iPadを使い始めたばかりで、画面を保存する方法が分からない。iPhoneと同じだと思ってやってみたけど、なぜかうまくいかない…。
実はiPadのスクリーンショット方法は、モデルによって微妙に違うんです。ホームボタンがあるかないかで操作方法が変わるため、「あれ、できない?」と戸惑う方も多いですよね。
でも安心してください!この記事では、すべてのiPadモデルに対応したスクリーンショットの撮り方を、写真付きでわかりやすく解説します。
基本的な撮影方法から、便利な裏技、フルページスクショの活用術まで、iPadのスクリーンショットに関するすべてをマスターしましょう!
まず確認!あなたのiPadはどのタイプ?

スクリーンショットの方法を知る前に、自分のiPadがどのタイプか確認しましょう。大きく分けて2種類あります。
タイプ1:ホームボタンがあるiPad
画面の下部に丸い物理ボタン(ホームボタン)がある場合は、このタイプです。
該当するモデル
- iPad(第5世代〜第9世代)
- iPad mini(第4世代、第5世代)
- iPad Air(第1世代〜第3世代)
- iPad Pro 9.7インチ
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad Pro 12.9インチ(第1世代、第2世代)
タイプ2:ホームボタンがないiPad
画面下部にホームボタンがなく、全面ディスプレイになっている場合は、このタイプです。
該当するモデル
- iPad(第10世代)
- iPad mini(第6世代)
- iPad Air(第4世代、第5世代)※M2、M3チップ搭載モデル含む
- iPad Pro 11インチ(全世代)※M4チップ搭載モデル含む
- iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)
自分のiPadがどちらか分からない場合は、「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。
【基本】iPadモデル別スクリーンショットの撮り方
それでは、モデル別の基本的なスクリーンショット方法を見ていきましょう。
ホームボタンがあるiPadの場合
ホームボタン搭載モデルは、この2つのボタンを使います。
操作手順
- スクリーンショットを撮りたい画面を表示します
- トップボタン(電源ボタン)とホームボタンを同時に押します
- 素早く両方のボタンを離します
- 画面が一瞬白く光り、「カシャッ」というシャッター音が鳴ります
- 画面左下に小さなサムネイルが一時的に表示されます
うまくいかない場合のコツ
- ホームボタンを押してから、すぐにトップボタンを押す(ほぼ同時ですが、ホームボタンを気持ち先に押すと成功しやすいです)
- 「同時押し」を意識しすぎて長押しになると、Siriが起動したり、電源オフ画面が出たりするので注意
- 押した後は素早く離すのがポイントです
ホームボタンがないiPadの場合
最新のiPadは、音量ボタンを使う方式に変わっています。
操作手順
- スクリーンショットを撮りたい画面を表示します
- トップボタン(電源ボタン)と音量上げボタンまたは音量下げボタンのどちらかを同時に押します
- 素早く両方のボタンを離します
- 画面が一瞬白く光り、「カシャッ」というシャッター音が鳴ります
- 画面左下に小さなサムネイルが一時的に表示されます
ボタンの位置について
- トップボタン:iPad本体の上部または右側面にあります
- 音量ボタン:本体の右側面にある2つのボタン(どちらでもOK)
うまくいかない場合のコツ
- 音量ボタンを押してから、すぐにトップボタンを押す
- ボタンを押す時間は1秒未満でOK。長押しすると別の機能が起動します
- 片手で持ちながらだと押しにくいので、両手を使うか、平らな場所に置いて操作しましょう
【便利】もっと簡単にスクショを撮る5つの方法
基本的なボタン操作以外にも、便利な撮影方法があるんです。状況に応じて使い分けましょう!
