「あれ、生年月日を間違えて登録しちゃった！」
「子どものiPhoneに年齢制限をかけたいけど、どうすればいいの？」
こんな経験、ありませんか？iPhoneの年齢設定は、実はとても重要なんです。
間違った年齢で登録してしまうと、本来使えるはずの機能が使えなくなったり、逆に子どもに見せたくないコンテンツが表示されてしまうこともあります。
この記事では、Apple IDの年齢（生年月日）を変更する方法と、スクリーンタイムでアプリの年齢制限を設定する方法を、わかりやすく解説していきます。
設定は思ったより簡単ですよ！
Apple IDの年齢設定とは？なぜ大切なの？
Apple IDに登録されている生年月日は、単なる個人情報ではありません。この情報をもとに、Appleはあなたの年齢に合った体験を提供しているんです。
具体的には、以下のような場面で使われます。
年齢設定が影響する主な機能
- App Storeでダウンロードできるアプリの制限
- 映画やテレビ番組などのコンテンツの年齢制限
- ファミリー共有での管理機能
- 特定のAppleサービスの利用可否
- 購入時の承認システム
たとえば、13歳未満として登録されている場合、保護者の承認なしではアプリをダウンロードできなくなります。これは子どもを守るための大切な仕組みなんですね。
また、間違った生年月日で登録してしまうと、本来使える機能が制限されたり、逆に年齢制限のあるコンテンツにアクセスできてしまったりする可能性があるんです。
【13歳以上の場合】iPhoneでApple IDの年齢を変更する方法
現在の年齢が13歳以上で、登録した生年月日も13歳以上になっている場合は、比較的簡単に変更できます。
以下の手順で変更しましょう。
iPhoneから変更する手順
ステップ1：設定アプリを開く
iPhoneのホーム画面から「設定」アプリをタップします。
ステップ2：自分の名前をタップ
設定画面の一番上に表示されている自分の名前（Apple ID）をタップしてください。
ステップ3：個人情報を選択
「個人情報」という項目をタップします。
この時、Apple IDのパスワード入力を求められる場合があります。
ステップ4：生年月日を変更
「生年月日」の項目をタップし、正しい生年月日を選択してください。
ステップ5：完了をタップ
新しい生年月日を選んだら、画面右上の「完了」をタップして保存します。
これで変更は完了です！とても簡単ですよね。
Webブラウザから変更する手順
パソコンやスマホのブラウザからも変更できます。
ステップ1：Apple IDのサイトにアクセス
Webブラウザで「appleid.apple.com」にアクセスします。
ステップ2：サインイン
Apple IDとパスワードを入力してサインインしてください。
ステップ3：個人情報を編集
「個人情報」のセクションを見つけて、「生年月日」を選択します。
ステップ4：新しい生年月日を入力
正しい生年月日を入力し、「保存」をクリックしてください。
これで変更完了です。
【13歳未満への変更】子どもアカウントへの変更方法と注意点
ここからが少し複雑になります。13歳以上の年齢から13歳未満に変更する場合や、すでに13歳未満として登録されている場合は、特別な手順が必要なんです。
13歳未満への変更には条件がある
大人のアカウントから子どもアカウントに変更するには、以下の条件を満たす必要があります。
変更の条件
- ファミリー共有グループに参加していること
- ファミリー共有の管理者（保護者）の承認を得ること
- そのアカウントが自分でファミリー共有の管理者になっていないこと
つまり、一人では変更できず、必ず保護者の協力が必要になるんですね。
変更の手順
ステップ1：ファミリー共有に参加
まず、保護者のiPhoneでファミリー共有を設定し、子どものアカウントを追加します。
ステップ2：生年月日変更をリクエスト
子どものiPhoneから前述の手順で生年月日を変更しようとすると、保護者への承認リクエストが送信されます。
ステップ3：保護者が承認
保護者のiPhoneに承認リクエストが届くので、これを承認すれば変更完了です。
