iCloudストレージをダウングレードしようとしたら、処理中の表示がぐるぐる回ったまま終わらない…。そんな経験をして、このページにたどり着いたあなた。
実は、この問題で悩んでいる人はとても多いんです。でも安心してください。この記事を読めば、その原因と解決方法がすべて分かります。データが消える心配も、料金が二重に請求される不安も、今から解消していきましょう。
なぜダウングレードがぐるぐる終わらないの?5つの原因

1. 大量のデータ同期が進行中
iCloudには写真、動画、書類など、たくさんのデータが保存されています。ダウングレードする前に、これらのデータの整理や移動が必要になることがあるんです。
特に写真ライブラリが大きい場合、処理に数時間かかることも珍しくありません。
2. インターネット接続が不安定
Wi-Fi環境が不安定だと、処理が途中で止まってしまいます。モバイル通信で操作している場合も、同じような症状が起きやすいですね。
安定した通信環境は、スムーズなダウングレードに欠かせない条件です。
3. Appleのサーバー側の混雑
月末や月初、新しいiPhoneの発売時期など、多くの人がiCloudを利用するタイミングでは、Appleのサーバーが混雑することがあります。
この場合、こちら側では対処できないので、時間をおいて再度試すしかありません。
4. 容量オーバーの状態でダウングレード
現在使用している容量が、ダウングレード先のプランの上限を超えている場合、システムが処理を完了できないことがあります。
例えば、現在60GB使っていて、50GBプランにダウングレードしようとすると、エラーが発生しやすくなるわけです。
5. デバイス間の同期エラー
複数のAppleデバイスを使っている場合、それぞれの同期状態が影響することがあります。
iPhone、iPad、Macなど、すべてのデバイスで同期が正常に行われていないと、ダウングレード処理が止まってしまうんです。
この章のまとめ
ダウングレードが終わらない原因は主に5つ。データ量、通信環境、サーバー状況、容量オーバー、同期エラーです。次は、これらの問題を解決する具体的な方法を見ていきましょう。
今すぐできる!5つの解決方法
解決法1:時間をおいて待つ(推奨時間:2〜3時間)
まず試してほしいのが、単純に待つことです。
処理中の表示が出ている間は、システムが正常に動作している証拠。特に写真が多い場合は、2〜3時間かかることもあります。夜寝る前に操作を始めて、朝確認するのがおすすめです。
ただし、24時間以上経っても変わらない場合は、別の対処法を試してください。
解決法2:デバイスを再起動する
iPhoneやiPadの場合:
- 電源ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」を右にスライド
- 30秒待ってから電源を入れ直す
Macの場合:
- Appleメニューから「再起動」を選択
- 再起動後、もう一度ダウングレードを試す
再起動することで、一時的なシステムエラーがリセットされます。
解決法3:Wi-Fi環境を確認・変更する
安定した通信環境の確認方法:
- ルーターの近くで操作する
- 5GHz帯のWi-Fiを使用する(2.4GHzより安定)
- モバイル通信ではなくWi-Fiを使う
通信速度が遅い場合は、深夜や早朝など、ネットワークが空いている時間帯に再度試してみましょう。
解決法4:不要なデータを削除してから再試行
ストレージ使用量の確認方法:
- 設定アプリを開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「ストレージを管理」で使用量を確認
削除の優先順位:
- 古いバックアップデータ
- 不要な写真や動画
- 使わないアプリのデータ
ダウングレード先の容量以下まで減らしてから、もう一度操作してください。
解決法5:Appleサポートに問い合わせる
上記の方法で解決しない場合は、Appleサポートへの連絡が確実です。
連絡方法:
- Apple サポートアプリから問い合わせ
- 0120-993-993(日本国内から)
- Apple Store直営店で相談
問い合わせ時に伝えること:
- いつから問題が発生しているか
- 試した解決方法
- 現在のストレージプランと使用量
- 使用しているデバイスの種類とOSバージョン
この章のまとめ
5つの解決法を順番に試してみてください。多くの場合、時間をおくか再起動で解決します。それでもダメなら、データ削除やサポート連絡を検討しましょう。次は、ダウングレード時の重要な注意点を確認していきます。
ダウングレード前に必ず確認!データは消える?料金はどうなる?

データの安全性について
よくある誤解ですが、ダウングレードしても、すぐにデータが消えることはありません。
Appleの仕組み:
- ダウングレード後も30日間はデータが保持される
- この期間内に容量を調整すれば、データは守られる
- 30日を過ぎると、超過分のデータから順次アクセスできなくなる
つまり、慌てる必要はないんです。ただし、大切なデータは事前にバックアップを取っておくと安心ですね。
料金の扱いについて
料金に関する重要なポイント:
- 次回の更新日からダウングレードが適用される
- すでに支払った分の返金はない
- 二重請求されることはない
例えば、1月15日に2月分を前払いしていて、1月20日にダウングレードした場合、2月15日から新しいプランの料金になります。
バックアップの注意点
iPhoneのバックアップサイズが大きい場合:
- 不要なアプリのバックアップをオフにする
- 写真は「iCloud写真」ではなく別の方法で保存
- WhatsAppなど、大容量アプリのバックアップを個別に管理
これらの対策で、バックアップサイズを大幅に削減できます。
家族共有を使っている場合
家族でストレージを共有している場合は、特に注意が必要です。
確認すべきこと:
- 家族全員の使用量の合計
- 各メンバーへの事前連絡
- 共有を解除するかどうかの検討
家族の誰かが大量のデータを保存していると、ダウングレードができないことがあります。
この章のまとめ
データは30日間安全、料金の二重請求はありません。ただし、バックアップサイズと家族共有の状況は事前に確認が必要です。次は、正しいダウングレード手順を詳しく説明します。
正しいダウングレード手順:iPhone・iPad・Mac別に解説
iPhone・iPadでの手順
基本的な操作手順:
- 「設定」アプリを開く
- 画面上部の自分の名前をタップ
- 「iCloud」を選択
- 「ストレージを管理」または「iCloudストレージ」をタップ
- 「ストレージプランを変更」を選択
- 「ダウングレードオプション」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力
- 希望のプランを選択(無料の5GBも選択可能)
- 「完了」をタップ
ポイント: 操作は必ずWi-Fi環境で行いましょう。処理中は他のアプリを使わず、画面をそのままにしておくことが大切です。
Macでの手順
Mac版の操作方法:
- Appleメニューから「システム設定」を開く(macOS Ventura以降)
- サイドバーで自分の名前(Apple ID)をクリック
- 「iCloud」をクリック
- 「管理…」ボタンをクリック
- 「ストレージプランを変更」を選択
- 「ダウングレードオプション」をクリック
- Apple IDでサインイン
- 新しいプランを選択して「完了」
古いmacOSの場合: 「システム環境設定」から同様の手順で進めます。
Windowsでの手順
Windows用iCloudでも操作可能:
- Windows用iCloudを開く
- 「ストレージ」をクリック
- 「ストレージプランを変更」を選択
- 以降はMacと同じ手順
ただし、Windowsの場合は動作が不安定なことがあるので、可能ならiPhoneやiPadから操作することをおすすめします。
ダウングレードのベストタイミング
おすすめの時期:
- 月末の3日前まで(処理時間を考慮)
- 平日の深夜または早朝(サーバーが空いている)
- iOSアップデート直後は避ける
避けるべき時期:
- 月初め(多くの人が操作する)
- 大型連休中(サーバー混雑)
- 新製品発表直後
この章のまとめ
デバイスごとに手順は少し違いますが、基本的な流れは同じです。Wi-Fi環境で、時間に余裕を持って操作しましょう。次は、よくあるトラブルと対処法を見ていきます。
よくあるトラブルQ&A:これで解決!

Q1:「ダウングレードオプション」が表示されない
この問題は意外と多いんです。
原因と対処法:
- ファミリー共有の管理者ではない → 管理者に依頼する
- 未払いの料金がある → 支払いを完了させる
- 地域設定の問題 → 設定から地域を確認
- iOSが古い → 最新版にアップデート
特にファミリー共有を使っている場合は、管理者のみがプラン変更できることを覚えておいてください。
Q2:エラーメッセージが出て進めない
よく見るエラーと対処法:
「現在ダウングレードできません」 → 24時間後に再試行、またはAppleサポートへ連絡
「ストレージプランを変更できません」 → 支払い方法を確認、クレジットカードの有効期限をチェック
「リクエストを完了できませんでした」 → ネットワーク設定をリセット、Wi-Fiを切り替える
Q3:ダウングレード後、写真が見れなくなった
写真が表示されない場合の対処法:
- まず落ち着いて、30日の猶予期間があることを思い出す
- 設定から「写真」→「iCloud写真」の状態を確認
- 「オリジナルをダウンロード」を選択
- Wi-Fi環境で写真のダウンロードを待つ
大切な写真は、Google フォトなどの別サービスにもバックアップしておくと安心です。
Q4:間違えてダウングレードしてしまった
すぐに元に戻したい場合:
- 同じ手順でストレージプランの変更画面へ
- 元のプランまたは別のプランを選択
- 即座に変更が反映される
ただし、料金は日割り計算されないので、次回更新日まで待つ方が経済的です。
Q5:ダウングレードがいつ反映されるか分からない
確認方法:
- 設定 → Apple ID → サブスクリプション
- iCloudの項目で次回更新日を確認
- この日付からダウングレードが適用される
通知も来ないことが多いので、カレンダーにメモしておくといいですね。
この章のまとめ
トラブルの多くは、ファミリー共有の設定や支払い方法が原因です。エラーが出ても慌てずに、一つずつ確認していけば必ず解決できます。最後に、全体のまとめと今後の対策を確認しましょう。
まとめ:もう迷わない!iCloudダウングレードの完全マスター
今回学んだ重要ポイント
ここまで読んでいただいて、iCloudダウングレードの全体像が見えてきたはずです。
押さえておくべき5つのポイント:
- ぐるぐるが続いても、まずは2〜3時間待つ
- データは30日間安全に保護される
- 容量オーバーの状態では、ダウングレードできない
- Wi-Fi環境と時間帯が成功のカギ
- 困ったらAppleサポートが確実
今後のストレージ管理のコツ
賢いストレージ活用法:
定期的な見直し習慣:
- 月に1回、使用量をチェック
- 不要な写真やバックアップを削除
- 年に2回、プランの見直しを検討
他のクラウドサービスとの併用:
- 写真はGoogleフォト(無料で15GBまで)
- 書類はDropbox(無料で2GBまで)
- 動画はYouTube(限定公開で保存)
このように分散させることで、iCloudの容量を効率的に使えます。
ダウングレード成功のチェックリスト
最後に、成功のためのチェックリストを用意しました:
□ 現在の使用量を確認した □ ダウングレード先の容量で足りるか計算した □ 大切なデータのバックアップを取った □ Wi-Fi環境を確認した □ 時間に余裕がある時に操作する □ 家族共有の設定を確認した □ 次回更新日をカレンダーにメモした
最後に:ストレージと上手に付き合うために
iCloudストレージは、私たちのデジタルライフを支える大切な存在です。
でも、必要以上にお金をかける必要はありません。今回紹介した方法を使えば、安全にダウングレードできますし、少ない容量でも十分に活用できます。
もし今後また「ぐるぐる」に遭遇しても、この記事を思い出してください。きっと冷静に対処できるはずです。
デジタルデータの整理は、部屋の片付けと同じ。定期的にメンテナンスすることで、快適な環境を保てます。この記事が、あなたのiCloudライフをより良いものにする手助けになれば幸いです。
困った時の連絡先
Appleサポート:
- 電話:0120-993-993
- オンライン:support.apple.com
- Appleサポートアプリ(無料)
対応時間: 月曜〜金曜 9:00〜21:00 土日祝 9:00〜18:00
あなたのiCloudダウングレードが、スムーズに完了することを願っています!
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