「iPhoneで非通知設定を解除したいけど、やり方がわからない…」
そんな悩みを抱えていませんか?実は、iPhoneの非通通知設定には2つの種類があるんです。
1つ目は「発信時の非通知」で、自分が電話をかけるときに相手に番号を表示させるかどうかの設定です。
2つ目は「非通知着信の拒否」で、非通知でかかってきた電話を受け取るかどうかの設定になります。
この記事では、両方のパターンについて解除方法を詳しく説明していきますね。難しい操作は一切ありませんので、安心して読み進めてください。
1. 非通知設定とは?基本を理解しよう

非通知設定の仕組み
電話をかけるとき、通常は相手の画面にあなたの電話番号が表示されます。
しかし非通知設定をオンにすると、相手の画面には「非通知設定」「不明」「プライベート」といった表示が出て、電話番号が見えなくなる仕組みです。
非通知設定が使われる主なケース
非通知で電話がかかってくる理由には、いくつかのパターンがあります。
- 企業からの営業電話や勧誘:電話番号を知られたくない場合
- 個人情報を守りたい人:プライバシーを重視する場合
- サプライズの連絡:相手を驚かせたい場合
ただし、非通知での着信は迷惑電話も多いため、多くの人が着信拒否設定を利用しています。
184と186の違い
電話番号の前に特定の番号をつけることで、一時的に非通知・通知を切り替えられます。
- 184+電話番号:その通話だけ非通知になる
- 186+電話番号:その通話だけ番号を通知する
たとえば「184-090-1234-5678」とダイヤルすれば、その1回だけ非通知で発信できるわけです。
2. 発信時の非通知設定を解除する方法
「自分が電話をかけるとき、相手に番号が表示されない」という場合は、こちらの方法で解除しましょう。
iPhone本体での設定手順
設定はとても簡単です。以下の4ステップで完了します。
手順1:設定アプリを開く
ホーム画面から「設定」アプリをタップしてください。
手順2:「アプリ」→「電話」を選択
iOS 18以降の場合は「アプリ」→「電話」の順にタップします。
iOS 17以前の場合は、直接「電話」をタップすればOKです。
手順3:「発信者番号通知」を探す
画面をスクロールして「発信者番号通知」(または「Show My Caller ID」)という項目を見つけましょう。
手順4:スイッチをオンにする
右側のスイッチをタップして緑色にします。これで相手に電話番号が表示されるようになります。
キャリアによって設定できない場合がある
実は、この設定項目が表示されないケースがあるんです。
これはキャリア(携帯電話会社)側の制限によるもので、特にVerizonや一部の格安SIMでは、この機能が使えないことがあります。
もし設定項目がグレーアウトしていたり、そもそも表示されない場合は、次の方法を試してみてください。
186を使った一時的な通知方法
設定で変更できない場合でも、電話番号の前に「186」をつければ、その通話だけ番号を通知できます。
例:186-03-1234-5678
この方法なら、キャリアの制限を受けずに番号を表示できるので便利ですよ。
3. 非通知着信の拒否を解除する方法
「非通知からの電話が着信しない」「通知が来ない」という場合は、着信拒否設定を解除する必要があります。
iPhone本体の「不明な発信者を消音」を解除
iPhoneには、連絡先に登録されていない番号からの着信を消音にする機能があります。
これがオンになっていると、非通知電話の着信音が鳴りません。
解除手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「不明な発信者を消音」を探す
- スイッチをオフ(グレー)にする
これで非通知からの電話も着信音が鳴るようになります。
個別の着信拒否を解除する方法
特定の非通知番号を個別に着信拒否している場合は、以下の手順で解除できます。
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「着信拒否した連絡先」を選択
- 解除したい項目の左にある「−」ボタンをタップ
- 「ブロック解除」をタップ
ただし、非通知設定からの着信は電話番号が表示されないため、個別のブロックリストには通常表示されません。
4. キャリア別の解除方法
大手キャリアでは、独自の非通知拒否サービスを提供しています。これらのサービスを利用している場合は、キャリア側で解除する必要があります。
ドコモ「番号通知お願いサービス」の解除
ドコモユーザーは、無料の「番号通知お願いサービス」を利用できます。
解除方法:
- 電話アプリを開く
- 「148」に発信
- 音声ガイダンスに従って「0」を押す
これで非通知拒否が解除され、非通知からの電話も受けられるようになります。
au/UQモバイル「番号通知リクエストサービス」の解除
auとUQモバイルでは「番号通知リクエストサービス」を提供しています。こちらも無料です。
解除方法:
- 電話アプリを開く
- 「1480」に発信
- ガイダンスに従って操作
「1481」で設定、「1480」で解除と覚えておくと便利ですよ。
ソフトバンク/ワイモバイル「ナンバーブロック」の解除
ソフトバンクとワイモバイルでは、月額110円の「ナンバーブロック」サービスがあります。
このサービスを契約している場合は、解除方法が少し異なります。
解除方法:
- 「144」に発信
- 音声ガイダンスに従って操作
- または「My SoftBank」から設定を変更
有料サービスなので、不要な場合はサービス自体を解約することもできます。
楽天モバイルの場合
楽天モバイルでも、ドコモと同様のサービスが無料で利用できます。
解除方法:
- 「148」に発信
- ガイダンスに従って「0」を押す
5. よくあるトラブルと解決法

「発信者番号通知」の項目が表示されない
この問題は、主にキャリアの制限によって起こります。
対処法:
- キャリアのカスタマーサポートに問い合わせる
- 186を電話番号の前につけて発信する
- キャリアのウェブサイトやアプリで設定を確認する
一部のキャリアでは、契約時のプランによってこの機能が使えないことがあるため、確認してみましょう。
設定を変更しても反映されない
設定を変更したのに、相変わらず非通知のままという場合があります。
対処法:
- iPhoneを再起動する
- 設定を一度オフにして、再度オンにする
- iOSを最新バージョンにアップデートする
- キャリア設定のアップデートを確認する
それでも解決しない場合は、キャリアに問い合わせることをおすすめします。
非通知拒否を解除したのに着信しない
キャリアのサービスとiPhone本体の設定の両方を確認する必要があります。
チェックポイント:
- iPhone本体の「不明な発信者を消音」がオフになっているか
- キャリアの非通知拒否サービスが停止されているか
- 機内モードになっていないか
- おやすみモードがオンになっていないか
両方の設定を確認して、どちらもオフになっていることを確かめましょう。
緊急通報時の注意点
重要なポイントとして、110番や119番などの緊急通報では、非通知設定にしていても必ず電話番号が通知されます。
これは法律で定められた安全対策なので、プライバシーを心配する必要はありません。
むしろ、緊急時に迅速な対応を受けるために必要な仕組みなんです。
まとめ
iPhoneの非通知設定の解除方法について、発信時と着信時の2つのケースに分けて解説しました。
発信時の非通知を解除するには:
- 設定→アプリ→電話→発信者番号通知をオンにする
- または186を電話番号の前につける
非通知着信の拒否を解除するには:
- iPhone:設定→電話→不明な発信者を消音をオフにする
- ドコモ:148に発信して0を押す
- au/UQモバイル:1480に発信
- ソフトバンク/ワイモバイル:144に発信または My SoftBankで設定
多くの場合、この記事で紹介した方法で解決できるはずです。
もし解決しない場合は、契約しているキャリアのサポートに問い合わせてみてください。専門のスタッフが丁寧にサポートしてくれますよ。
非通知設定を上手に使いこなして、快適な電話環境を整えましょう!

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