重要な注意点
一度13歳未満に設定すると変更できない
これはとても重要なポイントです。一度13歳未満の生年月日に変更すると、その後は簡単に変更できなくなります。
もし誤って設定してしまった場合は、Appleサポートに連絡する必要があります。慎重に行いましょう。
13歳未満のアカウントの制限
- 保護者の承認なしでアプリをダウンロードできない
- Apple Musicなど一部のサービスが制限される
- ファミリー共有から離脱できない
- 年齢制限のあるコンテンツにアクセスできない
これらは子どもを守るための制限ですが、必要に応じて保護者が設定を調整できます。
スクリーンタイムでアプリの年齢制限を設定する方法
Apple IDの年齢設定とは別に、スクリーンタイム機能を使ってアプリの年齢制限を設定することもできます。
スクリーンタイムとは、iPhoneの使用時間を管理したり、特定のアプリやコンテンツへのアクセスを制限したりできる機能のことです。
スクリーンタイムの基本設定
ステップ1：スクリーンタイムを開く
「設定」アプリから「スクリーンタイム」をタップします。
ステップ2：スクリーンタイムをオンにする
初めて使う場合は、「スクリーンタイムをオンにする」をタップしてください。
ステップ3：用途を選択
「これは自分用のiPhoneです」または「これは子供用のiPhoneです」のどちらかを選びます。
子ども用を選ぶと、年齢に応じた制限が自動で設定されます。
アプリの年齢制限を設定する
ステップ1：コンテンツとプライバシーの制限をオン
スクリーンタイムの画面で「コンテンツとプライバシーの制限」をタップし、これをオンにします。
ステップ2：コンテンツ制限を選択
「コンテンツ制限」をタップしてください。
ステップ3：アプリの年齢制限を設定
「App」の項目をタップすると、以下の選択肢が表示されます。
- すべてのAppを許可（制限なし）
- 12+（12歳以上向けのアプリのみ許可）
- 9+（9歳以上向けのアプリのみ許可）
- 4+（4歳以上向けのアプリのみ許可）
- Appを許可しない（すべてのアプリを制限）
子どもの年齢に合わせて適切な制限を選びましょう。
たとえば小学生なら「9+」、中学生なら「12+」といった具合に設定すると良いですね。
スクリーンタイムパスコードの設定
スクリーンタイムの設定を子どもが勝手に変更できないように、パスコードを設定することが重要です。
パスコードの設定手順
- スクリーンタイム画面で「スクリーンタイム設定をロック」をタップ
- 4桁のパスコードを入力（iPhoneのロック解除パスコードとは別のもの）
- 確認のため、もう一度同じパスコードを入力
- Apple IDとパスワードを入力（パスコードを忘れた時の復旧用）
このパスコードは絶対に子どもに教えないようにしましょう。
ファミリー共有を使った子どものiPhone管理
保護者のiPhoneから子どものiPhoneを遠隔で管理したい場合は、ファミリー共有機能が便利です。
ファミリー共有のメリット
遠隔で管理できる項目
- スクリーンタイムの設定変更
- アプリのダウンロード承認
- 使用時間の確認
- 休止時間の設定
- コンテンツ制限の調整
自分のiPhoneから子どものiPhoneの設定を変更できるので、とても便利なんです。
ファミリー共有での管理方法
ステップ1：保護者のiPhoneで設定を開く
保護者のiPhoneで「設定」→「スクリーンタイム」を開きます。
ステップ2：子どもの名前を選択
「ファミリー」の下に表示されている子どもの名前をタップしてください。
ステップ3：設定を調整
ここから休止時間、アプリ使用時間の制限、コンテンツ制限などを設定できます。
設定した内容は自動的に子どものiPhoneに反映されます。
年齢設定を変更する際の重要な注意点
年齢設定を変更する前に、以下の点に注意してください。
変更回数の制限
年に一度しか変更できません
Apple IDの生年月日は、年に1回しか変更できない仕組みになっています。
