Google Meetで画面共有するとき、「画面全体を共有したい」「共有された画面を全画面で大きく見たい」と思ったことはありませんか?
プレゼンテーションや動画を見せるときは、画面全体を共有したほうが伝わりやすいですよね。また、受け手側も、共有された画面を全画面表示にすることで、細かい文字や図表まではっきり見ることができます。
でも、「全画面共有とウィンドウ共有って何が違うの?」「全画面で見るにはどうすればいいの?」「複数のモニターがある場合はどうなるの?」といった疑問を持つ方も多いはず。
この記事では、Google Meetで画面を全画面共有する方法から、共有された画面を全画面表示で見る方法まで、詳しく解説していきます。
全画面共有とウィンドウ共有の違い

まずは、Google Meetにおける画面共有の種類を理解しておきましょう。
全画面共有(画面全体の共有)
全画面共有は、あなたのディスプレイに映っているすべてのものを共有する方法です。
共有される内容:
- デスクトップの壁紙
- すべてのウィンドウ
- タスクバー(Windows)またはDock(Mac)
- 通知やポップアップ
- マウスカーソルの動き
つまり、参加者はあなたの画面をそのまま見ることになります。複数のアプリを切り替えながら説明したいときや、デスクトップ上での作業を見せたいときに便利ですね。
ウィンドウ共有(アプリケーション単体の共有)
ウィンドウ共有は、特定のアプリケーションのウィンドウだけを共有する方法です。
共有される内容:
- 選択したウィンドウの内容のみ
- そのウィンドウ内の操作
デスクトップや他のウィンドウは見えないので、プライバシーが保護されます。PowerPointやExcelなど、特定のファイルだけを見せたい場合に適しています。
Chromeタブ共有
ブラウザのタブだけを共有する方法もあります。
共有される内容:
- 選択したブラウザタブの内容のみ
- タブ内の音声(設定で有効にした場合)
ウェブサイトやオンライン資料を見せるときに便利です。
どれを使うべきか
全画面共有がおすすめの場面:
- 複数のアプリを行き来しながら説明する
- デスクトップ上での操作手順を教える
- 相手と同じ画面を完全に共有したい
ウィンドウ共有がおすすめの場面:
- プライバシーを守りたい
- 特定の資料やアプリだけを見せたい
- デスクトップが散らかっている
基本的には、プライバシー保護のためにウィンドウ共有を優先し、必要なときだけ全画面共有を使うのが安全です。
PCで全画面共有する方法
それでは、パソコンから全画面を共有する具体的な手順を見ていきましょう。
Windows・Macでの共有手順
基本手順:
- Google Meetの会議に参加します
- 画面下部にある「画面を共有」ボタンをクリック(四角いモニターのアイコン)
- 共有方法を選択する画面が表示されます
- 「あなたの全画面」または「画面全体」タブをクリック
- 共有したいディスプレイを選択(複数モニターがある場合は、それぞれのプレビューが表示されます)
- 「共有」ボタンをクリック
これで、選択したディスプレイの画面全体が参加者に共有されます。
複数モニター環境での共有
デュアルモニターやトリプルモニターなど、複数のディスプレイを使っている場合は、どの画面を共有するか選べます。
表示される選択肢:
- 画面1(メインディスプレイ)
- 画面2(セカンドディスプレイ)
- 画面3(あれば)
各画面のプレビュー(小さなサムネイル)が表示されるので、どれがどのモニターか確認できます。共有したい画面をクリックして選択しましょう。
複数の画面を同時に共有することはできないので、一つずつ切り替える必要があります。
共有中の操作
全画面共有を開始すると、画面上部に青いバーが表示されます。
表示される情報:
- 「あなたは画面を共有しています」というメッセージ
- 「共有を停止」ボタン
この青いバーも参加者に見えるので、気にする必要はありません。共有を終了したいときは、「共有を停止」をクリックすればOKです。
共有する画面を切り替える
共有中に、別の画面やウィンドウに切り替えることもできます。
切り替え手順:
- 画面上部の青いバーの中にある「別の画面を共有」または設定アイコンをクリック
- 新しく共有したい画面またはウィンドウを選択
- 「共有」をクリック
これで、瞬時に共有内容を切り替えられます。わざわざ共有を停止する必要はありません。
スマホ・タブレットで全画面共有する方法
モバイルデバイスからも全画面共有ができます。
iPhoneでの共有手順
手順:
- Google Meetアプリで会議に参加
- 画面下部の「共有」アイコンをタップ(四角いモニターのマーク)
- 「画面」を選択
- 「ブロードキャストを開始」をタップ
- カウントダウンが始まり、3秒後に画面共有が開始されます
iPhoneの場合、画面全体がそのまま共有されます。ホーム画面に戻っても、他のアプリを開いても、すべて参加者に見えるので注意してください。
共有を停止する方法:
- 画面上部の赤いバー(「画面収録中」と表示)をタップ
- 「停止」をタップ
または、Google Meetアプリに戻って「共有を停止」をタップすることもできます。
iPadでの共有手順
iPadもiPhoneとほぼ同じ手順です。
画面が大きい分、資料やプレゼンテーションを見せやすいですね。特にiPad ProとApple Pencilを組み合わせれば、ホワイトボードのように使えて便利です。
Androidでの共有手順
手順:
- Google Meetアプリで会議に参加
- 画面下部の三点リーダー(・・・)をタップ
- 「画面を共有」を選択
- 「今すぐ開始」をタップ
- 画面キャプチャの許可を求められたら「許可」をタップ
Androidも、画面全体がそのまま共有されます。通知なども見えてしまうので、事前に通知をオフにしておくと安全です。
共有を停止する方法:
- 通知バーを下にスワイプ
- 「画面を共有中」という通知をタップ
- 「停止」をタップ
または、Google Meetアプリ内の「共有を停止」ボタンからも停止できます。
共有された画面を全画面表示で見る方法
今度は、受け手側の操作です。他の人が共有している画面を、大きく見る方法を解説します。
PCで全画面表示にする方法
手順:
- 誰かが画面共有を始めると、自動的に共有画面がメイン表示になります
- 共有画面の上にマウスを持っていくと、コントロールバーが表示されます
- 右下または画面内にある「全画面表示」アイコン(四隅に矢印が向いているマーク)をクリック
- 共有画面がブラウザの全画面いっぱいに表示されます
全画面表示にすると、Google Meetのインターフェース(参加者一覧やチャットなど)が隠れて、共有画面だけが大きく表示されます。
全画面表示を解除する方法:
- Escキーを押す
- 画面上部にマウスを持っていき、「全画面表示を終了」をクリック
- 画面をダブルクリック(設定による)
スマホで大きく表示する方法
スマホの場合、共有画面は自動的に画面いっぱいに表示されます。
ピンチアウト(2本の指で広げる操作)で、さらに拡大することもできます。細かい文字や図表を見たいときに便利ですね。
ただし、スマホの画面サイズには限界があるので、重要な資料を見るときはPCやタブレットのほうが見やすいでしょう。
表示レイアウトの切り替え
Google Meetには、複数の表示レイアウトがあります。
主なレイアウト:
- スポットライト: 共有画面だけを大きく表示
- サイドバー: 共有画面をメインに、参加者を横に小さく表示
- タイル表示: 共有画面と参加者を同じくらいのサイズで表示
画面右下の三点リーダーから「レイアウトを変更」を選んで、好みの表示方法に切り替えられます。
全画面でしっかり見たいときはスポットライト、参加者の反応も見たいときはサイドバーがおすすめです。
全画面共有時の注意点とマナー

全画面共有は便利ですが、注意すべきポイントもあります。
デスクトップを整理する
全画面共有では、デスクトップのすべてが見えてしまいます。
共有前にチェック:
- デスクトップのファイルやフォルダが散らかっていないか
- 見られたくないファイル名やアイコンがないか
- 壁紙が適切か(プライベートな写真などになっていないか)
- ブラウザのブックマークバーが適切か
可能であれば、会議専用の「クリーンなデスクトップ」を用意しておくと安心です。
通知をオフにする
