毎日同じマウス操作やキーボード入力を繰り返していて、「自動化できたらいいのに」と感じたことはないでしょうか。
そんな悩みを解決してくれるフリーソフトがHiMacroEx(ハイマクロイーエックス)です。
プログラミングの知識がなくても使えるWindows向けのPC自動化ツールで、幅広いユーザーに支持されています。
この記事では、HiMacroExの基本情報・主な機能・メリット・デメリットを詳しく解説します。
HiMacroExとは
HiMacroExは、マウスとキーボードの操作を記録・再生できるWindows向けの無料マクロ自動化ソフトです。
「そうそうTOWN」を運営するそうそう氏が開発しており、Vectorから無料でダウンロードできます(2026年3月時点)。
「マクロ」というとExcelのマクロを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、HiMacroExはExcelとは無関係です。
ここでいうマクロとは「あらかじめ記録しておいたPC操作を自動で再現する仕組み」のことを指します。
HiMacroExでは、プログラムを組む必要はなく、実際に操作した手順をそのまま記録するだけでマクロを作れるのが特徴です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフト名 | HiMacroEx(ハイマクロイーエックス) |
| 開発者 | そうそう(そうそうTOWN) |
| ライセンス | フリーソフト(無料) |
| 最新バージョン | 2.47(2016年2月18日公開) |
| 対応OS(公式) | Windows 8 / 7 / Vista / XP / 2000 |
| 動作確認済みOS | Windows 10 / 11でも動作報告あり |
| インストール | 不要(解凍して即起動) |
| レジストリ | 未使用(設定の持ち運びが容易) |
| 動作に必要な前提ソフト | XTRM Runtime(VB6.0ランタイムを含む) |
| ダウンロード先 | HiMacroEx(Vector) |
※対応OSの最新情報はVectorの配布ページをご確認ください。
HiMacroExの主な機能
操作の記録と再生
HiMacroExの中心となる機能です。
「記録」ボタンを押して実際にマウス・キーボードを操作し、「終了」ボタンを押すだけで操作内容が自動的に記録されます。
再生ボタンを押せば、記録したとおりの操作をHiMacroExが代わりに実行してくれます。
記録できる対象は以下のとおりです。
- キーボード入力
- マウスクリック
- マウス移動(設定でON/OFF可能)
- アクティブウィンドウの切り替え
- 操作のタイミング(時間)
記録内容のテキスト編集
記録された操作はテキスト形式で画面右側に表示され、そのまま手動で編集できます。
不要な操作を削除したり、コマンドを追加したりと、柔軟にカスタマイズが可能です。
編集した内容は.hmcファイル(または.txtファイル)として保存できます。
ループ再生
同じ操作を指定した回数だけ繰り返すループ機能を備えています。
メイン画面の「ループ」に回数を入力するだけで設定できます(最大9,999回)。
ホットキーの設定
記録・再生・一時停止・再開などの操作を、好みのキーに割り当てられます。
初期設定では記録がF11キー、再生がPauseキーになっていますが、オプション画面から変更可能です。
自動実行機能
以下の3つのタイミングでマクロを自動実行できます。
- 起動後:HiMacroEX起動から指定した時間が経過したあとに実行
- インターバル:指定した時間ごとに繰り返し実行
- 毎日:指定した時刻に毎日実行
連打機能
マウスまたはキーボードの連続入力(連打)を自動化できます。
ゲームでの連打操作など、繰り返しの入力が必要な場面で役立ちます。
コマンド直接入力(上級者向け)
テキストエリアに直接コマンドを記述することで、URLを開く・テキストを入力するといった操作も設定できます。
たとえば以下のような書き方が可能です。
https://example.com:既定のブラウザでWebページを開くC:\Users\documents:指定フォルダを開く@入力したい文字列:@以降の文字列をそのまま入力
HiMacroExのメリット
- 完全無料で使える
- インストール不要なのでどのPCにも手軽に持ち運べる
- レジストリを使用しないため、PC環境を汚さずに済む
- 記録内容をテキストで確認・編集できるので操作の見直しが容易
- プログラミングの知識がなくてもボタン操作だけで使い始められる
HiMacroExのデメリット・注意点
- VB6.0ランタイム(XTRM Runtime)が別途必要で、インストールしないと起動しない
- 最終更新が2016年であり、現在は開発が停止している可能性が高い
- ループ再生の最大回数が9,999回に制限されており、無限ループはできない
- マクロが暴走したとき(二重起動など)の緊急停止が難しいという報告がある
- 記録した操作は画面上の座標に依存するため、ウィンドウ位置がずれると正常に動作しないことがある
- 使いこなすにはある程度の慣れとコマンドの理解が必要
起動時のエラーについて
HiMacroExを初めて起動すると、多くの環境でエラーメッセージが表示されます。
これはHiMacroExが動作にVB6.0ランタイムを必要とするためです。
解決方法は以下のとおりです。
- Vector「XTRM Runtime」にアクセスしてダウンロードする
- XTRM Runtimeをインストールする
- 再度HiMacroEx.exeを起動する
XTRM RuntimeはVisual BasicおよびVisual C++の各種ランタイムを一括導入できるセットです。
インストール後はエラーなく起動できるようになります。
まとめ
HiMacroExは、Windowsで動作する無料のマクロ自動化ソフトです。
マウス・キーボードの操作を記録して自動再生できるのが基本機能で、インストール不要・レジストリ未使用という使いやすさが特徴です。
一方で開発が停止していること・起動にXTRM Runtimeが必要なことなど、利用前に知っておくべき注意点もあります。
単純な繰り返し作業を自動化したい方や、軽量なマクロツールを探している方にとって、まず試してみる価値のあるソフトといえます。
参考情報源:
- HiMacroEx詳細情報(Vector)(2026年3月確認)
- フリーソフト100「HiMacroExのダウンロード・使い方」(2026年3月確認)
- パソコン備忘録「HiMacroEx」(2025年11月26日)

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