「iCloudストレージがいっぱいです」 「バックアップできません」 「容量を購入してください」
毎日こんな通知にうんざりしていませんか?
Appleが無料で提供してくれる5GBの容量。 正直、今の時代には少なすぎますよね。写真を1000枚撮ったらもう満杯です。
でも、ちょっと待ってください。 実は、工夫次第で5GBでも十分バックアップできる方法があるんです。
この記事では、容量を賢く節約する裏ワザから、どうしても足りない時の対処法まで、あなたの状況に合った解決策をお教えします。
月額130円も払いたくない!という人も、この記事を読めば解決策が見つかるはずです。
そもそもバックアップの容量って何に使われてるの?

iCloudバックアップの中身を理解しよう
まず、あなたのiPhoneの何がバックアップされているか知っていますか?
バックアップに含まれる主なデータ:
- デバイスの設定
- アプリのデータ
- ホーム画面とアプリの配置
- iMessage、SMS、MMSのメッセージ
- 写真とビデオ(iCloud写真がオフの場合)
- Appleサービスからの購入履歴
- 着信音
- Visual Voicemailのパスワード
意外と多くのものが含まれているんです。
容量を最も消費する犯人は?
容量を食う順位:
- 写真とビデオ(全体の60〜80%)
- メッセージの添付ファイル(10〜20%)
- アプリのデータ(10〜20%)
- その他の設定など(5%以下)
ほとんどの場合、写真とビデオが容量不足の原因です。
現在の容量使用状況を確認する方法
まずは敵を知ることから
対策を立てる前に、現状を正確に把握しましょう。
容量の確認手順:
- 設定アプリを開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 画面上部のカラフルなグラフを確認
このグラフで、何にどれだけ容量を使っているか一目で分かります。
詳細な内訳を見る方法
もっと詳しく知りたい場合は、さらに深く調べられます。
詳細確認の手順:
- iCloud画面で「ストレージを管理」をタップ
- 各項目の使用容量が表示される
- 「バックアップ」をタップ
- デバイス名をタップ
- アプリごとの使用容量が分かる
ここで「こんなアプリがこんなに容量使ってたの!?」という発見があるはずです。
次回のバックアップサイズを予測
「次回のバックアップサイズ」という項目も重要です。
これは、今バックアップを実行したら必要な容量を示しています。 これが残り容量を超えていたら、バックアップは失敗します。
無料5GBでやりくりする7つの節約術
節約術1:iCloud写真をオンにする(効果:特大)
これが最も効果的な方法です。
設定方法:
- 設定 → 自分の名前 → iCloud
- 「写真」をタップ
- 「このiPhoneを同期」をオン
- 「iPhoneのストレージを最適化」を選択
メリット:
- 写真がバックアップから除外される
- でも写真自体はiCloudに保存される
- iPhone本体の容量も節約できる
デメリット:
- 写真の分、iCloud容量は使う
- オフライン時に高画質写真が見れない場合がある
節約術2:不要なアプリのバックアップをオフ(効果:大)
すべてのアプリをバックアップする必要はありません。
オフにすべきアプリの例:
- 動画配信アプリ(Netflix、YouTubeなど)
- 音楽アプリ(Spotify、Apple Musicなど)
- ニュースアプリ
- 天気アプリ
- 無料ゲーム(進行状況が重要でないもの)
これらはアカウントでログインすれば元に戻るので、バックアップ不要です。
設定方法:
- 設定 → 自分の名前 → iCloud
- 「ストレージを管理」→「バックアップ」
- デバイス名をタップ
- 不要なアプリのスイッチをオフ
節約術3:メッセージの添付ファイルを削除(効果:中)
メッセージアプリの写真や動画も、意外と容量を使います。
削除方法:
- メッセージアプリを開く
- 削除したい会話を左にスワイプ
- 「削除」をタップ
または、設定から古いメッセージを自動削除:
- 設定 → メッセージ
- 「メッセージの保存期間」
- 「30日」または「1年」を選択
節約術4:写真を厳選してから同期(効果:中)
どうしても残したい写真だけを選ぶ方法です。
手順:
- 写真アプリで不要な写真を削除
- 「最近削除した項目」も空にする
- 重複した写真や似た写真を整理
- スクリーンショットの整理
特にスクリーンショットは、気づかないうちに溜まりがちです。
節約術5:他のクラウドサービスと併用(効果:大)
iCloudだけに頼らない方法です。
おすすめの組み合わせ:
- 写真:Googleフォト(15GB無料)
- 書類:Googleドライブ(15GB無料)
- 動画:YouTube(非公開設定で無制限)
- 大切な写真だけ:iCloud
使い分けることで、無料でも十分な容量を確保できます。
節約術6:定期的な大掃除(効果:中)
月に1回、容量の大掃除をしましょう。
掃除リスト:
- 古いバックアップを削除
- 使わないアプリのデータを削除
- メールの添付ファイルを整理
- ダウンロードした書類を整理
定期的にやれば、急に容量不足になることを防げます。
