Google Drive共有フォルダの容量|誰の容量が消費される?完全解説

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「共有フォルダを作ったら、自分の容量が減るの?」
「友達と共有したファイル、誰の容量にカウントされるの?」
「共有フォルダで容量を節約できるって本当?」

Google Driveの共有フォルダを使っていると、容量の扱いについて疑問が湧いてきますよね。

実は、共有フォルダの容量カウントには明確なルールがあるんです。このルールを理解していないと、思わぬ容量不足に陥ることもあります。

この記事では、Google Driveの共有フォルダにおける容量の仕組みから、誰の容量が消費されるのか、容量を節約する方法まで、分かりやすく解説していきます。

チームでの作業や家族との共有をスムーズに進めたい方は、ぜひ最後まで読んでください!

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  1. Google Driveの容量の基本
    1. 無料プランの容量
    2. 有料プランの容量
    3. 容量の確認方法
    4. 実例
  2. 共有フォルダの容量ルール【最重要】
    1. 基本ルール:所有者の容量が消費される
    2. 具体的なパターン
    3. 所有者の確認方法
    4. 実例
  3. 共有設定の種類と容量への影響
    1. 閲覧者(Viewer)
    2. 閲覧者(コメント可)(Commenter)
    3. 編集者(Editor)
    4. まとめ
  4. 共有ドライブ(旧:チームドライブ)の容量
    1. 共有ドライブとは
    2. 容量のカウント方法
    3. 通常の共有フォルダとの違い
    4. 実例
  5. 容量を節約する7つの方法
    1. 1. Google ドキュメント・スプレッドシート・スライドを活用
    2. 2. Googleフォトの設定を見直す
    3. 3. 重複ファイルを削除
    4. 4. ゴミ箱を空にする
    5. 5. Gmailの不要なメールを削除
    6. 6. 役割分担で容量を分散
    7. 7. 外部ストレージの併用
    8. 実例
  6. 共有フォルダでよくある問題と解決法
    1. 問題1:容量がいっぱいで共有フォルダにアップロードできない
    2. 問題2:共有されたファイルで自分の容量が減っている
    3. 問題3:共有相手の容量が減らない
    4. 問題4:ファイルを削除しても容量が減らない
    5. 実例
  7. 所有権の移譲
    1. 所有権を移譲できる条件
    2. 移譲の手順(Google ドキュメント等)
    3. 個人アカウントの場合の代替案
    4. 実例
  8. Google Workspaceの容量管理
    1. Google Workspaceとは
    2. プランと容量
    3. 管理者向け:容量の確認
    4. ユーザー別容量制限
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q1: 共有フォルダに100人でアクセスしたら、容量は100倍消費されますか?
    2. Q2: 共有を解除したら、容量は戻りますか?
    3. Q3: 相手が共有フォルダにアップロードしたファイル、私の容量から削除できますか?
    4. Q4: Google Oneに加入したら、家族も容量が増えますか?
    5. Q5: 会社を辞めたら、共有していたファイルはどうなりますか?
  10. まとめ

Google Driveの容量の基本

まずは、容量の基礎知識から理解しましょう。

無料プランの容量

15GBが無料で使えます。

ただし、この15GBは以下のサービスで共有されているんですね。

  • Google Drive
  • Gmail
  • Googleフォト

つまり、Gmail の添付ファイルやGoogleフォトの写真も、この15GBから消費されます。

有料プランの容量

Google Oneという有料プランに加入すると、容量を増やせます。

主なプラン:

  • 100GB:月額250円
  • 200GB:月額380円
  • 2TB:月額1,300円
  • 5TB以上:さらに大容量プランもあり

容量の確認方法

自分の使用状況を確認する手順です。

ステップ1: Google Driveにアクセス

ステップ2: 左下の「保存容量」を確認

「〇〇GB/15GB を使用中」と表示されます。

ステップ3: 「保存容量」をクリックすると詳細が見られる

サービスごとの使用量が分かるでしょう。

実例

例えば、Gmailで大きな添付ファイルをたくさん受信していると、Google Driveに保存できるファイル量が減ってしまいます。

15GBは3つのサービス全体で共有されている点がポイントです。

共有フォルダの容量ルール【最重要】

ここが最も重要なポイントです。

基本ルール:所有者の容量が消費される

結論から言うと、ファイルの「所有者」の容量が消費されます。

共有しているかどうかは関係なく、誰がそのファイルを作成・アップロードしたかで決まるんですね。

具体的なパターン

パターン1:自分がファイルをアップロードして共有

状況:

あなたが写真をGoogle Driveにアップロードして、友達と共有した

容量消費:

あなたの容量が消費される

友達の容量:

消費されない

パターン2:共有されたフォルダに相手がファイルを追加

状況:

あなたが作った共有フォルダに、友達がファイルをアップロードした

容量消費:

友達の容量が消費される

あなたの容量:

消費されない

パターン3:共有されたファイルをコピー

状況:

友達から共有されたファイルを、自分のドライブにコピーした

容量消費:

コピーした時点であなたの容量が消費される

元のファイルは友達の容量のまま

所有者の確認方法

ファイルの所有者を確認する手順です。

ステップ1: ファイルを右クリック

ステップ2: 「詳細を表示」を選択

ステップ3: 「所有者」欄を確認

ここに表示されているアカウントの容量が消費されています。

実例

例えば、グループプロジェクトで5人のメンバーがいる場合、各自が自分のファイルをアップロードすれば、容量は5人で分散されます。

一方、1人がすべてのファイルをアップロードすると、その人だけの容量が消費されてしまうんですね。

共有設定の種類と容量への影響

共有方法によって、容量の扱いが変わることはありません。

閲覧者(Viewer)

権限:

ファイルを見るだけ、ダウンロードは可能

容量への影響:

閲覧者の容量は消費されない

ファイル所有者の容量のみが消費される

閲覧者(コメント可)(Commenter)

権限:

閲覧とコメントの追加

容量への影響:

閲覧者の容量は消費されない

コメント自体はほとんど容量を使わない

編集者(Editor)

権限:

ファイルの編集、削除、共有設定の変更が可能

容量への影響:

編集しても、所有者の容量のみが消費される

ただし、新しいファイルを追加すると、追加した人の容量が消費される

まとめ

重要なポイント:

共有の権限レベル(閲覧・編集など)は、容量消費には関係ありません。

あくまで「誰がファイルを所有しているか」だけが重要です。

共有ドライブ(旧:チームドライブ)の容量

企業や組織で使う特別な共有方法です。

共有ドライブとは

共有ドライブは、Google Workspace(旧G Suite)で使える組織向けの機能です。

個人のGoogle アカウント(無料版)では利用できません。

容量のカウント方法

組織全体の容量が消費される

個人の容量ではなく、組織に割り当てられた共有容量から消費されます。

通常の共有フォルダとの違い

通常の共有フォルダ:

  • 個人アカウントで作成
  • 作成者の個人容量を消費
  • 作成者が退職すると問題になることがある

共有ドライブ:

  • 組織のアカウントで作成
  • 組織の共有容量を消費
  • メンバーの入れ替えに強い
  • 誰かが退職しても影響なし

実例

例えば、会社のプロジェクトで使う場合、共有ドライブなら担当者が退職してもファイルは組織に残ります。

通常の共有フォルダだと、作成者が退職してアカウントが削除されると、フォルダごと消える可能性があるんですね。

容量を節約する7つの方法

Google Driveの容量を効率的に使うテクニックです。

1. Google ドキュメント・スプレッドシート・スライドを活用

重要:

Google製の形式(ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム)は、容量にカウントされません

活用方法:

  • WordファイルをGoogleドキュメントに変換
  • ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換
  • PowerPointをGoogleスライドに変換

変換手順:

ステップ1: ファイルをGoogle Driveにアップロード

ステップ2: ファイルを右クリック

ステップ3: 「アプリで開く」→「Googleドキュメント」(またはスプレッドシート/スライド)

ステップ4: 変換されたファイルが自動保存される

これだけで容量がゼロになります!

