「Google Meetで会議していたら、突然時間切れになってしまった！」
オンライン会議中に制限時間が来て、途中で切断されてしまった経験はありませんか？
Google Meetには、使用するアカウントの種類によって時間制限があります。そして「Google Oneに加入すれば制限が解除される」という情報を見かけることもあるでしょう。
この記事では、Google Meetの時間制限の仕組みと、Google Oneとの関係について詳しく解説していきます。
Google Meetの時間制限とは？
Google Meetは、アカウントの種類によって会議の時間制限が異なります。
無料版Googleアカウントの時間制限
個人の無料Gmailアカウント（@gmail.com）でGoogle Meetを使う場合、以下の制限があります。
グループ通話（3人以上）
- 制限時間：60分まで
- 参加人数：最大100人
1対1の通話（2人のみ）
- 制限時間：24時間（実質制限なし）
- 参加人数：2人
つまり、3人以上が参加する会議では、1時間で自動的に終了してしまうんです。
Google Workspaceアカウントの時間制限
会社や学校で使われるGoogle Workspace（有料版）では、プランによって時間制限が異なります。
Google Workspace各プランの制限
- Business Starter：24時間
- Business Standard：24時間
- Business Plus：24時間
- Enterprise：24時間
- Education：24時間（教育機関向け）
有料版では、基本的に時間制限を気にする必要はありません。
Google Oneとは？
ここで、Google Oneについて説明しておきましょう。
Google Oneの基本情報
Google Oneは、Googleが提供する有料のクラウドストレージサービスです。
主な機能
- Googleドライブのストレージ容量追加
- Gmailの容量追加
- Googleフォトの容量追加
- ファミリー共有機能
- Googleエキスパートへの問い合わせサポート
- VPN機能（一部プランのみ）
料金プラン（日本）
- 100GB：月額250円
- 200GB：月額380円
- 2TB：月額1,300円
- その他上位プランあり
Google Oneの主な用途
Google Oneは、基本的にストレージ容量を増やすためのサービスです。
写真や動画をたくさん保存したい人、メールの容量が足りない人などが利用します。
Google OneとGoogle Meetの時間制限の関係
さて、本題です。
Google Oneに加入しても、Google Meetの時間制限は変わりません。
これが結論です。
なぜ混同されるのか
Google OneとGoogle Meetの時間制限が関連していると勘違いされる理由は、いくつかあります。
理由1：両方ともGoogleのサービス
どちらもGoogleが提供しているため、「有料サービスに加入すれば他のサービスも強化される」と考える人がいます。
理由2：過去の期間限定キャンペーン
過去に、新型コロナウイルスの影響で一時的に時間制限が緩和されたことがあり、その情報が混在している可能性があります。
理由3：Google Workspaceとの混同
Google Workspace（有料のビジネス向けサービス）では時間制限が長いため、これとGoogle Oneを混同している可能性があります。
正しい理解
- Google One：ストレージサービス（Meetの時間制限には影響しない）
- Google Workspace：ビジネス向けサービス（Meetの時間制限が長い）
この2つは別のサービスです。
Google Meetの時間制限を延長する方法
それでは、実際にGoogle Meetの時間制限を延長したい場合、どうすれば良いのでしょうか。
方法1：Google Workspaceに加入する
最も確実な方法は、Google Workspaceに加入することです。
Google Workspace Business Starterの場合
- 月額料金：約680円/ユーザー
- Meet時間制限：24時間
- その他のビジネス機能も利用可能
ただし、個人で使うには少し高額に感じるかもしれません。
方法2：会議を再開する
無料版でも、60分で切れた後に再度会議を開始することは可能です。
手順
- 60分で会議が自動終了
- 同じ会議リンクで再度「参加」をクリック
- 全員が再入室して会議を続行
少し手間はかかりますが、無料で長時間会議を行う方法です。
方法3：別のアカウントで交代する
複数のGoogleアカウントを持っている場合、主催者を交代する方法もあります。
手順
- Aさんのアカウントで60分会議
- 終了後、Bさんのアカウントで新しい会議を開始
- 全員が新しい会議に参加
ただし、会議リンクが変わるため、参加者に新しいリンクを共有する必要があります。
方法4：他のビデオ会議サービスを併用する
Google Meet以外のサービスを組み合わせて使う方法もあります。
他のサービスの例
- Zoom（無料版は40分制限、1対1は無制限）
- Microsoft Teams（無料版は60分制限）
- Skype（時間制限なし、最大50人）
用途や参加人数に応じて、使い分けるのも一つの方法です。
時間制限の確認方法と通知
会議中に残り時間を確認する方法を知っておくと便利です。