節約術7:バックアップの頻度を調整(効果:小)
毎日バックアップする必要がない人向けです。
自動バックアップはそのままで、手動バックアップの頻度を減らします。 重要な変更があった時だけ手動でバックアップすれば、容量の無駄遣いを防げます。
それでも足りない!有料プランの選び方

iCloud+の料金プラン比較(2024年版)
無料でどうしても無理な場合の選択肢です。
プラン一覧:
プラン | 月額料金 | 年額換算 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
5GB | 無料 | 0円 | ★★☆☆☆ |
50GB | 130円 | 1,560円 | ★★★★★ |
200GB | 400円 | 4,800円 | ★★★★☆ |
2TB | 1,300円 | 15,600円 | ★★☆☆☆ |
各プランはこんな人におすすめ
50GB(月額130円):
- 写真は月100枚程度
- 動画はほとんど撮らない
- アプリは必要最小限
- 1人で使う
コーヒー1杯より安い価格で、容量の悩みから解放されます。
200GB(月額400円):
- 写真を頻繁に撮る
- 動画も保存したい
- 家族で共有したい(最大5人)
- iPadも使っている
家族で割れば1人80円。かなりお得です。
2TB(月額1,300円):
- プロのカメラマン
- 動画クリエイター
- すべてをクラウドに保存したい
- 大家族で共有
一般の人には過剰なプランです。
家族共有でさらにお得に
200GB以上のプランは、家族と共有できます。
共有方法:
- 設定 → 自分の名前 → ファミリー共有
- 「iCloud+」を選択
- 家族を招待
5人で200GBを共有すれば、1人あたり月額80円です。
バックアップ容量に関するよくある質問
Q1:5GBって少なすぎない?
A:確かに少ないです。でも工夫次第です。
2011年のサービス開始時から5GBのまま変わっていません。 当時と比べて写真の画質も上がり、アプリも大型化しているので、相対的に少なくなっています。
でも、この記事の節約術を使えば、5GBでも何とかなることが多いです。
Q2:容量を増やさずに写真を保存する方法は?
A:複数の方法があります。
- Googleフォトを併用(15GB無料)
- Amazon Photos(プライム会員なら写真無制限)
- パソコンに定期的に移動
- 外付けストレージを使用
組み合わせれば、無料でも大量の写真を保存できます。
Q3:バックアップの容量を減らしたら危険?
A:重要なデータだけは必ず含めましょう。
最低限、以下は必ずバックアップに含めてください:
- 連絡先
- カレンダー
- メモ
- 重要なアプリのデータ
写真は別の方法で保存すれば、リスクは最小限に抑えられます。
Q4:容量プランは後から変更できる?
A:はい、いつでも変更可能です。
アップグレード:即座に反映 ダウングレード:次の請求日から反映
機種変更時だけ一時的にアップグレードする、という使い方もできます。
Q5:容量がいっぱいでもiPhoneは使える?
A:使えますが、制限があります。
できなくなること:
- 新しいバックアップの作成
- 写真の同期
- iCloudメールの受信
iPhone自体は普通に使えますが、データ保護の観点からは危険な状態です。
容量不足を根本的に解決する考え方
データの断捨離を習慣化
物理的な部屋と同じで、デジタルデータも整理が必要です。
月1回のデータ整理日を作る:
- 第1日曜日は「デジタル大掃除の日」
- 不要な写真を削除
- 使わないアプリを削除
- ダウンロードフォルダを整理
習慣化すれば、容量不足に悩まされることがなくなります。
本当に必要なものだけを残す
すべてを保存する必要はありません。
残すべき基準:
- 二度と撮れない瞬間の写真
- 大切な人との思い出
- 仕事や勉強に必要なデータ
- 法的に保存が必要な書類
それ以外は、思い切って削除しても困りません。
クラウドサービスを使い分ける
1つのサービスに依存しないことが大切です。
理想的な使い分け:
- 重要データ:iCloud(有料でも)
- 大量の写真:Googleフォト
- 仕事の書類:Dropbox/OneDrive
- 動画:YouTube(限定公開)
リスク分散にもなるので、おすすめです。
まとめ:あなたに最適な容量管理を見つけよう!
iCloudバックアップの容量問題は、誰もが直面する悩みです。
解決への3ステップ:
- 現状を把握 何が容量を使っているか確認
- 不要なものを削除 節約術を試して5GBでやりくり
- それでも無理なら有料プラン 月額130円で悩みから解放
多くの人は、節約術だけで5GBでも十分やりくりできます。
特に「iCloud写真をオン」「不要アプリのバックアップをオフ」の2つだけでも、劇的に改善することが多いです。
どうしても無理なら、月額130円の50GBプランがおすすめ。 缶ジュース1本分の値段で、ストレスフリーになれます。
大切なのは、あなたの使い方に合った方法を見つけること。
この記事を参考に、今すぐ設定を見直してみてください。 きっと「こんなに簡単に解決できたんだ!」と驚くはずです!
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