2. Googleフォトの設定を見直す

「保存容量の節約画質」を選択:

2021年5月以前は無制限でしたが、現在は15GBにカウントされます。

ただし、「保存容量の節約画質」(旧:高画質)を選べば、圧縮されて容量消費が抑えられるでしょう。

3. 重複ファイルを削除

確認方法:

Google Driveで検索バーに「type:video」「type:pdf」などと入力すると、ファイルタイプで絞り込めます。

サイズの大きいファイルを「サイズ」で並べ替えて、不要なものを削除しましょう。

4. ゴミ箱を空にする

重要:

削除したファイルはゴミ箱に移動しますが、ゴミ箱の中でも容量を消費しています。

完全削除の手順:

ステップ1: 左側メニューの「ゴミ箱」をクリック

ステップ2: 「ゴミ箱を空にする」を選択

ステップ3: 確認画面で「完全に削除」をクリック

5. Gmailの不要なメールを削除

添付ファイル付きの古いメールが容量を圧迫していることがあります。

検索方法:

Gmailで「has:attachment larger:10M」と検索すると、10MB以上の添付ファイルがあるメールが表示されます。

6. 役割分担で容量を分散

チームで作業する場合、各メンバーが自分のファイルをアップロードすれば、容量は分散されます。

1人に集中させないのがコツです。

7. 外部ストレージの併用

重要度の低いファイルは、他のクラウドストレージに移すのも一つの方法でしょう。

代替サービス例:

  • Dropbox(無料2GB)
  • OneDrive(無料5GB)
  • iCloud Drive(無料5GB)

実例

例えば、100MBのWordファイルをGoogleドキュメントに変換するだけで、100MB分の容量が空きます。

複数のファイルを変換すれば、数GBの節約も可能ですよ。

共有フォルダでよくある問題と解決法

トラブルシューティングです。

問題1:容量がいっぱいで共有フォルダにアップロードできない

状況:

「容量不足でアップロードできません」と表示される

原因:

あなた自身の容量が不足しています。

解決方法:

  1. 不要なファイルを削除
  2. ゴミ箱を空にする
  3. Google Oneに加入して容量を増やす
  4. 他のメンバーにアップロードを依頼

問題2:共有されたファイルで自分の容量が減っている

状況:

共有フォルダにあるファイルで、自分の容量が消費されている

原因:

そのファイルの所有者があなたになっているから

確認方法:

ファイルを右クリック→「詳細を表示」→「所有者」を確認

解決方法:

本当に他人が所有すべきファイルなら、一度削除してもらい、正しい人が再アップロードする

問題3:共有相手の容量が減らない

状況:

共有したのに、相手の容量は増えていない

これは正常です:

共有しても、相手の容量は消費されません。

ファイル所有者(あなた)の容量だけが消費されます。

問題4:ファイルを削除しても容量が減らない

原因1:ゴミ箱に残っている

解決方法:ゴミ箱を空にする

原因2:他のサービス(Gmail、Googleフォト)で容量を使っている

解決方法:それぞれのサービスで不要なデータを削除

原因3:反映に時間がかかっている

解決方法:数時間~24時間待つ

実例

例えば、チームの共有フォルダに10GBのファイルがあり、それがすべて自分の所有になっている場合、自分の容量が10GB消費されます。

メンバー全員で使っているからといって、容量が分散されるわけではないんですね。

所有権の移譲

ファイルの所有者を変更する方法です。

所有権を移譲できる条件

以下の場合のみ可能:

  • 同じ組織(Google Workspaceアカウント)内
  • Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム

個人アカウント間では移譲できません:

通常のファイル(PDF、画像、動画など)は所有権を変更できないんですね。

移譲の手順(Google ドキュメント等)

ステップ1: ファイルを開く

ステップ2: 右上の「共有」ボタンをクリック

ステップ3: 移譲したい相手を「編集者」として追加

ステップ4: その人の横の▼をクリック

ステップ5: 「オーナーを譲渡」を選択

ステップ6: 確認画面で「はい」をクリック

個人アカウントの場合の代替案

通常のファイルの所有権は変更できないため、以下の方法を使います。

方法1:ダウンロード→再アップロード

  1. 相手がファイルをダウンロード
  2. 自分のドライブにアップロード
  3. 元のファイルを削除

方法2:コピーを作成

  1. ファイルを右クリック
  2. 「コピーを作成」
  3. コピーした人が新しい所有者になる

実例

例えば、プロジェクトリーダーが変わった場合、Googleドキュメントなら所有権を譲渡できます。

しかし、PDFファイルなどは再アップロードが必要になるでしょう。

Google Workspaceの容量管理

企業・組織向けの情報です。

Google Workspaceとは

旧称G Suite、ビジネス向けのGoogle サービスです。

主な特徴:

  • 独自ドメインのメールアドレス
  • 共有ドライブが使える
  • 管理コンソールで一元管理
  • 容量が多い

プランと容量

Business Starter:

1ユーザーあたり30GB

Business Standard:

1ユーザーあたり2TB

Business Plus:

1ユーザーあたり5TB

Enterprise:

必要に応じて拡張可能

管理者向け:容量の確認

管理コンソールから確認:

  1. 管理コンソールにログイン
  2. 「レポート」→「アプリレポート」
  3. 「ドライブ」を選択
  4. ユーザーごとの使用状況が確認できる

ユーザー別容量制限

管理者は、各ユーザーに容量制限を設定できます。

特定の部署やユーザーが容量を使いすぎるのを防げるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1: 共有フォルダに100人でアクセスしたら、容量は100倍消費されますか?

A: いいえ、消費されません。

何人で共有しても、ファイル所有者の容量だけが消費されます。1人で使っても100人で使っても、容量消費は同じです。

Q2: 共有を解除したら、容量は戻りますか?

A: 自分が所有者なら戻りません。

共有設定は容量消費とは無関係です。容量を減らしたいなら、ファイル自体を削除する必要があります。

Q3: 相手が共有フォルダにアップロードしたファイル、私の容量から削除できますか?

A: 編集権限があれば削除できます。

ただし、削除してもあなたの容量は減りません。そのファイルはあなたの所有ではないためです。

Q4: Google Oneに加入したら、家族も容量が増えますか?

A: ファミリー共有を設定すれば可能です。

Google Oneの一部プランでは、最大5人の家族メンバーと容量を共有できます。ただし、容量は全員で共有するため、誰かが多く使えば他の人が使える分が減るでしょう。

Q5: 会社を辞めたら、共有していたファイルはどうなりますか?

A: あなたが所有者のファイルは、アカウント削除とともに消える可能性があります。

退職前に、重要なファイルの所有権を譲渡するか、他のメンバーにコピーしてもらう必要があります。共有ドライブを使っていれば、この問題は起きません。

まとめ

Google Drive共有フォルダの容量についてまとめます。

最重要ルール:

ファイル所有者の容量が消費される

  • 共有の有無は関係ない
  • 何人で共有しても同じ
  • 権限レベルも関係ない

容量消費のパターン:

  • 自分がアップロード → 自分の容量
  • 共有フォルダに他人が追加 → その人の容量
  • 共有ファイルをコピー → コピーした人の容量

容量を節約する方法:

  1. Google形式(ドキュメント等)に変換 → 容量ゼロ
  2. 重複ファイルを削除
  3. ゴミ箱を空にする
  4. Gmailの添付ファイルを整理
  5. メンバー間で容量を分散
  6. 他のストレージサービスと併用
  7. Google Oneで容量を増やす

所有権の移譲:

  • Google形式のファイルは移譲可能(同組織内)
  • 通常のファイルは移譲不可
  • 代替案:ダウンロード→再アップロード

Google Workspace:

  • 共有ドライブで組織全体の容量を使用
  • 個人容量の問題を回避
  • 企業・組織向け

確認方法:

  • ファイル右クリック→詳細を表示→所有者
  • 左下の「保存容量」で使用状況確認

注意点:

  • ゴミ箱のファイルも容量を消費
  • 削除後の反映に時間がかかることがある
  • Googleフォト・Gmailも15GBを共有

Google Driveの共有フォルダは便利ですが、容量の仕組みを理解していないと思わぬトラブルになります。

特に「所有者の容量が消費される」という基本ルールを覚えておけば、適切に容量管理ができるでしょう。チームでの作業や家族との共有を、スマートに活用してください!

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