iPhoneをどこかに置き忘れてしまった経験はありませんか?そんなとき心強い味方になるのが「探す」機能です。
でも、この機能はiPhoneをなくす前に設定しておかないと使えません。つまり、紛失してから慌てて設定しようとしても手遅れなんです。
この記事では、iPhoneの「探す」機能の設定方法を、初心者の方でも分かるように丁寧に解説していきます。所要時間はたった3分ほど。今すぐ設定して、万が一に備えましょう。
「探す」機能って何ができるの?
まず、iPhoneの「探す」機能がどんなものか簡単に説明しますね。
「探す」は、なくしたiPhoneの場所を地図上で確認できるAppleの公式機能です。iPhoneだけでなく、iPadやMac、AirPodsなど、他のApple製品も一緒に探せます。
主な機能はこちら:
- iPhoneの現在地を地図で確認できる
- 音を鳴らして探せる
- 紛失モードで画面にメッセージを表示できる
- 遠隔操作でiPhoneのデータを消去できる
- 電源が切れた状態でも最大24時間は位置情報を確認できる
特に便利なのが、バッテリーが切れる直前の位置情報を自動で送信してくれる機能。これがあれば、充電が切れてしまっても最後の場所が分かるんです。
設定する前に確認しておきたいこと
「探す」機能を使うには、いくつかの条件があります。設定を始める前にチェックしておきましょう。
必要なもの:
- Apple ID(iCloudにサインインするためのアカウント)
- インターネット接続(Wi-Fiまたはモバイルデータ通信)
- 位置情報サービスがオンになっていること
ほとんどの人はiPhoneを購入したときにApple IDを作成しているはずです。もし覚えていない場合は、設定アプリの一番上に表示されている名前の部分で確認できます。
「探す」機能をオンにする手順
それでは、実際の設定手順を見ていきましょう。画面の指示に従って進めば簡単に完了します。
設定の流れ:
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 画面の一番上にある自分の名前(Apple ID)をタップ
- 「探す」という項目をタップ
- 「iPhoneを探す」をタップ
- 「iPhoneを探す」のスイッチをオンにする
これで基本的な設定は完了です。とても簡単ですよね。
もしApple IDのパスワード入力を求められたら、普段App StoreやiCloudで使っているパスワードを入力してください。
追加設定でさらに安心!オンにすべき2つの機能
基本設定だけでも十分ですが、次の2つの機能もオンにしておくことを強くおすすめします。
「”探す”ネットワーク」をオン
この機能をオンにすると、iPhoneの電源が切れていたり、インターネットに接続していない状態でも位置情報を確認できるんです。
仕組みはこうです。近くにある他のAppleユーザーのデバイスがBluetoothで検知して、その位置情報を匿名で報告してくれます。プライバシーは完全に保護されているので安心してください。
電源オフの状態でも最大24時間、省電力モードでは最大5時間まで追跡可能になります。
「最後の位置情報を送信」をオン
バッテリー残量が少なくなったとき、iPhoneが自動的に最後の位置情報をAppleに送信してくれる機能です。
充電が切れてしまっても、どこにあったか分かるので非常に役立ちます。特に外出先でバッテリーが切れそうなときに威力を発揮しますよ。
ちゃんと設定できているか確認する方法
設定が完了したら、きちんと機能しているか確認しておきましょう。
確認手順:
- 「設定」アプリを開く
- 自分の名前をタップ
- 「探す」をタップ
- 「iPhoneを探す」がオンになっているか確認
- 下部の「”探す”ネットワーク」と「最後の位置情報を送信」もオンになっているか確認
すべてグリーン(オン)になっていればOKです。もし途中でグレーアウトしていて操作できない場合は、後述の「設定できない時の対処法」を参考にしてください。
家族のiPhoneも一緒に探せるようにする
ファミリー共有という機能を使えば、家族のiPhoneも自分のデバイスから探せるようになります。お子さんやご両親がスマホをよくなくす方なら、ぜひ設定しておきたい機能です。
ファミリー共有の設定:
- 「設定」アプリを開く
- 自分の名前をタップ
- 「ファミリー共有」をタップ
- 「メンバーを追加」を選択
- 家族に招待を送る
家族が招待を承諾すれば、お互いの位置情報を共有できるようになります。プライバシーが気になる方は、共有する相手を選んで設定することもできますよ。
設定できない!困ったときの対処法
「iPhoneを探す」の設定ができない場合、いくつかの原因が考えられます。
グレーアウトしていてオンにできない
iOS 17.3以降では、「盗難デバイスの保護」という機能がオンになっていると、「iPhoneを探す」をオフにできない仕様になっています。
この場合の対処法:
- 「設定」→「Face IDとパスコード」を開く
- パスコードを入力
- 「盗難デバイスの保護」をいったんオフにする
- 「iPhoneを探す」の設定を変更する
ただし、どちらもセキュリティを守る大切な機能なので、基本的にはオンのまま使うことをおすすめします。
Apple IDにサインインしていない
「探す」機能を使うには、iPhoneがApple IDにサインインしている必要があります。
サインイン状態の確認方法:
- 「設定」アプリを開く
- 一番上に自分の名前が表示されているか確認
もし「iPhoneにサインイン」と表示されている場合は、タップしてApple IDとパスワードを入力してサインインしてください。
位置情報サービスがオフになっている
位置情報サービスがオフだと、iPhoneの場所を特定できません。
オンにする方法:
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「位置情報サービス」をタップ
- 一番上のスイッチをオンにする
これで位置情報が使えるようになります。
「探す」機能をオフにする方法
機種変更やiPhoneを譲渡するときなど、「探す」機能をオフにする必要がある場合もあります。
オフにする手順:
- 「設定」アプリを開く
- 自分の名前をタップ
- 「探す」をタップ
- 「iPhoneを探す」をタップ
- 「iPhoneを探す」のスイッチをオフにする
- Apple IDのパスワードを入力
セキュリティ上の理由から、オフにする際にはパスワード入力が必要になっています。
注意点:
オフにすると、アクティベーションロック(他人がiPhoneを勝手に使えないようにする機能)も解除されてしまいます。通常の使用では、基本的にオンのままにしておきましょう。
まとめ:今すぐ設定して安心を手に入れよう
iPhoneの「探す」機能の設定方法を解説してきました。最後にポイントをおさらいしておきます。
重要なポイント:
- 「探す」機能は紛失する前に設定が必要
- 設定は「設定」→「自分の名前」→「探す」から3分で完了
- 「”探す”ネットワーク」と「最後の位置情報を送信」も必ずオンに
- 電源が切れた状態でも最大24時間は追跡できる
- ファミリー共有で家族のiPhoneも探せる
スマートフォンは私たちの生活に欠かせないアイテムです。大切な写真や連絡先、個人情報がたくさん入っていますよね。
万が一の紛失や盗難に備えて、今すぐ「探す」機能を設定しておきましょう。設定しておけば、いざというときに慌てずに済みますよ。

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