つまり、一度変更したら、次に変更できるのは1年後ということです。間違えないように慎重に行いましょう。
ただし、変更後24時間以内であれば、もう一度だけ修正が可能です。間違いに気づいたらすぐに修正してくださいね。
13歳未満への変更は慎重に
前述したとおり、13歳未満に設定すると、簡単には変更できなくなります。
本当に13歳未満なのか、もう一度確認してから変更しましょう。
頻繁な変更はアカウント停止のリスクも
正当な理由なく頻繁に年齢を変更すると、Appleによってアカウントが停止される可能性があります。
年齢設定は正確に、そして必要な時だけ変更するようにしてください。
既存のデータへの影響
年齢を変更しても、基本的には既存のデータ（アプリ、写真、音楽など）には影響しません。
ただし、年齢制限のあるコンテンツへのアクセス権限は変わる可能性があります。
よくある質問
Q1：生年月日を間違えて登録してしまいました。すぐに変更できますか？
A：13歳以上の年齢同士の変更であれば、前述の手順ですぐに変更できます。ただし、変更できるのは年に1回までです（変更後24時間以内は再変更可能）。
Q2：13歳未満に設定してしまいましたが、やっぱり13歳以上に変更したいです
A：残念ながら、一度13歳未満に設定すると、自分では変更できません。Appleサポートに連絡して相談する必要があります。ただし、必ず変更してもらえるとは限りません。
Q3：子どもが13歳になったら、自動的に制限は解除されますか？
A：いいえ、自動では解除されません。13歳の誕生日を迎えたら、保護者が設定を見直して、必要に応じて制限を緩和する必要があります。
Q4：スクリーンタイムのパスコードを忘れてしまいました
A：Apple IDとパスワードを設定してある場合は、それを使ってリセットできます。設定していない場合は、iPhoneを初期化する必要が出てくる可能性があります。パスコードは必ず覚えておくか、安全な場所にメモしておきましょう。
Q5：年齢制限を設定すると、どのアプリが使えなくなりますか？
A：App Storeの各アプリページには「年齢制限指定」という項目があり、そこに対象年齢が記載されています。たとえば「12+」に設定すると、「17+」指定のアプリはダウンロードも使用もできなくなります。
Q6：保護者の承認なしでアプリをダウンロードさせたくありません
A：ファミリー共有で子どもアカウントを管理し、「承認と購入のリクエスト」機能をオンにすれば、子どもがアプリをダウンロードする際に保護者の承認が必要になります。
Q7：年齢設定を変更したら、今まで使っていたアプリはどうなりますか？
A：すでにダウンロード済みのアプリは基本的にそのまま使えます。ただし、新しい年齢制限に合わない場合、アプリが非表示になったり、起動できなくなったりすることがあります。
まとめ：iPhoneの年齢設定は正確に、慎重に
iPhoneの年齢設定は、安全で快適な利用のための重要な要素です。
この記事でご紹介した内容をまとめると、以下のようになります。
押さえておきたいポイント
- Apple IDの生年月日は年に1回しか変更できない
- 13歳以上同士の変更は比較的簡単にできる
- 13歳未満への変更には保護者の承認が必要
- 一度13歳未満に設定すると変更が困難になる
- スクリーンタイムでアプリの年齢制限を細かく設定できる
- ファミリー共有を使えば保護者のiPhoneから管理できる
お子さんにiPhoneを持たせる場合は、適切な年齢設定とスクリーンタイムの活用で、安全な利用環境を整えてあげましょう。
設定は最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、あとは必要に応じて微調整するだけです。
お子さんの成長に合わせて、定期的に設定を見直していくことをおすすめします。
もし設定でわからないことがあったら、Appleサポートに問い合わせることもできます。遠慮なく相談してみてくださいね。
安全で楽しいiPhoneライフを送りましょう！
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