Google DriveのファイルをExcelで開く方法【完全ガイド】

google

「Google DriveにあるExcelファイルを、Excelアプリで開きたい」
「スプレッドシートじゃなくて、普通のExcelで編集したいんだけど…」
「Excel形式のまま保存したいのに、勝手にスプレッドシートに変換される」

Google DriveとExcelの使い分けで、困ったことはありませんか?実は、Google Driveに保存したファイルは、複数の方法でExcelアプリを使って開けるんです。

この記事では、パソコン・スマホそれぞれの環境で、Google DriveのファイルをExcelで開く方法を、状況別に詳しく解説します。


スポンサーリンク
  1. Google DriveとExcelの関係を理解しよう
    1. 2種類のファイル形式
    2. Google Driveで開く時の挙動
    3. なぜExcelで開きたいの?よくある理由
  2. 【パソコン版】Google DriveのファイルをExcelで開く方法
    1. 方法1:ダウンロードしてExcelで開く(基本)
    2. 方法2:「アプリで開く」機能を使う
    3. 方法3:Microsoft 365との連携(推奨)
    4. 方法4:Google Driveデスクトップアプリ経由
  3. 【スマホ版】Google DriveのファイルをExcelで開く方法
    1. 事前準備:Excelアプリのインストール
    2. Excelアプリで開く手順
    3. スマホでの編集と保存
  4. GoogleスプレッドシートをExcel形式でダウンロード
    1. ダウンロード手順
    2. 変換時の注意点
  5. ExcelファイルをGoogleスプレッドシートとして開く
    1. 一時的にスプレッドシートで編集
    2. 完全にスプレッドシートに変換
  6. Excel形式を維持したまま編集する方法
    1. Google Driveデスクトップアプリを使う(最適解)
    2. Microsoft 365の「自動保存」機能
  7. よくあるトラブルと解決方法
    1. 問題1:「アプリで開く」にExcelが表示されない
    2. 問題2:Excelで開くと書式が崩れる
    3. 問題3:マクロ(VBA)が動かない
    4. 問題4:編集権限がないと表示される
    5. 問題5:同期が遅い・反映されない
  8. Excel vs Googleスプレッドシート、どっちを使う?
    1. Excelがおすすめの場面
    2. Googleスプレッドシートがおすすめの場面
    3. 併用がベストな場合も
  9. まとめ:Google DriveとExcelを上手に使い分けよう

Google DriveとExcelの関係を理解しよう

まず、基本的な仕組みを押さえておきましょう。

2種類のファイル形式

Google Driveで扱える表計算ファイルには、2つの種類があります。

1. Excelファイル(.xlsx、.xls)

  • Microsoftが作った形式
  • 拡張子:.xlsx(新しい)、.xls(古い)
  • Excelアプリで開ける
  • Google Driveでも保存・編集可能

2. Googleスプレッドシート

  • Googleが作った形式
  • ブラウザで動作
  • 無料で使える
  • Excel形式にエクスポート可能

Google Driveで開く時の挙動

Google DriveにアップロードしたExcelファイルをダブルクリックすると:

デフォルトの動作:

  • Googleスプレッドシートとしてプレビュー表示される
  • Excel形式のままだが、ブラウザ上で閲覧できる
  • 簡単な編集も可能(一部機能は制限あり)

Excelアプリで開くには:
特定の操作が必要(後述の方法で実現)

なぜExcelで開きたいの?よくある理由

複雑な関数やマクロを使いたい
Excelの高度な機能が必要
会社のフォーマットをそのまま使いたい
互換性の問題を避けたい
オフラインで編集したい


【パソコン版】Google DriveのファイルをExcelで開く方法

パソコンでExcelアプリを使って開く方法を、状況別に解説します。

方法1:ダウンロードしてExcelで開く(基本)

最もシンプルで確実な方法です。

手順:

  1. Google Driveをブラウザで開く
  2. Excelファイルを右クリック
  3. 「ダウンロード」を選択
  4. ダウンロードされたファイルをダブルクリック
  5. 自動的にExcelアプリで開く

メリット:

  • 確実にExcelで開ける
  • すべての機能が使える
  • オフラインでも編集可能

デメリット:

  • ダウンロードの手間がかかる
  • 編集後は再アップロードが必要
  • 複数人での同時編集ができない

方法2:「アプリで開く」機能を使う

Google Drive上から直接Excelを起動できます。

手順:

  1. Google Driveでファイルをダブルクリック(プレビュー表示)
  2. 画面上部の「アプリで開く」をクリック
  3. 「Microsoft Excel」を選択
  4. Excelアプリが起動してファイルが開く

注意点:

  • Excel(Microsoft 365)がインストールされている必要あり
  • サインインしていないと使えない場合あり
  • オンライン環境が必要

方法3:Microsoft 365との連携(推奨)

Microsoft 365アカウントを持っている場合、シームレスに連携できます。

初回設定:

  1. Google Driveの「設定」(歯車アイコン)をクリック
  2. 「Microsoft Officeファイルの編集」セクションを探す
  3. 「Microsoft 365を使用してOfficeファイルを編集」にチェック
  4. Microsoftアカウントでログイン

使い方:

  1. Excelファイルをダブルクリック
  2. 自動的にブラウザ版Excelで開く
  3. 必要に応じてデスクトップ版Excelで開く

メリット:

  • ダウンロード不要
  • 自動保存される
  • Google Driveに直接保存される

方法4:Google Driveデスクトップアプリ経由

Google Driveをパソコンと同期している場合です。

手順:

  1. エクスプローラー(Finder)でGoogle Driveフォルダを開く
  2. Excelファイルを右クリック
  3. 「プログラムから開く」→「Microsoft Excel」を選択
  4. Excelアプリで開く

編集後の保存:

  • Ctrl+S(⌘+S)で保存
  • 自動的にGoogle Driveに同期される

メリット:

  • ローカルファイルと同じ感覚
  • 自動同期で楽
  • オフライン編集も可能(後で同期)

【スマホ版】Google DriveのファイルをExcelで開く方法

iPhoneやAndroidでも、Excelアプリで開けます。

事前準備:Excelアプリのインストール

iPhone(iOS)の場合:

  1. App Storeで「Microsoft Excel」を検索
  2. 「入手」をタップしてインストール

Android(アンドロイド)の場合:

  1. Google Playストアで「Microsoft Excel」を検索
  2. 「インストール」をタップ

Excelアプリで開く手順

方法A:Google Driveアプリから開く

  1. Google Driveアプリを開く
  2. Excelファイルを見つける
  3. ファイル名の右側「︙」(3点メニュー)をタップ
  4. 「アプリで開く」を選択
  5. 「Excelで開く」をタップ
  6. Excelアプリが起動

方法B:直接タップして開く

  1. Google Driveアプリでファイルをタップ
  2. プレビュー画面で右上の「︙」をタップ
  3. 「コピーを送信」→「別のアプリで開く」
  4. 「Excelにコピー」を選択

方法C:Excelアプリから開く

  1. Excelアプリを起動
  2. 「開く」をタップ
  3. 「その他の場所を追加」→「Google Drive」を選択
  4. Googleアカウントでログイン
  5. 開きたいファイルを選択

スマホでの編集と保存

編集方法:

  • Excelアプリで通常通り編集可能
  • 無料版は閲覧と基本編集のみ
  • 高度な機能はMicrosoft 365契約が必要

保存方法:

  1. 編集が完了したら、画面左上の「←」(戻る)をタップ
  2. 「保存しますか?」と表示されたら「保存」をタップ
  3. Google Driveに自動保存される

