「Googleカレンダーをチームや家族と共有したいけど、やり方がよく分からない…」
「共有設定をしたはずなのに、相手に表示されない!」
こんな悩みを抱えていませんか?
Googleカレンダーの共有機能は、仕事のチームで予定を調整したり、家族のスケジュールを共有したり、会議室の予約管理をしたりと、様々な場面でとても便利な機能です。でも、設定方法がいくつかあったり、権限の種類が複雑だったりして、うまく使いこなせていない人も多いんです。
この記事では、Googleカレンダーの共有方法を基礎から丁寧に解説して、「共有できない!」というトラブルが起きた時の対処法まで、すべて網羅してお伝えします。パソコンでもスマホでも使える方法を紹介するので、あなたの環境に合わせて試してみてください。
それでは、Googleカレンダーの共有をマスターしていきましょう!
まず知っておきたい!Googleカレンダー共有の3つの方法
Googleカレンダーには、実は3種類の共有方法があります。目的に応じて使い分けることが大切です。
方法1:特定の人と共有(最も一般的)
特定の相手のメールアドレスを指定して、その人だけにカレンダーを共有する方法です。
こんな時に使う:
- チームメンバーとプロジェクトの予定を共有したい
- 家族のスケジュールを共有したい
- 取引先と会議室の予約状況を共有したい
メリット:
- 共有する相手を完全にコントロールできる
- 相手ごとに異なる権限(閲覧のみ、編集可能など)を設定できる
- プライバシーが守られる
方法2:組織内で共有(会社・学校アカウント限定)
Google Workspace(旧G Suite)や学校のGoogleアカウントを使っている場合、組織内の全員と共有できます。
こんな時に使う:
- 会社の休日カレンダーを全社員に共有
- 部署全体の会議スケジュールを共有
- 学校のイベントカレンダーを全生徒に共有
メリット:
- 一度設定すれば、組織内の全員が自動的に見られる
- 個別にメールアドレスを追加する手間がない
注意点:
- 管理者が外部共有を制限していることがある
- 個人のGoogleアカウントでは使えない
方法3:一般公開(インターネット上の誰でも見られる)
インターネット上に公開して、URLを知っている人なら誰でも見られるようにする方法です。
こんな時に使う:
- イベントの開催スケジュールを一般公開
- 店舗の営業カレンダーをウェブサイトに埋め込む
- コミュニティの活動予定を公開
メリット:
- URLを共有するだけで、誰でもアクセスできる
- Googleアカウントを持っていない人でも見られる
- ウェブサイトに埋め込むこともできる
デメリット:
- 検索エンジンに表示される可能性がある
- プライバシー情報は載せられない
Googleカレンダーの4つの権限レベル
共有する時には、相手にどこまでの権限を与えるかを選ぶことができます。
権限1:予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)
相手には「予定がある」ということだけが見えて、何の予定かは分かりません。
表示例:
- 相手の画面:「予定あり」(詳細は見えない)
- あなたの画面:「クライアントとの打ち合わせ」
こんな時に使う:
- 空いている時間を確認してもらいたいだけの場合
- プライバシーを守りながら予定調整したい場合
権限2:予定の表示(すべての予定の詳細)
予定のタイトル、時間、場所、説明など、すべての詳細が見えます。
こんな時に使う:
- チームメンバーとプロジェクトの詳細を共有
- 家族と行事の予定を共有
- プライバシーの心配がない予定
注意点:
- 予定を「非公開」に設定すれば、その予定だけは詳細が隠れます
権限3:予定の変更(編集可能)
相手があなたのカレンダーに予定を追加したり、既存の予定を編集したりできます。
こんな時に使う:
- 秘書が上司のスケジュールを管理
- チームメンバーが共同で会議室を予約
- 家族が共通のカレンダーに予定を追加
できること:
- 新しい予定の追加
- 既存の予定の編集・削除
- 予定の参加者の追加
できないこと:
- カレンダー自体の削除
- 共有設定の変更
権限4:予定の変更および共有の管理(フルコントロール)
カレンダーの所有者とほぼ同じ権限を持ちます。
できること:
- すべての予定の閲覧・編集・削除
- カレンダーの共有設定の変更
- 他の人にカレンダーを共有
- カレンダーの削除(注意!)
