「ロック画面の時計、もっと見やすくしたい…」
「好きな色やフォントに変えられないの?」
「充電中に時計を大きく表示したい…」
iPhoneの時計表示、初期設定のまま使っていませんか?
実は、iOS 16以降のiPhoneでは、ロック画面の時計を自由にカスタマイズできるようになりました。フォント、色、サイズまで変更可能。さらに、常時表示ディスプレイやスタンバイモードなど、便利な機能も充実しています。
この記事では、iPhoneの時計表示に関するすべてを初心者の方にもわかりやすく徹底解説します!
iPhoneの時計が表示される場所

まずは、iPhoneのどこに時計が表示されるか確認しましょう。
ロック画面
最も目立つ場所
ロック画面の中央上部に大きく表示されます。
表示内容:
- 時刻(大きく表示)
- 日付と曜日(時刻の上に小さく表示)
ステータスバー
常に表示される場所
画面上部(ホーム画面、アプリ使用中も常時表示)
表示内容:
- 時刻のみ(小さく表示)
ホーム画面(ウィジェット)
自分で追加できる
ウィジェットとして時計を追加できます。
表示内容:
- 時刻
- 日付
- 世界時計(複数の都市)
スタンバイモード(iOS 17以降)
充電中の新機能
iPhoneを横向きで充電すると、大きな時計を表示できます。
【iOS 16〜】ロック画面の時計をカスタマイズする
最も人気の機能です。
カスタマイズできること
変更可能な項目
- ✓ フォント(8種類)
- ✓ 色(自動提案+カスタム)
- ✓ スタイル(ソリッド/グラス)
- ✓ サイズ(iOS 26以降)
- ✓ 文字の太さ(iOS 26以降)
変更できないこと
- ✗ 時計の位置(中央上部固定)
- ✗ 時計の削除(常に表示される)
- ✗ 秒の表示(サードパーティアプリが必要)
カスタマイズ方法(30秒)
ステップ1:編集モードに入る
ロック画面を長押しします。
画面下部に「カスタマイズ」ボタンが表示されるまで押し続けましょう。
ステップ2:カスタマイズを選択
「カスタマイズ」をタップします。
ステップ3:ロック画面を選択
「ロック画面」をタップします。
ステップ4:時計をタップ
画面中央の時計部分をタップします。
画面下部から「フォントとカラー」パネルが表示されます。
ステップ5:フォントを選択
8種類のフォントから好きなものを選びます。
フォントの種類:
- デフォルト(標準)
- サンセリフ(シンプル)
- セリフ(クラシック)
- モノスペース(等幅)
- ラウンド(丸い)
- ソフト(柔らかい)
- ステンシル(ミリタリー風)
- ディスプレイ(装飾的)
ステップ6:色を選択
色のドット(丸)をタップして選びます。
自動提案色
壁紙に合わせた色が自動で提案されます(通常14色程度)。
カスタム色
色のドット列を右にスワイプし、最後のカラーホイールをタップすると:
- カラーグリッド
- カラースペクトル
- スライダー
で自由に色を選べます。
スポイトツール
壁紙から直接色を抜き取ることもできます。
- スポイト(目薬)アイコンをタップ
- 壁紙の好きな部分をタップ
- その色が時計の色になります
色の濃さ調整
色を選ぶと、下にスライダーが表示されます。
左右にドラッグして、色の濃さを調整できます。
ステップ7:完了
「✕」をタップしてパネルを閉じます。
右上の「完了」をタップして保存します。
【iOS 26新機能】時計のサイズと質感を変える
iOS 26で追加された新機能です。
グラス/ソリッドの選択
グラス(ガラス調)
透明感のある、ガラスのような質感です。
- モダンでおしゃれ
- 壁紙が透けて見える
- iOS 26の新スタイル
ソリッド(ベタ塗り)
従来の塗りつぶしスタイルです。
- はっきり見やすい
- 壁紙に左右されない
- 従来のスタイル
サイズ変更方法
大きくできるのは特定のフォントのみ
以下の条件が必要です:
- グラススタイルを選択
- 一番左のフォント(デフォルト)を選択
変更手順
- ロック画面を長押し
- カスタマイズ → ロック画面
- 時計をタップ
- 「グラス」を選択
- 一番左のフォントを選択
- 右下の角(ハンドル)を下にドラッグ
- 時計が大きくなります
- 「完了」をタップ
被写界深度エフェクト(立体表示)

写真が時計の手前に浮き出る効果です。
どんな効果?
人物や物が、時計の文字の手前に浮き出て見えます。
例
- 人物写真:顔が時計の手前に
- ペット写真:ペットが時計の手前に
- 建物写真:建物が時計の手前に
設定方法
自動で適用される
特別な設定は不要です。
条件:
- 被写体がはっきりしている写真
- 時計と被写体が少し重なる位置
自動的に被写界深度エフェクトが適用されます。
手動でオン/オフする方法
- ロック画面を長押し
- カスタマイズ → ロック画面
- 画面左下の「…」(3点リーダー)をタップ
- 「被写界深度エフェクト」のオン/オフを切り替え
- 「完了」をタップ
対応機種
- iPhone XS以降
- iPhone SE(第2世代)以降
【設定から変更】別の方法
ロック画面を長押しする以外の方法です。
設定アプリから変更
手順
- 設定アプリを開く
- 「壁紙」をタップ
- ロック画面のプレビューをタップ
- 「カスタマイズ」をタップ
- 時計をタップ
- フォントと色を変更
- 「完了」をタップ
常時表示ディスプレイ(Always-On Display)
時計を常に表示する機能です。
対応機種(2025年11月時点)
常時表示可能なiPhone
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
上記以外のモデルは、常時表示に対応していません。
設定方法
オンにする手順
- 設定アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「常に画面オン」をタップ
- 「常に画面オン」をオンにする
これで、iPhoneがロック(スリープ)されても、時計と日付が常に表示されます。
表示内容のカスタマイズ
時計と日付のみ表示
壁紙と通知を非表示にできます。
- 設定 → 画面表示と明るさ → 常に画面オン
- 「壁紙を表示」をオフ
- 「通知を表示」をオフ
これで、スリープ中は時計と日付だけが表示されます。
バッテリーへの影響
消費電力は少なめ
常時表示ディスプレイは:
- 画面の明るさが大幅に下がる
- リフレッシュレートが1Hzに下がる
- バッテリー消費は最小限
通常使用でバッテリーが極端に減ることはありません。
スタンバイモード(iOS 17以降)
充電中に時計を大きく表示する機能です。
スタンバイモードとは
スマートディスプレイのように使える
iPhoneを横向きで充電すると:
- 大きな時計
- 写真
- ウィジェット
が表示されます。
使い方
ステップ1:設定をオンにする
- 設定アプリを開く
- 「スタンバイ」をタップ
- 「スタンバイ」をオンにする
ステップ2:iPhoneを横向きにして充電
- iPhoneを充電ケーブルに接続
- iPhoneを横向きに置く(スタンド推奨)
- 数秒待つ
- スタンバイモードが起動
注意点
iPhoneの側面が床に対して垂直になっていないと、スタンバイモードにならりません。
画面の切り替え
左右にスワイプ
3つの画面を切り替えられます:
- ウィジェット画面
- For You(写真など)
- 時計のみ
上下にスワイプ
各画面内でデザインを切り替えられます。
時計のカスタマイズ
スタンバイモードの時計も変更可能
- スタンバイモード起動中
- 時計画面を表示
- 時計を長押し
- デザインを変更できます
常時表示(一部機種のみ)
対応機種
- iPhone 14 Pro以降のProモデル
これらの機種では、スタンバイモードが常時表示されます。
その他の機種
一定時間経過後、画面が消えます。
タップすると再表示されます。
ホーム画面に時計ウィジェットを追加
ホーム画面にも時計を表示できます。
追加方法
ステップ1:編集モードに入る
ホーム画面の何もないところを長押しします。
アプリアイコンが揺れ始めます。
ステップ2:ウィジェット追加画面を開く
左上の「+」(プラス)ボタンをタップします。
ステップ3:時計を検索
検索バーに「時計」と入力するか、リストから「時計」を選びます。
ステップ4:ウィジェットサイズを選択
時計ウィジェットには、いくつかのサイズがあります:
- 小(1×1):シンプルな時計
- 中(2×2):時刻+日付
- 大(4×2):世界時計
好きなサイズをタップします。
ステップ5:ウィジェットを追加
「ウィジェットを追加」をタップします。
ステップ6:配置と完了
ウィジェットをドラッグして好きな位置に配置します。
右上の「完了」をタップします。
世界時計ウィジェット
複数の都市を同時表示
大サイズのウィジェットでは、最大4都市の時刻を同時に表示できます。
都市の変更方法
- 「時計」アプリを開く
- 「世界時計」タブをタップ
- 右上の「+」をタップ
- 都市を検索して追加
- ウィジェットに自動反映されます
ロック画面にウィジェットを追加
ロック画面にも時計以外のウィジェットを追加できます。
追加できる場所
2か所
- 時計の上(日付部分)
- 時計の下(iOS 26では画面下部にも移動可能)
追加方法
ステップ1:編集モードに入る
ロック画面を長押しし、「カスタマイズ」をタップします。
ステップ2:ウィジェット領域をタップ
