「LINEのトーク履歴をiCloudにバックアップしたい」
「新しいiPhoneに機種変更する時、LINEのデータは引き継げるの?」
こんな疑問を抱えていませんか?
LINEには大切な思い出や重要な連絡が詰まっていますよね。スマホが壊れたり、機種変更したりする時に、トーク履歴や写真が消えてしまったら大変です。
この記事では、iCloudを使ったLINEのバックアップ方法から、機種変更時の引き継ぎ手順、トラブル解決まで詳しく解説します。大切なLINEのデータを守って、安心してスマホを使いましょう!
iCloudとLINEの基礎知識

LINEのバックアップとは?
バックアップとは、LINEのデータをコピーして安全な場所に保存することです。
バックアップできるデータ:
- トーク履歴(メッセージ)
- 写真や動画(トーク内で送受信したもの)
- スタンプの購入履歴
- 友だちリスト
- プロフィール設定
- タイムラインの投稿
バックアップできないデータ:
- コイン残高
- 通知音の設定
- トークルームごとの通知設定
iCloudとLINEの関係
iPhoneユーザーの場合、LINEのバックアップ先としてiCloud Driveを使います。
仕組み:
- LINEアプリがトーク履歴などをデータ化
- iCloud Driveに自動または手動でアップロード
- 新しいiPhoneや復元時にダウンロード
重要なポイント:
- iCloudの容量を使用する
- 無料プランは5GBまで
- トーク量が多いと容量が足りなくなることも
AndroidとiOSの違い
iPhoneの場合:
- バックアップ先:iCloud Drive
- 引き継ぎ:iPhone同士なら簡単
Androidの場合:
- バックアップ先:Googleドライブ
- 引き継ぎ:Android同士なら簡単
注意:
AndroidからiPhone、またはその逆の場合、トーク履歴は引き継げません!(2024年時点)
LINEをiCloudにバックアップする方法
事前準備
1. iCloud Driveを有効化
- iPhoneの設定→自分の名前→「iCloud」
- 「iCloud Drive」をオンにする
- 下にスクロールして「LINE」もオンにする
2. iCloudの容量を確認
- 設定→自分の名前→「iCloud」→「ストレージを管理」
- 空き容量を確認
- LINEのバックアップサイズは、トーク量により数MB〜数GBまで様々
- 容量が足りない場合:
- 不要なデータを削除
- または有料プラン(50GB:月額130円〜)にアップグレード
3. Wi-Fiに接続
バックアップはデータ量が多いので、Wi-Fi環境で行いましょう。
手動バックアップの手順
ステップバイステップ:
- LINEアプリを開く
- ホーム画面右上の歯車アイコン(設定)をタップ
- 「トーク」をタップ
- 「トークのバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップ」をタップ
- バックアップが開始される
- 進行状況が表示される
- トーク量により数分〜30分程度かかることも
- 「バックアップ完了」と表示されたら成功
確認方法:
- 前回のバックアップ日時が更新されているか確認
自動バックアップの設定
定期的に自動でバックアップする設定です。
設定手順:
- LINE設定→「トーク」→「トークのバックアップ」
- 「バックアップ頻度」をタップ
- 頻度を選択:
- 自動バックアップしない(手動のみ)
- 毎日
- 3日に1回
- 1週間に1回
- 2週間に1回
- 1ヶ月に1回
- 選択したら自動的に設定される
おすすめの設定:
- よくLINEを使う人:毎日または3日に1回
- たまに使う人:1週間に1回
注意点:
- 自動バックアップは深夜に実行される
- Wi-Fiに接続されている必要がある
- 充電中であることが推奨
バックアップから復元する方法
同じiPhoneで復元
アプリを削除してしまった、または初期化した場合です。
手順:
- LINEアプリをインストール
- App Storeからダウンロード
- LINEを起動して「ログイン」をタップ
- 電話番号を入力
- SMSで届いた認証番号を入力
- 「トーク履歴を復元」画面が表示される
- 「トーク履歴を復元」をタップ
- 復元が開始される
- 数分〜10分程度かかる
- 「トーク履歴の復元が完了しました」と表示されたら成功
- 年齢確認などの設定を進める
新しいiPhoneに機種変更する場合
重要:事前準備が必須です!
