iCloudバックアップができない!原因と解決方法を完全解説

icloud

「iCloudバックアップを実行しようとしたら、エラーが出た…」
「何度試しても『バックアップを作成できません』と表示される!」

こんな困った状況に陥っていませんか?

iPhoneのバックアップができないと、機種変更や故障時にデータを失うリスクがあります。大切な写真や連絡先、アプリのデータが消えてしまったら大変ですよね。

この記事では、iCloudバックアップができない原因から、症状別の具体的な解決方法まで詳しく解説します。段階的に試していけば、必ず問題を解決できますよ!


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  1. iCloudバックアップができない主な原因
    1. 1. iCloudストレージの容量不足
    2. 2. ネットワーク接続の問題
    3. 3. iPhoneのストレージ不足
    4. 4. iOSのバージョンが古い
    5. 5. Apple側のサーバー障害
    6. 6. Apple IDの問題
    7. 7. バックアップ設定の不具合
  2. まず確認すべき基本事項
    1. iCloudストレージの容量を確認
    2. ネットワーク接続を確認
    3. iPhoneのストレージを確認
  3. 容量不足の解決方法【最重要】
    1. iCloudストレージを増やす3つの方法
    2. iPhoneのストレージを空ける
  4. ネットワーク問題の解決
    1. Wi-Fi接続を安定させる
    2. 有線接続での強制バックアップ
  5. Apple IDとiCloud設定の確認
    1. Apple IDに再サインイン
    2. iCloudバックアップ設定を確認
  6. iPhoneの再起動と更新
    1. iPhoneを再起動
    2. iOSを最新版にアップデート
  7. エラーメッセージ別の対処法
    1. 「iCloudストレージに十分な空き領域がありません」
    2. 「前回のバックアップを完了できませんでした」
    3. 「iCloudに接続できません」
    4. 「バックアップを作成できません」
  8. 高度なトラブルシューティング
    1. ネットワーク設定をリセット
    2. すべての設定をリセット
    3. Apple サポートに問い合わせ
  9. よくある質問Q&A
    1. Q1. バックアップにどのくらい時間がかかる?
    2. Q2. バックアップはいつ実行される?
    3. Q3. バックアップ中にiPhoneを使える?
    4. Q4. モバイルデータでバックアップできない?
    5. Q5. 有料プランは解約できる?
  10. 予防策と日常管理
    1. 定期的な容量チェック
    2. 重要データの二重バックアップ
    3. バックアップの確認習慣
  11. まとめ:確実にバックアップできる環境を作ろう

iCloudバックアップができない主な原因

1. iCloudストレージの容量不足

最も多い原因がこれです!

無料プランは5GBしかないため、すぐに容量がいっぱいになります。

なぜ足りなくなるのか:

  • 写真や動画が大量にある
  • 複数のデバイスでiCloudを共有
  • 古いバックアップが残っている
  • アプリのデータが大きい

2. ネットワーク接続の問題

バックアップにはインターネット接続が必須です。

よくあるケース:

  • Wi-Fiが不安定
  • 通信速度が遅い
  • モバイルデータ通信になっている
  • ネットワークが途中で切れる

3. iPhoneのストレージ不足

iCloud側ではなく、iPhone本体の空き容量が足りない場合もあります。

必要な空き容量:

  • バックアップには一時的に数GBの空き容量が必要
  • 特に写真や動画が多い場合

4. iOSのバージョンが古い

古いiOSにはバグがある可能性があります。

5. Apple側のサーバー障害

稀ですが、Apple側のシステムに問題が発生していることも。

6. Apple IDの問題

サインイン状態やアカウント自体に問題がある場合です。

7. バックアップ設定の不具合

設定が正しくない、または破損している可能性があります。


まず確認すべき基本事項

iCloudストレージの容量を確認

確認手順:

  1. 設定アプリを開く
  2. 一番上の自分の名前をタップ
  3. 「iCloud」をタップ
  4. ストレージバーを確認
  • 上部に表示される色付きのバー
  • 使用量と残り容量が表示される
  1. 「ストレージを管理」をタップして詳細確認

容量が足りているか判断:

  • 残り容量が1GB以上:おそらく大丈夫
  • 残り容量が500MB以下:足りない可能性が高い
  • 残り容量がほぼゼロ:確実に足りない

ネットワーク接続を確認

チェック項目:

  1. Wi-Fiに接続されているか
  • 画面右上(または上部)のWi-Fiマークを確認
  • コントロールセンターでWi-Fiがオンか確認
  1. Wi-Fiの安定性
  • Safariでウェブサイトが開けるか試す
  • 動画が途切れずに再生できるか
  1. モバイルデータではバックアップできない
  • バックアップはWi-Fi専用
  • モバイルデータ通信をオフにする

iPhoneのストレージを確認

確認手順:

  1. 設定→「一般」→「iPhoneストレージ」
  2. 上部のストレージバーを確認
  3. 空き容量をチェック
  • 5GB以上:問題なし
  • 1〜5GB:ギリギリ
  • 1GB以下:空き容量を作る必要あり

容量不足の解決方法【最重要】

iCloudストレージを増やす3つの方法

方法1:不要なデータを削除する(無料)

手順:

  1. 設定→Apple ID→「iCloud」→「ストレージを管理」
  2. 容量を使っている項目を確認
  3. 削除できるものを選択:

削除候補:

古いバックアップ:

  • 「バックアップ」をタップ
  • 使っていないデバイスのバックアップを左にスワイプ→「削除」

写真:

  • 「写真」をタップ
  • 「無効化して削除」を選択
  • 重要な写真は事前にパソコンに保存

iCloud Drive:

  • 不要なファイルを削除

メール:

  • 大きな添付ファイル付きメールを削除

方法2:有料プランにアップグレードする(推奨)

料金プラン:

  • 50GB:月額130円(おすすめ!)
  • 200GB:月額400円
  • 2TB:月額1,300円
  • 6TB:月額3,900円
  • 12TB:月額7,900円

アップグレード手順:

  1. 設定→Apple ID→「iCloud」
  2. 「ストレージを管理」または「ストレージプランを変更」
  3. 「ストレージプランをアップグレード」
  4. プランを選択(50GBがおすすめ)
  5. 「購入する」をタップ
  6. Touch ID、Face ID、またはパスワードで確認
  7. アップグレード完了!

月額130円のコスパ:

  • 1日あたり約4円
  • コーヒー1杯以下の価格
  • データ損失のリスクを考えれば安い

方法3:バックアップする項目を減らす

全部をバックアップする必要はありません。

手順:

  1. 設定→Apple ID→「iCloud」→「ストレージを管理」
  2. 「バックアップ」→使用中のiPhoneを選択
  3. アプリのリストが表示される
  4. 不要なアプリをオフにする
  • ゲームアプリ(再ダウンロード可能)
  • 大容量アプリ
  • 使っていないアプリ
  1. 「オフにして削除」を確認
  2. バックアップサイズが減る

iPhoneのストレージを空ける

効果的な方法:

1. 不要な写真・動画を削除

  1. 写真アプリを開く
  2. 「最近削除した項目」を開く
  3. 「すべて削除」をタップ
  4. 不要な写真・動画を選択して削除

2. 不要なアプリを削除

  1. 設定→「一般」→「iPhoneストレージ」
  2. サイズの大きいアプリを確認
  3. 使っていないアプリを「Appを削除」

3. キャッシュをクリア

  1. Safariのキャッシュ:設定→Safari→「履歴とWebサイトデータを消去」
  2. アプリのキャッシュ:各アプリの設定から削除

4. 大きなファイルを削除

  1. ファイルアプリを開く
  2. 「最近使った項目」で大きなファイルを探す
  3. 不要なものを削除

ネットワーク問題の解決

Wi-Fi接続を安定させる

方法1:Wi-Fiを再接続

  1. 設定→「Wi-Fi」
  2. 接続中のネットワークをタップ
  3. 「このネットワーク設定を削除」
  4. 確認画面で「削除」
  5. 同じネットワークを選択
  6. パスワードを入力して再接続

方法2:ルーターを再起動

  1. Wi-Fiルーターの電源を切る
  2. 30秒待つ
  3. 電源を入れ直す
  4. Wi-Fiが安定するまで待つ(1〜2分)
  5. iPhoneで再接続

方法3:機内モードのオン・オフ

  1. コントロールセンターを開く
  2. 飛行機アイコンをタップ(機内モードオン)
  3. 10秒待つ
  4. もう一度タップ(機内モードオフ)
  5. Wi-Fiに自動再接続

有線接続での強制バックアップ

Wi-Fiが不安定な場合、パソコン経由でバックアップできます。

Macの場合(macOS Catalina以降):

  1. MacとiPhoneをUSBケーブルで接続
  2. Finderを開く
  3. サイドバーでiPhoneを選択
  4. 「iPhoneのすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選択
  5. 「今すぐバックアップ」をクリック

Windowsの場合(iTunes):

  1. WindowsとiPhoneをUSBケーブルで接続
  2. iTunesを開く
  3. デバイスアイコンをクリック
  4. 「このコンピュータ」を選択
  5. 「今すぐバックアップ」をクリック

Apple IDとiCloud設定の確認

Apple IDに再サインイン

手順:

  1. 設定→一番上の自分の名前
  2. 一番下までスクロール
  3. 「サインアウト」をタップ
  4. パスワードを入力
  5. データを残すか選択
  • 「iPhoneに残す」を選択(データは消えない)
  1. 「サインアウト」を確認
  2. 数秒待つ
  3. 設定画面で「iPhoneにサインイン」をタップ
  4. Apple IDとパスワードを入力
  5. 2ファクタ認証のコードを入力
  6. サインイン完了
  7. バックアップを再試行

iCloudバックアップ設定を確認

手順:

  1. 設定→Apple ID→「iCloud」
  2. 「iCloudバックアップ」をタップ
  3. 「このiPhoneをバックアップ」がオンか確認
  4. オフになっていたら、オンにする
  5. 「今すぐバックアップを作成」をタップ

iPhoneの再起動と更新

iPhoneを再起動

iPhone X以降:

  1. サイドボタンと音量ボタン(上または下)を同時に長押し
  2. 「スライドで電源オフ」を右にスライド
  3. 完全に電源が切れるまで待つ
  4. サイドボタンを長押しして起動
  5. 起動後、バックアップを試す

iPhone 8以前:

  1. 上部または側面の電源ボタンを長押し
  2. 「スライドで電源オフ」を右にスライド
  3. 完全に電源オフ
  4. 電源ボタンを長押しして起動

iOSを最新版にアップデート

手順:

  1. 設定→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
  2. アップデートが利用可能か確認
  3. 「ダウンロードしてインストール」をタップ
  4. パスコードを入力
  5. 利用規約に同意
  6. アップデート完了まで待つ
  7. 再起動後、バックアップを試す

注意:

  • Wi-Fiに接続
  • バッテリー50%以上(または充電中)
  • 時間に余裕のある時に実行

エラーメッセージ別の対処法

「iCloudストレージに十分な空き領域がありません」

原因:
iCloudの容量が足りない

解決法:

  1. 不要なデータを削除(上記参照)
  2. または有料プランにアップグレード
  3. バックアップする項目を減らす

「前回のバックアップを完了できませんでした」

原因:
ネットワーク接続の問題、または容量不足

解決法:

  1. Wi-Fi接続を確認
  2. 充電器に接続
  • バッテリー切れを防ぐ
  1. 画面をロックして放置
  • 30分〜1時間そのまま待つ
  • バックアップは時間がかかることも
  1. ルーターの近くに置く
  • Wi-Fi信号を強くする
  1. 再起動して再試行

「iCloudに接続できません」

原因:
Apple IDの問題、またはネットワークエラー

解決法:

  1. Apple IDに再サインイン(上記参照)
  2. Appleのシステム状況を確認
  • Safariで「Apple システム状況」と検索
  • iCloudに障害がないか確認
  1. 時間をおいて再試行

「バックアップを作成できません」

原因:
様々な要因が考えられる総合的なエラー

解決法(順番に試す):

  1. iPhoneを再起動
  2. Apple IDに再サインイン
  3. iCloudバックアップをオフ→オン
  • 設定→Apple ID→iCloud→iCloudバックアップ
  • オフにして10秒待つ
  • 再度オン
  1. ネットワーク設定をリセット
  • 設定→一般→「転送またはiPhoneをリセット」
  • 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
  • Wi-Fiパスワードは再入力が必要
  1. すべての設定をリセット(最終手段)
  • データは消えないが、設定が初期化される

高度なトラブルシューティング

ネットワーク設定をリセット

手順:

  1. 設定→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
  2. 「リセット」をタップ
  3. 「ネットワーク設定をリセット」を選択
  4. パスコードを入力
  5. 確認画面で「ネットワーク設定をリセット」
  6. iPhoneが再起動
  7. Wi-Fiに再接続
  8. バックアップを試す

注意:

  • Wi-Fiパスワードが消える
  • Bluetooth接続も解除される
  • VPN設定も消える

すべての設定をリセット

データは消えません!