時計の上または下のウィジェット領域をタップします。
「ウィジェットを追加」と表示されている部分です。
ステップ3:アプリを選択
ウィジェットを追加したいアプリを選びます。
例:
- 天気
- カレンダー
- リマインダー
- バッテリー
- フィットネス
ステップ4:ウィジェットを選択
アプリごとに複数のウィジェットサイズがあります。
好きなものをタップします。
ステップ5:完了
右上の「完了」をタップします。
複数追加
時計の下には、最大4つまでウィジェットを追加できます。
24時間表示と12時間表示の切り替え

時刻の表示形式を変更できます。
現在の表示形式を確認
24時間表示
- 14:30
- 22:00
12時間表示
- 2:30 PM
- 10:00 PM
変更方法
ステップ1:設定アプリを開く
ホーム画面から「設定」アプリをタップします。
ステップ2:一般をタップ
「一般」を選択します。
ステップ3:日付と時刻
「日付と時刻」をタップします。
ステップ4:24時間表示を切り替え
「24時間表示」のスイッチをオン/オフします。
- オン:24時間表示(14:30)
- オフ:12時間表示(2:30 PM)
すべての時計に適用される
この設定は、iPhoneのすべての時計表示に適用されます:
- ロック画面
- ステータスバー
- ホーム画面ウィジェット
- スタンバイモード
ロック画面に「秒」を表示する方法
標準の時計アプリでは秒を表示できません。
サードパーティアプリが必要
おすすめアプリ
「WidgetClub」などのウィジェットアプリを使います。
設定手順
- App Storeで「WidgetClub」をダウンロード
- アプリを開く
- 「ロック画面」タブをタップ
- 秒表示のウィジェットを選択
- フォントやサイズを調整
- ロック画面に追加
追加方法
- ロック画面を長押し
- カスタマイズ → ロック画面
- 時計の下のウィジェット領域をタップ
- 「WidgetClub」を選択
- 秒表示ウィジェットをタップ
- 「完了」をタップ
世界時計をロック画面に表示
海外の時刻も表示できます。
設定方法
ステップ1:編集モードに入る
ロック画面を長押しし、「カスタマイズ」→「ロック画面」をタップします。
ステップ2:時計をタップ
画面中央の時計部分をタップします。
ステップ3:世界時計を選択
フォント選択画面で、地球儀アイコンをタップします。
2つのスタイル
- 都市名とデジタル表示
- 複数の都市を数字で表示
- 都市名とアナログ表示
- 複数の都市をアナログ時計で表示
好きなスタイルをタップします。
ステップ4:都市を追加
「時計」アプリで世界時計に都市を追加しておく必要があります。
- 「時計」アプリを開く
- 「世界時計」タブ
- 「+」をタップ
- 都市を検索して追加
ロック画面に自動的に反映されます。
表示可能な都市数
最大7都市まで同時表示できます。
よくあるトラブルと解決法
時計表示でよくある問題の解決方法です。
トラブル1:時計が透明で見にくい
原因
iOS 26の「グラス」スタイルになっています。
解決法
方法1:ソリッドに変更
- ロック画面を長押し
- カスタマイズ → ロック画面
- 時計をタップ
- 「ソリッド」を選択
- 「完了」をタップ
方法2:色の濃さを上げる
- 時計をタップ
- 色を選択
- スライダーを右に動かす(濃くする)
- 「完了」をタップ
トラブル2:時計の文字と壁紙が被って見にくい
原因
壁紙の色と時計の色が近い。
解決法
方法1:時計の色を変更
- ロック画面を長押し
- カスタマイズ → ロック画面
- 時計をタップ
- 対照的な色(白↔黒など)を選択
- 「完了」をタップ
方法2:壁紙を変更
時計が見やすい壁紙に変更します。
方法3:被写界深度エフェクトを使う
被写体が時計の手前に来るようにします。
トラブル3:時計のサイズが変更できない
原因
グラススタイル+一番左のフォント以外では、サイズ変更できません。
解決法
- ロック画面を長押し
- カスタマイズ → ロック画面
- 時計をタップ
- 「グラス」を選択
- 一番左のフォントを選択
- 右下の角をドラッグ
トラブル4:スタンバイモードにならない
原因
iPhoneが完全に横向きになっていない。
解決法
チェックポイント
✓ 充電ケーブルが接続されている
✓ iPhoneが横向きになっている
✓ iPhoneの側面が床に対して垂直
✓ スタンバイ設定がオンになっている
スタンバイ設定の確認
- 設定アプリを開く
- 「スタンバイ」をタップ
- 「スタンバイ」がオンになっているか確認
スタンドの使用
iPhoneスタンドを使うと、確実にスタンバイモードになります。
トラブル5:常時表示ディスプレイが使えない
原因
対応機種でない可能性があります。
対応機種の確認
常時表示ディスプレイは、以下のモデルのみ対応:
- iPhone 14 Pro / Pro Max
- iPhone 15 Pro / Pro Max
- iPhone 16 Pro / Pro Max
上記以外のモデルでは使用できません。
よくある質問(FAQ)
Q1:時計を削除できる?