古いiPhoneでの準備(機種変更前):
- メールアドレスとパスワードを設定
- LINE設定→「アカウント」
- メールアドレスを登録
- パスワードを設定(忘れずにメモ)
- 電話番号を確認
- 設定→「アカウント」で電話番号が正しいか確認
- 最新のバックアップを取る
- 設定→「トーク」→「トークのバックアップ」→「今すぐバックアップ」
- 引き継ぎ許可設定をオン
- LINE設定→「アカウント引き継ぎ」
- 「アカウントを引き継ぐ」をオン
- 36時間以内に新しいiPhoneで引き継ぎを完了する必要あり
新しいiPhoneでの操作:
- LINEをインストール
- 「ログイン」をタップ
- 電話番号を入力
- 同じ電話番号を使用
- SMSの認証番号を入力
- 「おかえりなさい、○○!」と表示される
- パスワードを入力
- 「トーク履歴を復元」をタップ
- 復元完了まで待つ
- 友だち追加設定などを完了
ポイント:
- 必ず古いiPhoneでバックアップを取ってから
- 引き継ぎ許可は36時間で自動的にオフになる
- 電話番号が変わる場合は別の手順が必要
機種変更で電話番号が変わる場合

事前準備(旧端末)
1. Facebook連携またはApple ID連携
電話番号が変わる場合、別の認証方法が必要です。
Facebook連携の設定:
- LINE設定→「アカウント」
- 「Facebook」をタップ
- Facebookにログインして連携
Apple ID連携の設定:
- LINE設定→「アカウント」
- 「Apple」をタップ
- Apple IDで認証して連携
2. メールアドレスとパスワードを設定
- LINE設定→「アカウント」
- メールアドレスを登録
- パスワードを設定
3. バックアップを取る
通常通りiCloudにバックアップ
4. 引き継ぎ許可をオン
設定→「アカウント引き継ぎ」をオン
新端末での引き継ぎ
手順:
- LINEをインストールして起動
- 「ログイン」をタップ
- 「電話番号でログイン」ではなく、「Facebookでログイン」または「Appleでログイン」を選択
- 認証を完了
- 新しい電話番号を入力
- SMS認証を完了
- 「以前の電話番号でログインしますか?」→「いいえ」
- トーク履歴の復元を選択
- 復元完了
トーク履歴を個別にバックアップ
重要なトークだけを別途保存したい場合です。
テキストファイルとして保存
手順:
- 保存したいトークルームを開く
- 右上のメニュー(≡)をタップ
- 「その他」→「トーク履歴を送信」
- 保存先を選択
- ファイルに保存
- 他のアプリへ送信(メール、メモなど)
- テキストファイル(.txt)として保存される
注意:
- 写真や動画は保存されない
- スタンプは「[スタンプ]」と表示される
- テキストのみのバックアップ
トーク内の写真・動画を保存
手順:
- 保存したい写真・動画を開く
- 左下の共有ボタンをタップ
- 「画像を保存」または「ビデオを保存」
- iPhoneの写真アプリに保存される
一括保存:
- トークルームのメニュー→「その他」
- 「写真・動画」をタップ
- 保存したいものを選択
- 左下の共有ボタン→「画像を保存」
よくあるトラブルと解決法
バックアップができない
症状:
「バックアップに失敗しました」と表示される
原因と解決法:
1. iCloud Driveがオフ
解決法:
- 設定→Apple ID→iCloud→「iCloud Drive」をオン
- 「LINE」もオンにする
2. iCloudの容量不足
解決法:
- 設定→Apple ID→iCloud→「ストレージを管理」で確認
- 不要なデータを削除、または有料プランにアップグレード
3. ネットワーク接続の問題
解決法:
- Wi-Fiに接続されているか確認
- Wi-Fiをオフ→オンで再接続
- ルーターを再起動
4. LINEアプリが古い
解決法:
- App Storeでアップデートを確認
- 最新版にアップデート
復元ができない
症状:
「トーク履歴の復元に失敗しました」
原因と解決法:
1. バックアップが存在しない
確認方法:
- 旧端末のLINE設定→「トーク」→「トークのバックアップ」
- 前回のバックアップ日時を確認
解決法:
- 旧端末でバックアップを取り直す
- バックアップがない場合、復元は不可能
2. 異なるApple IDでログイン
解決法:
- バックアップ時と同じApple IDでiCloudにサインイン
- 設定→Apple IDで確認
3. iCloud Driveがオフ
解決法:
- 設定→Apple ID→iCloud→「iCloud Drive」をオン
復元に時間がかかる
正常な状態:
トーク量が多いと30分以上かかることもあります。
対処法:
- Wi-Fi接続を確認
- 安定した高速Wi-Fiに接続
- 充電器に接続
- バッテリーが切れないように
- アプリを閉じない
- 他のアプリに切り替えない
- スリープにしない
- 気長に待つ
- 進行状況を確認しながら待機
一部のトークが復元されない
原因:
- バックアップ後に送受信したトーク
- 相手が削除したメッセージ
- 保存期間を過ぎた画像・動画
対処法:
残念ながら、これらは復元できません。
AndroidからiPhoneに機種変更
重要な事実:
AndroidのGoogleドライブバックアップは、iPhoneでは復元できません。
引き継げるもの:
- 友だちリスト
- プロフィール情報
- スタンプの購入履歴
- Keep(保存データ)
引き継げないもの:
- トーク履歴
- トーク内の写真・動画
対策:
- 重要なトークはテキスト保存
- 写真・動画は個別に保存
- Keepに保存したデータは引き継げる
iCloudの容量管理
LINEのバックアップサイズ確認
確認方法:
- iPhone設定→Apple ID→「iCloud」
- 「ストレージを管理」→「バックアップ」
- 使用中のiPhoneをタップ
- 「LINE」の項目でサイズを確認
容量を節約する方法
1. 不要なトークルームを削除
- 使っていないグループや古いトークを削除
- トーク削除前にバックアップを取る
2. 画像・動画を整理
- 設定→「トーク」→「写真と動画」
- 「期限切れファイルを削除」をタップ
3. 古いバックアップを削除
- iCloudストレージ管理画面から、LINEの古いバックアップを削除
4. 有料プランを検討
料金:
- 50GB:月額130円
- 200GB:月額400円
LINEだけでなく、写真やアプリのバックアップにも使えます。
セキュリティとプライバシー
バックアップデータの安全性
暗号化:
- iCloudに保存されるデータは暗号化される
- Apple以外は内容を見ることができない
注意点:
- Apple IDのパスワードは厳重に管理
- 2ファクタ認証を有効化
共有デバイスでの注意
家族でiPadを共有している場合:
- 各自のApple IDでサインイン
- または、バックアップ後は必ずサインアウト
- 他人にトーク履歴を見られないように注意
トークの機密性
重要な情報の取り扱い:
- クレジットカード情報などはLINEで送らない
- 機密情報は別の方法で共有
- 定期的にトーク履歴を削除する習慣
定期的なバックアップの重要性
なぜ定期的にバックアップすべきか
リスク:
- スマホの紛失・盗難
- 故障による初期化
- 誤ってアプリを削除
- システム不具合
バックアップがあれば:
- トーク履歴を復元できる
- 思い出を守れる
- ビジネスの連絡も安心
おすすめのバックアップスケジュール
使用頻度別:
毎日LINEを使う人:
- 自動バックアップ:毎日または3日に1回
- 手動バックアップ:重要なトーク後すぐ
たまに使う人:
- 自動バックアップ:1週間に1回
- 手動バックアップ:月1回
機種変更前:
- 必ず直前にバックアップ
- 複数回バックアップして確認
バックアップの確認習慣
月1回のチェック:
- LINE設定→「トーク」→「トークのバックアップ」
- 前回のバックアップ日時を確認
- 1ヶ月以上前なら手動でバックアップ
- iCloudの容量も確認
まとめ:LINEのバックアップで安心を!
iCloudを使ったLINEのバックアップは、大切なトーク履歴を守る必須の習慣です。
この記事のポイント:
- iCloudでLINEのトーク履歴をバックアップ可能
- 手動バックアップと自動バックアップが選べる
- 機種変更時は事前準備が重要
- 引き継ぎ許可は36時間以内に完了が必要
- AndroidとiOS間ではトーク履歴は引き継げない
- 定期的なバックアップで万が一に備える
- iCloudの容量管理も忘れずに
今すぐやるべきこと:
- iCloud Driveを有効化
- LINEで手動バックアップを実行
- 自動バックアップを設定(毎日または週1回)
- メールアドレスとパスワードを設定
- 機種変更前は必ずバックアップ
大切な思い出やビジネスの連絡を守るために、今すぐバックアップ設定をしましょう。
「バックアップを取っておけばよかった…」と後悔する前に、この記事を参考に設定を完了してください。
安心してLINEを使える環境を作って、快適なコミュニケーションを楽しみましょう!
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