「このiPhone、そういえばいつ買ったっけ?」
「もう何年使ってるんだろう…そろそろ買い替え時?」
バッテリーの減りが早くなってきたり、動作が重くなってきたりすると、ふとiPhoneを何年使っているのか気になりますよね。でも、正確な購入日って意外と覚えていないものです。
この記事では、iPhoneの購入日や使用年数を簡単に確認する方法から、買い替えのベストなタイミングまで詳しく解説していきます。
なぜiPhoneの使用年数を知る必要があるの?

使用年数を確認する5つの理由
1. 買い替えタイミングの判断
一般的にiPhoneの寿命は3〜5年と言われています。使用年数を把握することで、適切な買い替えタイミングを見極められます。
2. バッテリー交換の検討
2年以上使っている場合、バッテリーが劣化している可能性が高いです。交換すべきかどうかの判断材料になります。
3. 保証期間の確認
Appleの標準保証は購入から1年間。AppleCare+に加入している場合は2年間(または3年間)です。保証が残っているかどうかを確認できます。
4. 下取り・売却価格の把握
iPhoneを売る際、使用年数は査定額に大きく影響します。事前に把握しておくと価格交渉もスムーズです。
5. サポート終了時期の予測
iOSのサポートは発売から約5〜6年続きます。使用年数を知ることで、いつまでアップデートを受けられるか予測できます。
【方法1】Appleマイサポートで確認する
最も簡単で確実な方法が、Appleの公式サイト「マイサポート」を使う方法です。
手順
ステップ1:マイサポートにアクセス
ブラウザで「Apple マイサポート」と検索するか、以下のURLにアクセスします。
ステップ2:サインインする
「マイサポートにサインイン」をタップして、Apple IDとパスワードを入力してログインします。
Face IDやTouch IDでログインできる場合もあります。2ファクタ認証が有効な場合は、他のデバイスに届く確認コードを入力してください。
ステップ3:デバイスを選択
ログインすると、あなたのApple IDに紐付けられているデバイス一覧が表示されます。
「マイデバイス」の中から、購入日を確認したいiPhoneをタップします。
ステップ4:購入日を確認
デバイスの詳細画面に、以下の情報が表示されます:
- シリアル番号
- 購入日
- 保証期間
- 電話テクニカルサポート
- 修理サービス保証
ここに表示される「購入日」があなたのiPhoneの購入日です。
注意点
表示される購入日は、初期設定をした日です。
購入してから数日後に初期設定した場合は、実際の購入日と若干ズレがあります。ただし、ほとんどの人は購入当日か翌日に初期設定するので、大きな差はありません。
【方法2】Apple保証状況確認ページで調べる
シリアル番号やIMEI番号がわかれば、Appleの保証状況確認ページでも購入日を調べられます。
手順
ステップ1:シリアル番号を確認する
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 下にスクロールして「シリアル番号」を長押し
- 「コピー」をタップ
シリアル番号は、英数字が混在した長い文字列(例:F2LXXXXXXXXXX)です。
IMEI番号でもOK
シリアル番号の代わりに、IMEI番号でも確認できます。IMEI番号も「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。
ステップ2:保証状況確認ページにアクセス
ブラウザで以下のURLにアクセスします。
ステップ3:シリアル番号を入力
「デバイスのシリアル番号を入力してください」の欄に、先ほどコピーしたシリアル番号をペーストします。
その下の画像認証(CAPTCHA)も入力して、「送信」をタップします。
ステップ4:購入日を確認
検索結果画面に以下の情報が表示されます:
- デバイス名(例:iPhone 14 Pro)
- 購入日(推定)
- 修理および交換に対する保証
- 電話テクニカルサポート
「購入日(推定)」が表示されれば、そこがあなたのiPhoneの購入日です。
購入日が表示されない場合
中古で購入したiPhoneや、Apple以外の販売店で購入した場合、購入日が表示されないことがあります。
その場合は、保証期間から逆算できます。
逆算方法:
「修理および交換に対する保証」に有効期限が表示されている場合、その日付から1年を引いた日が購入日です。
例:保証期限が「2025年12月31日」→ 購入日は「2024年12月31日」