方法1:AssistiveTouch(画面タップ)で撮る
「ボタンの同時押しが苦手」「物理ボタンが壊れている」という方におすすめの方法です。
設定手順
- 「設定」アプリを開きます
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「タッチ」をタップ
- 「AssistiveTouch」をタップしてオンにします
- 「カスタムアクション」の中から「シングルタップ」を選択
- 一覧から「スクリーンショット」を選択
使い方
- 画面上に表示される白い丸ボタンをタップするだけでスクショが撮れます
- このボタンはスクリーンショットに映り込まないので安心です
- ボタンの位置は自由に動かせます
メリット
- 片手で簡単に撮影できる
- 連続してスクショを撮るときに超便利
- 物理ボタンを押す必要がない
方法2:Apple Pencilでスワイプして撮る
Apple Pencilを持っている方は、この方法が最速かもしれません。
操作手順
- スクリーンショットを撮りたい画面を表示します
- 画面の左下または右下の隅から、画面中央に向かってApple Pencilでスワイプします
- 自動的にスクリーンショットが撮影され、マークアップ画面が開きます
メリット
- ボタンを押す必要がない
- そのまま手書きメモを追加できる
- 撮影から編集までの流れがスムーズ
注意点
- iPadOS 13以降が必要です
- Apple Pencil(第1世代または第2世代)が必要です
方法3:Siri(音声)で撮る
両手がふさがっているときや、iPad をアームに固定しているときに便利な方法です。
操作手順
- 「Hey Siri」と話しかけます(または、ホームボタン/トップボタンを長押ししてSiriを起動)
- 「スクリーンショットを撮って」または「スクショ撮って」と話しかけます
- 自動的にスクリーンショットが撮影されます
事前設定
「Hey Siri」を使うには、事前に設定が必要です。
- 「設定」→「Siriと検索」を開く
- 「”Hey Siri”を聞き取る」をオンにする
- 音声登録の案内に従って「Hey Siri」を5回話しかける
メリット
- 完全にハンズフリーで撮影できる
- 料理中や作業中でも使える
- 画面を見ながら撮影できる
方法4:Bluetoothキーボードで撮る
Magic KeyboardやBluetoothキーボードをiPadに接続している方は、キーボードショートカットが便利です。
操作方法
パターン1:写真に保存
- Command + Shift + 3
- フルスクリーンのスクショが撮れて、自動的に「写真」アプリに保存されます
パターン2:マークアップで編集
- Command + Shift + 4
- スクショが撮れて、すぐにマークアップ画面が開き、編集できます
メリット
- タイピング中でも素早く撮影できる
- 画面に触れる必要がない
- パソコンライクな操作感
方法5:背面タップで撮る(iOS 14以降)
実は、iPadの背面をトントンとタップするだけでスクショが撮れるんです。
設定手順
- 「設定」→「アクセシビリティ」を開く
- 「タッチ」をタップ
- 「背面タップ」をタップ
- 「ダブルタップ」または「トリプルタップ」を選択
- 「スクリーンショット」を選択
使い方
- iPadの背面(Apple Logoがある側)を、指で2回または3回トントンと叩きます
- 自動的にスクリーンショットが撮影されます
メリット
- 直感的で簡単
- ケースを付けていても使える
- ボタンの位置を探す必要がない
【活用】スクリーンショットの便利な使い方

撮影した後の活用方法も知っておくと、さらに便利になります。
すぐに編集・書き込みする方法
スクリーンショットを撮った直後、画面左下に表示されるサムネイルをタップすると、マークアップ画面が開きます。
できること
- 手書きメモを追加
- テキストを挿入
- 矢印や図形を描く
- 蛍光ペンでマーキング
- トリミング(切り抜き)
- 署名の追加
ツールの種類
- ペン:自由に線が描けます
- マーカー:半透明の蛍光ペン
- 鉛筆:鉛筆風の質感
- 消しゴム:描いたものを消せます
- 投げ縄:選択して移動・削除できます
- ルーラー:まっすぐな線を引けます
トリミング(切り抜き)の方法
スクリーンショット全体ではなく、一部だけを保存したい場合に使います。
操作手順
- サムネイルをタップしてマークアップ画面を開く
- 画面の四隅にある青い丸(ハンドル)をドラッグ
- 保存したい範囲を調整
- 「完了」をタップ
- 「”写真”に保存」を選択
フルページスクリーンショットの撮り方
Safariでウェブページ全体(スクロールが必要な長いページ)を1枚の画像として保存できます。
