「Googleフォトの容量がいっぱい…写真を削除しなきゃ」 「でも、スマホからも消えちゃうの?」 「間違えて大切な写真を消したらどうしよう…」
こんな不安を感じていませんか?
実は、Googleフォトの削除には「落とし穴」があるんです。 何も知らずに削除すると、スマホの写真まで消えてしまったり、他のデバイスからも見られなくなったりすることがあります。
でも、正しい方法を知っていれば大丈夫! この記事では、安全に写真を削除する方法から、間違えて消してしまった時の復元方法まで、すべて分かりやすく解説します。
読み終わる頃には、安心してGoogleフォトの整理ができるようになっているはずです!
まず理解すべき!Googleフォトの削除の仕組み

削除には2種類ある
Googleフォトには、2つの削除方法があることを知っていますか?
1. デバイスから削除
- スマホ本体から写真を削除
- Googleフォトのクラウドには残る
- 容量の節約になる
2. Googleフォトから削除
- クラウドから完全に削除
- バックアップ済みなら端末からも削除される
- すべてのデバイスから見られなくなる
この違いを理解していないと、大切な写真を失うことになります。
バックアップと同期の関係
重要な仕組み:
- 「バックアップと同期」がオン → 削除も同期される
- 「バックアップと同期」がオフ → 端末のみ or クラウドのみ削除
つまり、同期設定によって削除の影響範囲が変わるんです。
ゴミ箱の存在を忘れずに
削除した写真は、すぐには消えません。
ゴミ箱の仕組み:
- 削除後60日間はゴミ箱に保存
- この期間内なら復元可能
- 60日後に完全削除
- ゴミ箱の容量は無制限
これが「セーフティネット」になっています。
写真を安全に削除する手順
スマホアプリから削除する方法
基本の削除手順:
- Googleフォトアプリを開く
- 削除したい写真を選択
- 1枚:写真をタップして開く
- 複数:長押しして複数選択モード
- ゴミ箱アイコンをタップ
- 確認画面で「ゴミ箱に移動」
これで、ゴミ箱に移動されます(まだ完全削除ではない)。
複数の写真を一括削除
大量の写真を効率的に削除する方法です。
一括選択のテクニック:
- 最初の写真を長押し
- 最後の写真まで指をスライド
- または日付の左のチェックマークで一日分を選択
- ゴミ箱アイコンをタップ
便利な選択方法:
- 日付単位:日付横のチェックマーク
- 月単位:月表示で長押し
- 範囲選択:shift(シフト)キー併用(PC版)
パソコンから削除する方法
大画面で確認しながら削除できます。
PC版での削除:
- photos.google.comにアクセス
- 写真にマウスオーバーしてチェックマーク
- 複数選択はCtrl(Command)キー押しながらクリック
- 右上のゴミ箱アイコンをクリック
PCの方が、写真を大きく表示して確認できるので安全です。
デバイスの容量だけ空ける方法
クラウドに残して、スマホの容量だけ空けたい場合。
空き容量を増やす手順:
- Googleフォトアプリのメニュー
- 「設定」→「デバイスの空き容量を増やす」
- 「空き容量を〇〇GB増やす」をタップ
- 「削除」を確認
これで、バックアップ済みの写真が端末から削除されます(クラウドには残る)。
削除する前に!必ずやっておくべきこと

バックアップ状況の確認
削除前に、必ずバックアップを確認しましょう。
確認方法:
- Googleフォトアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコン
- 「Googleフォトの設定」
- 「バックアップと同期」で状態確認
「バックアップが完了しました」と表示されていればOK。
大切な写真の保護
誤って削除しないための対策です。
ロック機能の活用:
- 保護したい写真を開く
- 右上の「⋮」メニュー
- 「ロックフォルダに移動」
- パスコードや指紋で保護
ロックフォルダの写真は、通常の削除操作では消えません。
別の場所にもバックアップ
Googleフォト以外にも保存しておくと安心です。
バックアップ先の例:
- パソコンのハードディスク
- 外付けHDD/SSD
- 他のクラウドサービス(iCloud、OneDriveなど)
- USBメモリ
大切な写真は、2か所以上に保存が鉄則です。
間違えて削除した!復元する方法
ゴミ箱から復元(60日以内)
削除後60日以内なら、簡単に復元できます。
復元手順:
- Googleフォトアプリのメニュー
- 「ゴミ箱」をタップ
- 復元したい写真を選択
- 「復元」をタップ
- 元の場所に戻る
複数選択して一括復元も可能です。
60日を過ぎてしまった場合
完全削除されても、まだ希望はあります。
試すべき方法:
- Googleのサポートに連絡
- 21日以内なら復元可能な場合がある
- Googleフォトのヘルプから問い合わせ
- 他のデバイスを確認
- 同期していない端末に残っている可能性
- 古いスマホやタブレットをチェック
- 共有相手から再取得
- 共有アルバムに残っている
- 送った相手に再送信を依頼
Googleテイクアウトでバックアップ
定期的にバックアップを取る方法です。
手順:
- takeout.google.comにアクセス
- 「Googleフォト」を選択
- ダウンロード形式を選択
- バックアップファイルをダウンロード
月1回実行すれば、完全削除のリスクを減らせます。
容量を効果的に空ける削除テクニック
不要な写真を見つける方法
削除候補の見つけ方:
- スクリーンショット
- 検索バーに「スクリーンショット」と入力
- 不要なものを一括削除
- ぼやけた写真
- 「ぼやけ」で検索
- 自動で低品質な写真を表示
- 重複写真
- 似た写真が連続している箇所
- 手動で確認して削除
- WhatsApp/LINEの画像
- 「WhatsApp」フォルダを確認
- 自動保存された不要画像を削除
大容量ファイルから削除
容量を大きく空けたい時のコツです。
サイズの大きいファイルを探す:
- PC版のGoogleフォトが便利
- 動画を優先的に削除
- RAW画像も容量大
1本の動画で100MB以上使うこともあるので、効果大です。
保存容量の設定を変更
そもそもの保存方法を見直す方法です。
画質設定の変更:
- 設定 → バックアップと同期
- 「アップロードサイズ」を選択
- 「保存容量の節約画質」を選択
これで、今後アップロードされる写真のサイズが小さくなります。
よくあるトラブルと解決法

