Googleドキュメントで文書を作っていると、「余白が広すぎて文字が少なく見える」「印刷したら端が切れた」といった悩みに直面することがあります。
余白の設定は「ファイル」→「ページ設定」から数値を入力するだけで変更できますが、デフォルト値の確認方法や、スマホ版での操作方法が分からなくて困っている方も多いようです。
この記事では、PC・iPhone・Androidそれぞれの余白設定方法と、デフォルト値への戻し方まで詳しく解説します。
Googleドキュメントの余白デフォルト値

Googleドキュメントの余白はデフォルトで上下左右すべて1インチ(2.54cm) に設定されています(Google公式ヘルプより)。
これはA4・レターサイズいずれの印刷にも対応しやすい、一般的なビジネス文書の標準値です。
Wordのデフォルト余白(上下左右2.5cm)とほぼ同じ値なので、Word文書との互換性も保ちやすくなっています。
余白を変更したあとで元に戻したい場合は、上下左右すべてに「2.54」を入力してOKをクリックするだけでリセットできます。
【PC版】余白を変更する2つの方法
PC版のブラウザでGoogleドキュメントを開いている場合、余白を変更する方法は2種類あります。
方法1:ページ設定から数値で指定する(推奨)
正確な余白を設定したい場合は、ページ設定ダイアログを使うのが確実です。
手順:
- 画面上部のメニューから「ファイル」をクリックする
- 「ページ設定」を選択する
- ダイアログ上部に「ページ分けあり」タブが表示されていることを確認する
- 「余白(cm)」の欄で上・下・左・右それぞれの数値を入力する
- 「OK」をクリックして適用する
重要な注意点:
ダイアログ上部のタブが「ページ分けなし」になっていると、余白の入力欄が表示されません。
「ページ分けなし」形式は余白設定自体に対応していないため、「ページ分けあり」タブに切り替えてから操作してください(Google公式ヘルプより)。
方法2:ルーラー(定規)をドラッグして調整する
画面上部のルーラーをマウスで直接ドラッグして、余白をリアルタイムに確認しながら調整する方法です。
数値の細かい指定は難しいですが、おおよその見た目を確認しながら素早く調整したいときに便利です。
手順:
- ルーラーが表示されていない場合は、メニューの「表示」→「ルーラーを表示」をクリックする
- ルーラー上部のグレーの部分(余白部分)と白い部分の境界にカーソルを合わせる
- カーソルが両方向矢印に変わったら、左右にドラッグして余白幅を調整する
- 縦方向の余白は、左側のルーラー(縦ルーラー)の上端・下端をドラッグして調整する
ルーラーでの注意点:
左ルーラー上の青い三角形は「インデント(段落の字下げ)」を調整するもので、余白とは別の設定です。
グレー部分そのものを動かすのが余白の調整、三角形を動かすのがインデントの調整になります。
デフォルト設定として保存する方法
変更した余白を、今後作成するすべての新規ドキュメントに自動で適用したい場合は、ページ設定ダイアログの「デフォルトに設定」ボタンをクリックしてからOKをクリックします。
デフォルト設定に関する注意点:
- 「デフォルトに設定」を適用しても、既存のドキュメントには影響しません
- 変更後に新規作成したドキュメントにのみ適用されます
- 他のユーザーが同じドキュメントを開いても、デフォルト設定は引き継がれません(個人のアカウント設定)
【スマホ版】余白を変更する方法
スマホ版はPC版と操作が異なります。
また、iPhoneとAndroidで対応状況が大きく違うため注意が必要です。
iPhone・iPadの場合
iPhoneとiPadのGoogleドキュメントアプリでは余白の変更が可能です。
手順:
- Googleドキュメントアプリでドキュメントを開く
- 画面右下の編集アイコン(鉛筆マーク)をタップして編集モードに入る
- 画面右上の「…(メニュー)」をタップする
- 「ページ設定」を選択する
- 「余白」をタップする
- 「狭い」「デフォルト」「広い」「カスタム」から選択する
「カスタム」を選ぶと、上下左右それぞれの数値を個別に入力できます。
「デフォルト」を選択すれば、上下左右2.54cmの標準値に戻せます。
