スマホでGoogle Meetに参加するとき、「部屋が散らかってて映したくない」「プライベートな空間を見せたくない」と思ったことはありませんか?
実は、Google Meetにはスマホからでもバーチャル背景を設定したり、背景をぼかしたりする機能があります。これを使えば、自宅からでも安心してビデオ会議に参加できるんです。
でも、「スマホだと設定方法が分からない」「背景変更のボタンが見つからない」という声も多く聞きます。パソコン版とは少し操作が違うので、戸惑うのも当然ですよね。
この記事では、iPhoneとAndroidそれぞれでのGoogle Meet背景変更方法を、画像なしでも分かるように詳しく解説していきます。
Google Meetのスマホ版背景機能とは?

Google Meetのスマホアプリには、主に2種類の背景機能があります。
背景ぼかし機能
背景ぼかしは、カメラに映る自分以外の部分をぼやけさせる機能です。
人物だけにピントが合って、後ろの景色がふんわりぼやけた感じになります。完全に背景を隠すわけではありませんが、部屋の細かい様子は見えなくなるので、プライバシー保護に役立ちますよ。
この機能は、まるで一眼レフカメラで撮ったような雰囲気を作り出してくれます。
バーチャル背景機能
バーチャル背景は、実際の背景を別の画像や映像に置き換える機能です。
Google Meetには、オフィス風の部屋や自然の風景など、あらかじめ用意された背景がいくつかあります。また、自分で撮影した写真やダウンロードした画像をカスタム背景として使うこともできるんです。
会議の雰囲気や目的に合わせて、適切な背景を選べるのが便利ですね。
スマホ版とPC版の違い
スマホ版Google Meetの背景機能は、基本的にはPC版と同じ機能を備えています。
ただし、操作方法や画面の配置が異なるため、設定手順が少し違います。また、使用している端末やOSのバージョンによって、利用できる機能に多少の差がある場合もあります。
iPhoneでGoogle Meetの背景を変更する方法
まずは、iPhoneでの背景変更手順を見ていきましょう。
会議参加前に背景を設定する
会議に参加する前に背景を設定しておくと、スムーズに会議を始められます。
設定手順:
- Google Meetアプリを開きます
- 会議のリンクをタップするか、会議コードを入力します
- 参加前のプレビュー画面が表示されます
- 画面の下部にあるエフェクトアイコン(キラキラマークや顔のアイコン)をタップ
- 画面下部に表示されるメニューから「背景」または「エフェクト」を選択
- ぼかし、またはお好みのバーチャル背景を選びます
- 背景が適用されたら、「完了」や「×」で設定画面を閉じます
- 「参加」ボタンをタップして会議に参加
プレビュー画面で実際に背景がどう見えるか確認できるので、調整しやすいですよ。
会議中に背景を変更する
会議が始まってからでも、背景は簡単に変更できます。
変更手順:
- 会議画面で、画面をタップしてコントロールメニューを表示させます
- 画面下部のエフェクトアイコン(キラキラマークや顔のアイコン)をタップ
- 「背景」または「エフェクト」を選択
- 新しい背景を選ぶか、ぼかしをオン/オフします
- 設定画面を閉じます
会議中でも、周りの環境が変わったときなどに、気軽に背景を調整できるのは便利ですね。
背景ぼかしの強度を調整
iPhoneでは、ぼかしの強度を「弱め」「強め」から選べることがあります。
背景メニューで、ぼかしのアイコンを選ぶと、複数のぼかしオプションが表示される場合があります。状況に応じて、適切な強度を選びましょう。
完全に背景を隠したい場合は強め、少しだけプライバシーを保ちたい場合は弱めがおすすめです。
Androidでの背景変更方法
Androidスマホでも、基本的な流れはiPhoneと同じです。
会議参加前の設定
設定手順:
- Google Meetアプリを開きます
- 会議リンクをタップまたは会議コードを入力
- プレビュー画面が表示されます
- 画面下部のエフェクトアイコン(キラキラマークや顔のアイコン)をタップ
- 「背景」タブまたは「エフェクト」タブを選択
- ぼかし、またはバーチャル背景を選びます
- 適用されたら設定画面を閉じます
- 「参加」をタップ
Androidでも、参加前にしっかり確認できるので安心です。
会議中の変更
変更手順:
- 会議画面をタップしてメニューを表示
- 画面下部のエフェクトアイコンをタップ
- 「背景」を選択
- 希望の背景を選択
- 設定を閉じる
AndroidもiPhoneと同様に、会議中にいつでも変更可能です。
端末による違いに注意
Androidは様々なメーカーから多くの機種が出ているため、一部の古い端末や性能が低い端末では、背景機能が正常に動作しない場合があります。
特に4年以上前のモデルを使っている場合は、ぼかし機能しか使えなかったり、背景機能自体が利用できなかったりすることがあるんです。
カスタム背景の追加方法
自分で撮影した写真や、ダウンロードした画像を背景として使うこともできます。
カスタム背景を追加する手順
iPhone/Android共通:
- エフェクトアイコンから「背景」メニューを開きます
- 背景の選択画面で、「+」アイコンまたは「画像を追加」をタップ
- 写真ライブラリやギャラリーから、使いたい画像を選択
- 画像が背景として追加されます
- 選択した画像をタップして適用
一度追加した画像は、次回以降も背景の選択肢として残るので、よく使う背景は保存しておくと便利ですよ。
おすすめのカスタム背景
カスタム背景を選ぶときは、以下のポイントを意識してみてください。
シンプルな背景がベスト:
複雑な模様や色が多い背景だと、人物の輪郭が不自然に見えることがあります。単色やグラデーション、シンプルな風景がおすすめです。
明るすぎない色:
白や黄色などの明るい色は、顔が暗く見えてしまうことがあります。グレー、青、緑などの落ち着いた色が無難ですね。
会議の雰囲気に合わせる:
ビジネス会議なら落ち着いたオフィス風、カジュアルな打ち合わせなら明るい景色など、TPOに合わせて選びましょう。
著作権に注意:
インターネットから画像をダウンロードする場合は、著作権フリーの素材を使うようにしてください。無料素材サイト(Unsplash、Pixabayなど)から探すと安心です。
背景が変更できない場合の対処法
背景変更ができない、うまく表示されないときの解決策をご紹介します。
エフェクトアイコンが表示されない
原因1:アプリのバージョンが古い
Google Meetアプリが古いバージョンだと、背景機能が使えません。
App StoreまたはGoogle Play ストアで、Google Meetアプリを最新版に更新してください。更新後、アプリを一度完全に終了してから再起動すると確実です。
原因2:端末が対応していない
古いスマホや性能が低い機種では、背景機能が利用できないことがあります。
残念ながら、この場合は端末のアップグレードが必要になります。まずは背景ぼかし機能だけでも使えるか試してみてください。
背景が正しく表示されない
人物の輪郭がおかしい:
バーチャル背景では、AIが人物と背景を区別しています。以下の状況だと、判定が難しくなるんです。
- 照明が暗すぎる、または明るすぎる
- 背景と似た色の服を着ている
- 背景が複雑すぎる(物が多いなど)
できるだけ明るい場所で、背景との色の差がはっきりする服装にすると改善します。
背景がカクカクする:
デバイスの処理能力が追いついていない可能性があります。
バックグラウンドで動いている他のアプリを終了させたり、スマホを再起動したりしてみてください。それでも改善しない場合は、背景ぼかし機能に切り替えるのも一つの手です。
カメラやマイクの許可設定を確認
背景が全く表示されない場合は、アプリの権限設定を確認しましょう。
iPhoneの場合:
- 設定アプリを開く
- 下にスクロールして「Google Meet」を選択
- 「カメラ」と「マイク」がオンになっているか確認
Androidの場合:
- 設定アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」を選択
- 「Google Meet」を探してタップ
- 「権限」を選択
- 「カメラ」と「マイク」を許可する
権限がオフになっていると、背景機能どころかビデオ通話自体ができません。
インターネット接続を確認
通信速度が遅いと、背景機能が正常に動作しないことがあります。
Wi-Fi接続を確認して、電波が弱い場合はルーターの近くに移動してみてください。モバイルデータ通信を使っている場合は、可能であればWi-Fiに切り替えましょう。
背景機能使用時の注意点とマナー

背景機能は便利ですが、使い方によっては相手に違和感を与えることもあります。
ビジネスシーンでの注意
派手すぎる背景は避ける:
クライアントとの会議や上司との打ち合わせでは、奇抜な背景やカジュアルすぎる画像は控えめにしましょう。無難なのは、シンプルなオフィス風の背景や、ぼかし機能です。
背景で遊びすぎない:
背景機能にはユニークなものもありますが、フォーマルな場では使用を控えたほうが無難です。TPOをわきまえた選択を心がけてください。
技術的な注意点
照明を意識する:
背景機能を使うときは、特に顔の照明が重要になります。顔が暗いと、背景との境界が不自然に見えやすくなるんです。
できるだけ顔の正面に光が来るようにして、明るく撮影しましょう。窓際に座ったり、デスクライトを活用したりすると良いですよ。
動きすぎに注意:
バーチャル背景使用中は、激しく動くと輪郭がぼやけたり、背景が透けて見えたりすることがあります。
できるだけ安定した姿勢を保つと、きれいに映ります。
通信環境を整える:
背景機能は、デバイスのリソースを多く使います。通信速度が遅いと、映像が乱れやすくなるんです。
可能な限り安定したWi-Fi環境で使用することをおすすめします。
バッテリー消費に注意
背景機能を使うと、通常よりもバッテリーの消費が早くなります。
長時間の会議に参加する場合は、充電しながら使用するか、外出先ではモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
背景機能を使わないほうがいい場合
すべての場面で背景機能を使うのが良いとは限りません。
背景を見せたほうが良い状況
現場からの報告:
工事現場や店舗など、実際の場所を見せることが重要な場合は、背景を隠さないほうが伝わりやすいです。
商品紹介や作業説明:
実物を見せながら説明する場合も、背景機能をオフにしたほうが分かりやすくなります。
カジュアルな雑談:
友人とのオンライン飲み会など、リラックスした場では、あえて自然な背景のほうが親近感が湧くこともあります。
技術的に不向きな場合
通信環境が不安定:
ネット回線が遅い場合は、背景機能をオフにしたほうが映像全体が安定します。
古い端末を使用:
端末の性能が低いと、背景機能を使うことで逆に画質が悪くなることがあります。その場合は、背景ぼかしか、背景なしで参加したほうが良いでしょう。
背景をもっと活用するアイデア
最後に、背景機能の応用的な活用方法をご紹介します。
シーン別の背景を用意
会議の種類に応じて、複数の背景を使い分けるのもおすすめです。
- ビジネス会議用: シンプルなオフィス風景
- 社内ミーティング用: 少しカジュアルな明るい背景
- オンラインイベント用: ブランドロゴ入りの背景
- 1対1面談用: 落ち着いた雰囲気の背景
こうした使い分けができると、プロフェッショナルな印象を与えられます。
ブランディングに活用
フリーランスや個人事業主の方は、自分のロゴやサービス名を入れた背景を作ってみるのも良いでしょう。
さりげなく自己PRできて、印象に残りやすくなりますよ。ただし、あまり派手にならないよう、控えめなデザインがおすすめです。
チームで背景を統一
同じ会社やプロジェクトのメンバーで、統一感のある背景を使うのも面白いアイデアです。
チームの一体感が出て、外部の人にも好印象を与えられます。会議の目的や雰囲気に合わせて、背景をカスタマイズしてみてください。
まとめ
スマホでGoogle Meetの背景を変える方法は、思ったよりも簡単です。
この記事のポイント:
- Google Meetには背景ぼかしとバーチャル背景の2種類の機能がある
- iPhoneもAndroidも、エフェクトアイコンから簡単に設定できる
- 会議前でも会議中でも、いつでも背景は変更可能
- カスタム背景を追加して、自分だけのオリジナル背景も使える
- 背景が表示されない場合は、アプリ更新や権限設定を確認
- ビジネスシーンではシンプルな背景が無難
- 照明と通信環境を整えると、背景がきれいに映る
- 状況に応じて、背景機能を使わない選択も大切
自宅からでもカフェからでも、背景機能を使えば安心してビデオ会議に参加できます。
この記事を参考に、あなたもGoogle Meetの背景機能を活用してみてください。きっと、より快適なオンライン会議が実現できるはずです!

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