Homebrewを長期間使っていると、アップグレードによって不要になった旧バージョンのパッケージが蓄積され、貴重なストレージスペースを占有してしまいます。
ここでは、それらを安全に削除する方法を解説します。
なぜ旧バージョンが残るの?

Homebrewでパッケージをアップグレードすると、新バージョンはインストールされますが、旧バージョンは自動で削除されません。
そのため、長期間使っていると数GB単位の無駄なデータが蓄積されることがあります。
不要な旧バージョンを削除するコマンド
brew cleanup
このシンプルなコマンド一つで、以下のものが一括でクリーンアップされます:
- 旧バージョンのパッケージ
- キャッシュファイル(
~/Library/Caches/Homebrew
) - リンク切れのファイルなど
実行前にどれくらい消せるか確認したい場合
削除前に何が削除されるかを確認したい場合は、次のコマンドを使用します:
brew cleanup -n
このコマンドは実際に削除されるファイルをプレビュー表示してくれます(削除は行いません)。
特定のパッケージだけ削除したい場合
特定のパッケージの旧バージョンのみを削除する場合:
brew cleanup パッケージ名
例えば、nodeの旧バージョンだけを削除する場合:
brew cleanup node
完全にすべて削除(強制的にすべて掃除)したい場合
すべてのキャッシュと旧バージョンを強制的に削除したい場合:
brew cleanup -s
-s
オプションは保持設定を無視してすべて削除します。ストレージを一気に空けたいときに便利です。
まとめ:Homebrewの不要ファイル削除コマンド一覧
やりたいこと | コマンド例 |
---|---|
旧バージョンを一括削除 | brew cleanup |
削除内容を事前に確認 | brew cleanup -n |
特定パッケージのみクリーンアップ | brew cleanup パッケージ名 |
完全クリーンアップ(全削除) | brew cleanup -s |
定期的にcleanupを実行することで、Macの貴重なストレージスペースを効率よく管理できます。
システムの動作も軽快に保てるため、月に一度程度の実行をおすすめします。
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