「あれ、この人を着信拒否してたっけ?」「着信拒否リストを整理したい」そんな経験はありませんか?
iPhoneでは、着信拒否した番号や連絡先を一覧で確認できる機能があります。簡単に確認できるので、定期的にチェックして整理しておくと便利です。
この記事では、着信拒否リストの確認方法から、一覧からの解除方法、効率的な管理方法まで、詳しく解説します。
着信拒否リストとは?

着信拒否リストの基本
着信拒否リストは、あなたが着信拒否に設定した電話番号や連絡先がまとめて表示される一覧です。
このリストを確認すれば、以下のことが分かります。
- 現在着信拒否している相手
- 着信拒否した番号の数
- いつ誰を着信拒否したか
リストに表示される内容
着信拒否リストでは、番号の表示方法が2パターンあります。
連絡先に登録されている場合
- 登録した名前で表示される
- 例:「山田太郎」
連絡先に未登録の場合
- 電話番号がそのまま表示される
- 例:「090-1234-5678」
電話・メッセージ・FaceTimeが一括管理
重要なポイントは、iPhoneの着信拒否は一括管理されているということ。
つまり、1つの番号を着信拒否すると、以下のすべてが拒否されます。
- 電話の着信
- FaceTimeの着信
- iMessage・SMSの受信
個別に設定することはできないので、覚えておきましょう。
着信拒否リストの確認方法【2つの方法】
着信拒否リストを確認する方法は2つあります。どちらも同じ内容が表示されます。
【方法1】設定アプリの「電話」から確認
最も一般的な確認方法です。
手順(iOS 18以降)
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「アプリ」をタップ
- 「電話」をタップ
- 「着信拒否した連絡先」をタップ
手順(iOS 17以前)
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「電話」をタップ
- 「着信拒否した連絡先」をタップ
これで、着信拒否している番号や連絡先の一覧が表示されます。
【方法2】設定アプリの「メッセージ」から確認
メッセージアプリの設定からも、同じリストを確認できます。
手順(iOS 18以降)
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「アプリ」をタップ
- 「メッセージ」をタップ
- 「着信拒否設定」をタップ
手順(iOS 17以前)
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「メッセージ」をタップ
- 「着信拒否設定」をタップ
電話アプリからでもメッセージアプリからでも、表示される内容は同じです。好きな方法で確認してください。
【方法3】プライバシーとセキュリティから確認(iOS 18以降)
iOS 18以降では、プライバシー設定からも確認できます。
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップ
- 「着信拒否した連絡先」をタップ
こちらも同じリストが表示されます。
一覧から着信拒否を解除する方法【3つの方法】
着信拒否リストを確認したら、そのまま解除することもできます。
【方法1】編集ボタンから解除
最もオーソドックスな解除方法です。
手順
- 着信拒否リストを表示
- 画面右上の「編集」をタップ
- 解除したい連絡先の左側にある「-」マークをタップ
- 右側に表示される「着信拒否設定を解除」をタップ
- 画面右上の「完了」をタップ
これで、選択した番号の着信拒否が解除されます。
【方法2】スワイプで解除
より素早く解除したい場合は、スワイプ操作が便利です。
手順
- 着信拒否リストを表示
- 解除したい連絡先を左にスワイプ
- 「着信拒否設定を解除」をタップ
編集ボタンを押さなくても、直接解除できるので簡単です。
【方法3】複数まとめて解除
複数の番号をまとめて解除することもできます。
手順
- 着信拒否リストを表示
- 画面右上の「編集」をタップ
- 解除したい連絡先の左側にある「-」マークを順番にタップ
- それぞれ「着信拒否設定を解除」をタップ
- すべて解除したら画面右上の「完了」をタップ
一度に複数解除する場合は、この方法が効率的です。
着信拒否リストに番号を追加する方法
リストを確認したついでに、新しい番号を追加することもできます。
リストから直接追加
手順
- 着信拒否リストを表示
- 画面下部の「連絡先を追加」(または「着信拒否する連絡先を追加」)をタップ
- 連絡先から着信拒否したい相手を選択
連絡先に登録されている相手なら、この方法で簡単に追加できます。
連絡先に未登録の番号を追加したい場合
連絡先に登録されていない番号を着信拒否したい場合は、以下の方法があります。
方法1:通話履歴から追加
- 「電話」アプリを開く
- 「履歴」をタップ
- 着信拒否したい番号の右側にある「ⓘ」マークをタップ
- 「この発信者を着信拒否」をタップ
- 「連絡先を着信拒否」をタップ
方法2:先に連絡先に登録してから追加
- 電話番号を新しい連絡先として登録