A: いいえ、削除できません。
ロック画面の時計は常に表示されます。
目立たなくする方法:
- 壁紙と同じ色にする
- グラススタイルで透明度を上げる
Q2:時計の位置を変更できる?
A: いいえ、できません。
ロック画面の時計は、中央上部に固定されています。
上下左右への移動はできません。
Q3:時計に秒を表示できる?
A: 標準機能ではできません。
サードパーティアプリ(WidgetClubなど)のウィジェットを使う必要があります。
Q4:フォントを追加できる?
A: いいえ、できません。
iOS標準の8種類のフォントのみ使用可能です。
カスタムフォントは追加できません。
Q5:複数のロック画面を作れる?
A: はい、できます。
複数のロック画面を作成し、簡単に切り替えられます。
作成方法
- ロック画面を長押し
- 右下の「+」をタップ
- 新しいロック画面を作成
切り替え方法
- ロック画面を長押し
- 左右にスワイプして選択
- タップして適用
Q6:集中モードとロック画面を連携できる?
A: はい、できます。
集中モードごとに異なるロック画面を設定できます。
設定方法
- ロック画面を長押し
- カスタマイズ → ロック画面
- 画面下部の「集中モード」をタップ
- 連携したい集中モードを選択
Q7:スタンバイモードのバッテリー消費は?
A: 充電中なので問題ありません。
スタンバイモードは充電中のみ動作します。
バッテリーが減ることはありません。
Q8:ホーム画面とロック画面で別々の壁紙にできる?
A: はい、できます。
ロック画面とホーム画面は、それぞれ独立して設定可能です。
Q9:時計の色とウィジェットの色は連動する?
A: はい、連動します。
時計の色を変更すると、ロック画面のウィジェットも同じ色になります。
Q10:古いiPhoneでも時計カスタマイズできる?
A: iOS 16以降なら可能です。
対応機種
- iPhone XS以降
- iPhone XR以降
- iPhone SE(第2世代)以降
iOS 16にアップデートすれば、時計のカスタマイズができます。
まとめ:iPhoneの時計表示を使いこなそう
iPhoneの時計表示、カスタマイズできそうですか?
この記事のポイント
⏰ 時計の表示場所
ロック画面、ステータスバー、ホーム画面(ウィジェット)、スタンバイモード
✨ ロック画面のカスタマイズ(iOS 16以降)
フォント8種類、自由な色選択、グラス/ソリッドスタイル、サイズ変更(iOS 26)
📱 常時表示ディスプレイ(Pro機種のみ)
iPhone 14 Pro以降で、常に時計を表示可能
🔌 スタンバイモード(iOS 17以降)
充電中に横向きで大きな時計を表示
🎨 被写界深度エフェクト
写真の被写体が時計の手前に浮き出る
🌍 世界時計表示
最大7都市の時刻を同時表示可能
今すぐできる3つのこと
- ロック画面を長押しして時計の色を変更(30秒)
- 好きなフォントに変更(10秒)
- スタンバイモードを試す(iOS 17以降、2分)
たった1分で、あなただけのオリジナルな時計表示が完成します。
おすすめカスタマイズ
- 見やすさ重視:ソリッドスタイル+濃い色+大きいサイズ
- おしゃれ重視:グラススタイル+壁紙から抽出した色+被写界深度エフェクト
- 情報重視:世界時計表示+複数のウィジェット追加
iPhoneの時計を自分好みにカスタマイズして、もっと快適で楽しいiPhoneライフを送りましょう!

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