操作手順
- Safariでウェブページを開く
- 通常の方法でスクリーンショットを撮る
- 画面左下のサムネイルをタップ
- 画面上部の「フルページ」タブをタップ
- ページ全体のプレビューが表示されます
- 「完了」→「PDFを”ファイル”に保存」を選択
- 保存場所を選んで「保存」をタップ
特徴
- PDF形式で保存されます
- ページ全体が1つのファイルになります
- 右側のミニマップで全体を確認できます
活用例
- 長い記事を保存
- レシピ全体を1ファイルに
- 利用規約や契約書の保存
- 商品ページの詳細を記録
保存先を変更する方法
スクリーンショットは自動的に「写真」アプリに保存されますが、保存先を変更することもできます。
「ファイル」に保存する方法
- サムネイルをタップ
- 「完了」をタップ
- 「”ファイル”に保存」を選択
- 保存先のフォルダを選択
- 「保存」をタップ
メリット
- フォルダで整理しやすい
- iCloud Driveに保存できる
- 写真アプリがスクショで埋まらない
【整理】撮影したスクリーンショットの確認方法
撮りためたスクリーンショットはどこで見られるのでしょうか?
「写真」アプリで確認する
最も基本的な確認方法です。
手順
- 「写真」アプリを開く
- 下部の「アルバム」をタップ
- 「メディアタイプ」まで下にスクロール
- 「スクリーンショット」をタップ
これで、撮影したスクリーンショットだけを一覧で見ることができます。
「ファイル」アプリで確認する
「ファイル」に保存したスクショは、「ファイル」アプリから確認します。
手順
- 「ファイル」アプリを開く
- 保存した場所(iCloud Drive、このiPad内など)を選択
- 保存したフォルダを開く
【応用】スクリーンショット音を消す方法
授業中や会議中など、シャッター音を鳴らしたくない場合がありますよね。
方法1:消音モードにする
最も簡単な方法です。
操作手順
- コントロールセンターを開く(画面右上から下にスワイプ)
- ベルのアイコン(消音ボタン)をタップ
- オレンジ色になれば消音モードオン
- この状態でスクショを撮れば音が鳴りません
注意点
- iPad全体が消音モードになります
- 他のアプリの音も出なくなります
方法2:音量を0にする
より細かく調整したい場合は、この方法がおすすめです。
操作手順
- 「設定」→「サウンド」を開く
- 「着信音と通知音」のスライダーを左端(0)にする
- 「ボタンで変更」がオンの場合は、音量ボタンでも調整可能
メリット
- スクリーンショットの音だけを消せる
- 他のメディアの音量は別に設定できる
【トラブル】スクリーンショットができない時の対処法
「やってみたけど撮れない!」という場合は、以下を確認してみましょう。
原因1:ボタンを同時に押せていない
症状
- Siriが起動してしまう(長押しになっている)
- 電源オフ画面が表示される
- 何も起こらない
解決策
- 2つのボタンを「カチッ、カチッ」と素早く連続で押す感覚で
- 片方を気持ち先に押して、すぐにもう片方を押す
- 長押しではなく、短く押してすぐ離す
原因2:ストレージ容量が不足している
症状
- スクリーンショットを撮ろうとしても保存されない
- 「ストレージの空き容量が不足しています」と表示される
解決策
- 「設定」→「一般」→「iPadストレージ」で確認
- 不要な写真や動画を削除
- 使っていないアプリを削除
- iCloud Driveに写真をアップロードして、iPad内の写真を削除
原因3:iPadOSが古い
症状
- 特定の機能(フルページスクショなど)が使えない
- 動作が不安定
解決策
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開く
- 最新のアップデートがあればインストール
- iPadを再起動
原因4:アプリがスクショを禁止している
一部のアプリは、コンテンツ保護のためにスクリーンショット撮影を禁止しています。
該当する可能性があるアプリ
- 一部の動画配信サービス
- 電子書籍アプリ(一部)
- 銀行・金融系アプリ
対処法
- 残念ながら、これらのアプリでは撮影できません
- 他のアプリでは撮影できるか確認してみましょう
原因5:機能制限がかかっている
スクリーンタイムで機能制限が設定されている可能性があります。
確認方法
- 「設定」→「スクリーンタイム」を開く
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「許可されたApp」を確認
- 制限されている場合は、保護者に解除を依頼
よくある質問:読者の疑問に答えます
Q1:スクリーンショットを撮ると画質が落ちますか?
