iPhoneでGoogleフォトを使おう!写真バックアップの完全ガイド

プログラミング・IT

「iPhoneの容量がいっぱいで写真が撮れない…」
「iCloudの5GBじゃ全然足りない!」

こんな悩み、ありませんか?

実は、iPhoneユーザーでもGoogleフォトを使えば、写真や動画を簡単にバックアップできるんです。しかも、Googleアカウントなら15GBまで無料で使えます。

今回は、iPhoneでGoogleフォトを使う方法を、初めての方にもわかりやすく解説していきます。


スポンサーリンク

Googleフォトって何?iCloudと何が違うの?

まず、Googleフォトの基本から説明しますね。

Googleフォトとは?

Googleフォトは、Googleが提供する写真・動画の保存サービスです。クラウド上に写真を保存できるので、スマホが壊れたり紛失したりしても、大切な写真を失わずに済みます。

パソコンやタブレットなど、他の端末からもアクセスできるのも便利なポイントです。

iCloudとの違いは?

iPhoneを使っている方なら、Appleの「iCloud写真」を知っている人も多いでしょう。では、GoogleフォトとiCloudは何が違うのでしょうか。

主な違いをまとめるとこんな感じです。

無料で使える容量

  • iCloud:5GB
  • Googleフォト:15GB(Gmail、Googleドライブと共有)

対応端末

  • iCloud:Apple製品が中心(Windowsでも使えますが、Androidは非対応)
  • Googleフォト:iPhone、Android、パソコンなど、どの端末でも使える

検索機能

  • iCloud:基本的な検索機能
  • Googleフォト:AI搭載で、人物や場所、物などで自動的に写真を分類・検索できる

このように、Googleフォトは容量も多く、機種変更してAndroidに乗り換えても使い続けられるというメリットがあります。


iPhoneにGoogleフォトアプリを入れよう

それでは、実際にGoogleフォトを使い始める準備をしていきましょう。

ステップ1:Googleアカウントを用意する

Googleフォトを使うには、Googleアカウントが必要です。

もしまだ持っていない方は、Gmailのアカウントを作成してください。すでにGmailを使っている方は、そのアカウントでOKです。

ステップ2:アプリをインストール

iPhoneのApp Storeを開いて、「Googleフォト」で検索してください。

青と黄色と赤と緑の色がついた風車のようなアイコンのアプリが見つかります。これが「Google フォト」です。

「入手」をタップしてインストールしましょう。無料アプリなので料金はかかりません。

ステップ3:初期設定を行う

インストールが完了したら、アプリを開きます。

写真へのアクセス許可

最初に「すべての写真へのアクセスを許可」という画面が表示されます。ここで「続行」をタップして、「すべての写真へのアクセスを許可」を選択してください。

これを許可しないと、GoogleフォトがiPhoneの写真にアクセスできません。

Googleアカウントでログイン

次にGoogleアカウントでログインします。メールアドレスまたは電話番号を入力して、パスワードを入力しましょう。

すでにiPhoneで他のGoogleアプリ(GmailやYouTubeなど)を使っている場合は、アカウントが表示されるので選択するだけでOKです。


自動バックアップの設定方法

Googleフォトの便利なところは、一度設定すれば自動的に写真をバックアップしてくれることです。

バックアップをオンにする手順

ログインすると、「バックアップと同期」の設定画面が表示されます。

ここで「○○さんとしてバックアップ」というボタンが表示されるので、それをタップしてください。

これで、自動バックアップがオンになります。

バックアップの設定を確認・変更する

後から設定を変更したい場合は、以下の手順で行います。

手順1:設定画面を開く

Googleフォトアプリを開いて、右上にある自分のアイコン(プロフィール写真)をタップします。

「フォトの設定」を選択してください。

手順2:バックアップ設定を確認

「バックアップ」という項目をタップすると、バックアップの設定画面が開きます。

ここで以下の設定を確認・変更できます。

バックアップのオン・オフ
スイッチをタップすることで、自動バックアップのオン・オフを切り替えられます。

画質の設定

  • 「元の画質」:撮影したままの高画質で保存(15GBの容量を消費)
  • 「ストレージセーバー」:圧縮されるが十分な画質で保存(15GBの容量を消費)

2021年6月以降、どちらを選んでもGoogleアカウントの容量を消費するようになりました。

モバイルデータ通信の使用
Wi-Fi接続時のみバックアップするか、モバイルデータ通信でもバックアップするかを選べます。

データ通信量を節約したい場合は、「Wi-Fi接続時のみ」がおすすめです。


手動で写真をバックアップする方法

自動バックアップをオフにしている場合や、特定の写真だけをバックアップしたい場合は、手動でアップロードすることもできます。

1枚だけバックアップする方法

バックアップしたい写真をタップして開きます。

画面上部に並んでいるアイコンの一番左(雲に矢印のマーク)をタップしてください。

これだけで、その写真がGoogleフォトにアップロードされます。

複数の写真をまとめてバックアップする方法

写真の一覧画面で、バックアップしたい写真のうち1枚を長押しします。

選択モードになるので、他にもバックアップしたい写真をタップして選択していきましょう。

写真を選び終わったら、画面上部の「︙」(3点リーダー)をタップして、「バックアップ」を選択してください。

選択したすべての写真がGoogleフォトにアップロードされます。


バックアップ状況を確認する方法

「ちゃんとバックアップできてるのかな?」と不安になることもありますよね。

バックアップの状況は以下の方法で確認できます。

バックアップ完了を確認する

Googleフォトアプリで写真を見ると、バックアップ済みの写真には雲にチェックマークが入ったアイコンが表示されています。

このマークがあれば、その写真はすでにGoogleのクラウドに保存されています。

全体の進捗を確認する

右上のプロフィールアイコンをタップして、「フォトの設定」→「バックアップ」と進むと、バックアップの進捗状況が表示されます。

「バックアップが完了しました」と表示されていれば、すべての写真がアップロード済みです。

「○○個のアイテムをバックアップ中」と表示されている場合は、まだバックアップ作業が続いています。


超重要!削除するときの注意点

Googleフォトを使う上で、絶対に知っておかなければならない重要な注意点があります。

iPhoneでは、Googleフォトから写真を削除すると、iPhone本体の写真も消えてしまいます。

これは多くの人が困惑するポイントなので、しっかり理解しておきましょう。

なぜ同時に消えてしまうの?

