iPhoneでSafariを使っていて、「メニューバーがどこにあるのか分からない」「いつの間にか消えてしまった」という経験はありませんか?実は、iPhoneのSafariには従来のパソコンのような「メニューバー」はなく、代わりに「ツールバー」や「アドレスバー」といった操作エリアがあります。
この記事では、iPhoneのSafariで使える各種バーの場所、消えたバーを表示する方法、そして自分好みにカスタマイズする方法まで、分かりやすく解説していきます。初心者の方でも安心して読み進められる内容です。
iPhoneのSafariに「メニューバー」はあるの?
まず最初に知っておきたいのが、iPhoneやiPadのSafariには、Macのような「メニューバー」は存在しないということです。これは混乱の原因になりやすいポイントなので、しっかり理解しておきましょう。
MacとiPhoneのSafariの違い
Macの場合は、画面の一番上にAppleロゴとともに「Safari」「ファイル」「編集」「表示」「履歴」などのメニューが並んでいます。これが「メニューバー」です。
一方、iPhoneの場合は、このような横並びのメニューバーはありません。代わりに、画面の上部または下部に表示される「ツールバー」や「アドレスバー」が操作の中心になります。
これは、iPhoneの小さな画面を最大限活用するための設計です。メニューバーを常時表示すると画面が狭くなってしまうため、必要な機能をコンパクトなツールバーにまとめているわけです。
iPhoneのSafariにある3つの主要エリア
iPhoneのSafariには、以下の3つの主要な操作エリアがあります。
1. アドレスバー(検索バー)
URLを入力したり、検索ワードを入力したりする場所です。iOS 15以降では、デフォルトで画面下部に表示されますが、設定で上部に変更することもできます。
2. ツールバー(下部バー)
「戻る」「進む」「共有」「ブックマーク」「タブ」などのボタンが並ぶエリアです。Webページを閲覧中は自動的に隠れることがあります。
3. 上部のステータスエリア
時刻やバッテリー残量、Wi-Fi状態などが表示される、iPhoneの画面最上部のエリアです。
これらを理解すれば、「メニューバーはどこ?」という疑問も解決します。要は、iPhoneには「メニューバー」ではなく「ツールバー」や「アドレスバー」があるということです。
アドレスバーの位置:上か下か、それが問題だ
iOS 15のアップデート以降、Safariのデザインが大きく変わり、多くのユーザーが戸惑いました。最も大きな変更点が、アドレスバーの位置です。
iOS 15以降の新デザイン
iOS 15から、Safariのアドレスバー(検索バー)はデフォルトで画面下部に表示されるようになりました。これは「タブバー」というデザインで、以下のような特徴があります。
タブバーの利点
- 片手操作がしやすい:大画面のiPhoneでも親指が届きやすい
- タブの切り替えが簡単:左右にスワイプするだけでタブを切り替えられる
- 上にスワイプでタブ一覧:素早くタブ管理ができる
一方で、長年iPhoneを使っているユーザーにとっては、慣れるまで違和感があるかもしれません。
アドレスバーを上部に戻す方法(2つの方法)
「やっぱり上がいい!」という方のために、アドレスバーを画面上部に戻す方法を2つ紹介します。
方法1:Safari内から素早く変更
- Safariを開く
- アドレスバー左側にある「ぁA」アイコンをタップ
- 表示されるメニューから「上部にアドレスバーを表示」をタップ
これで即座に上部表示に切り替わります。
方法2:設定アプリから変更
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Safari」をタップ
- 「タブ」の項目を探す
- 「シングルタブ」を選択
この設定にすると、iOS 14以前のように、アドレスバーが画面上部に固定表示されます。
どちらを選ぶべき?
上部表示(シングルタブ)がおすすめの人
- iPhone SE、iPhone 13 miniなど小型のiPhoneを使っている
- 長年の習慣で上部の方が使いやすい
- タブをたくさん開かない
下部表示(タブバー)がおすすめの人
- iPhone 15 Pro Maxなど大画面のiPhoneを使っている
- 片手操作を重視する
- タブをたくさん開いて、素早く切り替えたい
正解はありません。自分の使い方に合った設定を選びましょう。
消えたツールバーを表示する4つの方法
Safariでウェブページを見ていると、画面下部のツールバーが自動的に隠れてしまいます。これは画面を広く使うための仕様ですが、「戻る」ボタンやブックマークを使いたい時に困りますよね。
ツールバーを再表示する方法は、実は4つもあります。状況に応じて使い分けると便利です。
方法1:画面を下にフリック
最もポピュラーな方法です。画面のどこでも構わないので、指を下方向にスワイプ(フリック)します。すると、隠れていたツールバーとアドレスバーが再表示されます。
ただし、この操作はページの途中でもページトップに戻る動作と区別がつきにくく、慣れるまで少しコツが必要です。
方法2:ツールバーがあった場所をタップ
画面の下部、ツールバーが隠れている場所を直接タップする方法です。この方法の優れた点は、その場所にリンクがあっても、ツールバー表示が優先されることです。
つまり、リンクを間違ってタップする心配がないということです。個人的にはこの方法が最もおすすめです。
方法3:画面の一番上までスクロール
ページを一番上までスクロールすると、自動的にツールバーとアドレスバーが表示されます。
長いページを読んでいて、ページトップに戻りたい時にこの方法を使えば、一石二鳥です。
方法4:画面上部のステータスエリアをタップ
iPhoneの画面最上部(時計やバッテリー表示があるエリア)をタップすると、ページトップにジャンプすると同時に、ツールバーも表示されます。
ただし、この方法ではページトップに移動してしまうため、今見ている場所を保ちたい場合は方法2がベストです。
どの方法を覚えるべき?
4つすべてを覚える必要はありません。自分にとって使いやすい方法を1〜2つ覚えておけば十分です。
私のおすすめは「方法2(下部をタップ)」と「方法3(上までスクロール)」の組み合わせです。状況に応じて使い分けると、快適にSafariを使えますよ。
Safariのツールバーには何があるの?
iPhoneのSafariツールバーには、ウェブブラウジングに必要な主要機能が集約されています。それぞれのアイコンの意味を理解しておくと、より便利に使えます。
ツールバーの各ボタン解説
左端:戻る/進むボタン
前のページに戻ったり、戻った後に進んだりするボタンです。長押しすると、履歴の一覧が表示されて、素早く特定のページに戻れます。
中央左:共有ボタン(四角に上矢印)
ページをメッセージやメール、SNSで共有したり、PDFとして保存したり、プリントしたりできます。AirDropでの共有も、ここから行います。
中央:ブックマークボタン(本のアイコン)
ブックマーク、リーディングリスト、履歴にアクセスできます。また、現在のページをブックマークに追加するのもここからです。
中央右:タブボタン(重なった四角)
開いているタブの一覧を表示します。タブの数がアイコン内に表示されるので、今いくつタブを開いているかが一目で分かります。
アドレスバー内のアイコン
アドレスバー(検索バー)の中にも、いくつか便利なアイコンがあります。
「ぁA」アイコン(左側)
テキストサイズの変更、デスクトップ表示への切り替え、リーダー表示などの表示設定ができます。また、ここからアドレスバーの位置を上下に切り替えることもできます。
更新ボタン(×または↻)
ページの読み込み中は「×」(中止ボタン)が表示され、読み込み完了後は「↻」(更新ボタン)に変わります。ページを最新の状態に更新したい時に使います。
これらのボタンを使いこなせば、Safariでの作業効率が格段に上がります。
横向き(ランドスケープ)モードでの表示
iPhoneを横向きにしてSafariを使う場合、表示が少し変わります。この違いを知っておくと、より快適に使えます。
横向き時のタブ表示設定
iOS 15以降の設定には、「横向き時にタブバーを表示」というオプションがあります。これはデフォルトでオンになっています。
この設定がオンの場合
iPhoneを横向きにすると、開いているタブがすべて画面上部に表示されます。まるでパソコンのブラウザのような見た目になります。
この設定がオフの場合
横向きにしても、タブは表示されません。
設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 「横向き時にタブバーを表示」のスイッチを確認
タブをたくさん開いて作業する人は、この設定をオンにしておくと、タブの管理がしやすくなります。
横向きモードの活用シーン
横向きモードは、以下のような場面で特に便利です。
- 動画を全画面で視聴する時
- 横長のWebページ(表やグラフが多いページなど)を見る時
- 長い文章を読む時(1行の文字数が増えて読みやすい)
- 複数のタブを見比べながら作業する時
ただし、多くのWebサイトは縦向きでの表示に最適化されているため、基本は縦向き、必要に応じて横向きを使うのがおすすめです。
iOS 18での新機能と変更点
iOSは毎年アップデートされ、Safariにも新しい機能が追加されています。iOS 18(2024年秋リリース)では、いくつかの便利な機能が加わりました。
コンパクト表示の強化
iOS 18では、「コンパクト」という新しい表示オプションが追加されました(正確には、以前からある機能がより洗練されました)。
設定方法は以下の通りです。
- 「設定」アプリ→「App」→「Safari」
- 「タブ」の項目で「コンパクト」を選択
この設定にすると、タブバーがさらに圧縮され、Webページの表示領域が広がります。より多くのコンテンツを一度に見られるようになります。
ツールバーのカスタマイズ機能
iOS 18では、ツールバーに表示するボタンをある程度カスタマイズできるようになりました。よく使う機能を前面に出し、使わない機能を隠すことで、自分専用のSafariに仕立てることができます。
プライバシー機能の強化
Safari画面上部(または下部)に表示される「プライバシーレポート」アイコンが改良されました。タップすると、Safariがブロックしたトラッカーの数やWebサイトの情報が詳細に表示されます。
これにより、自分のプライバシーがどれだけ守られているかが一目で分かるようになりました。
よくある質問と解決方法
Safariのメニューバーやツールバーに関して、ユーザーからよく寄せられる質問をまとめました。
Q1: ツールバーが完全に消えて、何をしても表示されない
回答
まれに、設定の不具合でツールバーが表示されなくなることがあります。以下の手順を試してみてください。
- Safariアプリを完全に終了する(ホームボタン2回押し、またはホーム画面で下から上にスワイプ後、Safariを上にスワイプ)
- iPhoneを再起動する
- 「設定」→「Safari」で「履歴とWebサイトデータを消去」を実行(注:ブックマークは消えません)
これでも解決しない場合は、Safariの設定をリセットすることを検討してください。
Q2: アドレスバーの位置を変更したのに、戻ってしまう
回答
Safari内から「ぁA」アイコンで変更した場合、一時的な変更として扱われることがあります。
恒久的に変更するには、「設定」アプリから変更してください。「設定」→「Safari」→「タブ」で「シングルタブ」または「タブバー」を選択すれば、その設定が保存されます。
Q3: Safari以外のブラウザでも同じ操作ができる?
回答
ChromeやFirefox、Edgeなど、他のブラウザアプリは独自のインターフェースを持っています。基本的な操作(戻る、進む、タブ管理など)は似ていますが、細かい挙動や設定方法は異なります。
ただし、アドレスバーを上下に移動する機能は、Safari独自のものです。他のブラウザでは基本的に上部固定が多いです。
Q4: タブの数が多すぎて管理できない
回答
タブを整理する方法がいくつかあります。
- タブを閉じる:タブ一覧画面で、左にスワイプすると「閉じる」ボタンが表示されます
- すべてのタブを一度に閉じる:タブボタンを長押しして「〇個のタブを閉じる」を選択
- タブグループを使う:iOS 15以降では、タブをグループ分けできる機能があります(画面下部のタブアイコンを長押し)
- 古いタブの自動クローズ:「設定」→「Safari」→「タブを閉じる」で、一定期間後に自動的にタブを閉じる設定ができます
Q5: Safariのバージョンを確認したい
回答
実は、iPhoneのSafariアプリには、アプリ内でバージョンを確認する方法がありません。Safariのバージョンは、iOSのバージョンと連動しています。
iOSのバージョンを確認すれば、Safariのバージョンも分かります。
確認方法:「設定」→「一般」→「情報」→「iOSバージョン」を確認
例:iOS 18.0であれば、Safari 18が入っています。
便利な小技とTips
最後に、Safariをもっと便利に使うための小技を紹介します。
リンクを新しいタブで開く
リンクを長押しすると、メニューが表示されます。ここから「新しいタブで開く」を選択すれば、今見ているページを残したまま、リンク先を別タブで開けます。
バックグラウンドで開きたい場合は「バックグラウンドで開く」を選択すると、今のページを見続けながら、裏でリンク先を読み込めます。
ページ内検索を使いこなす
長いページで特定のキーワードを探したい時は、ページ内検索が便利です。
- アドレスバーをタップ
- 探したいキーワードを入力
- キーボードの下に表示される「このページ(〇件一致)」をタップ
これで、ページ内のキーワードがハイライト表示され、次々に移動できます。
デスクトップ版サイトを表示
スマホ版サイトでは機能が制限されていることがあります。そんな時は、デスクトップ版(PC版)表示に切り替えましょう。
- アドレスバー左の「ぁA」アイコンをタップ
- 「デスクトップ用Webサイトを表示」をタップ
これで、PC版のレイアウトで表示されます。ただし、文字が小さくなるので、ピンチアウト(2本指で広げる)で拡大しながら見ましょう。
リーダー表示で読みやすく
ニュースサイトやブログなど、文章がメインのページは「リーダー表示」が便利です。広告や余計な要素が消えて、文章だけが読みやすく表示されます。
- アドレスバー左の「ぁA」アイコンをタップ
- 「リーダーを表示」をタップ
リーダー表示中は、文字サイズや背景色も変更できます(再度「ぁA」アイコンをタップ)。
プライベートブラウズモード
履歴を残したくないページを見る時は、プライベートブラウズモードが便利です。
- タブボタンをタップ
- 左下の「〇個のタブ」または「プライベート」をタップ
- 「プライベート」を選択
このモードでは、閲覧履歴、検索履歴、自動入力情報が保存されません。
まとめ:iPhoneのSafariを使いこなそう
iPhoneのSafariには、従来のパソコンのような「メニューバー」はありませんが、ツールバーとアドレスバーで必要な機能にアクセスできます。
この記事のポイントまとめ
- iPhoneのSafariには「メニューバー」ではなく「ツールバー」と「アドレスバー」がある
- iOS 15以降、アドレスバーはデフォルトで画面下部に表示される
- 設定で上部表示に戻すことができる(シングルタブモード)
- 隠れたツールバーを表示する方法は4つある(下にフリック、下部をタップなど)
- 横向きモードでは、タブが上部に一覧表示される
- リーダー表示やページ内検索など、便利な機能を活用しよう
最初は戸惑うかもしれませんが、使っていくうちに自然と慣れていきます。自分に合った設定を見つけて、快適なウェブブラウジングを楽しんでください!
特にアドレスバーの位置(上か下か)は好みが分かれるので、両方試してみて、使いやすい方を選ぶのがおすすめです。そして、ツールバーを素早く表示する方法を1つか2つ覚えておけば、Safariでのストレスが大幅に減りますよ。

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