iCloudミュージックライブラリ完全ガイド【使い方・設定・トラブル解決】

プログラミング・IT

「パソコンのiTunesに入れた曲を、iPhoneでも聴きたい…」

「複数のAppleデバイスで、同じ音楽ライブラリを共有したい…」

「Apple Musicで追加した曲が、他のデバイスに同期されない…」

こんな悩みを抱えていませんか?

iCloudミュージックライブラリ(現在は「ライブラリを同期」と呼ばれることもあります)を使えば、すべてのAppleデバイスで音楽ライブラリを自動的に同期できます。

この記事では、iCloudミュージックライブラリの基本から設定方法、よくあるトラブルの解決策まで、わかりやすく詳しく解説します。

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  1. iCloudミュージックライブラリとは?
    1. 基本的な仕組み
    2. iCloudミュージックライブラリの名称について
    3. 利用条件
    4. 保存できる曲数と容量
    5. iCloudストレージとの関係
  2. iCloudミュージックライブラリとApple Music・iTunesの違い
    1. Apple Music
    2. iTunes/ミュージックアプリ
    3. 関係性をまとめると
  3. 【設定方法】iCloudミュージックライブラリをオンにする
    1. iPhone/iPadでの設定方法
    2. Macでの設定方法
    3. Windows PCでの設定方法
    4. Apple TVでの設定方法
  4. 【使い方】iCloudミュージックライブラリに音楽を追加する
    1. iTunesまたはミュージックアプリから曲を追加
    2. Apple Musicから曲を追加
    3. プレイリストを作成
  5. 【便利機能】ダウンロードとストリーミング
    1. ストリーミング再生
    2. オフライン再生のためにダウンロード
  6. 【トラブルシューティング】よくある問題と解決方法
    1. 問題1: 曲が他のデバイスに表示されない
    2. 問題2: 「ライブラリを同期」がオンにできない
    3. 問題3: 同期が「待機中」のまま進まない
    4. 問題4: 曲の横にビックリマーク(!)が表示される
    5. 問題5: Apple Musicの曲が「この曲は現在、この国または地域では入手できません」と表示される
    6. 問題6: 「iCloudミュージックライブラリはオンです」というメッセージが表示される
    7. 問題7: 曲が重複して表示される
    8. 問題8: 同期が途中で止まる・エラーが出る
  7. 【注意点】iCloudミュージックライブラリを使う前に知っておくべきこと
    1. オンにすると何が起きるか?
    2. iTunesでの手動同期ができなくなる
    3. Apple Musicを解約するとどうなる?
    4. iTunes Matchとの違い
  8. 【便利機能】クラウドステータスを確認する
    1. クラウドアイコンの意味
    2. クラウドステータスを表示する方法
  9. 【管理】iCloudミュージックライブラリから曲を削除する
    1. デバイスからのみ削除(iCloudには残す)
    2. iCloudからも完全に削除
  10. 【オフにする方法】iCloudミュージックライブラリをオフにする
    1. オフにするとどうなる?
    2. iPhone/iPadでオフにする方法
    3. Macでオフにする方法
    4. Windows PCでオフにする方法
  11. よくある質問(FAQ)
    1. Q1: iCloudミュージックライブラリは無料ですか?
    2. Q2: 10万曲の制限に、iTunes Storeで購入した曲は含まれますか?
    3. Q3: iCloudミュージックライブラリは、iCloudストレージ(5GB)を消費しますか?
    4. Q4: 家族とライブラリを共有できますか?
    5. Q5: オフライン再生できますか?
    6. Q6: Apple Musicを解約しても、CDから取り込んだ曲は残りますか?
    7. Q7: 音質は劣化しますか?
    8. Q8: 複数のApple IDでiCloudミュージックライブラリを使えますか?
    9. Q9: 同期にどれくらい時間がかかりますか?
    10. Q10: 「この曲は現在、この国または地域では入手できません」と表示されます
  12. まとめ

iCloudミュージックライブラリとは?

基本的な仕組み

iCloudミュージックライブラリは、音楽データやプレイリストをiCloud(Appleのクラウドサービス)に保存して、複数のデバイス間で同期する機能です。

具体的にできること:

  • iTunesやミュージックアプリで取り込んだCDの曲を、すべてのデバイスで聴ける
  • Apple Musicでライブラリに追加した曲が、自動的に全デバイスに同期される
  • 作成したプレイリストが、すべてのデバイスで共有される
  • お気に入りやレーティング(星評価)が同期される
  • 最大10万曲まで保存できる(iTunes Storeで購入した曲は含まない)

iCloudミュージックライブラリの名称について

Appleは最近、「iCloudミュージックライブラリ」という名称を「ライブラリを同期」に変更しています。

デバイスによる表記の違い:

  • iOS/iPadOS(設定アプリ): 「ライブラリを同期」
  • Mac(ミュージックアプリ): 「ライブラリを同期」
  • Windows(iTunes): 「iCloudミュージックライブラリ」

機能は同じですが、表記が異なる点に注意してください。

利用条件

iCloudミュージックライブラリを使うには、以下のいずれかのサブスクリプションが必要です。

1. Apple Music

  • 月額料金:
  • 個人プラン: 1,080円/月
  • ファミリープラン(最大6人): 1,680円/月
  • 学生プラン: 580円/月
  • Apple Musicのサブスクリプションに含まれているので、追加料金なし

2. iTunes Match

  • 年額: 3,980円
  • iCloudミュージックライブラリの機能のみを提供
  • Apple Musicの1億曲以上のストリーミングは含まれない
  • 手持ちの音楽ファイルをクラウドで管理したい人向け

保存できる曲数と容量

曲数の上限:

  • 最大10万曲まで(iTunes Storeで購入した曲は含まれない)
  • iTunes Storeで購入した曲は別枠で無制限

ファイルサイズの制限:

  • 1曲あたり200MBまで
  • 200MBを超えるファイルは同期できない

iCloudストレージとの関係

重要なポイント: iCloudミュージックライブラリは、iCloudの無料5GBストレージを消費しません。

音楽データは別のサーバーに保存されるため、写真や書類のバックアップ容量に影響しません。

iCloudミュージックライブラリとApple Music・iTunesの違い

Apple Music

Apple Musicは:

  • 音楽ストリーミングサービス(定額制の聴き放題サービス)
  • 1億曲以上の楽曲をストリーミング再生できる
  • iCloudミュージックライブラリの機能が含まれている

つまり:
Apple Music会員になれば、自動的にiCloudミュージックライブラリも使えます。

iTunes/ミュージックアプリ

iTunes/ミュージックアプリは:

  • 音楽を管理・再生するためのソフトウェア
  • CDから音楽を取り込んだり、iTunes Storeで音楽を購入したりできる
  • iCloudミュージックライブラリをオンにすることで、クラウド同期が可能になる

関係性をまとめると

Apple Music(サービス) → iCloudミュージックライブラリ機能を含む
                      ↓
iTunes/ミュージックアプリ(ソフトウェア) → 音楽を管理・再生
                      ↓
iCloudミュージックライブラリ → デバイス間で音楽を同期

【設定方法】iCloudミュージックライブラリをオンにする

iPhone/iPadでの設定方法

iOS 13以降:

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ミュージック」をタップ
  3. 「ライブラリを同期」をオンにする

確認画面が表示される場合:

2つの選択肢が表示されることがあります:

  • 「ミュージックを残す」: iPhoneに現在保存されている曲をiCloudミュージックライブラリに追加
  • 「削除して置き換える」: iPhoneの曲を削除して、iCloudミュージックライブラリの曲に置き換える

おすすめ:
最初は「ミュージックを残す」を選択することをおすすめします。

Macでの設定方法

macOS Catalina 10.15以降(ミュージックアプリ):

  1. ミュージックアプリを開く
  2. メニューバーから「ミュージック」→「設定」(または「環境設定」)をクリック
  3. 「一般」タブを開く
  4. 「ライブラリを同期」にチェックを入れる
  5. 「OK」をクリック

同期が開始されます。ライブラリが大きい場合は、時間がかかることがあります。

進捗の確認方法:
サイドバーの一番下に「クラウドミュージックライブラリをアップデート中」と表示されます。

macOS Mojave 10.14以前(iTunes):

  1. iTunesを開く
  2. メニューバーから「iTunes」→「環境設定」をクリック
  3. 「一般」タブを開く
  4. 「iCloudミュージックライブラリ」にチェックを入れる
  5. 「OK」をクリック

Windows PCでの設定方法

Apple Musicアプリ(Windows 10/11):

  1. Apple Musicアプリを開く
  2. 画面左下の自分の名前をクリック
  3. 「設定」を開く
  4. 「ライブラリを同期」をオンにする

iTunes for Windows:

  1. iTunesを開く
  2. メニューバーから「編集」→「環境設定」をクリック
  3. 「一般」タブを開く
  4. 「iCloudミュージックライブラリ」にチェックを入れる
  5. 「OK」をクリック

iTunesの右上に、丸がぐるぐる回る表示が出て、同期が始まります。

Apple TVでの設定方法

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「App」を選択
  3. 「ミュージック」を選択
  4. 「ライブラリを同期」をオンにする

【使い方】iCloudミュージックライブラリに音楽を追加する

iTunesまたはミュージックアプリから曲を追加

CDから取り込んだ曲を追加:

  1. iTunesまたはミュージックアプリを開く
  2. 「ライブラリを同期」がオンになっていることを確認
  3. CDを挿入して、通常通り取り込む
  4. 取り込んだ曲が自動的にiCloudにアップロードされる

ローカルファイル(MP3など)を追加:

  1. iTunesまたはミュージックアプリを開く
  2. メニューバーから「ファイル」→「ファイルをライブラリに追加」をクリック
  3. 追加したい音楽ファイルを選択
  4. 曲が自動的にiCloudにアップロードされる

Apple Musicから曲を追加

方法:

  1. Apple Musicアプリで好きな曲、アルバム、プレイリストを検索
  2. 「+」ボタンまたは「ライブラリに追加」をタップ
  3. 曲がライブラリに追加され、すべてのデバイスで利用可能になる

プレイリストを作成

iPhone/iPadで:

  1. ミュージックアプリを開く
  2. 「ライブラリ」→「プレイリスト」をタップ
  3. 「新規プレイリスト」をタップ
  4. 名前を付けて、曲を追加
  5. 「完了」をタップ

プレイリストがiCloudに保存され、すべてのデバイスで表示されます。

Mac/Windows PCで:

  1. iTunesまたはミュージックアプリを開く
  2. 「ファイル」→「新規」→「プレイリスト」をクリック
  3. プレイリストに名前を付ける
  4. 曲をドラッグ&ドロップして追加

【便利機能】ダウンロードとストリーミング

ストリーミング再生

iCloudミュージックライブラリをオンにすると、インターネット接続があればどこでも音楽をストリーミング再生できます。

メリット:

  • デバイスのストレージを節約できる
  • 曲をダウンロードする必要がない

オフライン再生のためにダウンロード

iPhone/iPadで:

  1. ミュージックアプリを開く
  2. ダウンロードしたい曲、アルバム、プレイリストを開く
  3. 雲のダウンロードアイコン(↓)をタップ

曲がデバイスにダウンロードされ、オフラインでも再生できるようになります。

ダウンロード済みの曲のみを表示:

  1. ミュージックアプリを開く
  2. 「ライブラリ」タブで画面を下にスワイプ
  3. 「ダウンロード済み」をタップ

Mac/Windows PCで:

  1. iTunesまたはミュージックアプリを開く
  2. ダウンロードしたい曲の横にある雲のダウンロードアイコン(↓)をクリック

【トラブルシューティング】よくある問題と解決方法

問題1: 曲が他のデバイスに表示されない

原因:

  • 「ライブラリを同期」がオフになっている
  • 同期が完了していない
  • 異なるApple IDでサインインしている
  • インターネット接続に問題がある

解決策:

ステップ1: すべてのデバイスで「ライブラリを同期」がオンになっているか確認

  • iPhone/iPad: 「設定」→「ミュージック」→「ライブラリを同期」
  • Mac: ミュージックアプリの「設定」→「一般」→「ライブラリを同期」
  • Windows: iTunesの「編集」→「環境設定」→「iCloudミュージックライブラリ」

ステップ2: すべてのデバイスで同じApple IDを使用しているか確認

  • 「設定」→自分の名前(一番上)でApple IDを確認

ステップ3: インターネット接続を確認

  • Wi-Fiまたはモバイルデータ通信に接続されているか確認
  • 安定したWi-Fi接続を推奨

ステップ4: 手動で同期を更新

Mac:

  1. ミュージックアプリで「ファイル」→「ライブラリ」→「ライブラリを更新」をクリック

Windows:

  1. iTunesで「ファイル」→「ライブラリ」→「iCloudミュージックライブラリを更新」をクリック

ステップ5: デバイスを再起動

iPhone、iPad、Mac、PCを再起動してから再度確認してください。

問題2: 「ライブラリを同期」がオンにできない

原因:

  • Apple MusicまたはiTunes Matchに登録していない
  • 異なるApple IDでサインインしている
  • ソフトウェアが古い

解決策:

ステップ1: サブスクリプションを確認

  1. 「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」をタップ
  2. Apple MusicまたはiTunes Matchのサブスクリプションが有効か確認

ステップ2: Apple IDを確認

  1. ミュージックアプリまたはiTunesで、正しいApple IDでサインインしているか確認
  2. 必要に応じて、一度サインアウトして再度サインインする

ステップ3: ソフトウェアを最新版に更新

  • iPhone/iPad: 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
  • Mac: Appleメニュー→「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
  • Windows iTunes: iTunesを開いて「ヘルプ」→「更新プログラムを確認」

問題3: 同期が「待機中」のまま進まない

原因:

  • Appleのサーバーが混雑している
  • インターネット接続が不安定
  • ライブラリが非常に大きい

解決策:

ステップ1: Appleのシステム状況を確認

https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/ にアクセスして、Apple MusicとiTunes in the Cloudのステータスが緑色(正常)になっているか確認してください。

黄色や赤色の場合は、Appleのサーバーに問題があるので、復旧を待つしかありません。

ステップ2: Wi-Fiに接続

モバイルデータ通信ではなく、安定したWi-Fi接続を使用してください。

ステップ3: しばらく待つ

ライブラリが大きい場合(数千曲以上)、同期には数時間〜1日かかることがあります。

デバイスを電源に接続して、Wi-Fiに接続したまま放置してください。

ステップ4: 「ライブラリを同期」をオフ→オンにする

  1. 「ライブラリを同期」をオフにする
  2. デバイスを再起動
  3. 再度「ライブラリを同期」をオンにする

問題4: 曲の横にビックリマーク(!)が表示される

意味:
曲に問題があり、再生できない状態です。

原因:

  • 元のファイルが見つからない
  • アップロードに失敗した
  • ファイルが破損している

解決策:

Mac/Windows PCで:

  1. ビックリマークのアイコンをクリック
  2. 「場所を確認」をクリック
  3. 元のファイルの場所を指定

元のファイルが削除されている場合は、再度追加する必要があります。

問題5: Apple Musicの曲が「この曲は現在、この国または地域では入手できません」と表示される

原因:
その曲がApple Musicのカタログから削除されたか、あなたの国や地域で配信されていません。

解決策:

残念ながら、この問題は解決できません。

Apple Musicから曲が削除された場合、再生できなくなります。

別の音源(CDやMP3購入など)から曲を入手して、ライブラリに追加してください。

問題6: 「iCloudミュージックライブラリはオンです」というメッセージが表示される

これは何?

iCloudミュージックライブラリがオンの状態では、iTunesやFinderを使ってiPhoneと音楽を手動で同期できません。

解決策:

方法1: iCloudミュージックライブラリを使い続ける(推奨)

iCloudミュージックライブラリを使えば、自動的に同期されるので、手動での同期は不要です。

方法2: iCloudミュージックライブラリをオフにする

手動で同期したい場合は、「ライブラリを同期」をオフにしてください。

ただし、オフにすると、Apple Musicの曲や他のデバイスとの同期ができなくなります。

問題7: 曲が重複して表示される

原因:

  • 同じ曲がローカルとiCloudの両方に存在する
  • iTunes MatchとApple Musicの両方を使用している

解決策:

重複を削除:

  1. iTunesまたはミュージックアプリで「ファイル」→「ライブラリ」→「重複する項目」をクリック
  2. 重複している曲を確認
  3. 不要な方を削除

注意: 削除する前に、どちらがiCloud版でどちらがローカル版か確認してください。

問題8: 同期が途中で止まる・エラーが出る

解決策:

ステップ1: Apple IDからサインアウト→サインイン

iPhone/iPad:

  1. 「設定」→自分の名前→「サインアウト」
  2. デバイスを再起動
  3. 再度サインイン

Mac/Windows PC:

  1. ミュージックアプリまたはiTunesで「アカウント」→「サインアウト」
  2. アプリを再起動
  3. 再度サインイン

ステップ2: ネットワーク設定をリセット(iPhoneの場合)

  1. 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
  2. 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」

注意: この操作でWi-Fiパスワードが削除されます。

ステップ3: キャッシュをクリア

一度「ライブラリを同期」をオフにして、デバイスを再起動し、再度オンにしてください。

【注意点】iCloudミュージックライブラリを使う前に知っておくべきこと

オンにすると何が起きるか?

最初に「ライブラリを同期」をオンにしたとき:

確認画面が表示されることがあります:

  • 「ミュージックを残す」: デバイスの曲をiCloudに追加(推奨)
  • 「削除して置き換える」: デバイスの曲を削除して、iCloudの曲に置き換える

「削除して置き換える」を選ぶと:
デバイスに保存されていた曲がすべて削除され、iCloudミュージックライブラリの曲に置き換えられます。

重要:
最初は「ミュージックを残す」を選択することを強くおすすめします。

iTunesでの手動同期ができなくなる

iCloudミュージックライブラリをオンにすると、iTunesやFinderを使ってiPhoneと音楽を手動で同期できなくなります。

すべての同期は、iCloud経由で自動的に行われます。

Apple Musicを解約するとどうなる?

Apple Musicを解約すると:

  • iCloudミュージックライブラリも使えなくなる
  • Apple Musicから追加した曲はすべて削除される
  • 自分でアップロードした曲(CDから取り込んだ曲など)は、元のコンピュータには残る
  • iTunes Storeで購入した曲は影響を受けない

iTunes Matchとの違い

Apple Music:

  • 月額1,080円(個人プラン)
  • 1億曲以上のストリーミング
  • iCloudミュージックライブラリが含まれる

iTunes Match:

  • 年額3,980円
  • ストリーミングサービスなし
  • iCloudミュージックライブラリの機能のみ
  • 手持ちの音楽ファイルをクラウドで管理したい人向け

【便利機能】クラウドステータスを確認する

クラウドアイコンの意味

iTunesまたはミュージックアプリで、曲の横に表示されるアイコンの意味:

雲マーク(アイコンなし):

  • 曲がiCloudにアップロード済み
  • ストリーミング再生が可能

雲マークと下向き矢印(↓):

  • 曲がiCloudにあるが、デバイスにダウンロードされていない
  • クリックするとダウンロード開始

雲マークと待機マーク:

  • 曲がアップロード待ちの状態
  • しばらく待つか、「ライブラリを更新」を実行

雲マークとビックリマーク(!):

  • アップロードに問題がある
  • ファイルが見つからない、またはファイルが破損している

雲マークと削除マーク:

  • 曲が他のデバイスで削除された

クラウドステータスを表示する方法

Mac(ミュージックアプリ):

  1. 「表示」→「表示オプションを表示」をクリック
  2. 「クラウドの状況」と「クラウドダウンロード」にチェックを入れる

Windows(iTunes):

  1. 曲リストの列見出しを右クリック
  2. 「iCloudの状況」と「iCloudダウンロード」にチェックを入れる

【管理】iCloudミュージックライブラリから曲を削除する

デバイスからのみ削除(iCloudには残す)

iPhone/iPad:

  1. ミュージックアプリで曲を長押し
  2. 「ライブラリから削除」→「ダウンロードを削除」をタップ

曲がデバイスから削除されますが、iCloudには残ります。

Mac/Windows PC:

  1. 曲を選択
  2. 削除ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリック
  3. 「ダウンロードを削除」を選択

iCloudからも完全に削除

iPhone/iPad:

  1. ミュージックアプリで曲を長押し
  2. 「ライブラリから削除」→「ライブラリから削除」をタップ

曲がiCloudからも削除され、すべてのデバイスから消えます。

Mac/Windows PC:

  1. 曲を選択
  2. 削除ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリック
  3. 「ライブラリから削除」→「曲を削除」を選択

【オフにする方法】iCloudミュージックライブラリをオフにする

オフにするとどうなる?

「ライブラリを同期」をオフにすると:

  • Apple Musicとの同期が停止
  • Apple Musicのカタログ内の曲にアクセスできなくなる
  • ダウンロードした曲やプレイリストが削除される
  • 他のデバイスとの同期ができなくなる

重要:
オフにする前に、大切な曲やプレイリストをバックアップしてください。

iPhone/iPadでオフにする方法

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ミュージック」をタップ
  3. 「ライブラリを同期」をオフにする
  4. 確認画面で「オフにする」をタップ

Macでオフにする方法

  1. ミュージックアプリを開く
  2. 「ミュージック」→「設定」(または「環境設定」)をクリック
  3. 「一般」タブを開く
  4. 「ライブラリを同期」のチェックを外す
  5. 「OK」をクリック

Windows PCでオフにする方法

  1. iTunesを開く
  2. 「編集」→「環境設定」をクリック
  3. 「一般」タブを開く
  4. 「iCloudミュージックライブラリ」のチェックを外す
  5. 「OK」をクリック

よくある質問(FAQ)

Q1: iCloudミュージックライブラリは無料ですか?

A: いいえ、Apple MusicまたはiTunes Matchのサブスクリプションが必要です。

  • Apple Music: 月額1,080円(個人プラン)
  • iTunes Match: 年額3,980円

Q2: 10万曲の制限に、iTunes Storeで購入した曲は含まれますか?

A: いいえ、iTunes Storeで購入した曲は10万曲の制限に含まれません。別枠で無制限に保存できます。

Q3: iCloudミュージックライブラリは、iCloudストレージ(5GB)を消費しますか?

A: いいえ、音楽データは別のサーバーに保存されるため、iCloudの無料5GBストレージは消費しません。

Q4: 家族とライブラリを共有できますか?

A: ファミリー共有を使えば、iTunes Storeで購入した曲を家族と共有できます。ただし、CDから取り込んだ曲やApple Musicのライブラリは共有されません。各自が独自のライブラリを持ちます。

Q5: オフライン再生できますか?

A: はい、曲をデバイスにダウンロードすれば、インターネット接続なしでオフライン再生できます。

Q6: Apple Musicを解約しても、CDから取り込んだ曲は残りますか?

A: はい、元のコンピュータ(CDを取り込んだPC/Mac)にはローカルファイルとして残ります。ただし、他のデバイスとの同期はできなくなります。

Q7: 音質は劣化しますか?

A: Apple Musicの曲は、256kbps AAC(iTunes Plus品質)で配信されます。CDから取り込んだ曲は、元の音質が保たれます(最大200MB/曲)。

Q8: 複数のApple IDでiCloudミュージックライブラリを使えますか?

A: 1台のデバイスで使えるApple IDは1つだけです。複数のApple IDを切り替えると、ライブラリも切り替わります。

Q9: 同期にどれくらい時間がかかりますか?

A: ライブラリのサイズとインターネット速度によります。数百曲なら数分〜数時間、数千曲なら数時間〜1日かかることがあります。

Q10: 「この曲は現在、この国または地域では入手できません」と表示されます

A: その曲がApple Musicのカタログから削除されたか、あなたの国や地域で配信されていません。別の音源から入手する必要があります。

まとめ

iCloudミュージックライブラリ(ライブラリを同期)は、すべてのAppleデバイスで音楽ライブラリを自動的に同期できる便利な機能です。

主なメリット:

  • 複数のデバイスで同じライブラリにアクセスできる
  • iTunesで取り込んだCDの曲も、すべてのデバイスで聴ける
  • プレイリストやお気に入りが自動的に同期される
  • 最大10万曲まで保存できる

利用条件:

  • Apple MusicまたはiTunes Matchのサブスクリプションが必要
  • すべてのデバイスで同じApple IDを使用
  • インターネット接続が必要

設定方法:

  1. iPhone/iPad: 「設定」→「ミュージック」→「ライブラリを同期」をオン
  2. Mac: ミュージックアプリの「設定」→「ライブラリを同期」をオン
  3. Windows: iTunesの「編集」→「環境設定」→「iCloudミュージックライブラリ」をオン

よくあるトラブル:

  • 曲が表示されない → 「ライブラリを同期」がオンか確認、手動で更新
  • 同期が進まない → しばらく待つ、オフ→オンにする
  • ビックリマークが表示 → 元のファイルを確認、再追加

注意点:

  • オンにすると、iTunesでの手動同期ができなくなる
  • Apple Musicを解約すると、iCloudミュージックライブラリも使えなくなる
  • 最初は「ミュージックを残す」を選択するのがおすすめ

iCloudミュージックライブラリを正しく設定すれば、どのデバイスでもお気に入りの音楽を楽しめます。

トラブルが発生しても、この記事の解決策を試せば、ほとんどの問題は解決できるはずです。

それでも解決しない場合は、Appleサポート(https://support.apple.com/ja-jp または 0120-277-535)に問い合わせることをおすすめします。

音楽ライブラリの同期を楽しんでください!

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