インストール エラー – 0x800f0922とは?原因と解決方法を徹底解説

プログラミング・IT

Windowsの更新プログラムをインストールしようとしたら、「インストール エラー – 0x800f0922」と表示されて、アップデートが完了しなかった経験はありませんか。

このエラーは、Windows 10やWindows 11で頻繁に発生するアップデート失敗エラーで、多くのユーザーを悩ませています。
特に、累積更新プログラムや機能更新プログラムのインストール時に発生しやすいエラーです。

この記事では、エラーコード0x800f0922の原因、具体的な症状、そして効果的な解決方法を詳しく解説します。

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エラーコード0x800f0922とは

エラーコード0x800f0922は、正式には「CBS_E_INSTALLERS_FAILED」と呼ばれる、Windowsの更新プログラムインストール時に発生するエラーです。

CBSは「Component-Based Servicing」の略で、Windowsのコンポーネントベースのサービスを意味します。
このエラーが発生すると、更新プログラムのインストールが最終段階で失敗し、変更がロールバック(元に戻される)されます。

エラーが発生する主なタイミング

エラー0x800f0922は、以下のような場面で発生します。

  • Windows Updateの累積更新プログラムインストール時
  • .NET Frameworkの更新時
  • Windows 10からWindows 11へのアップグレード時
  • セキュリティパッチの適用時
  • Windows機能の追加や削除時

エラー0x800f0922の主な原因

エラーコード0x800f0922が発生する原因は複数あります。

システム予約パーティションの容量不足

最も一般的な原因は、システム予約パーティション(SRP: System Reserved Partition)の空き容量不足です。

システム予約パーティションは、Windowsのブート情報やBitLocker暗号化データが格納される重要なパーティションで、通常100MB~500MBのサイズです。
Windows Updateはこの領域に一時ファイルを書き込むため、空き容量が100MB未満になるとエラーが発生します。

VPN接続の干渉

VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用している場合、Microsoftの更新サーバーへの接続が遮断され、アップデートが失敗することがあります。

VPNはトラフィックを別のサーバー経由でルーティングするため、Windows Updateサーバーとの通信が妨げられる可能性があります。

.NET Frameworkの問題

一部の更新プログラムは、.NET Framework 3.5や4.8が有効になっている必要があります。

.NET Frameworkが無効になっている、または破損している場合、インストール中に互換性エラーが発生し、エラー0x800f0922が表示されます。

ネットワーク接続の不安定性

インターネット接続が不安定な場合、更新ファイルのダウンロードやインストールが途中で中断され、エラーが発生します。

Wi-Fiの電波が弱い、ルーターの不具合、ISPの問題などが原因となります。

システムファイルの破損

Windowsのシステムファイルが破損していると、更新プログラムが正常にインストールできず、エラーが発生します。

マルウェア感染、不適切なシャットダウン、ハードディスクの不良セクタなどが原因でファイルが破損することがあります。

アプリ準備サービスの無効化

Windows 11やWindows 10では、「アプリ準備サービス(App Readiness)」が無効になっていると、特定の更新プログラムがインストールできません。

このサービスは、アプリケーションの準備処理を担当しており、更新プログラムのインストールにも関与しています。

SecureBootEncodeUEFIタスクの破損

Windows Serverや一部のWindows環境では、スケジュールされたタスク「SecureBootEncodeUEFI」が破損していることが原因でエラーが発生します。

このタスクが正常に読み込まれないと、更新プログラムのインストールが失敗します。

セキュリティソフトやファイアウォールの干渉

サードパーティ製のウイルス対策ソフトやファイアウォールが、更新プログラムのインストールをブロックすることがあります。

特に、システムファイルへのアクセスを制限するセキュリティソフトは、Windows Updateの動作を妨げることがあります。

エラー0x800f0922の症状

エラー0x800f0922が発生すると、以下のような症状が現れます。

  • Windows Updateが99%で停止し、進まなくなる
  • 「更新プログラムのインストールに失敗しました」というメッセージが表示される
  • エラーコード「0x800f0922」が表示される
  • 更新プログラムが自動的にアンインストールされる
  • 再起動後、同じエラーが繰り返される
  • 「システム予約パーティションを更新できませんでした」というメッセージが表示される(一部のケース)

エラー0x800f0922の解決方法

エラーコード0x800f0922を解決するには、原因に応じた対処法を試す必要があります。
以下の方法を順番に試してください。

方法1: VPN接続を切断する

VPNを使用している場合、まず切断してから更新を試みます。

  1. タスクバーのネットワークアイコンをクリック
  2. VPN接続を選択
  3. 「切断」をクリック
  4. Windows Updateを再実行

VPNを切断した状態で更新が成功した場合、VPNの設定を見直すか、更新時のみVPNを無効にしてください。

方法2: アプリ準備サービスを有効にする

アプリ準備サービスが無効になっている場合、有効化します。

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「services.msc」と入力してEnterキーを押す
  3. 「App Readiness」(アプリの準備状況)を探す
  4. ダブルクリックして開く
  5. 「スタートアップの種類」を「手動」に設定
  6. 「開始」ボタンをクリック
  7. 「OK」をクリックして閉じる
  8. PCを再起動してWindows Updateを実行

方法3: .NET Frameworkを再有効化する

.NET Frameworkが無効になっている場合、再有効化します。

  1. Windowsキー + Rを押す
  2. 「optionalfeatures.exe」と入力してEnterキーを押す
  3. 「Windowsの機能」ウィンドウが開く
  4. 「.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)」のチェックを外す
  5. 「.NET Framework 4.8 Advanced Services」のチェックを外す
  6. 「OK」をクリックして再起動
  7. 再度「Windowsの機能」を開く
  8. 「.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)」にチェックを入れる
  9. 「.NET Framework 4.8 Advanced Services」にチェックを入れる
  10. 「OK」をクリックして必要なファイルをインストール
  11. PCを再起動してWindows Updateを実行

方法4: Windows Updateトラブルシューティングを実行する

Windowsの組み込みトラブルシューティングツールを使用します。

Windows 11の場合:

  1. 「設定」を開く
  2. 「システム」→「トラブルシューティング」をクリック
  3. 「その他のトラブルシューティング ツール」をクリック
  4. 「Windows Update」の「実行する」ボタンをクリック
  5. 指示に従って問題を検出・修復

Windows 10の場合:

  1. 「設定」を開く
  2. 「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」をクリック
  3. 「追加のトラブルシューティング ツール」をクリック
  4. 「Windows Update」を選択して「トラブルシューティング ツールの実行」をクリック

方法5: DISM・SFCスキャンを実行する

システムファイルの破損を修復するため、DISMとSFCツールを実行します。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選択
  3. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押す
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
  1. 処理が完了するまで待つ(数分~数十分かかる場合があります)
  2. 完了後、以下のコマンドを入力してEnterキーを押す
sfc /scannow
  1. スキャンが完了するまで待つ
  2. PCを再起動してWindows Updateを実行

方法6: システム予約パーティションの容量を確認・拡張する

システム予約パーティションの空き容量が不足している場合、拡張が必要です。

容量の確認方法:

  1. Windowsキー + Xを押す
  2. 「ディスクの管理」を選択
  3. 「システム予約」または「EFIシステムパーティション」を探す
  4. 空き容量を確認

空き容量が100MB未満の場合、以下の方法で対処します。

不要なファイルの削除:

  • 言語ファイルや古いログファイルを削除

パーティションの拡張:

  • サードパーティ製のパーティション管理ツール(MiniTool Partition Wizard、EaseUS Partition Masterなど)を使用
  • 隣接する未割り当て領域からスペースを追加
  • システム予約パーティションを500MB以上に拡張

注意: パーティション操作は慎重に行い、事前にデータをバックアップしてください。

方法7: Windows Updateコンポーネントをリセットする

Windows Updateの関連サービスとキャッシュをリセットします。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選択
  3. 以下のコマンドを1行ずつ入力してEnterキーを押す
net stop bits
net stop wuauserv
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
net start bits
net start wuauserv
  1. PCを再起動してWindows Updateを実行

方法8: ファイアウォールを一時的に無効にする

サードパーティ製のセキュリティソフトが干渉している可能性があります。

Windows Defenderファイアウォールを無効にする:

  1. 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」を開く
  2. 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
  3. 現在アクティブなネットワークを選択
  4. 「Microsoft Defenderファイアウォール」をオフにする
  5. Windows Updateを実行
  6. 完了後、ファイアウォールを再度オンにする

サードパーティ製セキュリティソフトの場合:

  • ソフトウェアを一時的に無効化
  • 更新完了後、再度有効化

方法9: SecureBootEncodeUEFIタスクを削除する(Windows Server環境)

Windows Serverや一部の環境では、破損したタスクを削除する必要があります。

注意: この方法は高度な操作です。レジストリを編集するため、慎重に行ってください。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選択
  3. 以下のコマンドを入力してGUIDを確認
reg query "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\TaskCache\Tree\Microsoft\Windows\PI\SecureBootEncodeUEFI" /v ID
  1. 表示されたGUIDをメモ
  2. 以下のコマンドを入力({GUID}部分を実際のGUIDに置き換える)
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\TaskCache\Maintenance\{GUID}" /f
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\TaskCache\Plain\{GUID}" /f
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\TaskCache\Tasks\{GUID}" /f
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\TaskCache\Tree\Microsoft\Windows\PI\SecureBootEncodeUEFI" /f
  1. PCを再起動してWindows Updateを実行

方法10: クリーンブートで起動する

サードパーティ製のサービスが干渉している可能性があります。

  1. Windowsキー + Rを押す
  2. 「msconfig」と入力してEnterキーを押す
  3. 「サービス」タブを選択
  4. 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェック
  5. 「すべて無効」をクリック
  6. 「スタートアップ」タブを選択
  7. 「タスクマネージャーを開く」をクリック
  8. スタートアップ項目をすべて無効化
  9. PCを再起動
  10. Windows Updateを実行
  11. 更新完了後、サービスとスタートアップ項目を再度有効化

エラー解決後の確認事項

エラー0x800f0922を解決した後、以下の点を確認してください。

  • Windows Updateが正常に完了したか
  • 再起動後も問題が再発しないか
  • すべてのセキュリティパッチが適用されているか
  • システムが正常に動作しているか

それでも解決しない場合の対処法

上記の方法をすべて試してもエラーが解決しない場合、以下の対処を検討してください。

Microsoftサポートに問い合わせる

公式のMicrosoftサポートに連絡し、専門家のサポートを受けることができます。

Microsoftサポートにアクセスし、問題を報告してください。

更新プログラムを手動でダウンロードする

Microsoft Update Catalogから、該当する更新プログラムを手動でダウンロードしてインストールできます。

  1. Microsoft Update Catalogにアクセス
  2. エラーが出た更新プログラムのKB番号を検索
  3. ダウンロードしてインストール

システムの復元を実行する

エラーが発生する前の復元ポイントがある場合、システムの復元を実行できます。

  1. コントロールパネルを開く
  2. 「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの保護」を選択
  3. 「システムの復元」をクリック
  4. エラーが発生する前の復元ポイントを選択
  5. 復元を実行

Windowsの再インストール(最終手段)

すべての方法が失敗した場合、最終手段としてWindowsの再インストールを検討します。

注意: 再インストール前に、必ず重要なデータをバックアップしてください。

エラー0x800f0922を予防する方法

今後、同じエラーが発生しないように、以下の予防策を実施してください。

  • 定期的にディスククリーンアップを実行し、システム予約パーティションの空き容量を確保
  • セキュリティソフトをWindows Update実行中は一時的に無効化
  • VPN使用時は、更新前に切断
  • .NET Frameworkを常に最新の状態に保つ
  • 定期的にDISM・SFCスキャンを実行してシステムファイルの健全性を維持
  • Windows Updateは安定したネットワーク環境で実行

まとめ

エラーコード0x800f0922は、Windows Updateのインストール失敗を示すエラーで、システム予約パーティションの容量不足、VPN接続、.NET Frameworkの問題など、複数の原因があります。

解決方法としては、VPN切断、アプリ準備サービスの有効化、.NET Frameworkの再有効化、DISM・SFCスキャン、Windows Updateトラブルシューティング、システム予約パーティションの拡張などが効果的です。

エラーが発生した場合は、本記事で紹介した方法を順番に試してみてください。
それでも解決しない場合は、Microsoftサポートへの問い合わせや、専門家への相談を検討してください。

参考情報

  1. Windows 更新プログラムのインストール時に0x800f0922エラー コード – Microsoft Learn
  2. Error code 0x800f0922 when installing Windows updates – Microsoft Learn
  3. How to Fix Update Error 0x800F0922 in Windows 11 – NinjaOne
  4. Fix for Windows Update Error 0x800F0922 in Windows 10/11 – Winhelponline
  5. How to fix the 0x800f0922 error in Windows 10 and 11 – IONOS

※この記事は2026年2月4日時点の情報に基づいています

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