【方法3】キャリアで確認する

ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアで購入したiPhoneなら、キャリアのマイページから購入日を確認できます。
ドコモで確認する方法
オンラインで確認:
- My docomoにアクセスしてログイン
- メニューから「ご契約内容」を選択
- 「機種ご利用期間」をチェック
「機種ご利用期間」には、契約からどれくらいの期間が経っているかが表示されます。閲覧日からその期間を引けば、購入日がわかります。
例:今日が2025年11月29日で、利用期間が「24ヶ月」→ 購入日は2023年11月頃
電話で確認:
- ドコモの携帯から:151(無料)
- 一般電話から:0120-800-000(無料)
- 受付時間:9:00〜20:00(年中無休)
ドコモショップで確認:
店舗スタッフに「iPhoneの購入日を知りたい」と伝えればOK。本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)が必要です。
事前に来店予約をしておくと、待ち時間が短縮できます。
auで確認する方法
オンラインで確認:
- My auにアクセスしてログイン
- 「スマートフォン・携帯電話」を選ぶ
- 「お客様登録情報」を選ぶ
- 「ご利用機種情報」を選んで「利用月数」をチェック
ドコモと同様、利用月数から購入日を逆算できます。
電話で確認:
- auの携帯から:157(無料)
- 一般電話から:0077-7-111(無料)
- 一般電話から(通話料有料):0120-977-033
- 受付時間:9:00〜20:00(年中無休)
auショップで確認:
店舗で「iPhoneの購入日を知りたい」と伝えましょう。本人確認書類が必要です。
ソフトバンクで確認する方法
オンラインで確認:
- My SoftBankにアクセスしてログイン
- 「スマートフォン・携帯電話」を選ぶ
- 「オンライン料金案内」を選ぶ
- 暗証番号を入力
- 「割賦契約内訳照会」で購入日をチェック
電話で確認:
- ソフトバンクの携帯から:157(無料)
- 一般電話から:0800-919-0157(無料)
- 受付時間:9:00〜20:00(年中無休)
ソフトバンクショップで確認:
店舗で購入日の確認を依頼。本人確認書類を持参しましょう。
【方法4】購入時の領収書・メールで確認する
紙の領収書
Apple Storeやキャリアショップで購入した場合、紙の領収書に購入日が記載されています。
保管場所の例:
- 財布
- 机の引き出し
- iPhoneの箱の中
- 書類ファイル
メールで確認
オンラインで購入した場合、注文確認メールや発送通知メールに購入日が記載されています。
検索キーワード:
- 「iPhone 注文」
- 「Apple ご注文」
- 「ご注文の確認」
- 「発送のお知らせ」
メールアプリの検索機能を使って、上記のキーワードで探してみましょう。
【方法5】設定アプリから保証期限を確認して逆算する
iPhoneが購入から1年以内の場合、設定アプリから保証期限を確認できます。
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 下にスクロールして「限定保証」の項目を探す
- 保証期限の日付を確認
保証期限から1年を引いた日が、購入日です。
例:保証期限が「2025年12月31日」→ 購入日は「2024年12月31日」
注意点
この方法は、購入から1年以内で保証期間中のiPhoneにのみ有効です。1年以上経過している場合、この項目は表示されません。
中古iPhoneの購入日を調べる方法
中古でiPhoneを購入した場合や、譲り受けた場合は、前の持ち主が初期設定した日が表示されます。
確認方法
前述の「Apple保証状況確認ページ」にシリアル番号を入力すれば、最初に購入された日がわかります。
購入前に確認する方法:
中古iPhoneを購入検討中の場合、販売店やフリマアプリの出品者に「IMEI番号を教えてください」と伝えれば、購入前に確認できます。
これにより、「何年前のiPhoneなのか」「バッテリーはどれくらい劣化しているか」を事前に把握できます。
iPhoneの買い替え時期の目安
一般的な買い替えサイクル
2年で買い替え:
- 最新機能を常に使いたい人
- キャリアの端末購入プログラムを利用している人
- バッテリー劣化が気になる人
3年で買い替え:
- バランス重視の人
- ストレスなく使いたい人
- コスパを考える人
4〜5年で買い替え:
- できるだけ長く使いたい人
- 節約重視の人
- 最新機能にこだわらない人
買い替えを検討すべきサイン
以下の症状が出てきたら、買い替えを検討する時期です。
1. バッテリーの劣化
- 1日持たない
- 充電が80%までしか進まない
- 突然シャットダウンする
- バッテリー最大容量が80%未満
2. 動作が遅い
- アプリの起動が遅い
- 画面の切り替えがモタつく
- 文字入力に遅延がある
- フリーズが頻発する
3. ストレージ不足
- 写真や動画が保存できない
- アプリがインストールできない
- 常に容量不足の警告が出る
4. iOSアップデートができない
- 最新のiOSに対応していない
- セキュリティアップデートが受けられない
- 新しいアプリが使えない
5. 物理的な故障
- 画面が割れている
- カメラが壊れている
- ボタンが効かない
- 充電ポートが緩い
6. 修理費用が高額
- 修理費用が新品価格の50%以上
- 複数箇所が故障している
バッテリーの状態を確認する方法
使用年数とともに、バッテリーの状態も確認しておきましょう。
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
- 「最大容量」を確認
バッテリー状態の目安
- 100〜90%: 良好な状態
- 89〜80%: やや劣化(使用に問題なし)
- 79%以下: 劣化が進行(交換を検討)
Apple公式では、最大容量が80%を下回った場合にバッテリー交換を推奨しています。
バッテリー交換の費用
Apple公式(保証外):
- iPhone 14以前:10,500円(税込)
- iPhone 15以降:15,800円(税込)
AppleCare+加入の場合:
- 無料(最大容量が80%未満の場合)
バッテリー交換で、あと1〜2年は快適に使えるようになることも多いので、買い替える前に検討する価値があります。
iPhoneのモデルを確認する方法
使用年数だけでなく、どのモデルを使っているかも重要です。
確認方法
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「モデル名」を確認
例:iPhone 14 Pro、iPhone 13、iPhone SE(第3世代)など
モデル別の発売年
参考までに、各モデルの発売年をまとめました。
| モデル名 | 発売年 |
|---|---|
| iPhone 16シリーズ | 2024年 |
| iPhone 15シリーズ | 2023年 |
| iPhone 14シリーズ | 2022年 |
| iPhone 13シリーズ | 2021年 |
| iPhone 12シリーズ | 2020年 |
| iPhone SE(第3世代) | 2022年 |
| iPhone 11シリーズ | 2019年 |
| iPhone XR/XS/XS Max | 2018年 |
| iPhone SE(第2世代) | 2020年 |
| iPhone 8/8 Plus | 2017年 |
モデル名がわかれば、発売からどれくらい経っているかもわかります。
古いiPhoneの活用・処分方法
買い替えた後の古いiPhoneは、どうすればいいのでしょうか?
1. 下取りに出す
Appleの下取りプログラム:
- 新しいiPhone購入時に割引
- 状態によって下取り価格が変わる
- 店舗でもオンラインでも利用可能
キャリアの下取り:
- ドコモ、au、ソフトバンクで実施
- 機種変更時に割引
2. 買取店に売る
下取りよりも高く売れる可能性があります。
買取店の例:
- じゃんぱら
- イオシス
- ゲオ
- ブックオフ
複数の店舗で査定してもらうと、より高く売れます。
3. フリマアプリで売る
メルカリやヤフオクで個人売買するのも手です。
メリット:
- 買取店より高く売れることが多い
デメリット:
- 出品や発送の手間がかかる
- トラブルのリスクがある
4. 家族や友人に譲る
サブ機として使ってもらったり、子供用のスマホにしたりできます。
5. サブ機として活用
- 音楽プレーヤー
- 電子書籍リーダー
- ゲーム専用機
- カーナビ
- 監視カメラ
- Wi-Fi専用スマホ
データ消去を忘れずに
どの方法を選ぶにしても、必ずデータを消去しましょう。
手順:
- バックアップを取る
- 「iPhoneを探す」をオフにする
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」
FAQ:よくある質問
Q1:購入日がどうしてもわからない場合は?
A: 以下の方法を試してみてください。
- App Storeの購入履歴を確認: 最初にダウンロードしたアプリの日付が参考になります
- 写真アプリを確認: 一番古い写真の撮影日が手がかりになります
- ヘルスケアアプリを確認: 歩数記録の開始日がわかります
- キャリアに問い合わせ: 契約日から推測できます
それでもわからなければ、だいたいの時期で構いません。「2年くらい前」「3年以上前」という大まかな把握でも、買い替えの判断には十分です。
Q2:中古で購入したiPhoneの場合、前の持ち主の購入日が表示される?
A: はい、その通りです。
Apple保証状況確認ページやマイサポートに表示される購入日は、最初に購入された日(初期設定された日)です。
中古で購入した場合、前の持ち主が買った日が表示されます。あなたが中古で買った日ではありません。
Q3:家族から譲り受けたiPhoneの購入日は調べられる?
A: 調べられます。
シリアル番号やIMEI番号さえわかれば、誰が購入したかに関係なく、最初の購入日を確認できます。
「設定」→「一般」→「情報」からシリアル番号を確認して、Apple保証状況確認ページで検索してください。
Q4:購入日と初期設定日、どっちが正しい?
A: 厳密には「初期設定日」が表示されています。
Appleのシステムは、iPhoneを最初にアクティベーション(初期設定)した日を記録しています。
ほとんどの人は購入当日か翌日に初期設定するので、実質的には購入日とほぼ同じです。ただし、数日〜数週間後に設定した場合は、その分ズレがあります。
Q5:購入日が1978年と表示されるのはなぜ?
A: システムエラーまたは未登録の可能性があります。
稀に、購入日が正しく登録されていない場合、デフォルト値として1978年(UNIXタイムのベース年)が表示されることがあります。
この場合は、以下を試してください:
- 領収書やメールで確認
- キャリアに問い合わせ
- Appleサポートに連絡
Q6:バッテリー交換すると、購入日はリセットされる?
A: いいえ、購入日は変わりません。
バッテリーを交換しても、本体の購入日や保証期間は変更されません。ただし、修理履歴には記録が残ります。
Q7:何年使ったらバッテリー交換すべき?
A: 一般的に2年が目安です。
使い方にもよりますが、2年ほど使うとバッテリー最大容量が80%台まで低下することが多いです。
以下のような症状が出たら交換を検討しましょう:
- 1日持たない
- 急激にバッテリーが減る
- 突然シャットダウンする
Q8:iPhoneは最長で何年使える?
A: 5〜6年は使えますが、快適性は低下します。
技術的な寿命:
- iOSサポート:約5〜6年
- ハードウェア寿命:約5年
現実的な使用年数:
- 快適に使える:3〜4年
- 問題なく使える:4〜5年
- ギリギリ使える:5〜6年
ただし、バッテリー交換や適切なメンテナンスをすれば、5年以上快適に使えることもあります。
まとめ:iPhoneの使用年数を把握して賢く使おう
iPhoneの購入日・使用年数を確認する方法をまとめます。
簡単な確認方法:
- Appleマイサポート: 最も簡単で確実
- Apple保証状況確認ページ: シリアル番号で確認
- キャリアのマイページ: ドコモ、au、ソフトバンク
- 領収書・メール: 購入時の記録
- 設定アプリ: 保証期限から逆算
買い替えの目安:
- バッテリー最大容量が80%未満
- 動作が明らかに遅い
- iOSアップデートができない
- 使用年数が3〜5年
使用年数別のアドバイス:
- 1年未満: まだまだ現役、大切に使いましょう
- 1〜2年: 良好な状態、バッテリーをチェック
- 2〜3年: バッテリー交換を検討
- 3〜4年: 買い替えを検討し始める時期
- 4年以上: 買い替えるか、バッテリー交換して使い続けるか判断
iPhoneは高価な買い物なので、使用年数を把握して、買い替えやバッテリー交換のベストなタイミングを見極めましょう。まだ2〜3年なら、バッテリー交換で快適さが戻ることも多いですよ。
自分のiPhoneが何年目かわかったら、次はバッテリーの状態もチェックしてみてくださいね!

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