A:いいえ、画質は落ちません。スクリーンショットは、画面に表示されている通りの解像度で保存されます。iPadの高解像度ディスプレイそのままの美しい画像が保存されるので安心してください。
Q2:動画の再生中でもスクリーンショットは撮れますか?
A:はい、撮れます。動画を一時停止して撮影しても良いですし、再生中のまま撮影しても大丈夫です。ただし、一部の動画配信サービスでは、著作権保護のため撮影が制限されている場合があります。
Q3:スクリーンショットを連続で何枚も撮りたいのですが、良い方法はありますか?
A:AssistiveTouchを使う方法が最適です。画面上の丸ボタンをタップするだけで撮影できるので、ボタンの同時押しより圧倒的に速く、連続撮影が楽になります。電子書籍をPDF化する際などに特に便利ですよ。
Q4:スクリーンショットのファイルサイズが大きすぎるのですが、小さくできますか?
A:スクリーンショット自体のサイズを変更することはできませんが、以下の方法があります:
- トリミングして必要な部分だけを保存する
- 画像編集アプリで解像度を下げる
- HEIC形式(iOS標準)ではなくJPEG形式で保存する設定に変更(「設定」→「カメラ」で変更可能)
Q5:スクリーンショットを誤って削除してしまいました。復元できますか?
A:はい、30日以内なら復元できます。
- 「写真」アプリを開く
- 「アルバム」→「最近削除した項目」を選択
- 復元したいスクショを選んで「復元」をタップ
30日を過ぎると完全に削除されてしまうので注意してください。
Q6:Apple Pencilでスワイプしてもスクショが撮れないのですが?
A:以下を確認してください:
- iPadOSが最新バージョンか確認(iPadOS 13以降が必要)
- Apple Pencilが正しくペアリングされているか確認
- スワイプの位置が正しいか確認(画面の隅から中央に向かって)
- スワイプの速度を変えてみる(速すぎても遅すぎてもダメ)
まとめ:あなたに合った方法でスクショを活用しよう!
iPadのスクリーンショット方法を、基本から応用まで詳しく解説してきました。
スクショ方法のおさらい
【基本の方法】
- ホームボタンあり:トップボタン + ホームボタン
- ホームボタンなし:トップボタン + 音量ボタン
【便利な方法】
- AssistiveTouch:画面タップだけで撮影
- Apple Pencil:画面隅からスワイプ
- Siri:音声で「スクショ撮って」
- Bluetoothキーボード:Command + Shift + 3
- 背面タップ:iPad背面をトントン
【活用テクニック】
- マークアップで手書き編集
- トリミングで必要部分だけ保存
- フルページスクショでウェブページ全体を保存
- 「ファイル」アプリに整理して保存
自分のiPadモデルや使用状況に合わせて、最適な方法を選んでくださいね。
特にAssistiveTouchは、一度設定すれば本当に便利なので、ぜひ試してみてください。ボタン同時押しの煩わしさから解放されて、スクショライフが快適になりますよ!
これであなたもiPadスクリーンショットマスターです!


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