「ホーム画面のGoogleカレンダーウィジェットの色を変えたい」「カレンダーの予定ごとに色分けしたい」「暗い色のウィジェットに変更したい」…。
スマートフォンやタブレットのホーム画面に表示されるGoogleカレンダーのウィジェット。毎日目にするものだからこそ、自分好みの色にカスタマイズしたいですよね。
実は、Googleカレンダーには予定の色を変更する機能や、テーマを切り替える機能があります。さらに、サードパーティ製のウィジェットアプリを使えば、もっと自由にデザインを変更できるんです。
この記事では、Googleカレンダーのウィジェット色を変更する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
Googleカレンダーの色設定について理解しよう

まずは、Googleカレンダーの色に関する基本を確認していきましょう。
ウィジェットとは
ウィジェットとは、スマートフォンやタブレットのホーム画面に配置できる、小さなアプリの表示パネルのことです。
Googleカレンダーのウィジェットを設置すると、アプリを開かなくても予定をすぐに確認できます。
変更できる色の種類
Googleカレンダーで変更できる色には、いくつかの種類があります。
| 種類 | 説明 | 変更可能 |
|---|---|---|
| カレンダーの色 | カレンダー全体の背景色 | ○ |
| 予定の色 | 個別の予定ごとの色 | ○ |
| テーマ | ライト/ダークモードの切り替え | ○ |
| ウィジェットの背景色 | ウィジェット全体の色 | △(制限あり) |
標準ウィジェットの制限
残念ながら、Googleカレンダーの公式ウィジェットでは、背景色を自由に変更することはできません。
ただし、以下の方法でカスタマイズできます。
変更できること
- カレンダーごとの色設定
- 個別の予定の色
- ライトモード/ダークモードの切り替え
変更できないこと
- ウィジェットの背景色を好きな色に変更
- フォントの色を自由に変更
カレンダー全体の色を変更する方法
まずは、カレンダー全体の色を変更する方法を見ていきましょう。
Webブラウザ版での変更
パソコンやスマートフォンのブラウザから変更できます。
手順
- Googleカレンダー(calendar.google.com)をブラウザで開く
- 画面左側のカレンダー一覧から、色を変えたいカレンダーを探す
- カレンダー名の横にある三点リーダー(︙)をクリック
- 表示されるカラーパレットから好きな色を選択
選べる色
Googleカレンダーには、あらかじめ用意された24色のカラーパレットがあります。
- 基本色:赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫など
- 淡い色:ピンク、ライトブルー、ミントグリーンなど
- 濃い色:ダークグレー、ネイビーなど
カスタムカラーの設定
カラーパレットの下にある「+」ボタンをクリックすると、カスタムカラーを設定できます。
- 「+」ボタンをクリック
- カラーピッカーで好きな色を選択
- または、16進数のカラーコード(例:#FF5733)を入力
- 「保存」をクリック
これで、より細かく色を調整できますよ。
スマートフォンアプリでの変更
Googleカレンダーアプリからも色を変更できます。
Androidの場合
- Googleカレンダーアプリを開く
- 左上のメニュー(三本線)をタップ
- カレンダー一覧から、色を変えたいカレンダーの横にある三点リーダーをタップ
- 色のパレットが表示されるので、好きな色を選択
iPhoneの場合
iPhone版のGoogleカレンダーアプリでは、カレンダーの色変更機能が制限されています。
ブラウザ版(SafariなどでGoogleカレンダーを開く)から変更するのがおすすめです。
色変更が反映されるタイミング
色を変更すると、以下の場所にすぐに反映されます。
- Googleカレンダーアプリ
- Webブラウザ版
- ウィジェット
- 共有している他の人の画面
すべてのデバイスで同じ色が表示されます。
個別の予定の色を変更する方法
カレンダー全体ではなく、予定ごとに色を変えることもできます。
予定作成時に色を設定
新しい予定を作るときに、色を設定できます。
手順
- Googleカレンダーで「作成」ボタンをクリック(またはタップ)
- 予定の詳細を入力
- 色のアイコン(カラーパレット)をクリック
- 好きな色を選択
- 「保存」をクリック
既存の予定の色を変更
すでに作成した予定の色も変更できます。
Webブラウザ版の場合
- 変更したい予定をクリック
- 鉛筆アイコン(編集)をクリック
- 色のアイコンをクリック
- 好きな色を選択
- 「保存」をクリック
スマートフォンアプリの場合
- 変更したい予定をタップ
- 右上の鉛筆アイコン(編集)をタップ
- 色のアイコンをタップ
- 好きな色を選択
- 右上のチェックマークをタップして保存
色分けの活用例
予定の色分けは、視覚的に分かりやすくするのに便利です。
色分けの例
- 赤色:重要な会議や締め切り
- 青色:通常の仕事の予定
- 緑色:プライベートの予定
- 黄色:移動時間
- 紫色:学習や勉強の時間
- オレンジ:運動やフィットネス
自分なりのルールを決めて、統一感を持たせると見やすくなりますよ。
デフォルトカラーの設定
新しい予定を作るたびに色を選ぶのは面倒ですよね。
残念ながら、予定のデフォルトカラーを設定する機能は、現時点ではありません。
ただし、カレンダーごとに色が設定されているので、カレンダーを使い分けることで、ある程度の色分けができます。
ライトモード/ダークモードの切り替え
ウィジェットの全体的な雰囲気を変えるには、テーマ設定が有効です。
ダークモードとは
ダークモードは、背景を暗い色にして、目への負担を減らす表示モードです。
夜間の使用や、バッテリーの節約にも効果があります。
Androidでのダークモード設定
システム全体のダークモード
- Androidの「設定」アプリを開く
- 「ディスプレイ」を選択
- 「ダークテーマ」をオンにする
Googleカレンダーアプリとウィジェットも、自動的にダークモードになります。
アプリ個別の設定
Googleカレンダーアプリ内でも設定できます。
- Googleカレンダーアプリを開く
- 左上のメニューをタップ
- 「設定」を選択
- 「全般」を選択
- 「テーマ」をタップ
- 「ライト」「ダーク」「システムのデフォルト」から選択
iPhoneでのダークモード設定
システム全体のダークモード
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「ダーク」を選択
Googleカレンダーアプリも、システムの設定に従います。
自動切り替えの設定
時間帯に応じて自動的に切り替えることもできます。
- 「画面表示と明るさ」で「自動」をオンにする
- 「オプション」をタップ
- 日の出から日の入りまで、またはカスタムスケジュールを設定
Webブラウザ版での設定
パソコンのブラウザでも、ダークモードを使えます。
- Googleカレンダーを開く
- 右上の設定アイコン(歯車)をクリック
- 「外観」セクションで「テーマ」を選択
- 「ライト」「ダーク」「デバイス」から選択
ウィジェットのカスタマイズ方法

標準のGoogleカレンダーウィジェットでできるカスタマイズを見ていきましょう。
Androidでのウィジェット設定
ウィジェットの追加
- ホーム画面の空いている部分を長押し
- 「ウィジェット」をタップ
- 「カレンダー」を探す
- 好きなサイズのウィジェットを選んでドラッグ
ウィジェットの設定変更
- ウィジェットを長押し
- 「設定」または歯車アイコンをタップ
- 以下の項目を調整できます
設定できる項目
- 表示するカレンダー(どのカレンダーを表示するか)
- 表示形式(リスト形式、月表示など)
- 透明度(Android 12以降)
- テーマ(ライト/ダーク)
iPhoneでのウィジェット設定
ウィジェットの追加
- ホーム画面の空いている部分を長押し
- 左上の「+」ボタンをタップ
- 「カレンダー」を検索して選択
- ウィジェットのサイズを選択
- 「ウィジェットを追加」をタップ
ウィジェットの編集
- ウィジェットを長押し
- 「ウィジェットを編集」をタップ
- 表示する内容を調整
iPhoneのウィジェットは、システムのライト/ダークモードに自動的に従います。
ウィジェットの透明度調整(Android 12以降)
Android 12以降では、ウィジェットの背景に壁紙の色を反映させる機能があります。
設定方法
- Android 12以降にアップデート
- ホーム画面の壁紙を設定
- 「Material You」機能が自動的にウィジェットの色を調整
この機能により、壁紙との一体感が生まれます。
サードパーティ製アプリでさらにカスタマイズ
標準ウィジェットでは物足りない場合、他のアプリを使う方法もあります。
おすすめのカレンダーウィジェットアプリ
Month: Calendar Widget(Android)
Googleカレンダーと同期できるカスタマイズ性の高いウィジェットです。
特徴
- 背景色を自由に変更できる
- フォントサイズやスタイルを調整可能
- 複数のレイアウトから選択
- 無料版と有料版(500円程度)がある
ダウンロード
Google Play Storeから入手できます。
Calendar Widget by Home Agenda(Android/iPhone)
シンプルで見やすいウィジェットアプリです。
特徴
- 豊富なテーマとカラー設定
- 天気予報の表示
- タスクとの統合
- 無料版と有料版(月額250円程度)がある
Widgetsmith(iPhone)
iPhoneで人気のウィジェットカスタマイズアプリです。
特徴
