「Google Meetで自分の名前を変えたいのに、どこにも設定がない!」
オンライン会議に参加する時、表示される名前を変更したいと思ったことはありませんか?ビジネス名で表示したい、ニックネームにしたい、漢字表記にしたい…理由は様々ですよね。
でも、Google Meetの画面をどれだけ探しても、名前を変更する場所が見つからない。これには理由があるんです。
この記事では、Google Meetで名前変更ができない理由と、実際に名前を変更する具体的な方法を詳しく解説していきます。
Google Meetで名前が変更できない理由

まず最初に、とても重要なポイントをお伝えします。
Google Meet自体には、名前を変更する機能がありません。
「えっ、じゃあ名前は変えられないの?」と思うかもしれませんが、安心してください。変更する方法はちゃんとあります。
Google Meetの名前表示の仕組み
Google Meetで表示される名前は、Googleアカウントに登録されている名前がそのまま使われているんです。
つまり、Google Meet内で名前を変更するのではなく、Googleアカウント側で名前を変更する必要があるということですね。
これは以下のような仕組みになっています。
- あなたがGoogleアカウントを作成
- その時に登録した名前が保存される
- Google Meetにログインすると、その名前が自動的に表示される
だから、Google Meetの設定画面を探しても名前変更の項目が見つからなかったんです。
【基本編】Googleアカウントの名前を変更する方法
それでは、実際に名前を変更する手順を見ていきましょう。
パソコンからの変更方法
手順
- Googleアカウント管理ページにアクセス(https://myaccount.google.com/)
- 左側のメニューから「個人情報」をクリック
- 「名前」の項目を見つけてクリック
- 編集(鉛筆マーク)をクリック
- 姓と名を入力し直す
- 「保存」をクリック
これで変更完了です。
スマートフォンからの変更方法
Androidの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「Google」または「Googleアカウント」をタップ
- 上部の「個人情報」タブをタップ
- 「名前」をタップ
- 編集して「完了」をタップ
iPhoneの場合
- Safariなどのブラウザで「myaccount.google.com」にアクセス
- 「個人情報」をタップ
- 「名前」をタップ
- 編集して「保存」をタップ
変更後の反映時間
名前を変更しても、すぐにはGoogle Meetに反映されないことがあります。
反映にかかる時間
- 通常:数分から数時間
- 場合によっては:最大24時間
急いでいる場合は、以下の方法を試してみてください。
- ブラウザを完全に閉じて再起動
- キャッシュとCookieをクリア
- Google Meetからログアウトして再ログイン
これで早く反映されることがあります。
【応用編】組織アカウントで名前変更できない場合
会社や学校のGoogleアカウント(Google Workspaceアカウント)を使っている場合、名前変更ができないケースがあります。
なぜ変更できないのか
組織のアカウントでは、管理者が名前変更の権限を制限していることがあるんです。
これは以下のような理由からです。
- セキュリティのため
- 社員や学生の管理のため
- なりすまし防止のため
- 統一された表記を維持するため
確認方法
自分のアカウントが組織管理かどうかは、メールアドレスで判断できます。
組織管理の可能性が高い例
- 会社のドメイン:name@company.co.jp
- 学校のドメイン:name@university.ac.jp
個人アカウントの例
- @gmail.com
組織アカウントで名前を変更する方法
手順1:自分で変更を試みる
まずは、前述の方法で名前変更を試してみましょう。
変更できればそれでOKです。
手順2:変更できない場合は管理者に連絡
名前の項目がグレーアウトしていたり、「管理者によって管理されています」と表示される場合は、以下の人に連絡してください。
- 会社の場合:IT部門やシステム管理者
- 学校の場合:情報システム課や担当教員
連絡する際は以下の内容を伝えましょう。
件名:Google Meetの表示名変更依頼
本文:
お世話になっております。
Google Meetでの表示名を変更したいのですが、
現在の設定では変更できない状態です。
現在の表示名:〇〇〇〇
希望する表示名:△△△△
変更の理由:(具体的に記載)
お手数ですが、ご対応いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
丁寧に依頼すれば、多くの場合は対応してもらえます。
【特殊ケース】会議ごとに違う名前で参加したい場合
「普段は本名だけど、この会議ではニックネームで参加したい」
そんなケースもありますよね。
方法1:別のGoogleアカウントを使う
最も確実な方法は、別のGoogleアカウントを作成して、そちらで参加することです。
手順
- 新しいGmailアカウントを作成
- 希望する名前で登録
- そのアカウントでGoogle Meetに参加
ただし、会議の主催者が参加者を制限している場合、招待されていないアカウントでは参加できません。
方法2:ゲストとして参加する
Google Meetでは、Googleアカウントなしでゲストとして参加できる場合があります。
手順
- 会議のURLをクリック
- 「ゲストとして参加」を選択
- 任意の名前を入力
注意点
- 主催者が「ゲスト参加を許可」している場合のみ可能