残り時間の表示
無料版のGoogle Meetでは、会議時間が残り5分になると、画面上に通知が表示されます。
表示内容
「会議は残り5分で終了します」
この通知が出たら、会議をまとめる準備をしましょう。
カウントダウン表示
一部のバージョンでは、画面上に残り時間のカウントダウンが表示されることもあります。
終了時の動作
60分に達すると、会議は自動的に終了します。
- 録画していた場合は自動的に停止
- チャット履歴は残る
- ホワイトボードの内容は保存される（保存操作をしていた場合）
Google Meetを長時間使う場合の注意点
時間制限以外にも、長時間会議を行う際の注意点があります。
バッテリー消費
ビデオ通話は、デバイスのバッテリーを大きく消費します。
対策
- 充電しながら使用する
- 不要な時はカメラをオフにする
- 画面の明るさを調整する
通信量
ビデオ通話は、かなりの通信量を消費します。
1時間あたりの通信量（目安）
- ビデオあり：約1〜1.5GB
- ビデオなし（音声のみ）：約100〜200MB
Wi-Fi環境での使用をおすすめします。
疲労への配慮
長時間の画面を見続けることは、目や体に負担がかかります。
休憩の目安
- 60分ごとに10分程度の休憩
- 適度に立ち上がって体を動かす
- 目を休める時間を作る
会議の設計段階で、休憩時間を組み込んでおくのが理想的です。
Google Meetの時間制限に関するよくある誤解
正しい理解のために、よくある誤解を解説します。
誤解1：「録画すれば時間制限が伸びる」
事実：録画しても時間制限は変わりません
録画機能を使っても、無料版は60分で終了します。
誤解2：「有料版にすれば参加人数も無制限」
事実：プランによって参加人数の上限がある
Google Workspaceでも、プランによって参加人数の上限は異なります。
- Business Starter/Standard：150人まで
- Business Plus：500人まで
- Enterprise：500人まで
誤解3：「1対1なら無料版でも無制限」
事実：これは正しい
2人だけの会議であれば、無料版でも24時間まで利用できます。
誤解4：「Google Oneのファミリープランなら時間が延びる」
事実：Google OneはMeetの時間制限に影響しない
どのGoogle Oneプランでも、Meetの時間制限は変わりません。
状況別おすすめの対処法
あなたの状況に合わせた、最適な対処法を提案します。
個人で友人と長時間話したい場合
おすすめ：2人だけで会議
2人だけなら無料版でも24時間利用できます。3人目がいる場合は、別の通話手段も検討しましょう。
小規模なオンライン飲み会（3〜5人）
おすすめ：60分ごとに再接続
60分で一度終了し、再度会議を開始。休憩タイムとしても活用できます。
仕事で定期的に長時間会議が必要
おすすめ：Google Workspaceに加入
業務で頻繁に使うなら、有料版への投資を検討する価値があります。
オンライン授業や勉強会（10人以上）
おすすめ：教育機関ならGoogle Workspace for Education
学校や教育機関であれば、無料で使えるEducationプランがあります。
大規模なウェビナーやイベント
おすすめ：専用のウェビナーツール
大規模なイベントでは、Zoom Webinarなど専用ツールの方が適している場合があります。
よくある質問
Q: Google Oneに加入してるのに60分で切れるのはなぜ？
A: Google Oneはストレージサービスなので、Google Meetの時間制限には影響しません。時間制限を延ばすには、Google Workspaceへの加入が必要です。
Q: 無料版で時間制限がない時期があったのはなぜ？
A: 新型コロナウイルスの影響で、2020年〜2021年にかけて一時的に制限が緩和されていました。現在は通常の制限（60分）に戻っています。
Q: 60分経過後、すぐに再開できる？
A: はい、できます。終了後すぐに同じリンクから再度会議を開始できます。
Q: 1対1の会議で24時間の制限を超えたらどうなる？
A: 24時間で自動終了しますが、再度会議を開始すれば続行できます。
Q: Google Workspaceの無料試用期間はある？
A: はい、14日間の無料試用期間があります。試用期間中は制限なく機能を使えます。
Q: 他の参加者が有料版なら時間制限は延びる？
A: いいえ、会議を開始した主催者のアカウントタイプで時間制限が決まります。
まとめ
Google Meetの時間制限とGoogle Oneの関係について解説しました。
重要なポイントをおさらいしましょう。
- 無料版Google Meetは3人以上の会議で60分の制限がある
- Google Oneに加入してもMeetの時間制限は変わらない
- 時間制限を延ばすにはGoogle Workspaceが必要
- 60分で終了後も再開は可能
- 2人だけの会議なら無料版でも24時間利用できる
Google OneとGoogle Workspaceは別のサービスです。混同しないように注意しましょう。
無料版でも工夫次第で長時間会議は可能ですが、頻繁に長時間会議を行う場合は、Google Workspaceへの加入を検討するのが良いでしょう。
快適なオンライン会議をお楽しみください！
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