Googleカレンダーで毎週や毎月の繰り返し予定を設定したけど、「もう必要なくなった」「間違えて作ってしまった」ということ、ありますよね。
でも、いざ削除しようとすると「この予定のみ削除」「今後の予定を削除」「すべての予定を削除」という3つの選択肢が出てきて、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいます。
この記事では、繰り返し予定の削除方法を、パソコン・スマホ別にわかりやすく解説します。間違って消してしまった場合の復元方法も紹介しますよ。
削除オプションの違いを理解しよう

まず、3つの削除オプションの違いを知っておきましょう。
「この予定のみ削除」
今クリックした1回分だけを削除します。
例えば、毎週月曜日の会議があるけど、来週の月曜日だけ休みたいときに使います。他の週の会議はそのまま残ります。
「今後の予定を削除」
選んだ日付以降の予定をすべて削除します。
例えば、6月1日の予定をクリックして「今後の予定を削除」を選ぶと、6月1日以降の繰り返し予定がすべて消えます。5月までの予定は残ります。
「すべての予定を削除」
過去も未来も含めて、その繰り返し予定を完全に削除します。
間違えて作った予定や、もう完全に不要になった予定を消すときに使います。
パソコンでの削除方法
すべての繰り返し予定を削除
手順1:予定をクリック
削除したい繰り返し予定のどれか1つをクリックします。過去でも未来でも、どの回をクリックしてもOKです。
手順2:ゴミ箱アイコンをクリック
予定の詳細が表示されたら、右上のゴミ箱アイコン(削除ボタン)をクリックします。
手順3:削除オプションを選択
「すべての予定」を選んで、「削除」ボタンをクリックします。
これで、過去から未来まですべての繰り返し予定が削除されます。
特定の日だけ削除
手順1:削除したい日の予定をクリック
例えば、「来週の月曜日だけキャンセルしたい」なら、その日の予定をクリックします。
手順2:削除オプションで「この予定のみ」を選択
ゴミ箱アイコンをクリックして、「この予定のみ」を選びます。
これで、クリックした日の予定だけが削除されます。
今後の予定をまとめて削除
手順1:削除開始日の予定をクリック
「この日以降はもう不要」という日の予定をクリックします。
手順2:「今後の予定」を選択
ゴミ箱アイコンから「今後の予定」を選んで削除します。
クリックした日付以降の予定がすべて消えて、それより前の予定は残ります。
スマホ(iPhone・Android)での削除方法
Googleカレンダーアプリの場合
すべて削除する手順
- Googleカレンダーアプリを開く
- 削除したい繰り返し予定をタップ
- 右上の「︙」(3点メニュー)または鉛筆アイコンをタップ
- 「削除」を選択
- 「すべての予定」を選んでタップ
1回だけ削除する手順
- 削除したい日の予定をタップ
- 右上のメニューから「削除」
- 「この予定のみ」を選択
今後を削除する手順
- 削除開始したい日の予定をタップ
- メニューから「削除」
- 「この予定と今後の予定」を選択
iPhoneの標準カレンダーアプリの場合
iPhoneの標準カレンダーアプリでGoogleカレンダーを同期している場合も削除できます。
- カレンダーアプリを開く
- 削除したい予定をタップ
- 「削除」をタップ
- 削除オプションを選択
ただし、Googleカレンダーアプリの方が操作しやすいのでおすすめです。
繰り返し予定の編集と削除の違い
削除ではなく、内容を変更したいだけなら「編集」を使います。
繰り返しパターンを変更
毎週から隔週に変えたり、終了日を設定したりできます。
- 予定をクリックまたはタップ
- 鉛筆アイコン(編集)を選択
- 「繰り返さない」の部分をクリック
- 新しいパターンを設定
- 「すべての予定」に適用して保存
予定の時間だけ変更
特定の日だけ時間を変えたい場合は、その日の予定を編集して「この予定のみ」を選びます。
よくあるトラブルと解決方法
削除したのにまだ表示される
原因1:同期の遅れ
スマホとパソコンの同期に少し時間がかかることがあります。
- アプリを完全に閉じて再起動
- スマホの設定で「カレンダー」の同期を確認
- 数分待ってから確認
原因2:複数のカレンダーに同じ予定がある
仕事用と個人用など、複数のカレンダーに同じ予定を作っている可能性があります。左側のカレンダー一覧で、どのカレンダーの予定か確認しましょう。
間違って全部消してしまった
大丈夫です!Googleカレンダーにはゴミ箱機能があります。
パソコンでの復元方法
- Googleカレンダーを開く
- 左上の「≡」(メニュー)をクリック
- 「ゴミ箱」を選択
- 復元したい予定を探してクリック
- 「復元」ボタンをクリック
削除から30日以内なら復元できます。30日を過ぎると完全に削除されるので注意してください。
スマホでの復元
スマホアプリからは直接復元できません。ブラウザ(ChromeやSafariなど)でGoogleカレンダーのウェブ版を開いて、上記の手順で復元しましょう。
「この予定のみ削除」が選べない
予定を作ったばかりだと、まだ繰り返しパターンが完全に設定されていないことがあります。
少し時間をおいてから、もう一度試してみてください。
削除権限がないと表示される
他の人が作った予定を削除しようとすると、このエラーが出ます。
- 自分で作った予定か確認
- 予定の作成者に削除を依頼
- カレンダーの共有設定で「変更権限」があるか確認
複数の繰り返し予定を一括削除