手順:

  1. 設定→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
  2. 「リセット」→「すべての設定をリセット」
  3. パスコードを入力
  4. 確認画面で実行
  5. iPhoneが再起動
  6. Wi-Fiなどの設定を再度行う
  7. バックアップを試す

影響を受ける設定:

  • Wi-Fi、Bluetooth
  • 壁紙
  • 通知設定
  • プライバシー設定

影響を受けない(残る)もの:

  • 写真、動画
  • アプリ
  • 連絡先
  • メッセージ

Apple サポートに問い合わせ

以下の場合は専門家に相談:

  • すべての方法を試しても解決しない
  • エラーメッセージの意味が分からない
  • Apple IDがロックされた
  • ハードウェアの故障が疑われる

連絡方法:

  1. Apple サポートアプリ
  • App Storeからダウンロード
  • 「バックアップ」のトピックを選択
  1. 電話サポート
  • 0120-277-535(日本)
  • 年中無休、9:00〜21:00
  1. チャットサポート
  • support.apple.comからアクセス

準備しておく情報:

  • iPhoneのモデル
  • iOSバージョン
  • エラーメッセージの内容
  • 試した解決方法

よくある質問Q&A

Q1. バックアップにどのくらい時間がかかる?

回答:
データ量により異なります。

目安:

  • 小規模(数GB):10〜30分
  • 中規模(10〜30GB):30分〜2時間
  • 大規模(50GB以上):2〜5時間

初回バックアップ:

  • すべてのデータをアップロードするため、特に時間がかかる

2回目以降:

  • 変更分のみアップロードするため高速

Q2. バックアップはいつ実行される?

自動バックアップの条件:

  1. Wi-Fiに接続されている
  2. 電源に接続されている
  3. 画面がロックされている
  4. iCloudストレージに十分な空き容量がある

実行タイミング:

  • 通常は深夜
  • 上記の条件を満たした時

Q3. バックアップ中にiPhoneを使える?

回答:
はい、使えます。

ただし:

  • 手動バックアップ中も操作可能
  • バックグラウンドで実行される
  • 動画のダウンロードなど、大量のデータ通信をすると遅くなる

Q4. モバイルデータでバックアップできない?

回答:
できません。

理由:

  • バックアップはデータ量が大きい
  • モバイルデータだと通信制限にかかる
  • Wi-Fi専用の仕様

例外:
iCloud+の一部プランで、モバイルデータ経由のバックアップが可能な場合もあります(地域により異なる)。

Q5. 有料プランは解約できる?

回答:
いつでも解約可能です。

解約方法:

  1. 設定→Apple ID→「iCloud」
  2. 「ストレージを管理」→「ストレージプランを変更」
  3. 「ダウングレードオプション」
  4. 「無料の5GB」を選択
  5. 確認して完了

注意:

  • 解約後、5GBを超えるデータは削除される可能性
  • バックアップができなくなる場合も

予防策と日常管理

定期的な容量チェック

月1回の確認:

  1. iCloudストレージの残り容量を確認
  2. 不要なデータがないかチェック
  3. バックアップが正常に実行されているか確認

重要データの二重バックアップ

おすすめの方法:

1. iCloudバックアップ

  • 自動的に定期実行

2. パソコンへのバックアップ

  • 月1回、手動で実行
  • Mac(Finder)またはWindows(iTunes)

3. 写真の別保存

  • Googleフォトや外付けHDDにも保存

バックアップの確認習慣

確認方法:

  1. 設定→Apple ID→「iCloud」→「ストレージを管理」
  2. 「バックアップ」をタップ
  3. 使用中のiPhoneを選択
  4. 「前回のバックアップ」の日時を確認

正常な状態:

  • 前回のバックアップが24時間以内
  • サイズが表示されている

問題がある場合:

  • 数日前のまま更新されていない
  • 手動でバックアップを実行

まとめ:確実にバックアップできる環境を作ろう

iCloudバックアップができない問題は、ほとんどの場合、適切な対処で解決できます。

この記事のポイント:

  • 容量不足が最も多い原因
  • 月額130円で50GBプランが最もコスパが良い
  • Wi-Fi接続の安定性が重要
  • 再起動とApple ID再サインインが効果的
  • パソコン経由のバックアップも選択肢
  • 定期的な確認で問題を未然に防ぐ

解決の手順:

  1. 容量確認(iCloud・iPhone両方)
  2. 不要データの削除または有料プラン検討
  3. ネットワーク接続の確認と改善
  4. iPhoneの再起動
  5. Apple IDの再サインイン
  6. iOSのアップデート
  7. 高度なトラブルシューティング
  8. Appleサポートへ連絡

今すぐやるべきこと:

  1. ✓ iCloudの容量を確認
  2. ✓ 容量不足なら有料プラン(月額130円)にアップグレード
  3. ✓ Wi-Fi接続を確認
  4. ✓ 手動バックアップを実行してテスト
  5. ✓ 定期的な確認習慣をつける

バックアップは「保険」です。

事故が起きてからでは遅いので、今すぐ問題を解決して、安心してiPhoneを使える環境を作りましょう!

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