Google KeepとGoogle ToDo リストは、どちらも「やることを記録する」ために使えるGoogleのサービスです。
見た目や用途が似ていて、どちらを使えばいいか迷う人も多いのですが、それぞれの設計思想はまったく異なります。
この記事では、2つのサービスの機能の違いを比較表で整理したうえで、目的に合った選び方と使い分けのパターンを解説します。
選び方の3つのポイント
どちらを使うべきか迷ったら、まず以下の3点を確認してください。
1. タスク管理に特化したいかどうか
期限や通知の管理が中心なら、Google ToDo リストが向いています。
アイデアや情報をあわせて記録したいなら、Google Keepが適しています。
2. 他の人と共有・共同作業をするかどうか
Google Keepはメモを他のGoogleアカウントと共有して共同編集できます。
Google ToDo リストは個人専用で、共同作業には対応していません。
3. 記録したい情報の種類
テキストのみで十分ならどちらでも対応できますが、画像・音声・手書きも記録したい場合はGoogle Keepだけが対応しています。
Google KeepとGoogle ToDo リストの機能比較
| 項目 | Google Keep | Google ToDo リスト |
|---|---|---|
| 主な用途 | メモ・アイデア記録・チェックリスト | タスク管理専用 |
| 対応する記録形式 | テキスト・リスト・画像・音声・手書き | テキスト(タイトル+詳細)のみ |
| 共有・共同編集 | ◎ 他アカウントと共有可能 | ✕ 個人専用 |
| Googleカレンダー連携 | ✕ カレンダーには表示されない | ◎ 日付設定でカレンダーに表示 |
| GmailのサイドパネルUI | ◎ サイドパネルから利用可 | ◎ サイドパネルから利用可 |
| サブタスク | ✕ なし | ◎ あり |
| リマインダー | ◎ あり(2025年11月以降はToDoリストに統合) | ◎ あり |
| ラベル・色分け | ◎ あり | ✕ なし |
| 独立したWebアプリ | ◎ keep.google.com | ✕ Gmailなどのサイドバーに統合 |
| カード型UI | ◎ 付箋ボード型 | ✕ リスト型 |
Google Keepの特徴
Google Keepは、Googleが提供するデジタルメモアプリです。
付箋ボードのようなカード形式のUIで、思いついたことをすぐに書き留めておけるのが特徴です。
記録できる内容が幅広い
テキストメモ・チェックリスト・画像の貼り付け・音声メモ・手書きメモと、記録方法が多様です。
スマートフォンアプリの起動が速く、外出先での素早いメモに向いています。
ラベルと色でメモを整理できる
メモにラベルや色を付けて分類できるため、アイデア・買い物リスト・仕事のメモなど、用途別に整理しやすい設計になっています。
ピン留め機能で重要なメモを常に上部に固定することも可能です。
他のユーザーと共有できる
メモを特定のGoogleアカウントと共有すると、相手のKeepにも即座に表示されます。
家族との買い物リストや、小規模チームのメモ共有に活用できます。
タスク管理としての注意点
Google KeepはメモアプリのためGoogleカレンダーには表示されません。
2025年11月以降、リマインダーはGoogle ToDo リストに統合されましたが(後述)、「完了」などのステータス管理は自分でラベルを設定する必要があります。
Google ToDo リスト(Google Tasks)の特徴
Google ToDo リストは、Googleが提供するタスク管理専用のアプリです。
Gmail・Googleカレンダー・Googleドキュメントなどのサイドパネルに組み込まれており、独立したWebアプリとしてはtasks.google.comからアクセスできます。
シンプルな操作でタスクを管理できる
タスク名・詳細メモ・日時・繰り返し設定という最小限の構成で、迷わず使えるシンプルさが最大の強みです。
余計な機能がない分、タスクの追加と完了チェックだけに集中できます。
GoogleカレンダーやGmailとシームレスに連携する
タスクに日付を設定すると、その日のGoogleカレンダー上部に自動的に表示されます。
Gmailの受信メールを右クリックして直接タスクに追加する操作も可能で、メール対応をタスク化する際に便利です。
サブタスクで複雑なタスクを管理できる
親タスクの配下にサブタスクを作成できるため、複数のステップがある作業を階層的に管理できます。
共有・共同作業には対応していない
Google ToDo リストは個人専用のタスク管理ツールです。
他のユーザーとタスクを共有したり、共同編集したりする機能はありません。
2025年の重要な仕様変更:リマインダーがToDoリストに統合
2025年11月28日前後に、Google KeepのリマインダーがGoogle ToDo リストに統合されました(Google公式ヘルプ)。
変更前: KeepのリマインダーはKeep単独で通知されていた。
変更後: KeepでリマインダーをセットするとGoogle ToDo リストのタスクとして保存され、Googleカレンダー・ToDo リストアプリ・Google Workspaceのサイドバーから管理できるようになった。
廃止された機能: 特定の場所に到着した際に通知される「場所に基づくリマインダー」は利用できなくなった。
この変更により、Google WorkspaceのリマインダーはGoogle ToDo リストに一本化されています。
KeepとToDoリストの役割分担がより明確になり、Keepは「メモ・情報の記録と蓄積」、ToDo リストは「期限や通知のあるタスク管理」という位置づけになりました。
用途別おすすめ
個人のタスクを期限管理したい
→ Google ToDo リストが最適です。Googleカレンダーとの連携でやり忘れを防げます。
アイデアや情報をストックしておきたい
→ Google Keepが向いています。画像や音声も一緒に保存できます。
家族や少人数チームでリストを共有したい
→ Google Keepの共有チェックリスト機能を使います。買い物リストや共同メモに活用できます。
GmailやGoogleカレンダーと一体で作業したい
→ Google ToDo リストがサイドパネルに常駐しているため、画面を切り替えずにタスクを管理できます。
外出先でとっさにメモしたい
→ Google Keepのスマートフォンアプリが最適です。起動が速く、音声入力や写真メモにも対応しています。
まとめ
Google KeepとGoogle ToDo リストは、どちらも「記録する」サービスですが、用途がはっきり異なります。
Google Keepは多様な記録形式と共有機能を備えたメモアプリで、アイデアの蓄積や情報共有に向いています。
Google ToDo リストは期限・通知・カレンダー連携に特化したタスク管理ツールで、個人のやること管理に最適です。
2025年11月以降、KeepのリマインダーはToDoリストに統合されたため、「通知を受け取りたいタスク」はToDoリスト、「情報を蓄積しておきたいメモ」はKeepという役割分担がより明確になっています。
目的に応じて2つを組み合わせるのが、Google サービスを使ったタスク管理の効率的なアプローチです。
参考情報源:

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