画面共有中に通知が表示されると、参加者全員に見えてしまいます。
Windowsで通知をオフ:
- 画面右下の通知センターアイコンをクリック
- 「集中モード」をオンにする
- または、「設定」→「システム」→「通知」で一時的にオフ
Macで通知をオフ:
- 画面右上の通知センターアイコンをクリック
- 「おやすみモード」をオンにする
- または、Optionキーを押しながら通知センターアイコンをクリック
重要な会議では、必ず通知をオフにしておきましょう。
個人情報の保護
メールの通知、メッセージアプリ、カレンダーの予定など、個人情報が含まれる可能性のあるものは特に注意が必要です。
対策:
- プライベートなアプリをすべて閉じる
- ブラウザのタブを整理(見られたくないタブを閉じる)
- メールクライアントなどを終了
- 通知を完全にオフ
もし全画面共有が必須でない場合は、ウィンドウ共有のほうが安全です。
タスクバーやDockの内容
タスクバー(Windows)やDock(Mac)に、どんなアプリが入っているかも見えてしまいます。
特にビジネス会議で、ゲームアプリやプライベートなアプリが並んでいると、あまり良い印象を与えないこともあります。気になる場合は、タスクバーを自動的に隠す設定にしておくと良いでしょう。
パフォーマンスへの影響
全画面共有は、ウィンドウ共有よりもデータ量が多くなります。
通信速度が遅い環境や、PCのスペックが低い場合は、画面がカクカクしたり、遅延が発生したりすることがあるんです。
改善策:
- 有線LAN接続を使う
- 不要なアプリを閉じてCPU負荷を下げる
- 画質設定を「標準」に下げる
- 可能ならウィンドウ共有に切り替える
全画面共有がうまくいかない場合
全画面共有で問題が起きたときの対処法です。
画面全体のオプションが選べない
「あなたの全画面」タブが表示されない、またはグレーアウトしている場合です。
原因と対処法:
1. OS側の権限設定
- Windowsの画面録画権限、Macの画面収録権限を確認
- ブラウザに権限を与える
- ブラウザを再起動
2. ブラウザの制限
- ブラウザを最新版にアップデート
- 別のブラウザで試す
- シークレットモードで試す
詳しくは、以前の記事「MacでGoogle Meetの画面共有ができない」を参照してください。
共有画面が真っ黒になる
画面共有自体はできているのに、参加者には黒い画面しか見えない場合です。
原因:
- グラフィックドライバーの問題
- DRM保護されたコンテンツを表示している
- 画面収録権限の不足
対処法:
- 共有を一度停止して、再度開始
- PCを再起動
- グラフィックドライバーを最新版に更新
- 保護されたコンテンツ(動画配信サービスなど)を閉じる
共有画面の画質が悪い
画面は共有できているけど、ぼやけていたり、画質が粗かったりする場合です。
原因と対処法:
1. 通信速度の問題
- スピードテストで確認(最低3Mbps以上推奨)
- Wi-Fiルーターの近くに移動
- 有線LANに切り替え
2. Google Meetの画質設定
- 会議中の設定から「送信する映像の画質」を確認
- 「HD」または「高画質」を選択
3. ディスプレイ解像度
- 4Kなど非常に高解像度の場合、共有時に圧縮されて荒くなることがある
- 一時的に解像度を下げてみる
音声が共有されない
画面は共有できているのに、動画の音声などが参加者に聞こえない場合です。
対処法:
Chromeタブ共有を使っている場合は、「このタブの音声を共有」にチェックを入れる必要があります。
全画面共有の場合は、システムの音声出力設定を確認してください。一部の音声は、セキュリティ上共有できないこともあります。
全画面共有の活用シーン
全画面共有が特に効果的な場面をご紹介します。
ソフトウェアのチュートリアル
アプリの使い方を教えるときは、全画面共有が最適です。
メニューの場所、ショートカットキー、複数のウィンドウを使った操作など、実際の作業環境をそのまま見せられます。受講者は、自分のPCと照らし合わせながら学べるので、理解が深まりますね。
デザイン作業のレビュー
PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを使った作業では、全画面共有が便利です。
ツールパネル、レイヤーパネル、プロパティなど、複数のパネルを使った作業を見せるには、画面全体を共有するのが分かりやすいでしょう。
コーディングのペアプログラミング
プログラミングの共同作業でも、全画面共有が役立ちます。
コードエディタ、ターミナル、ブラウザなど、複数のウィンドウを行き来しながら作業する様子を共有できます。リアルタイムで一緒に問題を解決していく感覚が得られますよ。
複雑なプレゼンテーション
PowerPointだけでなく、ブラウザ、動画、デモアプリなど、複数のツールを使うプレゼンテーションでは、全画面共有が便利です。
スムーズにツールを切り替えながら、流れるようなプレゼンテーションができます。
プライバシーを守りながら全画面共有する工夫
全画面共有でもプライバシーを守る方法です。
仮想デスクトップの活用
WindowsやMacの仮想デスクトップ機能を使えば、プレゼン専用のデスクトップを作れます。
Windows(仮想デスクトップ):
- タスクバーの「タスクビュー」をクリック(または Windowsキー + Tab)
- 「新しいデスクトップ」をクリック
- そのデスクトップに必要なウィンドウだけを開く
- Google Meetでその画面を共有
Mac(Mission Control):
- Mission Control(F3キー)を開く
- 画面上部の「+」をクリックして新しいデスクトップを作成
- そのデスクトップに必要なウィンドウだけを配置
- Google Meetでその画面を共有
この方法なら、プライベートなウィンドウは別のデスクトップに残しておけます。
一時的なユーザーアカウント
Windowsの場合、会議専用の一時的なユーザーアカウントを作成する方法もあります。
そのアカウントには個人情報を一切入れず、必要なアプリとファイルだけをインストールします。会議のときだけそのアカウントに切り替えれば、完全にプライバシーが守られますね。
壁紙の変更
デスクトップ壁紙を、無地またはシンプルな画像に変えておくのも良い方法です。
家族の写真やプライベートな画像を壁紙にしている場合は、会議前に変更しておきましょう。ビジネス向けの落ち着いた壁紙にしておくと、プロフェッショナルな印象も与えられます。
全画面共有とセキュリティ

セキュリティ面での注意点も押さえておきましょう。
パスワードの入力に注意
全画面共有中にパスワードを入力すると、参加者全員に見えてしまいます。
対策:
- パスワードが必要な操作は、共有を一時停止してから行う
- 事前にログインを済ませておく
- パスワードマネージャーを使う場合も、マスターパスワードの入力前に共有を停止
セキュリティ意識を常に持っておくことが大切です。
機密情報の保護
社外秘の資料、顧客情報、未発表の製品情報など、機密性の高い情報を扱う場合は、全画面共有ではなくウィンドウ共有を使いましょう。
必要な情報だけを見せて、他の情報は見せないという原則が重要です。
録画への配慮
会議が録画されている場合、全画面共有の内容もすべて記録されます。
録画されることを前提に、共有する内容を慎重に選びましょう。後から「あれは見せるべきじゃなかった」と後悔しないように、事前確認が大切です。
まとめ
Google Meetの全画面共有は、使い方次第で非常に便利な機能です。
この記事のポイント:
- 全画面共有は画面全体を共有、ウィンドウ共有は特定のアプリだけを共有
- PCでは「画面を共有」→「あなたの全画面」で簡単に共有できる
- スマホは「ブロードキャスト開始」(iPhone)または「画面を共有」(Android)
- 受け手側は全画面表示アイコンで大きく表示可能
- 複数モニター環境では共有する画面を選べる
- 共有前にデスクトップの整理と通知オフが必須
- プライバシー保護のため、基本的にはウィンドウ共有を優先
- 仮想デスクトップを活用すれば安全に全画面共有できる
- パスワード入力や機密情報の扱いに注意
全画面共有は強力な機能ですが、その分プライバシーやセキュリティへの配慮も必要です。
この記事を参考に、状況に応じて全画面共有とウィンドウ共有を使い分けて、効果的なオンライン会議を実現してくださいね!