たくさんの繰り返し予定を一度に削除したい場合は、カレンダー自体を削除する方法もあります。
専用カレンダーを削除
例えば「旧プロジェクト」という名前のカレンダーに予定がまとめてある場合:
- 左側のカレンダー一覧で該当カレンダーの「︙」をクリック
- 「設定と共有」を選択
- 下にスクロールして「カレンダーを削除」
- 確認画面で「完全に削除」をクリック
ただし、カレンダー内のすべての予定が消えるので、よく確認してから実行してください。
予防策|間違って消さないために
削除前に確認する習慣
削除ボタンを押す前に、必ず以下を確認しましょう。
- どの削除オプションを選んでいるか
- 本当に削除していい予定か
- 他の人と共有している予定ではないか
重要な予定は色分け
重要な繰り返し予定には、特別な色を設定しておくと間違って削除しにくくなります。
- 予定をクリック
- 鉛筆アイコンで編集
- カラーパレットから色を選択
定期的にバックアップ
Googleカレンダーは自動的にバックアップされていますが、心配なら定期的にエクスポート(書き出し)しておくと安心です。
- 設定を開く
- 「インポート / エクスポート」を選択
- 「エクスポート」をクリック
zipファイルがダウンロードされ、すべてのカレンダーデータが保存されます。
他のカレンダーアプリでの削除
Outlookカレンダーと同期している場合
GoogleカレンダーとOutlookを同期させている場合、どちらで削除しても反映されます。
ただし、同期に時間がかかることがあるので、片方で削除したらもう片方でも確認しましょう。
Apple Calendarと同期している場合
MacやiPhoneの標準カレンダーでも削除できますが、操作方法が少し違います。
予定をダブルクリックして詳細を開き、「削除」ボタンから削除オプションを選びます。
まとめ:削除オプションを正しく選ぼう
Googleカレンダーの繰り返し予定を削除するときは、3つのオプションを理解することが大切です。
- この予定のみ:1回だけ削除
- 今後の予定:選んだ日以降を削除
- すべての予定:過去も未来も全部削除
間違って削除しても、30日以内ならゴミ箱から復元できるので安心してください。
削除する前に一呼吸おいて、本当に消していいか確認する習慣をつけると、うっかりミスを防げますよ。
必要なくなった繰り返し予定は、こまめに整理してカレンダーをスッキリさせましょう。

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