iPadが暗くなる原因と対処法!勝手に暗くなる・真っ暗になった時の解決策

プログラミング・IT

「iPadの画面が勝手に暗くなる」「操作中に画面が暗くなって困る」「突然真っ暗になって動かない」そんなトラブルに悩んでいませんか?

iPadの画面が暗くなる原因はさまざまです。設定によって自動的に暗くなる場合もあれば、故障が原因の場合もあります。

この記事では、iPadの画面が暗くなる原因と対処法を、症状別にわかりやすく解説します。「勝手に暗くなる」「すぐ暗くなる」「真っ暗で動かない」など、それぞれの状況に合った解決策を紹介するので、ぜひ参考にしてください。


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iPadの画面が暗くなる症状は2種類ある

まず、「画面が暗くなる」という症状には大きく2種類あります。自分の状況がどちらに当てはまるか確認しましょう。

症状詳細主な原因
勝手に暗くなる操作中や放置中に画面が暗くなるが、タップすれば復帰する設定(自動ロック、明るさ自動調節など)
真っ暗で動かない画面が完全に真っ暗で、タップしても反応しない電池切れ、システム不具合、故障

それぞれの対処法を詳しく解説していきます。


【パターン1】iPadの画面が勝手に暗くなる場合

操作中や少し放置しただけで画面が暗くなる場合は、iPadの設定が原因であることがほとんどです。以下の設定を確認してみましょう。

原因1:自動ロック機能がオンになっている

症状: 一定時間操作しないと画面が暗くなり、ロックがかかる

iPadには「自動ロック」という機能があり、一定時間操作しないと自動的に画面がオフになります。初期設定では2分に設定されているため、少し手を止めるとすぐに暗くなってしまいます。

対処法:自動ロックの時間を変更する

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップ
  3. 「自動ロック」をタップ
  4. 好みの時間を選択(2分/5分/10分/15分/なし)

ポイント: 「なし」を選択すると、自動でロックがかからなくなります。ただし、バッテリー消費が早くなるので注意が必要です。

注意: 低電力モードがオンになっていると、自動ロックの設定に関係なく30秒で画面が暗くなります。

原因2:低電力モードがオンになっている

症状: 自動ロックを変更しても30秒で画面が暗くなる

低電力モードがオンになっていると、バッテリー節約のため自動ロックが30秒に固定されます。設定を変更しても30秒で暗くなる場合は、低電力モードを確認しましょう。

対処法:低電力モードをオフにする

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「低電力モード」をオフにする

または、コントロールセンターからもオン/オフできます。

原因3:明るさの自動調節機能がオンになっている

症状: 周囲の明るさによって画面が暗くなったり明るくなったりする

iPadには環境光センサーが搭載されており、周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動調整する機能があります。暗い場所では画面が暗くなり、明るい場所では画面が明るくなります。

対処法:明るさの自動調節をオフにする

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アクセシビリティ」をタップ
  3. 「画面表示とテキストサイズ」をタップ
  4. 「明るさの自動調節」をオフにする

注意: 「画面表示と明るさ」ではなく、「アクセシビリティ」の中にあります。

原因4:True Toneがオンになっている

症状: 場所や時間によって画面の色味や明るさが変わる

True Tone(トゥルートーン)は、周囲の環境光に合わせてディスプレイの色と輝度を自動調整する機能です。これがオンになっていると、環境によって画面が暗く感じることがあります。

対処法:True Toneをオフにする

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップ
  3. 「True Tone」をオフにする

または、コントロールセンターで明るさスライダーを長押しし、「True Tone」をタップしてオフにすることもできます。

原因5:Night Shiftがオンになっている

症状: 夜になると画面がオレンジ色っぽく暗くなる

Night Shift(ナイトシフト)は、夜間に画面の色を暖色系に切り替える機能です。目に優しい色味になりますが、画面が暗く黄色っぽく見えることがあります。

対処法:Night Shiftをオフにする

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップ
  3. 「Night Shift」をタップ
  4. 「時間指定」をオフにする

