「iPhoneのホーム画面、アプリがごちゃごちゃで使いにくい…」
「もっとおしゃれにカスタマイズしたいけど、やり方が分からない」
「いつも使うアプリがすぐに見つからなくて困る」
こんな悩み、ありませんか?
iPhoneのホーム画面は、毎日何度も見る場所だからこそ、使いやすく、そして自分好みにカスタマイズしたいですよね。実は、iPhoneには驚くほど多彩なカスタマイズ機能が備わっているんです。
この記事では、基本的な整理方法から、おしゃれにカスタマイズする上級テクニックまで、iPhoneのホーム画面を自分らしくアレンジする方法を詳しく解説していきます。
iPhoneのホーム画面でできること

まず、iPhoneのホーム画面で何ができるのか、基本的なポイントを押さえておきましょう。
カスタマイズできる主な要素
1. 壁紙の変更
ホーム画面とロック画面の背景画像を自由に設定できます。写真やイラスト、動く壁紙まで選べます。
2. アプリの配置
アプリアイコンを好きな場所に移動したり、フォルダにまとめたりできます。iOS 18以降では、アイコンを自由に配置できるようになりました。
3. ウィジェットの追加
天気、カレンダー、ニュースなど、アプリを開かなくても情報を一目で確認できる便利な機能です。
4. アイコンのカスタマイズ
アイコンの色や大きさ、デザインを変更できます。ショートカットアプリを使えば、完全オリジナルのアイコンも作れます。
5. アプリの非表示
使わないアプリをホーム画面から隠して、すっきりさせることができます。
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
基本編:ホーム画面を整理する方法
まずは、ホーム画面をすっきり使いやすく整理する基本的な方法から解説します。
アプリを移動する
アプリの位置を変えるだけで、使い勝手が大きく変わります。
移動手順:
- ホーム画面の空いている部分を長押し
- アプリが震え始めたら、移動したいアプリを長押ししたままドラッグ
- 好きな位置に移動して指を離す
- 画面右上の「完了」をタップ
複数のアプリを一度に移動する方法:
- アプリが震えている状態で、1つ目のアプリを長押ししたまま少し動かす
- 別の指で2つ目、3つ目のアプリをタップして追加
- まとめて移動したい場所にドラッグ
- 「完了」をタップ
この方法を使えば、たくさんのアプリを一気に整理できて便利です。
フォルダを作成する
関連するアプリをまとめて、ホーム画面をすっきりさせましょう。
フォルダ作成手順:
- ホーム画面の空いている部分を長押し
- アプリが震え始めたら、まとめたいアプリを別のアプリの上に重ねる
- 自動的にフォルダが作成される
- フォルダ名をタップして、分かりやすい名前に変更
- 「完了」をタップ
フォルダ名の例:
- 「SNS」:LINE、Instagram、Twitter など
- 「仕事」:メール、カレンダー、メモ など
- 「エンタメ」:YouTube、Netflix、音楽アプリ など
- 「金融」:銀行アプリ、クレジットカードアプリ など
アプリを削除する
使わないアプリは削除して、容量も節約しましょう。
削除手順:
- 削除したいアプリを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- 確認画面で「削除」をタップ
注意点:
アプリを削除すると、そのアプリのデータも一緒に消えます。ゲームのセーブデータなどが消えてしまうので、よく確認してから削除してください。
アプリライブラリを活用する
iOS 14以降には「アプリライブラリ」という便利な機能があります。ホーム画面から隠したアプリも、ここから簡単に探せます。
アプリライブラリの開き方:
ホーム画面を一番右まで左にスワイプすると表示されます。
アプリライブラリの特徴:
- アプリが自動的にカテゴリ分けされる
- よく使うアプリが上位に表示される
- 検索機能で素早く見つけられる
アプリをホーム画面から削除してアプリライブラリに移す:
- 削除したいアプリを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- 「ホーム画面から取り除く」を選択
この方法なら、アプリ自体は残るので、アプリライブラリからいつでも開けます。
ホーム画面のページを非表示にする
使わないページをまるごと隠すこともできます。
手順:
- ホーム画面の空いている部分を長押し
- 画面下部のページ表示(丸いドット)をタップ
- 隠したいページのチェックマークを外す
- 「完了」をタップ
これで、普段使わないアプリをまとめたページを隠せます。必要な時だけ表示させればOKです。
応用編:ホーム画面をおしゃれにカスタマイズ
基本的な整理ができたら、次はもっとおしゃれにカスタマイズしてみましょう。
壁紙を変更する
壁紙を変えるだけで、ホーム画面の印象が大きく変わります。
壁紙変更手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「壁紙」をタップ
- 「新しい壁紙を追加」をタップ
- 好きな画像を選ぶ
- 写真:自分で撮った写真
- ピープル:連絡先の写真
- 写真シャッフル:複数の写真を自動切り替え