Androidの場合
Android版のGoogleドキュメントアプリでは、余白を変更する機能は現時点で提供されていません。
Androidで変更できるのは以下の3項目のみです。
- 用紙サイズ(A4・レターサイズなど)
- ページの向き(縦・横)
- ページの色
余白を変更する必要がある場合は、PCのブラウザ版か、iPhoneのアプリを使ってください。
スマホでのGoogleドキュメントの基本的な使い方については、Googleドキュメントのスマホでの使い方も参考にしてください。
余白が設定できないときの対処法
余白を変更しようとしても設定できない場合、以下の原因が考えられます。
原因1:「ページ分けなし」形式になっている
最も多い原因です。
ページ設定ダイアログを開いたときに余白の入力欄が表示されない場合は、ダイアログ上部のタブを「ページ分けあり」に切り替えてください。
原因2:編集権限がない
他のユーザーが作成したドキュメントを「閲覧のみ」の権限で開いている場合、余白設定を変更することはできません。
文書のオーナーに編集権限の付与を依頼するか、自分のドライブにコピーしてから編集しましょう。
原因3:Androidアプリを使っている
前述のとおり、Android版のアプリは余白変更に対応していません。
PCブラウザ版またはiPhoneアプリに切り替えて操作してください。
余白設定の目安
用途に応じた余白設定の参考値をまとめます。
一般的な文書(標準): 上下左右2.54cm(デフォルト値)
日常的なビジネス文書や報告書など、特に指定がない場合はこの値をそのまま使うのが無難です。
1ページにおさめたい・文字数を増やしたい: 上下左右1.27cm(狭い設定)
少しだけ文字があふれてしまうときに、余白を狭くすることで解決できる場合があります。
ファイリング・製本する文書: 左2.54〜3cm・右1.27〜2cm
ホチキス留めやバインダー綴じをする場合は、綴じる側(通常は左)の余白を広めに取ります。
論文・レポート(大学指定が多い形式): 左2.54cm(1インチ)、その他1インチ
学術文書の多くはすべて1インチ(2.54cm)を要求します。提出前に指定値を確認しましょう。
WordとGoogleドキュメントの余白設定の違いや互換性については、Microsoft Word vs Googleドキュメント完全比較もあわせてご覧ください。
余白設定でよくある質問
Q. 特定のページだけ余白を変えることはできますか?
現時点ではできません。
Googleドキュメントの余白設定はドキュメント全体に一括で適用されます。
特定のセクションだけ見た目の幅を変えたい場合は、段落のインデント設定で代用してください。
Q. 余白を0cmにすることはできますか?
できません。
Googleドキュメントでは余白の最小値が約0.1〜0.2cm程度に制限されています。
完全なフチなし印刷を行いたい場合は、プリンター側の設定やPDFに変換してから印刷する方法で対応してください。
Q. PDFやWordに書き出したとき、余白は保持されますか?
はい、Word(.docx)形式やPDFで書き出した場合、設定した余白はそのまま引き継がれます。
まとめ
Googleドキュメントの余白設定について、ポイントをまとめます。
- デフォルト値は上下左右すべて1インチ(2.54cm)。元に戻す場合は各欄に「2.54」を入力してOK
- PC版の変更方法は2種類:「ファイル」→「ページ設定」から数値入力、またはルーラーをドラッグ
- 「ページ分けなし」形式では余白設定不可。ダイアログで「ページ分けあり」タブに切り替えること
- 「デフォルトに設定」は今後の新規ドキュメントにのみ適用。既存ドキュメントには反映されない
- スマホ版はiPhoneのみ変更可能。Androidアプリは余白変更に非対応
余白の設定はシンプルな操作ですが、「ページ分けなし」になっていたり、Android端末を使っていたりといった落とし穴があります。
うまく変更できない場合は、まずこの記事の対処法を順番に確認してみてください。
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