原因6:ダークモードがオンになっている

症状: 画面全体が黒を基調とした配色になっている

ダークモードは、画面の背景を暗くし、文字を明るくする表示モードです。目の疲れを軽減できますが、画面全体が暗く感じられます。

対処法:ダークモードをオフにする

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップ
  3. 「ライト」を選択

または、コントロールセンターで明るさスライダーを長押しし、「ダークモード」をタップしてオフにすることもできます。

原因7:画面の明るさが低く設定されている

症状: 常に画面が暗い

単純に画面の明るさ設定が低くなっている可能性があります。

対処法:画面の明るさを上げる

方法1:コントロールセンターから調整

  1. 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
  2. 明るさスライダー(太陽のアイコン)を上にドラッグ

方法2:設定から調整

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップ
  3. 「明るさ」のスライダーを右にドラッグ

原因8:ホワイトポイントを下げる設定がオンになっている

症状: 画面の明るさを最大にしても暗く感じる

「ホワイトポイントを下げる」がオンになっていると、画面の最大輝度が制限され、暗く表示されます。

対処法:ホワイトポイントの設定を確認する

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アクセシビリティ」をタップ
  3. 「画面表示とテキストサイズ」をタップ
  4. 「ホワイトポイントを下げる」をオフにする

【パターン2】iPadの画面が真っ暗で動かない場合

画面が完全に真っ暗で、タップしても電源ボタンを押しても反応しない場合は、設定ではなく別の原因が考えられます。

原因1:電池切れ

症状: 画面が真っ暗で何も反応しない

もっとも多い原因は電池切れです。バッテリーが完全になくなると、充電しても数分間は画面が表示されないことがあります。

対処法:しばらく充電する

  1. 純正またはMFi認証の充電ケーブルでiPadを充電
  2. 15〜30分ほどそのまま待つ
  3. 充電アイコンが表示されるか確認
  4. 電源ボタンを押して起動

ポイント: バッテリーが完全に空の状態では、充電してもすぐには起動しません。焦らず15分以上待ちましょう。

原因2:フリーズ(システム不具合)

症状: 充電しても反応しない、音は鳴るが画面は真っ暗

iPadのシステムに一時的な不具合が発生し、フリーズしている可能性があります。この場合は強制再起動で解決できることが多いです。

対処法:強制再起動する

ホームボタンがないiPad(iPad Pro、iPad Air 第4世代以降など)

  1. 音量を上げるボタンを一瞬押して離す
  2. 音量を下げるボタンを一瞬押して離す
  3. 電源ボタン(トップボタン)をAppleロゴが表示されるまで長押し(10〜15秒程度)

ホームボタンがあるiPad

  1. 電源ボタンホームボタンを同時に長押し
  2. Appleロゴが表示されるまで押し続ける(10〜15秒程度)

Appleロゴが表示されたら、強制再起動が成功です。

原因3:iPadOSの不具合

症状: 強制再起動しても真っ暗なまま、またはリンゴマークでフリーズ

iPadOSに深刻な不具合が発生している場合、強制再起動だけでは解決しないことがあります。この場合はリカバリーモードを使ってiPadOSをアップデートします。

対処法:リカバリーモードでアップデートする

  1. iPadをパソコンにケーブルで接続
  2. パソコンでiTunes(Windows)またはFinder(Mac)を起動
  3. iPadを強制再起動の手順でボタンを押す
  4. リカバリーモード画面(ケーブルとパソコンのアイコン)が表示されるまで押し続ける
  5. パソコンに「アップデート」または「復元」の選択肢が表示される
  6. 「アップデート」を選択(データを残したまま修復)

注意: 「復元」を選択するとiPadが初期化され、データがすべて消えます。まずは「アップデート」を試しましょう。

原因4:ハードウェアの故障

症状: 上記の対処法をすべて試しても改善しない

以下のような場合は、ハードウェア(本体)の故障が考えられます。

  • 画面が真っ暗だが、音や振動はある
  • 落としたり水に濡らしたりした後に真っ暗になった
  • 強制再起動やリカバリーモードでも改善しない

考えられる故障:

  • 液晶ディスプレイの故障
  • バックライトの故障
  • ディスプレイケーブルの断線・接触不良
  • 基板の故障

対処法:修理に出す

ハードウェアの故障は自分で直すことができません。Appleサポートまたは正規サービスプロバイダに相談しましょう。

問い合わせ先:

方法連絡先
Apple公式サポートhttps://support.apple.com/ja-jp
Apple Store最寄りの店舗に予約して来店
正規サービスプロバイダビックカメラ、カメラのキタムラなど

状況別まとめ:症状と対処法一覧

症状原因対処法
操作しないと画面が暗くなる自動ロック設定→画面表示と明るさ→自動ロックの時間を変更
30秒で画面が暗くなる低電力モード設定→バッテリー→低電力モードをオフ
周囲の明るさで画面が変わる明るさの自動調節設定→アクセシビリティ→画面表示とテキストサイズ→明るさの自動調節をオフ
場所によって色味が変わるTrue Tone設定→画面表示と明るさ→True Toneをオフ
夜になると画面が暗いNight Shift設定→画面表示と明るさ→Night Shiftをオフ
画面全体が暗い配色ダークモード設定→画面表示と明るさ→ライトを選択
常に画面が暗い明るさ設定が低いコントロールセンターで明るさを上げる
最大輝度でも暗いホワイトポイント設定→アクセシビリティ→ホワイトポイントを下げるをオフ
真っ暗で反応しない電池切れ15〜30分充電する
真っ暗で反応しないフリーズ強制再起動
強制再起動でも直らないiPadOSの不具合リカバリーモードでアップデート
何をしても直らないハードウェア故障Apple公式サポートに相談・修理

よくある質問(Q&A)

Q1:動画を見ている途中で画面が暗くなるのはなぜ?

A:自動ロックが原因です。動画アプリによっては、再生中でも自動ロックが作動することがあります。「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」を「なし」に設定するか、時間を長くしてください。

Q2:iPadカバーを閉じると画面が暗くなるのは故障?

A:故障ではありません。iPadには、対応するカバー(Smart Cover/Smart Folioなど)を閉じると自動でスリープになる機能があります。この機能をオフにしたい場合は、「設定」→「画面表示と明るさ」→「ロック/ロック解除」をオフにしてください。

Q3:画面が真っ暗だけど音は鳴る。故障?

A:ディスプレイの故障の可能性が高いです。バックライトや液晶パネルに問題があると、システムは正常でも画面が表示されません。強制再起動を試しても改善しない場合は、修理が必要です。

Q4:充電中なのに画面が暗いままなのはなぜ?

A:完全に電池切れの状態では、充電してもすぐに起動しません。15〜30分ほど充電を続けてから、電源ボタンを押してみてください。それでも起動しない場合は、充電ケーブルやアダプタを確認してください。

Q5:外で使うと画面が暗くて見えにくい

A:明るさの自動調節をオフにして、手動で最大輝度に設定してください。それでも見えにくい場合は、日陰に移動するか、iPadの角度を調整して反射を防ぎましょう。

Q6:タップしてスリープ解除できない

A:機種によって対応状況が異なります。「タップしてスリープ解除」に対応しているのは以下の機種です:

  • iPad mini(第6世代)
  • iPad(第10世代)
  • iPad Air(第4世代以降)
  • 11インチiPad Pro(全世代)
  • 12.9インチiPad Pro(第3世代以降)

対応機種で機能が使えない場合は、「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「タップしてスリープ解除」がオンになっているか確認してください。


まとめ

iPadの画面が暗くなる原因と対処法を解説しました。

勝手に暗くなる場合のチェックリスト:

✅ 自動ロックの時間を確認(2分→15分や「なし」に変更)
✅ 低電力モードをオフにする
✅ 明るさの自動調節をオフにする(アクセシビリティ内)
✅ True Tone・Night Shift・ダークモードを確認
✅ 明るさスライダーで輝度を上げる
✅ ホワイトポイントを下げる設定をオフにする

真っ暗で動かない場合の対処法:

  1. まず15〜30分充電する(電池切れの可能性)
  2. 強制再起動を試す(フリーズの可能性)
  3. リカバリーモードでアップデート(iPadOSの不具合)
  4. それでもダメなら修理に出す(ハードウェア故障)

多くの場合は設定の変更や強制再起動で解決できます。この記事を参考に、iPadを快適に使いこなしてくださいね!

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