結論:brew unlink は「シンボリックリンクを外す」コマンド

Homebrewでインストールしたソフトウェアは、通常 /usr/local/bin(または /opt/homebrew/bin)に「リンク(shortcut)」が作られて使えるようになります。
brew unlink パッケージ名
このコマンドを実行すると、そのリンクを一時的に外して無効化できます。
何が起きるのか?
たとえば:
brew unlink python@3.11
とすると、/opt/homebrew/bin/python3 などのリンクが消えて、そのバージョンの Python を直接使えなくなります(削除ではない)。
どういうときに使うの?
主な用途は「バージョン切り替え」です。
例)複数のバージョンをインストールしていて切り替えたいとき:
brew unlink python@3.11
brew link python@3.9
このようにして、有効にするバージョンを選ぶことができます。
関連コマンド:brew link

brew link パッケージ名
unlink で外したあと、別バージョンを link することで切り替えます。
状態確認:現在リンクされているか見る方法
brew list --versions パッケージ名
または:
ls -l /usr/local/bin/コマンド名
で、リンク先が確認できます。
まとめ|brew unlink の意味と使い方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コマンド名 | brew unlink パッケージ名 |
| 何をする? | コマンドの「シンボリックリンク」を削除 |
| よくある用途 | 複数バージョンの切り替え |
| 元に戻すには? | brew link パッケージ名 |
brew unlinkは、ソフトウェア自体をアンインストールするわけではなく、単にコマンドへのショートカットを一時的に無効化するだけです。
特に開発環境で複数のバージョンを使い分けたいときに非常に便利なコマンドです。


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