こんな時に使う:
- 複数の管理者でカレンダーを運用
- 上司と秘書で完全な管理権限を共有
重要な注意:
この権限を与える相手は、本当に信頼できる人だけにしましょう。誤ってカレンダーを削除されたり、共有設定を勝手に変更されたりする可能性があります。
【パソコン版】Googleカレンダーの共有方法
それでは、実際の共有手順を見ていきましょう。まずはパソコンからの設定方法です。
特定の人と共有する手順
手順1:Googleカレンダーを開く
- ブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)でGoogleカレンダーにアクセス
- Googleアカウントでログイン
手順2:共有したいカレンダーを選ぶ
- 画面左側の「マイカレンダー」セクションを確認
- 共有したいカレンダーの上にマウスを置く
- 右側に表示される「︙」(縦3点のアイコン)をクリック
- 「設定と共有」を選択
手順3:共有相手を追加
- 左側のメニューから「特定のユーザーとの共有」をクリック
- 「ユーザーやグループを追加」ボタンをクリック
- 共有したい相手のメールアドレスを入力
- Googleアカウントのメールアドレスが必要
- 複数人に共有する場合は、一人ずつ追加
手順4:権限を設定
- メールアドレスの右側にあるプルダウンメニューをクリック
- 4つの権限レベルから選択:
- 予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)
- 予定の表示(すべての予定の詳細)
- 予定の変更
- 予定の変更および共有の管理
手順5:送信
- 「送信」ボタンをクリック
- 相手にメールが届く
- 相手がメール内の「このカレンダーを追加」リンクをクリックすれば完了
確認方法:
共有できているか確認するには、「特定のユーザーとの共有」セクションに相手のメールアドレスが表示されているかチェックしましょう。
組織内で共有する手順(Google Workspaceのみ)
手順1:カレンダーの設定を開く
- 共有したいカレンダーの「︙」→「設定と共有」
手順2:組織内共有を有効化
- 左側メニューの「予定のアクセス権限」を選択
- 「{組織名}で利用できるようにする」にチェックを入れる
- プルダウンメニューから権限レベルを選択
これで、組織内の全員があなたのカレンダーを見られるようになります。
一般公開する手順
手順1:カレンダーの設定を開く
- 共有したいカレンダーの「︙」→「設定と共有」
手順2:一般公開を有効化
- 左側メニューの「予定のアクセス権限」を選択
- 「一般公開して誰でも利用できるようにする」にチェックを入れる
- プルダウンメニューから権限レベルを選択
- 通常は「予定の表示(すべての予定の詳細)」または「予定の表示(時間枠のみ)」
手順3:共有リンクを取得
- 「統合カレンダー」セクションまでスクロール
- 「カレンダーの公開URL」をコピー
- このURLを相手に送る、またはウェブサイトに貼り付ける
重要な注意:
一般公開すると、Googleで検索した時にあなたのカレンダーが表示される可能性があります。個人情報や機密情報は絶対に載せないでください。
【スマホ版】Googleカレンダーの共有方法
実は、スマホのGoogleカレンダーアプリでは、カレンダー全体の共有設定ができません。
これは多くの人が困るポイントなので、覚えておいてください。
スマホで共有設定をする方法
スマホからカレンダーを共有したい場合は、以下の方法を使います。
方法1:スマホのブラウザを使う(推奨)
- スマホのブラウザ(Safari、Chromeなど)を開く
- Googleカレンダーのウェブサイトにアクセス
- calendar.google.com
- パソコン版の表示に切り替える
- Safariの場合:アドレスバー左の「ぁあ」→「デスクトップ用Webサイトを表示」
- Chromeの場合:右上の「︙」→「PC版サイト」にチェック
- パソコン版と同じ手順で共有設定
方法2:パソコンで設定してから、スマホで確認
- パソコンで共有設定を完了させる
- スマホのGoogleカレンダーアプリを開く
- 共有されたカレンダーが自動的に表示される
スマホアプリでできること
スマホアプリでは、個別の予定だけを共有することはできます。
個別の予定を共有する手順:
- Googleカレンダーアプリを開く
- 共有したい予定をタップ
- 右上の「編集」(鉛筆アイコン)をタップ
- 「ゲストを追加」をタップ
- 共有したい人のメールアドレスを入力
- 「保存」をタップ
これで、その予定だけが相手のカレンダーに表示されます。
共有されたカレンダーを受け取る側の手順
共有してもらう側は、どうやって見るのでしょうか?
パソコンで確認する方法
手順1:メールを確認
- 共有者から届いたメールを開く
- 件名は「〇〇さんがカレンダーを共有しました」
手順2:カレンダーを追加
- メール内の「このカレンダーを追加」ボタンをクリック
- 自動的にGoogleカレンダーが開く
- 左側の「他のカレンダー」セクションに追加される
手順3:表示を確認
- カレンダーの左側にチェックボックスが表示される
- チェックを入れると予定が表示される
- チェックを外すと非表示になる
メールが届かない場合
もしメールが届かない場合は、以下の方法で手動で追加できます。
手順:
- Googleカレンダーを開く
- 左側の「他のカレンダー」の横の「+」をクリック
- 「カレンダーに登録」を選択
- 共有者のメールアドレスを入力
- Enter キーを押す
これで共有カレンダーが追加されます。
スマホアプリで確認する方法
パソコンまたはスマホブラウザで共有設定が完了していれば、スマホアプリにも自動的に表示されます。
確認手順:
- Googleカレンダーアプリを開く
- 左上のメニューアイコン(三本線)をタップ
- 「他のカレンダー」セクションを確認
- 共有されたカレンダーにチェックを入れる
もし表示されない場合は、後述の「トラブルシューティング」を参照してください。
共有を解除・停止する方法
共有をやめたい場合の手順です。
共有を完全に停止する方法
手順:
- Googleカレンダーを開く
- 共有をやめたいカレンダーの「︙」→「設定と共有」
- 「特定のユーザーとの共有」セクションを開く
- 削除したい相手の右側にある「✕」(削除アイコン)をクリック
- 確認画面で「削除」をクリック
これで、その人はカレンダーにアクセスできなくなります。
一般公開を停止する方法
手順:
- カレンダーの「設定と共有」を開く
- 「予定のアクセス権限」セクション
- 「一般公開して誰でも利用できるようにする」のチェックを外す
受け取った側が共有を削除する方法
共有されたカレンダーを自分のカレンダーから削除したい場合:
手順:
- 左側の「他のカレンダー」から削除したいカレンダーを探す
- カレンダー名の上にマウスを置く
- 右側の「︙」をクリック
- 「登録解除」または「リストから削除」を選択
2種類の削除方法:
- 登録解除:完全に削除。再度共有してもらわないと復元できない
- リストから削除:一時的に非表示。設定から復元可能
共有できない!よくあるトラブルと解決法
ここからは、「共有設定をしたのにうまくいかない!」という時の対処法を紹介します。
トラブル1:相手に共有したカレンダーが表示されない
一番多いトラブルがこれです。
原因1:メールアドレスが間違っている
対処法:
- カレンダーの「設定と共有」→「特定のユーザーとの共有」
- 登録したメールアドレスが正しいか確認
- 間違っていたら削除して、正しいアドレスで再登録
よくある間違い:
- スペルミス(gmail.com → gmai.com)
- 別のアカウントのアドレスを入力
- 全角文字が混じっている
原因2:相手がメールを見ていない・クリックしていない
対処法:
相手に以下を確認してもらう:
- 受信トレイを確認(迷惑メールフォルダも)
- Googleからのメールを検索
- メール内の「このカレンダーを追加」リンクをクリック
原因3:権限設定が「時間枠のみ」になっている
この場合、相手の画面には「予定あり」としか表示されません。
対処法:
- 「設定と共有」→「特定のユーザーとの共有」
- 相手の権限を確認
- 「予定の表示(すべての予定の詳細)」に変更
トラブル2:スマホアプリで共有カレンダーが見えない
原因1:カレンダーの同期がオフになっている
対処法(iPhone):
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「カレンダー」→「アカウント」
