「iCloudストレージがいっぱいです」 「iCloudストレージの空き容量が不足しています」 「バックアップを作成できません」
この通知、見飽きましたよね。消しても消しても、翌日にはまた現れる。まるでモグラ叩きのよう…
実は、iPhoneユーザーの約7割が、この「ストレージ不足問題」に悩んでいるんです。無料で使えるのは5GBだけ。写真を撮りまくる現代では、あっという間にいっぱいになってしまいます。
でも大丈夫!この記事を読めば、iCloudストレージの悩みから解放されます。無料で容量を増やす裏技から、有料プランの賢い選び方まで、あなたの状況に合った解決方法が必ず見つかるはずです。
そもそもiCloudストレージって何に使われているの?

iCloudストレージの中身を知ろう
まず、あなたの5GB(または契約している容量)が何に使われているか、知っていますか?
主な使用用途はこの5つ:
1. iCloudバックアップ(最大の犯人!)
- アプリのデータ
- デバイスの設定
- ホーム画面の配置
- メッセージの履歴
2. 写真とビデオ
- iCloud写真をオンにしている場合
- 共有アルバム(これは容量を使わない!)
3. iCloud Drive
- 書類やファイル
- デスクトップと書類フォルダ(Mac使用時)
4. メール
- iCloudメールの受信ボックス
- 添付ファイル
5. アプリのデータ
- メモ
- リマインダー
- カレンダー
- 各種アプリの同期データ
この中で、圧倒的に容量を食っているのが「バックアップ」と「写真」なんです。
今すぐ確認!あなたのストレージ使用状況
確認方法はとても簡単:
- 設定アプリを開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 一番上のグラフを確認
ここで、何が容量を占めているか一目瞭然。多くの人は「写真」か「バックアップ」が大部分を占めているはずです。
無料で容量を増やす7つの方法
方法1:不要なバックアップを削除する(効果大!)
古いデバイスのバックアップが残っていませんか?
削除手順:
- 設定 → 自分の名前 → iCloud
- 「ストレージを管理」をタップ
- 「バックアップ」をタップ
- 使っていないデバイスを選択
- 「バックアップを削除」
これだけで、1〜3GBも空くことがあります!
方法2:バックアップから不要なアプリを除外する
すべてのアプリをバックアップする必要はありません。
設定方法:
- 設定 → 自分の名前 → iCloud → ストレージを管理
- 「バックアップ」→ 現在のデバイスを選択
- 「バックアップするデータを選択」
- 不要なアプリをオフに
おすすめの除外アプリ:
- 動画配信アプリ(Netflix、YouTubeなど)
- 音楽アプリ(Spotify、Apple Musicなど)
- ゲームアプリ(データはゲーム内で管理)
方法3:写真の最適化を使う
iCloud写真を使いつつ、容量を節約する方法があります。
設定方法:
- 設定 → 写真
- 「iCloud写真」をオン
- 「iPhoneのストレージを最適化」を選択
これで、フル解像度の写真はiCloudに、iPhone本体には小さいサイズの写真が保存されます。
方法4:メッセージの古い会話を削除
意外と容量を食っているのがメッセージ。特に写真や動画を送り合っている場合。
自動削除の設定:
- 設定 → メッセージ
- 「メッセージの保存期間」
- 「30日間」または「1年間」を選択
手動で削除する場合は、メッセージアプリで左スワイプ。
方法5:iCloud Driveの整理
書類やファイルが溜まっていませんか?
整理のコツ:
- ファイルアプリを開く
- 「iCloud Drive」を選択
- 不要なファイルを長押し → 削除
- 「最近削除した項目」も空にする
PDFや動画ファイルは特に容量が大きいので、要チェック!
方法6:メールの添付ファイルを削除
iCloudメールを使っている場合、添付ファイルが蓄積している可能性が。
削除方法:
- メールアプリで大きな添付ファイル付きメールを検索
- 不要なメールを削除
- ゴミ箱も空にする
方法7:「その他」のデータを確認
「その他」に分類されるデータが多い場合:
- 各アプリの設定でiCloud同期をオフ
- 不要なアプリを削除
- デバイスを再起動
これで「その他」のデータが整理されることがあります。
有料プランは本当に必要?料金と選び方

iCloud+の料金プラン(2024年現在)
プラン | 容量 | 月額料金 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
無料 | 5GB | 0円 | 写真をほとんど撮らない人 |
iCloud+ | 50GB | 130円 | 普通に使う人(一番人気!) |
iCloud+ | 200GB | 400円 | 写真・動画をたくさん撮る人 |
iCloud+ | 2TB | 1,300円 | 家族で共有する人、プロ用途 |
50GB(月額130円)で十分な理由
実は、ほとんどの人は50GBで十分なんです。
50GBあれば保存できるもの:
- 写真:約25,000枚
- 4K動画:約5時間
- バックアップ:3〜4台分
月額130円は、コンビニのコーヒー1杯分。毎日のストレスを考えれば、決して高くない投資です。
家族で共有すれば更にお得
200GB以上のプランは、家族(最大5人)で共有可能。
共有方法:
- 設定 → 自分の名前 → ファミリー共有
- 「iCloud+」を選択
- 「ファミリーと共有」をオン
1人あたり80円(200GBプランの場合)で使えることに!
代替サービスとの使い分け術
無料で使える写真保存サービス
iCloudの代わりに、または併用できるサービス:
Googleフォト
- 15GBまで無料
- 圧縮すれば容量無制限(画質は少し落ちる)
- Androidとも共有しやすい
Amazon Photos
- プライム会員なら写真は無制限
- 動画は5GBまで
- 画質の劣化なし
使い分けのコツ
賢い使い分け方:
- 大切な写真 → iCloud(すぐアクセスできる)
- 思い出の写真 → Amazon Photos(無制限保存)
- 共有したい写真 → Googleフォト(共有が簡単)
よくあるトラブルQ&A
Q1:容量を購入したのに「いっぱい」の通知が消えない
解決方法:
- iPhoneを再起動
- 設定 → 自分の名前 → サインアウト → サインイン
- それでもダメなら、Appleサポートに連絡
Q2:写真を削除したのに容量が減らない
原因と対策:
- 「最近削除した項目」に30日間残っている
- 写真アプリ → アルバム → 最近削除した項目 → すべて削除
Q3:バックアップが0KBと表示される
解決方法:
- Wi-Fiに接続されているか確認
- 充電中に自動バックアップを待つ
- 手動でバックアップ:設定 → iCloud → iCloudバックアップ → 今すぐバックアップ
Q4:家族と共有したくないデータがある
対策:
- 共有されるのは容量のみ
- 写真やデータは個別管理なので安心
- 共有したい写真だけ「共有アルバム」を使う
Q5:解約したらデータは消える?
重要な注意点:
- 30日間の猶予期間がある
- その間にデータをダウンロードまたは削除
- 5GB以下にすれば無料プランで継続可能
ストレージ管理の10個のコツ
- 月1回は使用状況をチェック
- 写真は定期的に整理
- 動画は短く編集してから保存
- スクリーンショットは即削除
- 重複写真を削除(専用アプリも活用)
- WhatsAppなどのチャットアプリのメディアを定期的に削除
- 不要なアプリは即削除
- 大きなファイルは外部ストレージへ
- 定期的にキャッシュをクリア
- 年に1回は大掃除
まとめ:もうストレージで悩まない!
iCloudストレージの問題、実は簡単に解決できることが分かりましたか?
最後に、あなたの状況別おすすめ対策をまとめます:
とにかく無料で済ませたい人:
- 不要なバックアップを削除
- 写真はGoogleフォトへ
- メッセージの自動削除を設定
少しなら払ってもいい人:
- 月額130円の50GBプランが最適解
- ストレスフリーな生活が手に入る
写真や動画が趣味の人:
- 200GBプラン+他社サービス併用
- 家族で共有すれば更にお得
完璧主義の人:
- 2TBプランで全て解決
- 家族全員分のデータも余裕
どの方法を選んでも、大切なのは定期的な整理。月に1回、5分だけでもストレージをチェックする習慣をつければ、もう「容量不足」に悩まされることはありません。
さあ、今すぐ設定を開いて、あなたのiCloudストレージを確認してみましょう。きっと、思っていたより簡単に解決できるはずです!
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