Q1:削除したのに容量が減らない
A:反映に時間がかかることがあります。
対処法:
- 24時間待つ
- アプリを完全終了して再起動
- ゴミ箱も空にする
- ストレージ管理画面を更新
Googleのサーバー側の処理に時間がかかることがあります。
Q2:スマホの写真も消えてしまった
A:同期設定が原因です。
復元方法:
- すぐにゴミ箱を確認
- 60日以内なら復元可能
- 今後は同期設定を確認してから削除
予防策:
- 削除前に「バックアップと同期」をオフ
- または「デバイスから削除」機能を使用
Q3:特定の写真だけ削除できない
A:いくつかの原因が考えられます。
確認ポイント:
- 共有アルバムの写真(オーナーのみ削除可)
- パートナー共有の写真
- ロックフォルダの写真
- 同期中のエラー
アプリの再インストールで解決することも。
Q4:削除した写真が復活する
A:同期の問題です。
解決方法:
- すべてのデバイスで同期を確認
- 一度同期をオフにして再度オン
- アプリを最新版に更新
- Googleアカウントに再ログイン
複数デバイスを使っている場合に起きやすい現象です。
Q5:ゴミ箱が表示されない
A:アプリの不具合の可能性。
対処法:
- アプリを最新版に更新
- キャッシュをクリア
- PC版で確認
- 別のGoogleアカウントでログイン
ゴミ箱は必ず存在するので、表示の問題です。
削除せずに容量を節約する方法
画質を下げて保存
保存容量の節約モード:
- 写真:最大16MP(実用上問題なし)
- 動画:最大1080p
- 容量:大幅に削減
設定変更後、既存の写真も圧縮可能です。
アーカイブ機能の活用
見たくないけど消したくない写真に。
アーカイブの使い方:
- 写真を選択
- 「⋮」メニュー → アーカイブ
- メインのフォトから非表示
- アーカイブフォルダには残る
容量は使うけど、整理された状態を保てます。
共有ライブラリの活用
家族と容量をシェアする方法です。
パートナー共有:
- 相手の容量を使って保存
- 自分の容量は消費しない
- お互いの写真を共有
夫婦や家族で使うと、容量を2倍活用できます。
プロの整理術:定期的なメンテナンス
月1回の整理デー
毎月やること:
- スクリーンショットを削除
- ぼやけた写真を削除
- 重複写真を整理
- 1年前の写真を見直し
- ゴミ箱を空にする
習慣化すれば、容量不足に悩まなくなります。
年1回の大掃除
年末にやること:
- 全写真のバックアップ(Googleテイクアウト)
- 3年以上前の写真を厳選
- 動画の整理
- アルバムの再編成
これで、翌年も快適に使えます。
撮影時の心がけ
そもそも無駄な写真を撮らない工夫。
撮影のコツ:
- 連写は最小限に
- 似た構図は1枚だけ
- スクリーンショットは必要最小限
- 動画は短めに
意識するだけで、管理が楽になります。
まとめ:安全に削除して、快適なGoogleフォトライフを!
Googleフォトの削除は、正しい知識があれば怖くありません。
削除の鉄則:
- 削除前に必ず確認
- バックアップ状況
- 同期設定
- 他デバイスへの影響
- 段階的に削除
- まずゴミ箱へ
- 60日間は復元可能
- 完全削除は慎重に
- 定期的な整理
- 月1回の小掃除
- 年1回の大掃除
- 撮影時の意識
今すぐやるべきこと:
- 不要なスクリーンショットを削除
- ゴミ箱を確認
- バックアップ設定を確認
これらを実践すれば、容量不足に悩まされることなく、大切な思い出を安全に管理できます。
削除は怖いものではなく、快適に使うための「整理整頓」です。
この記事を参考に、今すぐGoogleフォトの整理を始めてみてください。 きっと「もっと早くやればよかった!」と思うはずです。
大切な写真を守りながら、スッキリしたフォトライブラリを作りましょう!
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