、ただし容量の大きいモデルを選びましょう。
おすすめ
- 写真をたくさん撮る人:256GB以上
- 動画をよく撮る人:512GB以上
- ゲームや動画をたくさん入れる人:512GB~1TB
128GBだと、数年で容量不足になる可能性が高いです。
Q10:iCloudの無料5GBだけで足りる?
A: ほとんどの人には足りません。
5GBでできること:
- 写真約1,280枚
- iPhoneバックアップ(一部)
写真をよく撮る人や、複数のAppleデバイスを使う人は、有料プラン(月130円~)がおすすめです。
まとめ:快適なiPhoneライフのために
iPhoneのストレージを減らす方法、いかがでしたか?
この記事のポイント
📱 まずは現状確認
設定 → 一般 → iPhoneストレージで何が容量を使っているか確認
🗑️ 優先順位をつけて削除
写真・動画 → アプリ → メッセージ → その他の順で効果的
🔄 定期的にメンテナンス
月1回、3ヶ月に1回、半年に1回のメンテナンスで快適に
☁️ iCloudを活用
iCloud写真の「ストレージ最適化」でiPhone本体の容量を節約
🔧 システムデータは再起動や初期化で削減
異常に大きい場合は、バックアップ→初期化→復元が効果的
今すぐできる3つのこと
- 「最近削除した項目」を空にする(30秒)
- 使っていないアプリを3つ削除(2分)
- iPhoneを再起動(2分)
たった5分の作業で、数GBの容量が空くかもしれません。
容量不足を予防するために
- 写真は定期的にバックアップ&削除
- アプリは必要最小限に
- ストリーミングを活用(音楽・動画)
- iCloud+の有料プランを検討
- 次回の機種変更時は大容量モデルを選ぶ
「ストレージがいっぱいです」の警告に怯える日々とサヨナラして、快適なiPhoneライフを楽しみましょう!

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