「Enterキーで改行すると1行分の空白ができてしまう」「行間が広すぎて読みにくい」――Googleドキュメントを使っていると、こうした悩みに直面することがあります。
これらはどちらも、設定を少し変えるだけで解決できます。
この記事では、改行の仕組みと行間の調整方法をPC・スマホ別にわかりやすく解説します。
EnterキーとShift+Enterの違い

Googleドキュメントでは、改行に2種類のキー操作があります。
これを知っておくと、行間トラブルの多くは防げます。
Enterキー(段落区切り)
新しい「段落」を開始します。
段落と段落のあいだには、設定次第でスペースが自動的に入ります。
「改行したら1行空いた」という現象は、このEnterキーによる段落区切りが原因です。
Shift+Enterキー(改行)
同じ段落内で改行します。
段落間のスペースは追加されず、純粋に1行下に移動するだけです。
行間を詰めたいときは、Shift+Enterを使うのが手軽な解決策になります。
行間の設定方法(PC版)
Googleドキュメントには行間の設定として「1行」「1.15行」「1.5行」「2行」の4種類が用意されており(Google公式ヘルプ)、新規ドキュメントでは「1.15行」がデフォルトで適用されています。
これを変更する手順は次のとおりです。
手順
- 行間を変更したいテキストを選択する(全体を変更する場合はCtrl+A / Mac:Command+A)
- 上部メニューの「表示形式」をクリック
- 「行間隔と段落の間隔」を選択
- 以下のいずれかを選ぶ
設定できる行間の選択肢は次のとおりです。
- 1行:最も詰まった表示
- 1.15行:Googleドキュメントのデフォルト値
- 1.5行:やや広め、読みやすさのバランスが取れた設定
- 2行:最も広い
- カスタムの間隔:数値を直接入力して細かく調整できる
カスタムの間隔を使う場合
「カスタムの間隔」を選ぶと、行間の数値だけでなく「段落前のスペース(ポイント)」「段落後のスペース(ポイント)」も個別に設定できます。
行間をシンプルに詰めたい場合は、行間隔を「1」に設定し、段落前・段落後のスペースをどちらも「0」にするとすっきりします。
改行すると1行空いてしまう問題の原因と対処法
「Enterキーで改行するたびに1行分の空白ができる」という問題は、Googleドキュメントでよく起こります。
原因
「段落の前にスペースを追加」または「段落の後にスペースを追加」の設定が有効になっていることが原因です。
この設定がオンになっていると、Enterキーで段落を分けるたびに、自動的に余白が追加されます。
対処法1:段落スペースを削除する
- 空白が出ているテキストを選択する
- 「表示形式」→「行間隔と段落の間隔」を選択
- 「段落の前のスペースを削除」または「段落の後のスペースを削除」をクリック
どちらかがオンになっている場合、メニューの文言が「削除」に変わります。
「追加」と表示されていればすでにオフの状態なので、設定の変更は不要です。
対処法2:Shift+Enterで改行する
最も手軽な方法は、EnterキーのかわりにShift+Enterを使うことです。
Shift+Enterは「段落区切り」ではなく「同一段落内の改行」のため、段落スペースが追加されません。
対処法3:外部からコピーしたテキストは書式をクリアする
ウェブページや他のアプリからコピーしたテキストを貼り付けると、元の書式が引き継がれて行間がおかしくなる場合があります。
その場合は、テキストを全選択してから「表示形式」→「書式をクリア」(Ctrl+\)を実行すると、書式が初期化されて行間が整います。
段落間のスペースを細かく調整する
段落前後のスペースは「ポイント(pt)」単位で細かく設定できます。
- テキストを選択して「表示形式」→「行間隔と段落の間隔」→「カスタムの間隔」を開く
- 「段落前」「段落後」のポイント数を入力する
- 「適用」をクリック
Word感覚で段落間の余白を整えたい場合はこの方法が便利です。
行間設定をデフォルトとして保存する方法
同じ行間を毎回手動で設定するのは手間がかかります。
一度設定した行間をデフォルトとして保存すると、新しいドキュメントを作成したときも自動的に同じ行間で始められます。
- 行間を変更したテキストにカーソルを置く
- 「表示形式」→「段落スタイル」→「標準テキスト」→「’標準テキスト’をカーソル位置のスタイルに更新」を選択
- 続けて「表示形式」→「段落スタイル」→「オプション」→「デフォルトのスタイルとして保存」をクリック
これで、今後作成するすべてのドキュメントに同じ行間が適用されます。
【スマホ版】行間を変更する方法
Googleドキュメントのスマホアプリ(Android・iPhone共通)でも行間の調整は可能です。
手順
- ドキュメントを開き、右下の鉛筆アイコンをタップして編集モードに入る
- 行間を変えたいテキストを長押しして選択(全体の場合は「すべて選択」をタップ)
- 画面上部の「A」アイコン(書式設定)をタップ
- 「段落」タブを開く
- 「行間隔」で希望の間隔を選択する
スマホ版では「行間隔」の横にある矢印(iOSの場合)または [−] / [+] ボタン(Androidの場合)をタップして行間を調整できます。
まとめ
Googleドキュメントの行間は「表示形式 → 行間隔と段落の間隔」から変更でき、デフォルトの1.15行を含む4段階+カスタム設定に対応しています。
Enterキーで1行空いてしまう場合は「段落スペースの削除」または「Shift+Enter」で解決できます。
デフォルト保存の設定を活用すると、毎回の手間をなくせます。
行間をひと工夫するだけで、文書の読みやすさが大きく変わるので、ぜひ試してみてください。


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