- ゲストは一部機能が制限される
- 会議によっては参加承認が必要
方法3:Chrome拡張機能を使う(非推奨)
一部のChrome拡張機能で表示名を変更できるものもありますが、以下の理由からおすすめしません。
- セキュリティリスクがある
- 会議によっては規約違反になる可能性がある
- 予期しない動作をすることがある
公式な方法を使うのが安全です。
よくあるトラブルと解決方法
名前変更に関するよくある問題と、その解決方法をまとめました。
トラブル1:変更したのに反映されない
原因
- キャッシュが残っている
- 変更がまだ反映されていない
解決方法
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除
- Google Meetから一度ログアウト
- 再ログインして確認
- それでもダメなら24時間待つ
トラブル2:名前の項目がグレーアウトしている
原因
- 組織の管理者が変更を制限している
解決方法
管理者に連絡して変更を依頼してください。
トラブル3:姓と名が逆に表示される
Googleアカウントでは「姓」と「名」を分けて入力しますが、表示順は言語設定によって変わります。
確認方法
- Googleアカウント管理ページにアクセス
- 「個人情報」→「名前」を確認
- 「姓」と「名」が正しく入力されているか確認
日本語設定では「姓 名」の順で表示されます。
トラブル4:ローマ字と漢字が混在する
原因
- 過去に複数の表記で登録した履歴がある
解決方法
- Googleアカウントの名前を一度削除
- 希望する表記のみで再登録
- 24時間ほど待って確認
トラブル5:変更回数の制限
Googleアカウントの名前は、頻繁に変更できない仕組みになっています。
制限内容
- 変更後、一定期間は再変更できない
- 具体的な期間は公開されていないが、数日から数週間
頻繁に変更する必要がある場合は、別アカウントの使用を検討しましょう。
表示名を工夫するテクニック
名前変更の際に、より効果的に表示させるテクニックを紹介します。
テクニック1:役職や部署を追加する
例
- 山田太郎(営業部)
- Taro Yamada / Sales
会議で自分の所属が分かりやすくなります。
ただし、文字数が多すぎると途中で切れてしまうので注意してください。
テクニック2:読み仮名を追加する
珍しい名前や読み方が難しい場合は、読み仮名を追加すると親切です。
例
- 山田太郎(やまだたろう)
- 太郎 Yamada
テクニック3:ビジネスネームを使う
フリーランスや個人事業主の場合、屋号やビジネスネームを使うのも良いでしょう。
例
- 山田太郎|Webデザイナー
- Taro / ABC Design
注意点
組織のアカウントでは、表記に関するルールがある場合があります。
変更前に、社内規定や学校の方針を確認しておきましょう。
その他の注意事項
名前変更に関する重要な注意点をまとめました。
プライバシーの考慮
Google Meetでの名前は、参加者全員に表示されます。
- 個人情報を含めすぎない
- セキュリティを考慮した表記にする
- 公開したくない情報は記載しない
これらの点に注意してください。
複数デバイスでの表示
Googleアカウントの名前を変更すると、以下のすべてで表示名が変わります。
- Google Meet
- Gmail
- Googleドライブ
- Googleカレンダー
- その他すべてのGoogleサービス
「Google Meetだけ変えたい」ということはできないので、注意が必要です。
記録への影響
過去の会議記録やチャット履歴に表示される名前は、変更しても更新されない場合があります。
既に録画された会議では、録画時点の名前がそのまま残ります。
よくある質問
Q: 名前を変更したら、過去のメールの送信者名も変わる?
A: いいえ、変わりません。既に送信済みのメールの名前は、送信時点のものが保持されます。変更後に送るメールから新しい名前が表示されます。
Q: Google Meetだけ別の名前にすることはできない?
A: できません。Google Meetはアカウントの名前を使用するため、すべてのGoogleサービスで同じ名前が表示されます。
Q: 特殊文字や絵文字は使える?
A: 基本的には使えますが、一部の特殊文字や絵文字は正しく表示されないことがあります。また、組織によっては使用を禁止している場合もあります。
Q: 変更回数に制限はある?
A: はい、Googleアカウントの名前は頻繁には変更できない仕組みになっています。一度変更したら、しばらく待つ必要があります。
Q: 会議中に名前を変えることはできる?
A: 会議中でもGoogleアカウントの名前を変更すれば、次に参加した時から新しい名前が表示されます。ただし、進行中の会議での表示は変わらない可能性があります。
まとめ
Google Meetで名前変更ができない理由と、その解決方法を解説しました。
重要なポイントをおさらいしましょう。
- Google Meet自体に名前変更機能はない
- 変更するにはGoogleアカウントの名前を変更する
- 組織アカウントでは管理者の許可が必要な場合がある
- 変更は数分から最大24時間で反映される
- 会議ごとに違う名前で参加するには別アカウントが必要
名前の変更自体は簡単ですが、Google MeetだけでなくすべてのGoogleサービスに影響することを理解しておきましょう。
組織のアカウントを使っている場合は、変更前に管理者に確認することをおすすめします。
適切な表示名を設定して、快適なオンライン会議を楽しんでくださいね!


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