- 絵文字:絵文字で作る壁紙
- カラー:単色の壁紙
- 天気:天気に連動する壁紙
- 「両方に設定」または「ホーム画面をカスタマイズ」を選択
ロック画面とホーム画面を別々の壁紙にする:
- 壁紙設定画面で、ホーム画面側の「カスタマイズ」をタップ
- 画面下の「写真」マークをタップ
- 別の画像を選択
おすすめの壁紙サイト:
- Unsplash:高品質な無料写真
- Pexels:商用利用可能な写真
- Pinterest:テーマ別の壁紙を探せる
ウィジェットを追加する
ウィジェットを使えば、アプリを開かずに情報をチェックできます。
ウィジェット追加手順:
- ホーム画面の空いている部分を長押し
- 画面左上の「+」ボタンをタップ
- 追加したいウィジェットを選ぶ
- サイズを選択(小・中・大)
- 「ウィジェットを追加」をタップ
- 好きな位置に移動して「完了」
人気のウィジェット:
- 天気:今日の天気を一目で確認
- カレンダー:予定を表示
- 写真:お気に入りの写真を表示
- バッテリー:充電残量をチェック
- リマインダー:やることリスト
- 時計:世界時計や現在時刻
スマートスタックを使う:
複数のウィジェットを重ねて、自動で切り替える機能です。
- ウィジェット追加画面で「スマートスタック」を選択
- 時間帯や場所に応じて、適切なウィジェットが自動表示される
アイコンのカスタマイズ(iOS 18新機能)
iOS 18では、アプリアイコンの見た目を簡単に変更できるようになりました。
アイコンカスタマイズ手順:
- ホーム画面の空いている部分を長押し
- 画面左上の「編集」をタップ
- 「カスタマイズ」をタップ
- 好みのスタイルを選択:
選べるスタイル:
ライト:
明るい色調で表示されます。
ダーク:
暗い色調で表示されます。夜間の使用に最適。
自動:
時間帯に応じて自動切り替え。
クリア:
アイコンが透明になり、壁紙が透けて見えます。
色合い調整:
好きな色に統一できます。
- 「色合い調整」を選択
- スライダーで色と濃さを調整
- スポイトツールで壁紙から色を抽出することも可能
アイコンを大きくする:
- カスタマイズ画面で「大」を選択
- アイコンが大きくなり、アプリ名が非表示になる
iOS 18の新機能:自由配置
これまでiPhoneのアプリは左上から順に詰めて配置するルールがありましたが、iOS 18では自由に配置できるようになりました。
できること:
- 上の行を空けて、指が届きやすい位置にアプリを配置
- 壁紙の邪魔にならない位置に配置
- 中央に1つだけアプリを配置してミニマルなデザインに
手順:
- ホーム画面を長押し
- アプリが震え始めたら、好きな位置に移動
- 空白を空けて配置できる
ショートカットアプリでアイコンを完全カスタマイズ
ショートカットアプリを使えば、アイコンの画像を完全オリジナルにできます。
準備するもの:
- アイコンにしたい画像(写真、イラストなど)
カスタマイズ手順:
- 「ショートカット」アプリを開く(標準搭載)
- 右上の「+」ボタンをタップ
- 「アクションを追加」をタップ
- 検索欄で「Appを開く」を検索して選択
- 「App」をタップして、変更したいアプリを選ぶ
- 右上の「…」(詳細)ボタンをタップ
- ショートカット名を変更(アプリ名と同じにする)
- 「ホーム画面に追加」をタップ
- アイコン画像をタップして、用意した画像を選択
- 「追加」をタップ
注意点:
この方法で作ったアイコンは、タップすると一瞬ショートカットアプリが起動してから本来のアプリが開きます。若干の遅延がありますが、見た目は完全にオリジナルになります。
元のアプリアイコンを隠す:
- 元のアプリアイコンを長押し
- 「Appを削除」→「ホーム画面から取り除く」
これで、カスタムアイコンだけがホーム画面に表示されます。
おすすめのウィジェットアプリ
標準のウィジェットだけでは物足りない人は、専用アプリを使うともっとおしゃれにできます。
Widgetsmith(ウィジェットスミス)
- 写真、時計、カレンダーなど多彩なウィジェット
- フォントや色を細かくカスタマイズ可能
- 無料版でも十分使える
Color Widgets(カラーウィジェット)
- カラフルでおしゃれなデザイン
- 天気、時計、バッテリーなど基本機能が充実
- 簡単操作で初心者向け
WidgetClub(ウィジェットクラブ)
- 日本製アプリで使いやすい
- テーマごとに統一されたデザイン
- アイコンと壁紙もセットでダウンロード可能
実践編:テーマ別カスタマイズ例

具体的なカスタマイズ例を紹介します。
ミニマルデザイン
特徴:
- シンプルで洗練された印象
- アプリを最小限に絞る
- 余白を活かしたレイアウト
作り方:
- 単色またはグラデーションの壁紙を設定
- よく使うアプリだけをホーム画面に配置(6〜12個程度)
- 残りはアプリライブラリへ
- ウィジェットは1〜2個のみ
- アイコンは「クリア」スタイルで透明感を出す
カラフル・ポップ
特徴:
- 明るく楽しい雰囲気
- 色を統一して見やすく
作り方:
- カラフルな壁紙やイラストを設定
- ウィジェットアプリで色を統一
- フォルダで色分け整理
- 「色合い調整」で壁紙に合わせた色に
ダークモード