- 着信拒否リストから追加
着信拒否リストの効率的な管理方法
着信拒否リストが増えてきたら、定期的に整理することをおすすめします。
定期的に見直す
着信拒否リストは、一度設定したらそのままになりがちです。
おすすめの見直しタイミング
- 3ヶ月に1回程度
- 年末の大掃除時期
- 機種変更の前
もう必要ない着信拒否があれば、解除しておきましょう。
カテゴリ別に管理する
連絡先アプリで、着信拒否している相手にタグやグループを設定しておくと便利です。
管理例
- 「営業電話」グループ
- 「迷惑メール」グループ
- 「一時的拒否」グループ
こうしておけば、後から見返した時に理由が分かりやすくなります。
スクリーンショットで記録
重要な着信拒否リストは、スクリーンショットで保存しておくのも一つの方法です。
機種変更時や、誤って解除してしまった時に役立ちます。
着信拒否リストに関する注意点
リストは他のデバイスと同期される
同じApple IDでサインインしている他のiOS・iPadOS・macOSデバイスとは、着信拒否リストが同期されます。
つまり、iPhoneで着信拒否した番号は、iPadやMacでも自動的に拒否されます。
便利な反面、意図しないデバイスでも拒否されることがあるので注意しましょう。
リストに上限はない
着信拒否できる番号の数に、実質的な上限はありません。
ただし、あまりに多くの番号を登録すると管理が大変になります。本当に必要な番号だけを拒否するようにしましょう。
着信履歴には残らない
着信拒否した番号からの着信は、基本的に通話履歴に残りません。
そのため、「誰から何回着信があったか」を後から確認することはできません。
キャリアのサービスとは別管理
docomo、au、ソフトバンクなどのキャリアが提供する着信拒否サービス(番号通知お願いサービス、ナンバーブロックなど)とは、完全に別の管理です。
iPhone本体の着信拒否リストには、キャリアサービスで拒否した番号は表示されません。
よくある質問
着信拒否リストを誤って削除してしまった。復元できる?
iPhone本体の着信拒否リストには、バックアップ機能はありません。
ただし、iCloudバックアップから復元すれば、着信拒否リストも一緒に復元されます。
定期的にiCloudバックアップを取っておくことをおすすめします。
着信拒否リストをエクスポートできる?
残念ながら、iPhone標準の機能では着信拒否リストをエクスポート(外部保存)することはできません。
記録として残したい場合は、スクリーンショットを撮るのが最も簡単な方法です。
リストに知らない番号がある。なぜ?
いくつかの可能性があります。
考えられる原因
- 過去に自分で設定したが忘れている
- 家族や友人が勝手に設定した
- 他のデバイスで設定したものが同期された
身に覚えがない場合は、念のため解除しておくといいでしょう。
着信拒否している相手に通知は届く?
いいえ、着信拒否リストに追加しても、相手に通知は届きません。
また、着信拒否を解除した時も、相手に通知されることはありません。
連絡先を削除したら着信拒否も解除される?
いいえ、連絡先を削除しても着信拒否は解除されません。
連絡先を削除した場合、着信拒否リストには電話番号のみが残ります。
着信拒否を解除したい場合は、着信拒否リストから個別に解除する必要があります。
番外編:キャリアの着信拒否サービスも確認しよう
iPhone本体の着信拒否リストとは別に、携帯電話会社のサービスで拒否している番号もあるかもしれません。
docomoの場合
迷惑電話ストップサービス
- 設定方法:144に電話
- 確認方法:144に電話後、音声ガイダンスに従う
- 最大30件まで登録可能
auの場合
迷惑電話撃退サービス
- 設定方法:1442に電話
- 確認方法:1449に電話
- 最大30件まで登録可能
ソフトバンクの場合
ナンバーブロック
- 月額110円(税込)の有料サービス
- My SoftBankから設定・確認可能
- 最大20件まで登録可能
楽天モバイルの場合
番号指定拒否設定
- my 楽天モバイルアプリから設定・確認
- 無料で利用可能
キャリアサービスを利用している場合は、こちらのリストも定期的に確認しておきましょう。
まとめ:定期的な確認で快適な着信環境を
着信拒否リストの確認と管理は、思っている以上に簡単です。
確認方法
- 設定 → アプリ → 電話 → 着信拒否した連絡先
解除方法
- 左にスワイプして「着信拒否設定を解除」
- または編集ボタンから「-」マークで解除
管理のコツ
- 3ヶ月に1回程度見直す
- 連絡先にメモやグループを活用
- スクリーンショットで記録
着信拒否リストを定期的に確認・整理することで、以下のメリットがあります。
- 必要な着信を逃さない
- 不要な着信拒否を解除できる
- リストがスッキリして管理しやすい
「あの人、まだ着信拒否してたんだ」「この番号、もう解除していいかも」そんな発見があるかもしれません。
ぜひこの機会に、あなたの着信拒否リストを確認してみてください。きっと、より快適な通話環境になりますよ。

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