- Googleアカウントを選択
- 「カレンダー」をオン
対処法(Android):
- Googleカレンダーアプリを開く
- 左上のメニュー(三本線)→「設定」
- 自分のGoogleアカウントを選択
- 共有されたカレンダーにチェックを入れる
原因2:アプリが最新版ではない
対処法:
- iPhone:App Storeでアプリを更新
- Android:Google Playストアでアプリを更新
原因3:ストレージ容量が不足
同期にはストレージ容量が必要です。
対処法:
- スマホの空き容量を確認
- 不要なアプリや写真を削除
- カレンダーアプリを開き直す
トラブル3:共有設定のボタンが押せない・グレーアウトしている
原因:組織の管理者が共有を制限している
会社や学校のアカウントの場合、管理者が外部との共有を禁止していることがあります。
対処法:
- IT部門または管理者に連絡
- 「Googleカレンダーの外部共有を許可してほしい」と依頼
- 許可されない場合は、代わりに個別の予定を共有
確認方法:
- カレンダーの「設定と共有」を開く
- 「特定のユーザーとの共有」で外部のメールアドレスを追加してみる
- できない場合は管理者による制限
トラブル4:一般公開したのにアクセスできないと言われる
原因:「一般公開」にチェックを入れ忘れている
リンクを取得しただけでは、実は公開されていません。
対処法:
- カレンダーの「設定と共有」を開く
- 「予定のアクセス権限」セクション
- 「一般公開して誰でも利用できるようにする」にチェックが入っているか確認
- チェックが入っていなければ、入れる
これは非常に多い見落としポイントです!
トラブル5:共有したカレンダーが勝手に消えた
原因1:共有が解除された
カレンダーの所有者が共有を停止した可能性があります。
対処法:
- 所有者に連絡して確認
- 再度共有してもらう
原因2:自分でチェックを外した
左側のカレンダーリストで、誤ってチェックを外していませんか?
対処法:
- 「他のカレンダー」セクションを確認
- カレンダーにチェックを入れる
原因3:カレンダー自体が削除された
所有者がカレンダーを完全に削除した場合、復元はできません。
トラブル6:Googleグループで共有できない
Googleグループのメールアドレスで共有すると、グループ全員に共有できます。
手順:
- 「特定のユーザーとの共有」
- Googleグループのメールアドレスを入力
- 例:team@会社名.com
- 権限を設定して送信
注意点:
- グループ内のメンバー全員が同じ権限を持つ
- 個別に権限を変更することはできない
トラブル7:会社のカレンダーが外部の人と共有できない
これはGoogle Workspaceの管理者設定によるものです。
対処法1:管理者に依頼する
管理者に以下を確認してもらう:
- 管理コンソールにログイン
- 「アプリ」→「Google Workspace」→「カレンダー」
- 「共有設定」→「外部共有オプション」
- 外部共有を許可する設定に変更
対処法2:代替案を使う
外部共有が許可されない場合:
- 個別の予定だけを共有する(招待する)
- スクリーンショットで情報を共有
- 別の個人アカウントを使う(会社の規則を確認)
共有カレンダーの便利な使い方
共有機能をもっと活用するためのテクニックを紹介します。
テクニック1:カレンダーごとに色分けする
複数のカレンダーを共有している場合、色で区別すると見やすくなります。
手順:
- 左側のカレンダーリストから、色を変えたいカレンダーを探す
- カレンダー名の上にマウスを置く
- 右側に表示される色のアイコンをクリック
- 好きな色を選択
おすすめの使い分け:
- 仕事:青系
- プライベート:緑系
- 家族共有:オレンジ系
- チーム共有:紫系
テクニック2:複数のカレンダーをまとめて表示
関連するカレンダーをグループ化して、一度にオン・オフできます。
手順:
- 左側の「他のカレンダー」の横の「+」
- 「友だちのカレンダーを追加」でまとめて追加
- チェックボックスで一括表示切替
テクニック3:共有カレンダーを一時的に非表示
会議中など、一時的に特定のカレンダーだけ見たい時に便利です。
手順:
- 左側のカレンダーリストで、非表示にしたいカレンダーのチェックを外す
- 必要な時にまたチェックを入れる
削除ではないので、いつでも復元できます。
テクニック4:会議室カレンダーを共有
会社の会議室の予約を管理する方法です。
手順:
- 「会議室A」という名前の新しいカレンダーを作成
- チームメンバーに「予定の変更」権限で共有
- メンバーが会議室を使う時、このカレンダーに予定を追加
- 他のメンバーは空き状況を見て予約できる
テクニック5:家族カレンダーの活用
家族全員のスケジュールを一つのカレンダーで管理。
設定例:
- 「家族カレンダー」を作成
- 家族全員に「予定の変更」権限で共有
- 各自が予定を追加
- 家族の誰かが予定を入れると、全員のカレンダーに表示される
共有時のセキュリティとプライバシーの注意点
カレンダーを共有する時に気をつけるべきポイントです。
注意点1:個人情報を載せない
一般公開する場合は特に注意が必要です。
載せてはいけない情報:
- 自宅の住所
- 電話番号
- クレジットカード情報
- パスワード
- 詳細な個人のスケジュール
対策:
- 一般公開するカレンダーには、イベント情報だけを載せる
- 個人的な予定は別のカレンダーで管理
注意点2:権限は最小限に
「予定の変更および共有の管理」権限は、本当に信頼できる人だけに。
理由:
- カレンダーを削除される可能性
- 共有設定を勝手に変更される
- すべての予定を削除される
推奨:
- 通常は「予定の表示」または「予定の変更」で十分
- フルコントロールは管理者のみ
注意点3:定期的に共有設定を見直す
時間が経つと、不要な共有が残っていることがあります。
定期チェックのポイント:
- カレンダーの「設定と共有」を開く
- 「特定のユーザーとの共有」を確認
- 退職した社員、元メンバーがいたら削除
- 権限が適切か再確認
おすすめ:
- 半年に1回程度チェックする習慣をつける
注意点4:「非公開」機能を活用
共有カレンダーでも、特定の予定だけを隠すことができます。
手順:
- 隠したい予定を開く
- 右上の「編集」(鉛筆アイコン)をクリック
- 「公開設定」を「非公開」に変更
- 「保存」をクリック
これで、その予定は共有相手に「予定あり」としか表示されません。
よくある質問(Q&A)
Q1:スマホアプリでカレンダーの共有設定ができないのはなぜですか?
A:これはGoogleカレンダーアプリの仕様です。
スマホアプリは予定の閲覧や編集には便利ですが、カレンダー全体の共有設定はできません。共有設定をするには、パソコンのブラウザ、またはスマホのブラウザでPC版サイトを表示する必要があります。
ただし、個別の予定を共有すること(招待すること)はアプリでもできます。
Q2:共有したカレンダーが「予定あり」としか表示されません
A:権限設定が「時間枠のみ、詳細は非表示」になっています。
解決方法:
カレンダーの所有者に、あなたの権限を「予定の表示(すべての予定の詳細)」に変更してもらってください。
または、所有者がその予定を「非公開」に設定している可能性もあります。
Q3:共有したカレンダーを相手が編集できないようにしたい
A:権限を「予定の表示(すべての予定の詳細)」に設定してください。
手順:
- 「設定と共有」→「特定のユーザーとの共有」
- 相手の権限を「予定の表示」に変更
- これで相手は閲覧だけができる状態になります
Q4:共有したはずのカレンダーが自分のカレンダーに表示されません
A:いくつかの原因が考えられます。
チェックリスト:
- メール内の「このカレンダーを追加」をクリックしましたか?
- 左側の「他のカレンダー」でチェックが入っていますか?
- スマホアプリの場合、同期がオンになっていますか?
- 所有者が共有を解除していませんか?
それでも表示されない場合は、手動で追加してみてください(前述の手順を参照)。
Q5:Googleアカウントを持っていない人と共有できますか?
A:限定的に可能ですが、制限があります。
方法1:個別の予定を共有
予定の招待メールを送れば、Googleアカウントがなくても予定の詳細は見られます。
方法2:一般公開
カレンダーを一般公開して、URLを共有すれば、Googleアカウントなしでも閲覧できます。
ただし、編集はできません。また、一般公開はセキュリティリスクがあるので注意してください。
Q6:複数人で同時に編集しても大丈夫ですか?
A:はい、問題ありません。
Googleカレンダーは、複数人が同時に編集しても、自動的に同期されます。変更はリアルタイムで反映されるので、予定が重複したり消えたりする心配はありません。
ただし、誰かが予定を削除すると、全員のカレンダーから消えるので注意してください。
Q7:会社のカレンダーを個人のGoogleアカウントと共有できますか?
A:会社の設定によります。
多くの組織では、セキュリティ上の理由から、外部アカウント(個人のGmail)との共有を禁止しています。
確認方法:
- 共有設定で個人のメールアドレスを追加してみる
- エラーが出たら禁止されている
- IT部門に確認する
Q8:共有をやめても、過去の予定は相手に見えますか?
A:いいえ、共有を解除すると、過去の予定も含めてすべて見えなくなります。
ただし、相手が予定をエクスポート(ダウンロード)していた場合は、そのコピーは残ります。
まとめ:Googleカレンダー共有を使いこなすためのポイント
最後に、Googleカレンダー共有を上手に使うためのポイントをまとめます。
ポイント1:目的に合わせて共有方法を選ぶ
- チームや家族:特定の人と共有
- 会社全体:組織内共有
- 一般向けイベント:一般公開
ポイント2:権限は必要最小限に
- 閲覧だけでOK:予定の表示
- 予定を追加してほしい:予定の変更
- 完全な管理を任せる:予定の変更および共有の管理(慎重に)
ポイント3:スマホでは設定できないことを理解
- カレンダー全体の共有設定はパソコンで
- スマホでは個別の予定のみ共有可能
ポイント4:定期的に共有設定を見直す
- 半年に1回程度チェック
- 不要な共有は削除
- 権限が適切か確認
ポイント5:トラブル時は基本から確認
- メールアドレスが正しいか
- 権限設定は適切か
- 相手がリンクをクリックしたか
- 同期がオンになっているか
おわりに
Googleカレンダーの共有機能は、一度設定方法を覚えてしまえば、とても便利なツールです。
仕事のチームで予定を共有すれば、会議の調整がスムーズになりますし、家族のスケジュールを共有すれば、予定の把握が簡単になります。会議室や施設の予約管理にも使えますね。
最初は設定方法や権限の種類が複雑に感じるかもしれませんが、この記事で紹介した手順に従って設定すれば大丈夫です。もしトラブルが起きても、トラブルシューティングの章を参考にすれば、ほとんどの問題は解決できます。
重要なのは:
- スマホアプリでは共有設定ができないこと
- 権限設定を適切に選ぶこと
- セキュリティとプライバシーに注意すること
これらのポイントを押さえて、Googleカレンダーの共有機能を活用してみてください。あなたのスケジュール管理がもっと効率的になることを願っています!


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