- ウィジェットのデザインを自由にカスタマイズ
- カレンダー以外のウィジェットも作成可能
- 時間帯で自動的にデザイン変更
- 無料版と有料版(月額250円程度)がある
サードパーティアプリの使い方
Month: Calendar Widgetの例
- Google Play Storeからアプリをインストール
- アプリを開いて初期設定を行う
- Googleカレンダーとの連携を許可
- ホーム画面にウィジェットを追加
- ウィジェットをタップして設定画面を開く
- 「外観」または「テーマ」から色を変更
- 背景色、テキスト色、アクセントカラーなどを自由に設定
色設定のポイント
- 背景色は淡い色にすると、文字が読みやすい
- コントラストを意識する(暗い背景に明るい文字、またはその逆)
- 壁紙の色と調和するように選ぶ
視認性を高める色の選び方
ウィジェットを見やすくするための色選びのコツです。
コントラストを意識する
コントラストとは、色の明暗の差のことです。
コントラストが高いほど、文字が読みやすくなります。
良い組み合わせ
- 白い背景に黒い文字
- 黒い背景に白い文字
- 濃い青の背景に黄色い文字
避けた方が良い組み合わせ
- 黄色い背景に白い文字(見づらい)
- 赤い背景に緑の文字(目が疲れる)
- 似た色同士(区別がつきにくい)
色の心理効果
色には、心理的な効果があります。
| 色 | 効果・印象 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| 青 | 冷静、集中、信頼 | 仕事の予定 |
| 赤 | 緊張、注意、重要 | 締め切り、重要な予定 |
| 緑 | リラックス、平和 | プライベート、休暇 |
| 黄色 | 明るい、注意喚起 | リマインダー |
| 紫 | 創造的、神秘的 | 勉強、学習 |
| オレンジ | 活発、エネルギー | 運動、アクティビティ |
カラーパレットツールの活用
配色に迷ったら、カラーパレットツールを使うと便利です。
おすすめのツール
- Adobe Color:調和の取れた配色を自動生成
- Coolors:ランダムに配色を提案
- Paletton:補色や類似色を自動計算
これらのツールで好きな配色を見つけたら、そのカラーコードをGoogleカレンダーのカスタムカラーに設定しましょう。
アクセシビリティへの配慮
色覚に特性がある方でも見やすい配色を心がけることが大切です。
ポイント
- 色だけでなく、テキストやアイコンでも情報を伝える
- 明度の差を大きくする
- 赤と緑の組み合わせは避ける
トラブルシューティング
色変更でよくある問題と解決方法です。
色を変更してもウィジェットに反映されない
原因1:同期のタイムラグ
色の変更がウィジェットに反映されるまで、少し時間がかかることがあります。
対処法
- 数分待ってから確認
- ウィジェットをタップして更新
- アプリを再起動
原因2:キャッシュの問題
アプリのキャッシュが古いままになっている可能性があります。
対処法
- Androidの「設定」→「アプリ」
- 「Googleカレンダー」を選択
- 「ストレージ」→「キャッシュを削除」
- アプリを再起動
カスタムカラーが保存されない
原因:ブラウザの問題
一部のブラウザでは、カスタムカラーの保存がうまくいかないことがあります。
対処法
- Google Chromeを使用する
- ブラウザのキャッシュをクリア
- シークレットモードで試してみる
他の人に共有したカレンダーの色が違う
原因:色設定は個人ごと
共有カレンダーの色は、各ユーザーが個別に設定できます。
つまり、自分が赤色に設定していても、共有相手には青色で表示されることがあるんです。
対処法
共有相手にも同じ色に設定してもらうよう、依頼しましょう。
ダークモードでウィジェットが見づらい
原因:カレンダーの色との相性
ダークモード時に、カレンダーの色によっては見づらくなることがあります。
対処法
- カレンダーの色を明るめのものに変更
- ダークモードをオフにする
- サードパーティアプリで細かく調整
まとめ
Googleカレンダーのウィジェット色変更について解説してきました。
重要なポイント
- カレンダー全体の色は24色から選べ、カスタムカラーも設定可能
- 個別の予定ごとに色を変更して、視覚的に分かりやすくできる
- ライト/ダークモードで全体的な雰囲気を変更できる
- 標準ウィジェットの背景色は自由に変更できない
- サードパーティ製アプリを使えば、より自由にカスタマイズ可能
- コントラストを意識して、見やすい配色を選ぶ
- 色の心理効果を活用して、予定を効率的に管理できる
ウィジェットの色をカスタマイズすることで、ホーム画面が見やすくなり、予定管理がもっと楽しくなります。
自分好みの配色を見つけて、毎日使うGoogleカレンダーを快適にしていきましょう!

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