GoogleスプレッドシートをExcel形式でダウンロード

Googleスプレッドシートで作成したファイルを、Excel形式に変換する方法です。

ダウンロード手順

方法1:スプレッドシートを開いた状態から

  1. Googleスプレッドシートを開く
  2. メニューから「ファイル」をクリック
  3. 「ダウンロード」→「Microsoft Excel(.xlsx)」を選択
  4. Excel形式でダウンロードされる

方法2:Google Driveから直接

  1. Googleスプレッドシートファイルを右クリック
  2. 「ダウンロード」を選択
  3. 自動的にExcel形式(.xlsx)でダウンロード

変換時の注意点

⚠️ 一部の機能は変換されません:

  • Google独自の関数(例:GOOGLEFINANCE、GOOGLETRANSLATE)
  • 一部の書式設定
  • スクリプトやアドオン
  • 条件付き書式の一部

⚠️ 互換性の確認:
変換後、Excelで開いて正しく表示されるか確認しましょう


ExcelファイルをGoogleスプレッドシートとして開く

逆に、ExcelファイルをGoogleスプレッドシートで編集したい場合です。

一時的にスプレッドシートで編集

手順:

  1. Excelファイルを右クリック
  2. 「アプリで開く」→「Googleスプレッドシート」を選択
  3. 新しいタブでスプレッドシートとして開く

この方法の特徴:

  • 元のExcelファイルは変更されない
  • 編集内容は自動保存されない
  • あくまで「プレビュー編集」

完全にスプレッドシートに変換

手順:

  1. Excelファイルを右クリック
  2. 「アプリで開く」→「Googleスプレッドシート」
  3. 編集画面で「ファイル」→「Google スプレッドシートとして保存」
  4. 新しいスプレッドシートファイルが作成される

変換後:

  • 元のExcelファイルとスプレッドシートファイルが両方残る
  • スプレッドシートの方で編集可能
  • 自動保存される

Excel形式を維持したまま編集する方法

「Excel形式のまま保存したい」という要望への対応です。

Google Driveデスクトップアプリを使う(最適解)

設定手順:

  1. Google Driveデスクトップアプリをインストール
  2. 設定で「Officeファイルをデスクトップアプリで編集」を有効化
  3. Google DriveフォルダのExcelファイルをダブルクリック
  4. Excelアプリで開く
  5. 編集して保存(Ctrl+S)
  6. Excel形式のまま自動的にGoogle Driveに同期

メリット:
✅ Excel形式を維持
✅ 自動同期
✅ バージョン履歴も残る
✅ チームでの共有も可能

Microsoft 365の「自動保存」機能

Microsoft 365を契約している場合、自動保存機能が使えます。

使い方:

  1. ExcelでGoogle Driveのファイルを開く
  2. 画面左上の「自動保存」をONにする
  3. 編集すると自動的にGoogle Driveに保存される

注意:

  • Microsoft 365契約が必要
  • OneDriveと混同しないよう注意

よくあるトラブルと解決方法

Excel関連のトラブル対処法です。

問題1:「アプリで開く」にExcelが表示されない

原因: Excelがインストールされていない、または関連付けされていない

解決策:

パソコンの場合:

  1. Excelがインストールされているか確認
  2. なければMicrosoft 365を契約、またはExcelを購入
  3. 既にある場合、ファイルの関連付けを確認
  • Windowsの「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」
  • .xlsxをExcelに関連付け

スマホの場合:

  1. ExcelアプリをApp Store/Google Playからインストール
  2. 初回起動時にMicrosoftアカウントでログイン

問題2:Excelで開くと書式が崩れる

原因: GoogleスプレッドシートとExcelの互換性の問題

解決策:

  1. シンプルな書式を使う
  • 複雑な条件付き書式を避ける
  • Google独自の関数を標準的な関数に置き換え
  1. 事前に確認する
  • Excel変換前にプレビュー確認
  • 崩れる箇所を特定して修正
  1. Excelで最終調整
  • ダウンロード後、Excelで書式を整える