Googleフォトは、iPhone本体の写真と同期しているためです。

Googleフォトアプリ内で写真を削除すると、「このデバイスからも削除されます」という警告が表示されます。ここで削除を実行すると、Googleフォトからもiphone本体からも消えてしまうんです。

Googleフォトだけから削除する方法(iPhone限定)

iPhoneの場合のみ、ブラウザ版のGoogleフォトを使えば、iPhone本体に写真を残したまま、Googleフォトのクラウド上からだけ削除できます。

手順

iPhoneのSafariやChromeなどのブラウザで「photos.google.com」にアクセスします。

Googleアカウントでログインして、削除したい写真を選択してください。

ゴミ箱ボタンをタップして削除します。

この方法なら、iPhone本体の写真は残ったまま、Googleフォトのクラウド上からだけ削除されます。

削除した写真は60日間復元できる

もし間違って削除してしまっても、安心してください。

削除した写真は「ゴミ箱」に60日間保管されます。この期間内なら復元が可能です。

Googleフォトアプリで「ライブラリ」→「ゴミ箱」と進むと、削除した写真が確認できます。


iCloudとGoogleフォトの使い分け

「iCloudとGoogleフォト、両方使ってもいいの?」という疑問もあるでしょう。

結論から言うと、併用は可能ですが、注意が必要です。

併用する場合の注意点

両方をオンにしていると、写真が両方にバックアップされるため、容量を二重に消費します。

また、片方で容量がいっぱいになって削除すると、もう片方からも削除されてしまうリスクがあります。

おすすめの使い方

パターン1:Googleフォトをメインにする

iCloud写真をオフにして、Googleフォトだけでバックアップを管理する方法です。15GBの容量を活用できます。

iCloud写真をオフにする手順:
「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「写真」→「iCloud写真」をオフ

パターン2:両方使う(上級者向け)

それぞれ違う目的で使い分ける方法もあります。たとえば、iCloudはiPhone本体の自動同期用、Googleフォトは長期保存用といった具合です。

ただし、削除する際は特に注意が必要になります。


Googleフォトの便利な機能

バックアップだけでなく、Googleフォトには他にも便利な機能がたくさんあります。

機能1:強力な検索機能

Googleフォトは、AIが写真の内容を自動的に認識します。

たとえば「犬」「海」「ケーキ」などのキーワードで検索すると、それが写っている写真を自動的に見つけてくれます。

人物の顔も認識するので、特定の人が写っている写真をまとめて探すこともできますよ。

機能2:アルバム作成と共有

写真を整理するためのアルバムを作成できます。

旅行の思い出や、誕生日パーティーの写真など、テーマごとに分けて管理できます。

作成したアルバムは、リンクを共有するだけで家族や友人と簡単に共有できるのも便利です。

機能3:簡単な写真編集

Googleフォトアプリ内で、明るさやコントラストを調整したり、フィルターをかけたりといった簡単な編集もできます。

編集した写真は、元の写真とは別に保存されるので安心です。


容量がいっぱいになったら?

Googleアカウントの15GBを使い切ってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。

対処法1:不要な写真を削除する

Googleフォトには、不要な写真を見つけてくれる機能があります。

「ライブラリ」→「ストレージを管理」と進むと、以下のような写真を自動で識別してくれます。

  • 不鮮明な写真
  • スクリーンショット
  • 大きなサイズの写真や動画

これらを見直して削除すれば、容量を節約できます。

対処法2:追加容量を購入する

Googleは有料で追加の容量を提供しています。

Google Oneに加入すると、100GB、200GB、2TBなどのプランが選べます。料金は月額制で、プランによって異なります。

対処法3:画質設定を見直す

新しく撮る写真については、「ストレージセーバー」モードに設定すれば、多少圧縮されますが容量の節約になります。

iPhoneで撮影した写真なら、ストレージセーバーでも十分な画質で保存されます。


まとめ:Googleフォトで写真を安心管理

iPhoneでのGoogleフォトの使い方、いかがでしたか?

最後にポイントをおさらいしましょう。

Googleフォトのメリット

  • 無料で15GB使える(iCloudの3倍)
  • iPhoneでもAndroidでも使える
  • 強力な検索機能で写真が見つけやすい
  • 複数の端末から写真にアクセスできる

設定の手順

  1. App StoreからGoogleフォトアプリをインストール
  2. Googleアカウントでログイン
  3. 写真へのアクセスを許可
  4. バックアップをオンにする

注意点

  • Googleフォトアプリから削除すると、iPhone本体からも消える
  • ブラウザ版を使えば、Googleフォトだけから削除できる
  • 削除した写真は60日間ゴミ箱に保管される

おすすめの設定

  • バックアップは「Wi-Fi接続時のみ」に設定
  • 画質は「ストレージセーバー」で十分
  • 定期的にバックアップ状況を確認

大切な思い出の写真を、iPhoneの故障や紛失で失ってしまわないよう、Googleフォトでしっかりバックアップしておきましょう。

一度設定してしまえば、あとは自動でバックアップしてくれるので、とっても楽ちんですよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました