「新しいメールアドレスが欲しいけど、どれを選べばいいの?」 「iPhoneを使ってるけど、iCloudメールって何?」
こんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか。
実は、iPhoneやiPad、Macを使っている人なら、誰でも無料で作れる便利なメールサービスがあるんです。 それが「iCloudメール」です。
この記事では、iCloudメールアドレスの作り方から、知っておくと便利な機能まで、分かりやすく解説していきます。
iCloudメールアドレスって、そもそも何?

Apple(アップル)が提供する無料のメールサービス
iCloudメールは、iPhoneを作っているApple社が提供している無料のメールサービスです。
メールアドレスの最後が「@icloud.com」になるのが特徴ですね。 例えば「tanaka@icloud.com」のような感じになります。
GmailやYahoo!メールと同じように使えるメールサービスですが、Apple製品との相性が抜群に良いのがポイントです。
Apple IDとiCloudメールの違いを理解しよう
ここで多くの人が混乱するのが、Apple IDとiCloudメールアドレスの違いです。
Apple ID(アップルアイディー)
- App Storeでアプリをダウンロードするときに使うアカウント
- どんなメールアドレスでも登録できる(Gmailでも、Yahoo!メールでもOK)
- iPhoneやiPadを使うときの「親アカウント」のようなもの
iCloudメールアドレス
- Apple IDに追加で作れる専用メールアドレス
- 必ず「@icloud.com」で終わる
- 作らなくてもiPhoneは使える(でも作っておくと便利!)
つまり、Apple IDは必須だけど、iCloudメールは任意で作れるオプションサービスという関係になります。
iCloudメールアドレスの作り方(iPhone編)
では、実際にiCloudメールアドレスを作ってみましょう。 iPhoneでの設定方法を順番に説明します。
ステップ1:設定アプリを開く
ホーム画面にある歯車マークの「設定」アプリをタップします。
ステップ2:自分の名前をタップ
設定画面の一番上にある、自分の名前が表示されている部分をタップしてください。
ステップ3:「iCloud」を選択
Apple IDの画面が開いたら、「iCloud」という項目を探してタップします。
ステップ4:「iCloudメール」をオンにする
iCloudの設定画面で「メール」という項目を見つけて、スイッチをオンにします。 緑色になればOKです。
ステップ5:メールアドレスを作成
「作成」や「iCloudメールアドレスを作成」というボタンが表示されるので、タップします。
希望するメールアドレスを入力します(@icloud.comより前の部分)。 すでに他の人が使っている場合は、別のアドレスを考える必要があります。
ステップ6:確認して完了
最後に確認画面が出るので、「作成」や「続ける」をタップすれば完成です!
iPadやMacでも作れます