問題3:マクロ(VBA)が動かない

原因: Googleスプレッドシートはマクロ(VBA)に対応していない

解決策:

  1. マクロ有効ブック(.xlsm)として保存
  • ダウンロード→Excelで開く→.xlsm形式で保存
  1. Google Apps Scriptで代替
  • GoogleスプレッドシートならApps Scriptで同等の機能実装
  1. 常にExcelで編集
  • マクロが必須なら、Google Driveは保存場所として使い、編集は必ずExcelで行う

問題4:編集権限がないと表示される

原因: ファイルの共有設定で「閲覧のみ」になっている

解決策:

  1. ファイルのオーナーに連絡
  2. 「編集者」権限を付与してもらう
  3. または、コピーを作成して編集
  • 右クリック→「コピーを作成」
  • 自分のコピーなら自由に編集可能

問題5:同期が遅い・反映されない

原因: ネットワークの問題、または同期設定の問題

解決策:

  1. インターネット接続を確認
  2. Google Driveデスクトップアプリを再起動
  3. 手動で同期を強制
  • タスクバーのGoogle Driveアイコン→「同期を再開」
  1. キャッシュをクリア

Excel vs Googleスプレッドシート、どっちを使う?

状況に応じて使い分けましょう。

Excelがおすすめの場面

📊 高度な分析が必要

  • ピボットテーブルの複雑な操作
  • 高度な関数(XLOOKUP、POWERQUERYなど)
  • マクロ(VBA)の使用

💼 ビジネス文書のフォーマット

  • 会社指定のExcelテンプレート
  • 複雑なレイアウト
  • 印刷レイアウトが重要

🔌 オフライン作業

  • インターネット接続がない環境
  • 機密情報の取り扱い

Googleスプレッドシートがおすすめの場面

👥 チームでの共同編集

  • リアルタイムで複数人が編集
  • コメント機能での議論
  • 変更履歴の追跡

🌐 どこからでもアクセス

  • ブラウザがあれば使える
  • デバイス間での同期
  • 外出先での確認・編集

💰 コスト削減

  • 無料で使える(基本機能)
  • ソフトウェア購入不要
  • 自動バックアップ

併用がベストな場合も

実は、Google DriveとExcelを併用するのが最適なケースも多いです。

併用例:

  1. 保存はGoogle Drive、編集はExcel
  • クラウドバックアップのメリット
  • Excelの高度な機能も使える
  1. 下書きはスプレッドシート、仕上げはExcel
  • チームで共同編集
  • 最終版はExcelで整える
  1. データ収集はスプレッドシート、分析はExcel
  • Googleフォームでデータ収集
  • Excelで詳細分析

まとめ:Google DriveとExcelを上手に使い分けよう

Google DriveのファイルをExcelで開く方法は、環境や目的に応じていくつもあります。

この記事のポイント:

パソコンで開く方法

  • ダウンロードして開く(最も確実)
  • 「アプリで開く」機能を使う
  • Microsoft 365と連携する
  • デスクトップアプリで同期

スマホで開く方法

  • Excelアプリをインストール
  • Google Driveアプリから開く
  • Excelアプリから直接アクセス

形式変換

  • スプレッドシート→Excel形式でダウンロード
  • Excel→スプレッドシートに変換して編集

Excel形式を維持

  • Google Driveデスクトップアプリが最適
  • Microsoft 365の自動保存機能

状況別おすすめ方法:

🖥️ パソコンで頻繁に編集 → Google Driveデスクトップアプリ
📱 スマホで確認・簡単な編集 → Excelアプリと連携
👥 チームで共同編集 → スプレッドシート→必要時Excel変換
🔒 高度な機能が必須 → ダウンロード→Excel編集→再アップロード

Google DriveとExcelは、実は相性が良く、うまく組み合わせれば最強のファイル管理システムになります。この記事の方法を使って、あなたの仕事をもっと効率化してくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました