iPhoneやiPadで突然「アカウントエラー: iCloud」と表示され、メールが受信できなくなった経験はありませんか?
「メールを取得できません」「サーバーへの接続に失敗しました」というエラーメッセージが出て、重要なメールが見られなくなると、とても困りますよね。
この記事では、iCloudメールのアカウントエラーについて、エラーの種類別に原因と解決方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。
iCloudメールのアカウントエラーとは?

よくあるエラーメッセージ
iCloudメールで発生するアカウントエラーには、主に以下のようなメッセージがあります。
受信エラー
- 「アカウントエラー: iCloud. 詳細…」
- 「メールを取得できません」
- 「サーバーへの接続に失敗しました」
- 「Connections to the server “[サーバー名]” on the default ports timed out」(タイムアウト)
送信エラー
- 「送信用メールサーバへの接続に失敗しました」
- 「このメッセージは送信できませんでした」
- 「メールを送信できません」
Apple IDエラー
- 「Apple IDサーバーへの接続時にエラーが起きました」
- 「確認に失敗しました」
エラーが発生しやすいタイミング
iOSアップデート後
- iOS 18.3、iOS 18.2などのアップデート直後
- 設定が自動的に変更される場合がある
- システムの不具合が含まれることがある
設定変更後
- Apple IDのパスワードを変更した
- 2ファクタ認証を有効にした
- iCloudの設定を変更した
その他
- Appleサーバーの障害時
- ネットワーク環境の変化
- iCloudストレージが満杯になった
アカウントエラーの主な原因
原因1:ネットワーク接続の問題
最も基本的で、最も多い原因です。
- Wi-Fiが不安定または切断されている
- モバイルデータ通信がオフになっている
- ネットワーク環境が悪い場所にいる
- 機内モードがオンになっている
原因2:iCloudメール設定がオフ
誤操作や設定変更により、iCloudメールがオフになっている
- 「このiPhoneで使用」がオフ
- 「この[デバイス]で使用」がオフ
- iCloud自体からサインアウトしている
原因3:データ取得方法の設定
プッシュ/フェッチの設定に問題がある
- プッシュ通知が無効になっている
- フェッチが「手動」になっている
- データ取得方法の一時的な不具合
特にiOS 18.3以降で多発
プッシュ機能の不具合が報告されています。
原因4:iCloudストレージが満杯
重要:ストレージが満杯だとメールの送受信ができません
- 写真や動画が容量を圧迫
- バックアップデータが大量
- 不要なファイルが蓄積
原因5:Apple IDの認証問題
- パスワードを変更した後、デバイスに反映されていない
- 2ファクタ認証の認証コードが未入力
- Apple IDがロックされている
- 別のデバイスでサインアウトした影響
原因6:Appleサーバーの障害
Apple側のシステムに問題がある場合
- サーバーのメンテナンス中
- 大規模な障害が発生
- iCloudメールサービスの一時停止
原因7:日付と時刻の設定
意外と見落とされがちな原因
- 日付が大幅にずれている
- 時刻が正確でない
- タイムゾーンが間違っている
原因8:iOSやmacOSの不具合
システム側のバグ
- アップデート後の一時的な不具合
- キャッシュの問題
- メールアプリの異常
解決方法【基本編】
まずは、簡単にできる基本的な対処法から試してみましょう。
解決方法1:ネットワーク接続を確認
ステップ1:Wi-Fi接続を確認
- iPhone/iPadの場合
- 画面上部(または右上)のWi-Fiアイコンを確認
- 「設定」→「Wi-Fi」で接続状態を確認
- 他のアプリ(SafariやYouTubeなど)でインターネットが使えるか確認
- Macの場合
- 画面右上のWi-Fiアイコンを確認
- 「システム設定」→「ネットワーク」で接続状態を確認
ステップ2:モバイルデータ通信を確認(iPhoneの場合)
- 「設定」→「モバイル通信」
- 「モバイルデータ通信」がオンになっているか確認
- 下にスクロールして「メール」がオンになっているか確認
ステップ3:機内モードを確認
- 機内モードがオンになっていないか確認
- オンの場合はオフに切り替え
ステップ4:Wi-Fiを再接続
- 「設定」→「Wi-Fi」
- 接続中のWi-Fiをタップ
- 「このネットワーク設定を削除」
- もう一度接続
解決方法2:デバイスを再起動
最もシンプルで効果的な方法です。
iPhone(Face ID搭載モデル)
- 音量ボタン(上)と電源ボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたら、スライド
- 完全に電源が切れたら、電源ボタンを長押しして起動
iPhone(ホームボタン搭載モデル)
- 電源ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」をスライド
- 電源ボタンを長押しして起動
iPad
- 電源ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」をスライド
- 電源ボタンを長押しして起動
Mac
- 画面左上のAppleメニュー → 「再起動」
- 確認ダイアログで「再起動」をクリック
解決方法3:iCloudメール設定を確認
iPhone/iPad
- 「設定」を開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「iCloudメール」(または「メール」)をタップ
- 「このiPhoneで使用」がオンになっているか確認
オフの場合
- オンに切り替える
すでにオンの場合
- いったんオフにする
- 10秒待つ
- もう一度オンにする
Mac
- メールアプリを開く
- 「メール」→「設定」(または「環境設定」)
- 「アカウント」タブをクリック
- 左側のリストで「iCloud」を選択
- 「アカウント情報」でアカウントが有効になっているか確認
- 「状況」が「オンライン」になっているか確認
解決方法4:Appleのシステム状況を確認
問題がApple側にある可能性を確認します。
確認方法
- ブラウザで以下のURLにアクセス
https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/
- 以下の項目を確認
- iCloudメール
- iCloudアカウントおよびサインイン
- 状態を確認
- 緑色の●:正常
- オレンジ色の●:問題あり
- 赤色の●:停止中
問題がある場合
- Appleが解決するまで待つ
- X(旧Twitter)で「#iCloud障害」「#Apple障害」を検索して状況を確認
解決方法【詳細編】
基本的な対処法で解決しない場合は、以下の方法を試してください。
解決方法5:データ取得方法を変更
特にiOS 18.3以降で効果的な方法です。
iPhone/iPad(iOS 14以降)
- 「設定」を開く
- 「アプリ」→「メール」をタップ(iOS 17以前は「メール」を直接タップ)
- 「アカウント」をタップ
- 「データの取得方法」をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 現在の設定を確認
プッシュになっている場合
- 「フェッチ」に変更
- メールボックスを更新(下にスワイプ)
- エラーが解消したか確認
- 解消したら「プッシュ」に戻す
フェッチまたは手動になっている場合
- 「プッシュ」に変更
Mac
- メールアプリを開く
- 「メール」→「設定」→「アカウント」
- 「iCloud」を選択
- 「アカウント情報」タブで設定を確認
解決方法6:iCloudメールをいったんオフ→オン→再起動
より確実な方法です。
手順
- 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」→「iCloudメール」
- 「このiPhoneで使用」をオフにする
- 「設定」→「アプリ」→「メール」→「アカウント」→「データの取得方法」
- 「プッシュ」をオフにする
- デバイスを再起動
- 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」→「iCloudメール」
- 「このiPhoneで使用」をオンにする
- 「データの取得方法」で「プッシュ」をオンにする
解決方法7:iCloudストレージを確認・整理
ストレージが満杯だと送受信ができません
容量の確認方法
- 「設定」を開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 上部に表示される使用状況を確認
満杯または残りわずかの場合
方法1:不要な写真や動画を削除
- 「写真」アプリを開く
- 不要な写真・動画を選択して削除
- 「アルバム」→「最近削除した項目」
- 「すべて削除」で完全に削除
方法2:バックアップを削除
- 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」
- 「アカウントのストレージを管理」
- 「バックアップ」
- 不要なデバイスのバックアップを削除
方法3:iCloudストレージをアップグレード
- 50GB:月額130円
- 200GB:月額400円
- 2TB:月額1,300円
解決方法8:パスワードを再入力
iPhone/iPad
- 「設定」を開く
- 「メール」または「アプリ」→「メール」
- 「アカウント」をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「アカウント」をタップ
- パスワードを削除して再入力
- 「完了」をタップ
Mac
- メールアプリを開く
- 「メール」→「設定」→「アカウント」
- 「iCloud」を選択
- パスワードを再入力
解決方法9:日付と時刻を自動設定に
iPhone/iPad
- 「設定」→「一般」
- 「日付と時刻」をタップ
- 「自動設定」をオンにする
Mac
- 「システム設定」→「一般」
- 「日付と時刻」をクリック
- 「日付と時刻を自動的に設定」にチェック
解決方法10:ネットワーク設定をリセット
注意:Wi-Fiパスワードなどが削除されます
iPhone/iPad
- 「設定」→「一般」
- 「転送またはiPhoneをリセット」(iOS 14以前は「リセット」)
- 「リセット」をタップ
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
- 「ネットワーク設定をリセット」をもう一度タップ
- デバイスが再起動する
- Wi-Fiに再接続
解決方法【上級編】

それでも解決しない場合の最終手段です。
解決方法11:Apple IDのサインアウトと再サインイン
最も効果的ですが、注意が必要な方法です。
重要な注意点
この方法を実行すると:
- iCloud上のデータ(写真、メモ、連絡先など)がデバイスから一時的に削除される
- Apple Payの設定が初期化される
- ダウンロードした音楽やアプリは残る
- iCloud上にはデータが残っているので、再サインインすれば復元される
必ず実行前にバックアップを取ってください
iPhone/iPad での手順
ステップ1:サインアウト
- 「設定」を開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 一番下までスクロール
- 「サインアウト」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力
- 「オフにする」をタップ
- デバイスに残すデータを選択(通常はすべてオフでOK)
- 「サインアウト」をタップ
- もう一度「サインアウト」をタップして確認
ステップ2:デバイスを再起動
完全に再起動してください。
ステップ3:再サインイン
- 「設定」を開く
- 「iPhoneにサインイン」をタップ
- Apple IDとパスワードを入力
- 2ファクタ認証コードを入力(SMSまたは他のデバイスに届く)
- 「結合」をタップ(デバイスのデータとiCloudのデータを統合)
Mac での手順
- 「システム設定」→「Apple ID」
- 「サインアウト」をクリック
- パスワードを入力
- データを残すかどうか選択
- サインアウト完了後、Macを再起動
- 「システム設定」→「Apple IDでサインイン」
- Apple IDとパスワードを入力
- 2ファクタ認証コードを入力
解決方法12:メールアカウントを削除して再追加
Mac限定の方法です。
手順
- メールアプリを開く
- 「メール」→「設定」→「アカウント」
- 左側のリストで「iCloud」を選択
- 画面下部の「–」(マイナス)ボタンをクリック
- 削除を確認
- メールアプリを完全に終了
- Macを再起動
- メールアプリを開く
- 「メール」→「アカウントを追加」
- 「iCloud」を選択
- Apple IDとパスワードでサインイン
解決方法13:iOSまたはmacOSをアップデート
システムのバグが原因の場合、アップデートで解決することがあります。
iPhone/iPad
- 「設定」→「一般」
- 「ソフトウェア・アップデート」
- 利用可能なアップデートがあればインストール
注意
- バッテリーが50%以上ある状態で実行
- Wi-Fiに接続
- 時間がかかるので、時間に余裕があるときに
Mac
- 「システム設定」→「一般」
- 「ソフトウェア・アップデート」
- 利用可能なアップデートがあればインストール
エラー別の対処法
エラー1:「メールを取得できません サーバーへの接続に失敗しました」
このエラーの主な原因
- ネットワーク接続の問題
- Appleサーバーの一時的な障害
- データ取得方法の設定
推奨する解決手順
- ネットワーク接続を確認(解決方法1)
- デバイスを再起動(解決方法2)
- Appleのシステム状況を確認(解決方法4)
- データ取得方法を変更(解決方法5)
- iCloudメールをオフ→オン→再起動(解決方法6)
エラー2:「アカウントエラー: iCloud. 詳細…」
このエラーの主な原因
- iOS 18.3以降のバグ(プッシュ機能の不具合)
- Apple ID認証の問題
- iCloudメール設定がオフ
推奨する解決手順
- データ取得方法を変更(解決方法5)
- 特にプッシュ→フェッチ→プッシュの順で試す
- iCloudメール設定を確認(解決方法3)
- iCloudメールをオフ→オン→再起動(解決方法6)
- Apple IDのサインアウトと再サインイン(解決方法11)
エラー3:「送信用メールサーバへの接続に失敗しました」
このエラーの主な原因
- iCloudストレージが満杯
- ネットワーク接続の問題
- 送信サーバー設定の問題
推奨する解決手順
- iCloudストレージを確認(解決方法7)
- 最優先:ストレージが満杯だと送信できない
- ネットワーク接続を確認(解決方法1)
- デバイスを再起動(解決方法2)
- パスワードを再入力(解決方法8)
Mac特有の対処
- メールアプリ → 「メール」→「設定」→「アカウント」
- 「iCloud」を選択
- 「サーバ設定」タブ
- 「送信用メールアカウント」が「iCloud」になっているか確認
エラー4:「Apple IDサーバーへの接続時にエラーが起きました」
このエラーの主な原因
- Appleサーバーの障害
- ネットワーク接続の問題
- VPN使用時の問題
- 日付と時刻の設定
推奨する解決手順
- Appleのシステム状況を確認(解決方法4)
- ネットワーク接続を確認(解決方法1)
- 日付と時刻を自動設定に(解決方法9)
- VPNをオフにする(使用している場合)
- 別のネットワークを試す(モバイルデータなど)
- デバイスを再起動(解決方法2)
エラー5:タイムアウトエラー
エラーメッセージ例
「Connections to the server “p72-imap.mail.me.com” on the default ports timed out」
このエラーの主な原因
- ネットワークが非常に遅い
- Appleサーバーの高負荷
- ファイアウォールやセキュリティソフトの干渉
推奨する解決手順
- Wi-Fi接続を確認(解決方法1)
- 速度テストを実行
- 別のWi-Fiネットワークを試す
- モバイルデータで試す(Wi-Fiをオフにして)
- 時間を置いて再試行(サーバー側の問題の可能性)
- デバイスを再起動(解決方法2)
よくある質問
Q1. エラーが突然発生しました。何も設定を変更していないのになぜですか?
いくつかの理由が考えられます:
iOS/macOSの自動アップデート
- 深夜に自動的にアップデートされた可能性
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「自動アップデート」で確認
Apple側のサーバー変更
- メンテナンスや設定変更
- システム状況ページで確認
iCloudストレージが上限に達した
- 写真の自動バックアップなどで徐々に増加
- 容量を確認
ネットワーク環境の変化
- ルーターの設定変更
- プロバイダーのメンテナンス
Q2. 何度やっても同じエラーが出ます
順番に試してください
- Appleのシステム状況を確認
- Apple側の問題なら、解決を待つしかない
- 別のデバイスで試す
- iCloud.com/mail にアクセスしてメールが見られるか確認
- 見られる場合:デバイス側の問題
- 見られない場合:アカウント全体の問題
- Appleサポートに問い合わせ
- 公式サポートページから問い合わせ
- Apple Storeで予約してGenius Barで相談
Q3. iOS 18.3にアップデートしてからエラーが頻発します
iOS 18.3以降、プッシュ機能の不具合が報告されています。
推奨する対処法
- データ取得方法を変更(解決方法5)
- プッシュ→フェッチに変更
- 一度メールを受信
- フェッチ→プッシュに戻す
- 次のアップデートを待つ
- iOS 18.3.1やiOS 18.4で修正される可能性
- それまでは「フェッチ」で使用
Q4. サインアウト/サインインは危険ではないですか?
正しく実行すれば安全です。
安全に実行するために
- 事前にバックアップ
- 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」→「iCloudバックアップ」
- 「今すぐバックアップ」を実行
- 重要なデータを確認
- 写真、メモ、連絡先などがiCloudに同期されているか確認
- Wi-Fi環境で実行
- モバイルデータではなくWi-Fiを使用
データが消えることはありません
- iCloud上にはデータが残っている
- 再サインインすれば復元される
- デバイスから一時的に削除されるだけ
Q5. Macだけでエラーが出て、iPhoneは正常です
Macのメールアプリ固有の問題の可能性があります。
対処法
- Macを再起動
- メールアプリのキャッシュを削除
- メールアプリを完全に終了
- Finderで「移動」→「フォルダへ移動」
~/Library/Mail/と入力してEnter- 「V10」フォルダをデスクトップに移動(削除ではなく)
- メールアプリを起動
- 問題が解決したら、V10フォルダは削除してOK
- メールアカウントを削除して再追加(解決方法12)
Q6. iCloudメールは使えるが、他のメール(GmailやYahoo!)でエラーが出ます
iCloud以外のメールのエラーは、このガイドとは異なります。
対処法
- 各メールサービスの設定を確認
- サーバー設定
- パスワード
- App用パスワード(Gmailなど)
- アカウントを削除して再追加
- 各サービスの公式サポートを確認
Q7. 迷惑メールフォルダを確認する必要はありますか?
エラーが出ている場合は、迷惑メールの問題ではありません。
迷惑メールフォルダの確認が必要なのは:
- エラーは出ないが、特定のメールが届かない
- 「メールが届かない」と相手から言われた
エラーメッセージが表示される場合は:
- サーバーとの接続自体に問題がある
- このガイドの解決方法を試してください
Q8. どのくらい時間を置けば直りますか?
原因によって異なります
Apple側の障害の場合
- 軽微な問題:数時間
- 大規模な障害:半日~1日
- システム状況ページで確認できる
デバイス側の問題の場合
- 時間を置いても解決しない
- このガイドの解決方法を実行する必要がある
判断基準
- iCloud.com/mail でメールが見られる → デバイスの問題
- iCloud.com/mail でもエラー → Appleの問題
予防策
1. 定期的にiOSとmacOSをアップデート
- バグ修正が含まれる
- セキュリティの向上
- 「自動アップデート」をオンにしておく
2. iCloudストレージを管理
- 定期的に不要なファイルを削除
- 「iCloudストレージを最適化」を有効にする
- 必要に応じてプランをアップグレード
3. 安定したネットワーク環境
- 自宅のWi-Fiルーターを定期的に再起動
- 公共Wi-Fiではなく、安全なネットワークを使用
4. Apple IDのパスワードを定期的に変更
- セキュリティ向上
- 変更後は、すべてのデバイスで再サインイン
5. 2ファクタ認証を有効にする
- セキュリティが大幅に向上
- 「設定」→ 自分の名前 → 「パスワードとセキュリティ」
6. バックアップを定期的に取る
- 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」→「iCloudバックアップ」
- 「今すぐバックアップ」を定期的に実行
Appleサポートへの問い合わせ方法
自分で解決できない場合は、Appleの公式サポートに問い合わせましょう。
オンラインサポート
公式サポートページ
https://support.apple.com/ja-jp
- 「iCloud」を選択
- 「メール」を選択
- 「今すぐサポートを受ける」
電話サポート
Appleサポート電話番号
0120-277-535
営業時間:9:00~21:00(年中無休)
Apple Store(Genius Bar)
- Apple公式サイトまたはApple Storeアプリから予約
- 最寄りのApple Storeを選択
- 「Genius Bar」を予約
- 予約時間に来店
持参するもの
- 問題が起きているデバイス
- Apple IDとパスワード
- 購入証明書(保証期間内の場合)
まとめ
iCloudメールのアカウントエラーについて、重要なポイントをまとめます。
主なエラーメッセージ
- 「アカウントエラー: iCloud」
- 「メールを取得できません」
- 「サーバーへの接続に失敗しました」
- 「送信用メールサーバへの接続に失敗しました」
主な原因
- ネットワーク接続の問題
- iCloudメール設定がオフ
- データ取得方法の設定(プッシュ/フェッチ)
- iCloudストレージが満杯
- Apple ID認証の問題
- Appleサーバーの障害
- 日付と時刻の設定
- iOS/macOSの不具合
基本的な解決方法(まず試すべき)
- ネットワーク接続を確認
- デバイスを再起動
- iCloudメール設定を確認
- Appleのシステム状況を確認
効果的な解決方法(iOS 18.3以降)
- データ取得方法を変更(プッシュ⇔フェッチ)
- iCloudメールをオフ→オン→再起動
その他の解決方法
- iCloudストレージを確認・整理
- パスワードを再入力
- 日付と時刻を自動設定に
- ネットワーク設定をリセット
最終手段
- Apple IDのサインアウトと再サインイン(要バックアップ)
- メールアカウントを削除して再追加(Mac)
- iOSまたはmacOSをアップデート
重要なポイント
- まずは簡単な方法から試す(再起動、設定確認)
- iCloudストレージが満杯だと送信できない(要確認)
- iOS 18.3以降はデータ取得方法を変更(プッシュ⇔フェッチ)
- Apple側の問題の場合は待つしかない(システム状況確認)
- 自分で解決できない場合はAppleサポートに問い合わせ
予防策
- 定期的なアップデート
- ストレージ管理
- 安定したネットワーク
- 定期的なバックアップ
iCloudメールのアカウントエラーは、適切な手順で対処すれば、ほとんどの場合解決できます。
この記事で紹介した方法を順番に試して、快適なメール環境を取り戻しましょう!

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