「iCloudストレージがいっぱいです」
このメッセージが表示されて、困っていませんか?
写真が保存できない、バックアップが取れない、メールが受信できない… 日常的に使っているiPhoneやiPadで、こんな不便を感じている方は多いはずです。
でも大丈夫! この記事を読めば、お金をかけずに容量を空ける方法から、 どうしても必要な時の対処法まで、すべて解決できます。
実は、多くの人が知らないだけで、 簡単に容量を空ける方法がたくさんあるんです。
なぜiCloudの容量はすぐにいっぱいになるの?

無料で使えるのは5GBだけ
Appleが提供している無料のiCloudストレージは、たったの5GBしかありません。
これって、どのくらいの量か想像できますか?
例えば:
- 写真なら約1,500枚
- 動画なら約10分程度
- アプリのデータと合わせると、あっという間にパンパンに
最近のiPhoneで撮影した写真は1枚あたり3〜4MBもあるので、 思い出の写真や動画を保存していると、すぐに限界が来てしまうんです。
容量を圧迫する3大原因
- 写真とビデオのバックアップ 実は、これが容量不足の最大の原因。 特に「iCloud写真」をオンにしていると、 撮影したすべての写真と動画が自動的にアップロードされます。
- iPhoneのバックアップデータ 機種変更の時に便利なバックアップ機能ですが、 アプリのデータやメッセージなど、思った以上に容量を使います。 古い機種のバックアップが残っていることも。
- メールの添付ファイル 意外と見落としがちなのがこれ。 大きなファイルが添付されたメールが、 知らないうちに容量を圧迫していることがあります。
まずは現在の使用状況をチェック!
解決の第一歩は、何がどれだけ容量を使っているか確認することから始まります。
iPhoneでの確認方法
- 「設定」アプリを開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「iCloud」を選択
- 画面上部のグラフで使用状況が一目瞭然
ここで、写真、バックアップ、書類とデータなど、 それぞれがどれくらい容量を使っているかが分かります。
色分けされたグラフを見れば、 何を削除すべきか優先順位が見えてきますよ。
今すぐできる!容量を空ける7つの方法
1. 不要な写真と動画を削除する
最も効果的な方法がこれです。
でも、大切な思い出は消したくないですよね? そんな時は、こんな基準で整理してみましょう:
- 似たような写真が複数ある場合は、ベストショットだけ残す
- スクリーンショットは必要なものだけ保存
- ぼやけた写真や失敗写真は思い切って削除
削除のコツ: 「最近削除した項目」フォルダも忘れずに空にしましょう。 ここに30日間保管されるので、完全に削除しないと容量は空きません。
2. 古いバックアップを削除する
以前使っていたiPhoneやiPadのバックアップが残っていませんか?
確認と削除の手順:
- 設定 → 自分の名前 → iCloud → ストレージを管理
- 「バックアップ」をタップ
- 不要なデバイスのバックアップを選択
- 「バックアップを削除」をタップ
新しい機種に変更済みなら、 古い機種のバックアップは削除しても大丈夫です。
3. メッセージの添付ファイルを整理
LINEやメッセージアプリで送受信した写真や動画も、 実は大きな容量を使っています。
設定 → 自分の名前 → iCloud → ストレージを管理 → メッセージ
ここから、大きなファイルを個別に削除できます。 グループチャットの写真など、自分には不要なものから削除していきましょう。
4. 「iCloud写真」の最適化を使う
完全に削除したくない場合は、この機能が便利です。
設定方法:
- 設定 → 写真
- 「iPhoneのストレージを最適化」を選択
これで、フル解像度の写真はiCloudに保存され、 iPhone本体には小さいサイズの写真だけが残ります。
必要な時はいつでもオリジナルをダウンロードできるので安心です。
5. 不要なアプリのデータを削除
使っていないアプリのデータが、 意外と容量を圧迫していることがあります。
設定 → 自分の名前 → iCloud → ストレージを管理
ここで各アプリのデータ使用量を確認して、 使っていないアプリのデータは削除しましょう。
6. メールの整理整頓
大きな添付ファイル付きメールを削除:
- 検索機能を使って、添付ファイル付きメールを探す
- 古いメールから順番に削除
- ゴミ箱も忘れずに空にする
7. 書類とデータの見直し
PDFファイルや、Numbersなどのアプリで作った書類も要チェック。
iCloud Driveアプリを開いて、 不要なファイルがないか確認してみてください。
それでも足りない時は?iCloud+への加入を検討
どうしても5GBでは足りない場合は、 有料プランへの加入も選択肢の一つです。
iCloud+の料金プラン(2024年現在)
- 50GB:月額130円
- 200GB:月額400円
- 2TB:月額1,300円
月額130円なら、1日あたり約4円。 缶コーヒー1本分以下の金額で、容量の悩みから解放されます。
家族で共有できる機能もあるので、 みんなで使えばさらにお得になりますよ。
今後のために!容量不足を防ぐ5つの習慣
1. 定期的な写真の整理
月に1回、写真を見返す時間を作りましょう。 思い出を振り返りながら、不要な写真を削除する習慣をつけると、 容量不足に悩むことがなくなります。
2. 自動バックアップの設定を見直す
すべてのアプリのバックアップが本当に必要か考えてみてください。 重要でないアプリのバックアップはオフにしても問題ありません。
3. 大切な写真は別の場所にも保存
GoogleフォトやAmazon Photosなど、 他のクラウドサービスも併用すると安心です。 多くのサービスには無料プランがあります。
4. Wi-Fi環境での同期を心がける
モバイルデータ通信での同期は避けて、 Wi-Fi環境で計画的にバックアップを取る習慣をつけましょう。
5. 不要な通知はオフに
「ストレージがいっぱいです」の通知にストレスを感じる前に、 普段から容量管理を心がけることが大切です。
よくある質問と回答

Q: 削除した写真は復元できる?
A: 「最近削除した項目」から30日以内なら復元可能です。 それ以降は完全に削除されるので注意してください。
Q: iCloudをオフにしたらデータは消える?
A: iCloudをオフにしても、iPhone本体のデータは残ります。 ただし、iCloud上のデータにはアクセスできなくなります。
Q: 家族でストレージを共有できる?
A: はい!「ファミリー共有」機能を使えば、 200GB以上のプランを家族最大6人で共有できます。
まとめ:快適なiCloud生活を送るために
iCloudの容量不足は、誰もが一度は経験する悩みです。
でも、この記事で紹介した方法を実践すれば、 きっと解決できるはず。
まずは無料でできる整理整頓から始めて、 それでも足りなければ有料プランを検討する。 この順番で対処すれば、無駄な出費も避けられます。
大切なのは、定期的な整理を習慣にすること。 月に一度、スマホの中身を見直す時間を作るだけで、 「容量がいっぱい」のストレスから解放されますよ。
デジタルデータも、お部屋と同じ。 整理整頓して、快適なスマホライフを送りましょう!
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