iPad(アイパッド)での作成方法
iPadでの作成手順は、基本的にiPhoneと同じです。 設定アプリから同じ流れで作成できます。
画面が大きい分、操作しやすいかもしれませんね。
Mac(マック)での作成方法
Macの場合は少し違います。
- 画面左上のAppleマーク(りんごマーク)をクリック
- 「システム環境設定」または「システム設定」を選択
- 「Apple ID」をクリック
- 「iCloud」を選んで、メールにチェックを入れる
- あとは画面の指示に従って進める
パソコンの方が慣れている人には、こちらの方が楽かもしれません。
iCloudメールの便利な機能と特徴
メールエイリアスで複数のアドレスが作れる
実は、iCloudメールには「エイリアス」という便利な機能があります。
エイリアスとは、メインのメールアドレスに加えて、最大3つまで別名のメールアドレスを作れる機能です。
例えば:
- メインアドレス:tanaka@icloud.com
- エイリアス1:tanaka.work@icloud.com(仕事用)
- エイリアス2:tanaka.shop@icloud.com(ネットショッピング用)
- エイリアス3:tanaka.game@icloud.com(ゲーム用)
全部同じ受信箱に届くので、用途別に使い分けができて便利です。
迷惑メールフィルターが優秀
Appleの迷惑メール対策は、かなり精度が高いと評判です。
怪しいメールは自動的に迷惑メールフォルダに振り分けてくれます。 大事なメールが迷惑メール扱いされることも少ないので、安心して使えます。
すべてのApple製品で自動同期
iPhoneで読んだメールは、iPadやMacでも既読になります。
どの端末(デバイス)からアクセスしても、同じ状態になっているので、複数の機器を使い分けている人には特に便利です。
よくある質問と答え
Q1:iCloudメールは本当に無料?
A:はい、完全無料です。
メールの送受信に料金はかかりません。 ただし、iCloudストレージ(保存容量)は5GBまでが無料で、それ以上は有料プランになります。
メールだけなら、5GBでも十分足ります。
Q2:一度作ったiCloudメールアドレスは変更できる?
A:残念ながら、変更はできません。
一度作成したiCloudメールアドレスは、後から変更することができないんです。 だから、作るときは慎重に考えて決めましょう。
どうしても変えたい場合は、新しいApple IDを作るしかありません。
Q3:GmailやYahoo!メールとどっちがいい?
A:使い方によります。
iCloudメールが向いている人:
- iPhone、iPad、Macをメインで使っている
- シンプルで使いやすいメールが好き
- Appleのセキュリティを信頼している
Gmail/Yahoo!メールが向いている人:
- AndroidスマホやWindowsパソコンを使っている
- 容量をたくさん使いたい
- 高度な機能を使いたい
Q4:パソコン(Windows)でも使える?
A:はい、使えます。
Windowsパソコンでも、以下の方法で使えます:
- ブラウザ(ChromeやEdgeなど)でiCloud.comにアクセス
- OutlookなどのメールソフトにiCloudメールを設定
ただし、Apple製品ほどスムーズではないことは覚えておきましょう。
Q5:セキュリティは大丈夫?
A:Appleはプライバシー保護に力を入れています。
メールの内容は暗号化されて保護されます。 二段階認証(2ファクタ認証)も設定できるので、不正アクセスの心配も少ないです。
ただし、パスワードの管理はしっかりと行いましょう。
知っておくと便利な小技

メールの容量制限について
1通のメールで送れる容量は最大20MBまでです。
写真を何枚も添付すると、すぐに制限に達してしまうので注意が必要です。 大きなファイルを送りたいときは、iCloud Driveのリンク共有機能を使うと便利ですよ。
メールアドレスの使い分けテクニック
プラス記号(+)を使った裏技があります。
例:tanaka+amazon@icloud.com
「tanaka@icloud.com」に届きますが、フィルター設定で振り分けができます。 ネットショッピングサイトごとに使い分けると、どこから情報が漏れたか分かるので便利です。
iCloudメールが届かないときの対処法
メールが届かないときは、以下を確認してみてください:
- 迷惑メールフォルダを確認
- iCloudの容量が満杯になっていないか確認
- インターネット接続を確認
- 設定アプリでiCloudメールがオンになっているか確認
それでも解決しない場合は、一度サインアウトして、再度サインインすると直ることが多いです。
まとめ:iCloudメールを作っておいて損はない!
iCloudメールアドレスについて、理解していただけたでしょうか。
ポイントをおさらいすると:
- Apple製品を使っているなら無料で作れる
- セキュリティがしっかりしている
- すべてのApple製品で自動同期される
- エイリアス機能で複数のアドレスが使える
- 一度作ったら変更できないので慎重に
特にiPhoneユーザーなら、作っておいて損はありません。
プライベート用、仕事用、ネットショッピング用など、用途に応じて使い分けることで、メール管理がぐっと楽になります。
まだiCloudメールアドレスを作っていない方は、この機会にぜひ作成してみてください。 設定は5分もあれば完了しますよ。
安全で便利なメールライフを楽しんでくださいね!
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