Google Pixelを使っていて、「Wi-Fiをすぐにオフにしたい」「画面の明るさを調整したい」と思ったことはありませんか?
そんなときに便利なのが「クイック設定」です。画面を上からスワイプするだけで、よく使う設定にサッとアクセスできる、とても便利な機能なんです。
この記事では、Google Pixelのクイック設定の基本的な使い方から、自分好みにカスタマイズする方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
クイック設定とは

クイック設定(Quick Settings)は、スマートフォンのどの画面からでも素早く設定を変更できる機能です。
別名:
- クイック設定パネル
- クイック設定ツール
- クイックパネル
iPhoneの「コントロールセンター」に相当する機能と考えると分かりやすいでしょう。
クイック設定でできること
主な機能:
- 各種機能のオン/オフ切り替え
- Wi-Fi
- Bluetooth
- 機内モード
- ライト(懐中電灯)
- 自動回転
- おやすみモード
- 設定の調整
- 画面の明るさ
- 音量
- アプリへのショートカット
- Google Wallet
- QRコードスキャナー
- 電卓
- スマートホームコントロール
- その他の便利機能
- スクリーンレコード(画面録画)
- スクリーンショット
- メディア再生コントロール
タイルとは
クイック設定に並んでいる一つ一つのアイコンは「タイル」と呼ばれています。
タイルをタップすることで、その機能のオン/オフを切り替えたり、関連する設定画面を開いたりできます。
クイック設定の基本的な使い方
クイック設定を表示する方法
方法1:1本指で2回スワイプ
- 画面の上端から下に1回スワイプ
- 最初の4〜6個のタイルが表示される
- 通知も一緒に表示される
- もう一度下にスワイプ
- すべてのタイル(最大8個まで)が表示される
- Android 16以降では最大8個まで一度に表示可能
方法2:2本指で1回スワイプ
- 画面の上端から2本の指で下にスワイプ
- 一気にすべてのタイルが表示される
- 通知を飛ばしてクイック設定に直接アクセス
タイルの基本操作
1. 機能のオン/オフ切り替え
タイルをタップするだけで、その機能がオン/オフになります。
- オンの状態:タイルが明るく表示される
- オフの状態:タイルが薄暗く表示される
2. 詳細設定を開く
タイルを長押しすると、その機能の詳細設定画面が開きます。
例:
- Wi-Fiタイルを長押し → Wi-Fi設定画面が開く
- Bluetoothタイルを長押し → Bluetooth設定画面が開く
3. 設定の調整
一部のタイルは、タイルの名前部分をタップすることで、詳細な調整ができます。
例:
- Bluetoothタイルの名前部分をタップ → 接続デバイスの一覧が表示される
- メディアタイルをタップ → 再生中の音楽を一時停止/再生
明るさの調整
クイック設定パネルの上部には、明るさ調整のスライダーがあります。
操作方法:
スライダーを左右にドラッグして、画面の明るさを調整します。
- 左:暗くする
- 右:明るくする
クイック設定をカスタマイズする方法
自分がよく使う機能を追加したり、不要なタイルを削除したりして、使いやすくカスタマイズできます。
編集画面を開く方法
手順:
- 画面上部から下に2回スワイプしてクイック設定を完全に表示
- 右下の「編集」アイコン(ペンマーク)をタップ
編集モードに入ると、画面が2つのエリアに分かれます。
- 上部:現在表示されているタイル
- 下部:追加可能なタイル(「タイルを追加するには長押ししてドラッグ」と表示)
タイルを追加する方法
手順:
- 編集モードを開く
- 下部の「追加可能なタイル」から、追加したいタイルを探す
- タイルを長押ししながら、上部の好きな位置にドラッグ
- 指を離すとタイルが追加される
追加できる主なタイル:
- アクセスポイント(テザリング)
- QRコードスキャナー
- スクリーンレコード(画面録画)
- 電卓
- Google Wallet
- スマートホームコントロール
- 画面の自動回転
- バッテリーセーバー
- おやすみモード
- フォーカスモード
- ユーザー補助機能
- データセーバー
注意:
インストールしているアプリによっては、独自のタイルが追加できる場合もあります。
タイルを削除する方法
手順:
- 編集モードを開く
- 削除したいタイルを長押し
- 下部の「削除するにはここにドラッグ」エリアまでドラッグ
- 指を離すとタイルが削除される
または:
- 編集モードを開く
- 削除したいタイルの左上に表示される「×」マークをタップ
タイルを並び替える方法
手順:
- 編集モードを開く
- 移動したいタイルを長押し
- 好きな位置までドラッグ
- 指を離すと新しい位置に配置される
並び替えのコツ:
- よく使うタイルは上部(最初の4〜6個)に配置
- 1回目のスワイプで表示される位置に重要なタイルを配置
- 使用頻度の低いタイルは後ろの方に配置
タイルのサイズを変更する(Android 16以降)
Android 16から、タイルのサイズを変更できるようになりました。
対応機種:
- Pixel 10シリーズ
- Pixel 9シリーズ(Android 16アップデート後)
- Pixel 8シリーズ(Android 16アップデート後)
サイズの種類:
- 大サイズ(2×1):テキストと詳細情報が表示される
- 小サイズ(1×1):アイコンのみが表示される
サイズ変更の手順:
- 編集モードを開く
- サイズを変更したいタイルをタップ
- タイルの右側に表示される「ドラッグハンドル」(太い点)を長押し
- 左にドラッグ → 小サイズ(1×1)
- 右にドラッグ → 大サイズ(2×1)
メリット:
小サイズのタイルを使うと、1回目のスワイプで表示できるタイルが4個から最大8個に増えます。
おすすめのレイアウト例:
- 上段:4個の小サイズタイル(ライト、QRコード、電卓、スマートホーム)
- 中段:2個の大サイズタイル(Wi-Fi、Bluetooth)
このレイアウトなら、1回のスワイプで6個のタイルにアクセスできます。
設定をリセットする方法
カスタマイズしすぎて元に戻したい場合は、リセットできます。
手順:
- 編集モードを開く
- 右上のメニュー(…)をタップ
- 「リセット」を選択
注意:
リセットすると、すべてのタイルがデフォルトの配置に戻ります。元に戻すことはできません。
おすすめのクイック設定タイル

どのタイルを追加すべきか迷っている方向けに、おすすめのタイルを紹介します。
基本編:必須タイル
1. Wi-Fi
- インターネット接続の切り替えに必須
- デフォルトで配置済み
2. Bluetooth
- イヤホンやスピーカーとの接続に
- デフォルトで配置済み
3. ライト(懐中電灯)
- 暗い場所でサッと使える
- デフォルトで配置済み
4. 自動回転
- 画面の向きを固定/解除
- 動画視聴時に便利
5. おやすみモード(Do Not Disturb)
- 通知を一時的にミュート
- 集中したいときに
便利編:追加推奨タイル
6. QRコードスキャナー
- QRコードをすぐに読み取れる
- カメラアプリを開く手間が省ける
7. Google Wallet
- 支払いカードにすぐアクセス
- レジでの支払いがスムーズ
8. スクリーンレコード
- 画面を録画できる
- ゲームプレイや操作説明の記録に
9. 電卓
- 計算機をすぐに起動
- 買い物中の計算に便利
10. アクセスポイント(テザリング)
- スマホをWi-Fiルーターにする
- 外出先でPCをネット接続
上級編:状況に応じて追加
11. スマートホームコントロール
- スマート家電の操作
- Google Homeデバイスを使っている人に
12. バッテリーセーバー
- バッテリー節約モード
- 残量が少ないときに
13. データセーバー
- モバイルデータ通信の節約
- 通信制限が気になる人に
14. 位置情報
- GPSのオン/オフ切り替え
- バッテリー節約したいときに
15. ホットスポット(テザリング)
- 他のデバイスをインターネット接続
クイック設定の便利な活用法
1. Modesタイルで複数の設定を一括管理
Android 15以降、「Modes(モード)」タイルが追加されました。
Modesでできること:
おやすみモード、就寝モード、運転モードなどを一箇所にまとめて管理できます。
使い方:
- Modesタイルをタップ
- ポップアップメニューから使いたいモードを選択
カスタムモードの作成:
- Modesタイルを長押し
- 「新しいモード」を選択
- 名前、アイコン、動作を設定
例:
- 「読書モード」:通知オフ、画面暗め、ブルーライト軽減
- 「ジムモード」:音楽オン、通知は重要なもののみ
2. メディアコントロール
音楽や動画を再生中は、クイック設定に「メディアプレイヤー」が自動表示されます。
できること:
- 再生/一時停止
- 曲送り/曲戻し
- 音量調整
- 再生デバイスの切り替え(スピーカー ⇔ Bluetoothイヤホン)
3. Bluetoothデバイスの素早い切り替え
Bluetoothタイルの名前部分をタップすると、接続可能なデバイス一覧が表示されます。
便利な使い方:
- Bluetoothタイルの「Bluetooth」の文字部分をタップ
- 接続したいデバイスを選択
設定アプリを開く必要がなく、すぐにデバイスを切り替えられます。
4. Wi-Fiネットワークの切り替え
Wi-Fiタイルも同様に、ネットワークの切り替えがすばやくできます。
手順:
- Wi-Fiタイルの「インターネット」の文字部分をタップ
- 利用可能なネットワーク一覧が表示される
- 接続したいネットワークを選択
5. 画面録画(スクリーンレコード)
スクリーンレコードタイルを使えば、画面の操作を録画できます。
使い方:
- 「スクリーンレコード」タイルをタップ
- 録画の設定(音声の有無など)を選択
- 「開始」をタップ
- 3秒のカウントダウン後、録画開始
- 停止するには、通知から「タップして停止」を選択
活用例:
- ゲームプレイの録画
- アプリの使い方説明
- 問題が起きた時の記録
6. クイックタップ機能との組み合わせ
Pixelには「クイックタップ」という機能があり、スマホの背面を2回タップすることで、あらかじめ設定したアクションを実行できます。
設定方法:
- 設定アプリを開く
- 「システム」→「ジェスチャー」→「クイックタップでアクションを開始」
- 実行したいアクションを選択
クイック設定と組み合わせると便利なアクション:
- スクリーンショット撮影
- 通知パネルを開く
- Google Wallet起動
Android 16の新しいクイック設定機能
2025年登場のAndroid 16では、クイック設定がさらに進化しました。
Material 3 Expressiveデザイン
新しいデザインの特徴:
- タイルの形状変更
- 従来:すべて同じ長方形
- Android 16:丸みを帯びたピル型に
- アニメーション効果
- タイルをタップすると、微細なアニメーションが発生
- よりインタラクティブな感覚
- カテゴリ分け
- 接続性(Connectivity)
- ユーティリティ(Utilities)
- ディスプレイ(Display)
- プライバシー(Privacy)
- ユーザー補助(Accessibility)
- システムアプリ(From system apps)
- インストールしたアプリ(From apps you installed)
タイルサイズの詳細
大サイズ(2×1)で表示される追加情報:
- Google Wallet:カード画像と下4桁の番号
- Bluetooth:接続デバイスの一覧
- アラーム:次のアラーム時刻
小サイズ(1×1)のメリット:
- より多くのタイルを一度に表示
- シンプルでスッキリした見た目
- アイコンで機能が分かる場合は小サイズで十分
Undo(取り消し)機能
Android 16では、タイルサイズを変更した直後に「Undo(取り消し)」ボタンが表示されます。
使い方:
- タイルのサイズを変更
- 右上に「Undo」ボタンが表示される
- 間違えた場合はすぐにタップして元に戻せる
トラブルシューティング
クイック設定が表示されない
原因と対処法:
1. スワイプの位置が間違っている
- 画面の最上部(ステータスバー)から下にスワイプしてください
- アプリの中からでもスワイプできます
2. ジェスチャーが無効になっている
- 設定 → ユーザー補助 を確認
- 特殊な設定を有効にしていないか確認
追加したタイルが表示されない
対処法:
- 編集モードを開く
- 追加したタイルが下部の「削除」エリアに移動していないか確認
- タイルを上部に再度ドラッグして追加
タイルが正しく動作しない
対処法:
1. スマートフォンを再起動
多くの場合、再起動で解決します。
2. クイック設定をリセット
- 編集モードを開く
- 右上のメニューから「リセット」
- デフォルト状態に戻る
3. システムアップデートを確認
- 設定 → システム → システムアップデート
- 最新のアップデートがあればインストール
タイルのサイズが変更できない(Android 16)
確認事項:
- OSバージョンの確認
- 設定 → デバイス情報 → Androidバージョン
- Android 16以降であることを確認
- 対応機種の確認
- Pixel 10、9、8シリーズのみ対応
- Aシリーズ(6a、7a、8a)は非対応の可能性
よくある質問と回答
Q1. クイック設定に追加できるタイルの数に制限はある?
A. Android 16以降では、1ページに最大8個のタイルを表示できます。
ただし、ページは複数作成でき、左右にスワイプすることで切り替えられます。実質的に、無制限に近いタイルを追加可能です。
Q2. iPhoneのコントロールセンターとの違いは?
A. 基本的な機能は似ていますが、いくつか違いがあります。
Androidクイック設定の特徴:
- タイルの追加・削除が自由
- タイルの配置を自由に変更可能
- Android 16ではタイルサイズも変更可能
- アプリが独自のタイルを提供できる
iPhoneコントロールセンター:
- iOS 18以降でカスタマイズ性が大幅に向上
- コントロールのサイズ変更も可能
Q3. クイック設定からアプリを直接起動できる?
A. はい、一部のアプリはクイック設定から直接起動できます。
例:
- Google Wallet
- 電卓
- QRコードスキャナー
- スマートホームコントロール
また、アプリによっては独自のタイルを提供している場合があります。
Q4. クイック設定のバックアップは取れる?
A. Googleアカウントにバックアップされます。
新しいPixelに機種変更した際、Googleアカウントでサインインすると、クイック設定の配置も自動的に復元されます。
Q5. タイルの色を変更できる?
A. タイル自体の色は変更できませんが、壁紙の色に合わせて自動的に調整されます。
これは「Material You」という機能で、壁紙から抽出した色が、クイック設定パネルを含むシステム全体に適用されます。
色を変更したい場合:
- ホーム画面を長押し
- 「壁紙とスタイル」を選択
- 好きな壁紙を選ぶ
- システムカラーが自動的に変更される
Q6. 通知とクイック設定を分けることはできる?
A. Android 16以降では、2本指でスワイプすることで、通知を飛ばしてクイック設定に直接アクセスできます。
完全に分離することはできませんが、素早くクイック設定にアクセスする方法は用意されています。
Q7. 他のAndroidスマホでも同じ?
A. 基本的な機能は同じですが、メーカーによって見た目や機能が異なる場合があります。
例:
- Samsung(Galaxy):独自のクイック設定デザイン
- OnePlus:専用の通知シェード
- Xiaomi:MIUI独自のクイックパネル
Pixel は純粋なAndroid体験を提供するため、Googleが意図したクイック設定をそのまま使えます。
まとめ:クイック設定を使いこなして効率アップ
Google Pixelのクイック設定について解説してきました。
クイック設定の基本:
- 画面上部から下にスワイプで表示
- よく使う機能に素早くアクセス
- タイルのオン/オフ切り替えが簡単
カスタマイズ方法:
- 右下の編集アイコンから編集モードに
- タイルの追加、削除、並び替えが自由
- Android 16ではタイルサイズも変更可能
おすすめの設定:
- 基本タイル:Wi-Fi、Bluetooth、ライト、自動回転
- 便利タイル:QRコード、Google Wallet、スクリーンレコード
- よく使うタイルは最初の4〜6個に配置
Android 16の新機能:
- Material 3 Expressiveデザイン
- タイルサイズの変更(1×1 または 2×1)
- カテゴリ分けされた追加タイル
- Undo(取り消し)機能
クイック設定を自分好みにカスタマイズすることで、Pixelの使い勝手が格段に向上します。
最初はデフォルトの配置で使ってみて、「この機能をもっと素早く使いたい」と感じたタイルを追加していくのがおすすめです。
ぜひ、自分だけの最適なクイック設定を作り上げてください!

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