「iPhoneの壁紙を削除したいけど、やり方が分からない…」
「壁紙がどんどん増えて、整理したい」
iOS 16以降、iPhoneでは複数のロック画面を作成できるようになりました。でも、使わなくなった壁紙がたまっていくと、管理が大変ですよね。
この記事では、iPhoneの壁紙を削除する方法を、iOS別に詳しく解説します。削除できないときの対処法も紹介しますよ。
iPhoneの壁紙削除:iOS別の違い

まず知っておいてほしいのが、iOSのバージョンによって壁紙の削除方法が大きく異なることです。
iOS 16以降の場合
iOS 16以降では、ロック画面を複数作成できるようになりました。
できること:
- 複数のロック画面を保存
- 気分や用途に合わせて切り替え
- 不要な壁紙を直接削除
iOS 16、iOS 17、iOS 18では、基本的に同じ方法で壁紙を削除できます。
iOS 15以前の場合
iOS 15以前では、壁紙の削除という概念がありません。
できること:
- 新しい壁紙に変更するのみ
古い壁紙を「削除」することはできず、別の壁紙に「置き換える」という形になります。
自分のiOSバージョンを確認する方法
確認手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「iOSバージョン」を確認
ここで、iOS 16.0以上なら新しい方法、15.7以下なら古い方法を使います。
ロック画面の壁紙を削除する方法(iOS 16以降)
iOS 16以降で、不要なロック画面の壁紙を削除する手順を解説します。
基本的な削除手順
手順:
- iPhoneのサイドボタンを押してロック画面を表示
- ロック画面を長押し
- Face ID、Touch ID、またはパスコードで認証
- 壁紙ギャラリーが表示される
- 削除したい壁紙を左右にスワイプして画面中央に表示
- 壁紙を上にスワイプ
- ゴミ箱アイコンが表示される
- ゴミ箱アイコンをタップ
- 「この壁紙を削除」をタップ
これで、選んだロック画面の壁紙が削除されます。
設定アプリからも削除可能
ロック画面からだけでなく、設定アプリからも削除できます。
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「壁紙」をタップ
- 削除したい壁紙をタップして選択
- 左下のゴミ箱アイコンをタップ
- 「この壁紙を削除」をタップ
どちらの方法でも同じ結果になるので、やりやすい方を選んでください。
複数の壁紙を連続で削除
いくつもの壁紙を削除したい場合は、同じ操作を繰り返します。
- ロック画面を長押し
- 次の壁紙を選択
- 上にスワイプ→ゴミ箱→削除
効率よく整理できますよ。
ホーム画面の壁紙について
ホーム画面の壁紙は、ロック画面と連動しています。
ホーム画面壁紙の仕組み
ロック画面の壁紙を設定するとき、以下の2つのオプションがあります:
「壁紙を両方に設定」
ロック画面とホーム画面の両方に同じ壁紙を設定
「ホーム画面をカスタマイズ」
ロック画面とは別のホーム画面壁紙を設定
ホーム画面の壁紙を変更・削除
ホーム画面の壁紙だけを削除することはできません。
ロック画面の壁紙を削除すると、そのロック画面に連動していたホーム画面の壁紙も削除されます。
ホーム画面の壁紙を変えたい場合は:
- ロック画面を長押し
- カスタマイズしたいロック画面をタップ
- 「カスタマイズ」をタップ
- 「ホーム画面」をタップ
- 新しい壁紙を選択
壁紙が削除できない場合の原因と対処法
「削除しようとしても、削除できない!」というケースがあります。
原因1:ロック画面が1つしかない
iPhoneは、最低でも1つのロック画面が必要です。
ロック画面が1つしかない状態では、削除できません。
対処法:
- まず新しいロック画面を追加
- その後、古い壁紙を削除
新しいロック画面を追加する方法:
- ロック画面を長押し
- 右端の「+」をタップ
- 好きな壁紙を選択
- 「追加」をタップ
これで、元の壁紙を削除できるようになります。
原因2:集中モードにリンクされている
壁紙が集中モード(おやすみモード、仕事、パーソナルなど)にリンクされていると、削除できないことがあります。
iPhoneは、集中モードにリンクされていないロック画面を最低1つ保持する必要があります。
対処法:
- 集中モードにリンクされていない新しいロック画面を作成
- その後、削除したい壁紙を削除
集中モードのリンクを確認する方法:
壁紙ギャラリーで、各壁紙の下に「集中モード」と表示されているかチェックしてください。
原因3:iOSのバグや一時的な不具合
ソフトウェアの一時的な不具合で削除できないこともあります。
対処法1:iPhoneを再起動
- サイドボタン+音量ボタン(上または下)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」を右にスライド
- 電源が切れたら、サイドボタンを長押しして再起動
対処法2:iOSをアップデート
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- アップデートがあればインストール
原因4:ストレージ容量不足
iPhoneのストレージがいっぱいだと、削除操作が正常に動作しないことがあります。
確認方法:
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 空き容量を確認
対処法:
不要なアプリ、写真、動画を削除してストレージを確保しましょう。
原因5:スクリーンタイムの制限
保護者による制限やスクリーンタイム機能で、壁紙の変更・削除が制限されていることがあります。
確認方法:
- 「設定」→「スクリーンタイム」
- 「コンテンツとプライバシーの制限」を確認
制限がかかっている場合、制限を解除するか、保護者に相談してください。
写真アプリから壁紙を削除する方法

自分で撮影した写真やダウンロードした画像を壁紙にしている場合、別のアプローチもあります。
写真アプリから元の画像を削除
壁紙として設定している写真を、写真アプリから削除することもできます。
iOS 16以降の場合:
写真アプリから画像を削除しても、すでに設定した壁紙には影響しません。壁紙はシステムに保存されているため、写真を削除しても壁紙は残ります。
iOS 15以前の場合:
写真アプリから壁紙として使っている画像を削除すると、壁紙がデフォルトに戻ることがあります。
写真を削除する手順
- 写真アプリを開く
- 削除したい写真を選択
- 右下のゴミ箱アイコンをタップ
- 「写真を削除」をタップ
削除した写真は、「最近削除した項目」に30日間保存されます。完全に削除したい場合は:
- 「アルバム」タブを開く
- 「最近削除した項目」をタップ
- 「すべて削除」をタップ
壁紙を整理するコツ
壁紙がどんどん増えないように、上手に管理する方法を紹介します。
定期的に見直す
月に1回など、定期的に壁紙を見直して、使っていないものは削除しましょう。
本当に必要な壁紙だけ残す
「いつか使うかも」と思って残しておくと、どんどん増えます。
残すべき壁紙:
- 現在使っている壁紙
- 集中モード用の壁紙(仕事、パーソナルなど)
- 季節ごとに切り替える壁紙(2〜3種類)
これくらいに絞ると、管理が楽になります。
集中モードと壁紙を連動させる
集中モードと壁紙を連動させると、自動で切り替わって便利です。
設定方法:
- ロック画面を長押し
- 壁紙をタップして選択
- 「集中モード」をタップ
- 連動させたい集中モードを選択
たとえば:
- 「仕事」モード → シンプルな壁紙
- 「パーソナル」モード → 家族の写真
- 「おやすみ」モード → 落ち着いた色の壁紙
こうすると、モードに応じて自動で壁紙が変わります。
よくある質問と答え
削除した壁紙は復元できる?
いいえ、一度削除した壁紙は復元できません。
削除すると、その壁紙の設定(ウィジェット、フォントなど)もすべて削除されます。
削除する前に、本当に不要か確認してください。
ロック画面とホーム画面は別々に削除できる?
いいえ、ロック画面を削除すると、そのロック画面に連動していたホーム画面の壁紙も削除されます。
ロック画面とホーム画面は1セットとして扱われます。
壁紙の上限数は?
公式な上限数は公表されていませんが、あまり多く作りすぎると:
- iPhoneの動作が重くなる
- ロック画面の切り替えが遅くなる
- 「壁紙が上限に達しました」というエラーが表示される
10個以内に抑えるのがおすすめです。
iOS 15以前で壁紙を削除したい
iOS 15以前では、壁紙を「削除」することはできません。
別の壁紙に変更することで、実質的に古い壁紙を置き換えることになります。
変更方法:
- 「設定」→「壁紙」
- 「壁紙を選択」をタップ
- 新しい壁紙を選択
- 「設定」をタップ
写真を壁紙にしていた場合、写真アプリから元の画像を削除することはできます。
デフォルトの壁紙に戻したい
デフォルトの壁紙に戻すには、新しくデフォルトの壁紙を設定します。
手順:
- ロック画面を長押し
- 右端の「+」をタップ
- 「アストロノミー」「カラー」などデフォルトの壁紙を選択
- 「追加」をタップ
- 古い壁紙を削除
壁紙を削除すると写真も消える?
いいえ、壁紙を削除しても、写真アプリ内の元の写真は消えません。
壁紙の設定情報だけが削除され、元の写真はそのまま残ります。
iPhone SEで壁紙が削除できない
iPhone SE(第2世代、第3世代)など、一部の機種では壁紙ギャラリーの仕様が異なることがあります。
iOS 15以前と同じ扱いになる場合があるので、その場合は新しい壁紙に変更する方法を使ってください。
まとめ:定期的に壁紙を整理しよう
iPhoneの壁紙削除は、iOS 16以降なら簡単にできます。
削除の基本手順(iOS 16以降):
- ロック画面を長押し
- 削除したい壁紙を選択
- 上にスワイプ
- ゴミ箱アイコンをタップ
- 「この壁紙を削除」をタップ
削除できない場合のチェックポイント:
- ロック画面が1つしかないか確認 → 新しい壁紙を追加
- 集中モードにリンクされていないか確認 → リンクなしの壁紙を作成
- iPhoneを再起動してみる
- iOSを最新バージョンにアップデート
- ストレージ容量を確認
壁紙管理のコツ:
- 定期的に見直す
- 本当に必要な壁紙だけ残す(5〜10個程度)
- 集中モードと連動させて効率的に使う
壁紙を整理すると、使いたい壁紙がすぐに見つかって、iPhoneがもっと快適になりますよ。ぜひ試してみてくださいね。

コメント