特徴:
- 目に優しく、バッテリー節約
- 高級感のある雰囲気
作り方:
- 黒またはダークグレーの壁紙
- アイコンを「ダーク」スタイルに設定
- ウィジェットも暗い色調に
- 夜間は「自動」で切り替え
写真メイン
特徴:
- お気に入りの写真を全面に
- 思い出をいつでも見られる
作り方:
- 大切な写真を壁紙に設定
- アイコンを画面下部にまとめる
- 写真ウィジェットで複数の写真を表示
- 「クリア」スタイルで写真を邪魔しない
機能重視
特徴:
- 情報を一目で確認
- 作業効率アップ
作り方:
- シンプルな壁紙
- ウィジェットを多めに配置
- 天気
- カレンダー
- リマインダー
- バッテリー
- 時計
- アプリはフォルダで整理
- 検索機能を活用
トラブルシューティング
カスタマイズ中によくある問題と解決方法です。
ウィジェットが表示されない
原因と対処法:
- iPhoneを再起動する
- 一時的な不具合が解消される
- iOSを最新版にアップデート
- 設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート
- ウィジェットを削除して再追加
- ウィジェットを長押し > 「ウィジェットを削除」
- もう一度追加し直す
アイコンが元に戻ってしまう
原因:
- ショートカットアプリで作ったアイコンは、ショートカット自体を削除すると消える
対処法:
- ショートカットアプリ内のショートカットを削除しない
- バックアップを取っておく
カスタマイズがリセットされた
原因:
- ホーム画面のレイアウトをリセットした
対処法:
- 設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > ホーム画面のレイアウトをリセット
- この操作は慎重に。元に戻せません
アプリが見つからない
対処法:
- アプリライブラリで検索
- 右にスワイプしてアプリライブラリを開く
- 上部の検索欄で検索
- Spotlight検索を使う
- ホーム画面で下にスワイプ
- アプリ名を入力
- 削除していないか確認
- App Store で再ダウンロード
よくある質問
Q1:カスタマイズにお金はかかりますか?
A:基本的なカスタマイズは完全無料です。
無料でできること:
- 壁紙変更
- アイコン配置
- フォルダ作成
- 標準ウィジェット
- アイコンの色変更
有料の場合:
- 一部のウィジェットアプリ(プレミアム機能)
- 有料のアイコンパックや壁紙
無料版でも十分におしゃれにできます。
Q2:カスタマイズするとバッテリーの減りが早くなりますか?
A:基本的には影響ありません。
ただし、以下の場合は注意:
- ウィジェットを大量に配置(常に更新されるため)
- Live Photos(動く壁紙)を使用
- ダークモードを使わない(有機ELディスプレイの場合)
適度な数のウィジェットなら、ほとんど影響はありません。
Q3:元に戻したくなったらどうすれば?
A:簡単に元に戻せます。
壁紙を戻す:
- 設定 > 壁紙 > デフォルトの壁紙を選択
アイコンを標準に戻す:
- カスタマイズ画面で「色合い調整」をリセット
完全にリセット:
- 設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > ホーム画面のレイアウトをリセット
Q4:アプリをホーム画面に戻す方法は?
A:アプリライブラリから戻せます。
- アプリライブラリを開く
- 戻したいアプリを長押し
- 「ホーム画面に追加」をタップ
Q5:フォルダの中のアプリを並び替えたい
A:フォルダ内でも並び替えできます。
- フォルダを開く
- アプリを長押し
- ドラッグして好きな位置に移動
- フォルダ外をタップして完了
Q6:ウィジェットのサイズを変更したい
A:iOS 18では直接変更できます。
- ウィジェットを長押し
- 「ウィジェットを編集」をタップ
- サイズを選択
以前のiOSでは、一度削除して別サイズを追加する必要があります。
まとめ
iPhoneのホーム画面カスタマイズについて、詳しく解説してきました。
重要なポイントをおさらい:
基本の整理方法:
- アプリの移動とフォルダ作成
- アプリライブラリの活用
- 使わないアプリの非表示
カスタマイズの方法:
- 壁紙変更で印象を変える
- ウィジェットで情報を表示
- アイコンの色やデザインを変更
- ショートカットアプリで完全カスタマイズ
iOS 18の新機能:
- アイコンの自由配置
- 色合い調整
- クリアスタイル(透明)
- ウィジェットのサイズ直接変更
カスタマイズのコツ:
- テーマを決めて統一感を出す
- よく使うアプリは取り出しやすい位置に
- ウィジェットは2〜4個程度が見やすい
- 壁紙とアイコンの色を合わせる
ホーム画面は毎日何度も見る場所です。使いやすさとデザイン性を両立させて、自分だけの最高のホーム画面を作ってみてくださいね。
最初は難しく感じるかもしれませんが、一度やってみると意外と簡単です。少しずつカスタマイズして、理想のホーム画面に近づけていきましょう!

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