「Google Driveのデスクトップアプリをアンインストールしたいのに、なぜか削除できない」
そんな経験、ありませんか?パソコンの容量を空けたい、別のクラウドストレージに乗り換えたい、そんな理由でGoogle Driveを削除しようとしたのに、エラーが出たり、削除ボタンが押せなかったり…。
実は、Google Driveがアンインストールできない問題には、いくつかの共通した原因があります。この記事では、WindowsでもMacでも使える確実な削除方法を、順を追って分かりやすく解説していきます。
Google Driveがアンインストールできない5つの主な原因

まず、なぜアンインストールできないのか、その理由を知っておきましょう。
1. アプリが起動中・同期処理が実行されている
Google Driveのプロセス(アプリの動作)がバックグラウンドで動いていると、削除できません。見た目では閉じているように見えても、実は裏で動き続けていることが多いんです。
2. 管理者権限が不足している
パソコンの設定によっては、管理者権限がないとアプリを削除できないケースがあります。特に会社や学校のパソコンでは、この制限がかかっていることが多いです。
3. ファイルが使用中になっている
Google Driveで同期しているファイルを他のアプリケーションで開いていると、削除処理がブロックされます。
4. インストールファイルが破損している
アプリのインストール情報が壊れていると、通常の手順では削除できなくなることがあります。
5. 古いバージョンの残骸が残っている
以前に「バックアップと同期」という旧バージョンを使っていた場合、その残りファイルが新しいGoogle Driveの削除を妨げることがあるんです。
【Windows版】Google Driveを確実にアンインストールする方法
Windowsユーザーの方は、以下の手順で進めてください。
ステップ1:Google Driveを完全に終了させる
- タスクバー右下の「^」マークをクリック
- Google Driveのアイコンを右クリック
- 「終了」または「Google Driveを終了」を選択
これでも終了しない場合は、次の方法を試します。
タスクマネージャーから強制終了:
- 「Ctrl + Shift + Esc」キーを同時押し
- タスクマネージャーが開いたら「プロセス」タブを確認
- 「Google Drive」や「GoogleDriveFS」を探して右クリック
- 「タスクの終了」を選択
ステップ2:標準的な方法でアンインストール
- 「スタートメニュー」→「設定」を開く
- 「アプリ」→「アプリと機能」をクリック
- 検索ボックスに「Google Drive」と入力
- 表示された「Google Drive」を選択
- 「アンインストール」ボタンをクリック
- 確認画面で再度「アンインストール」を選択
ステップ3:それでも削除できない場合の対処法
方法A:コントロールパネルから削除
- スタートメニューで「コントロールパネル」と検索
- 「プログラムのアンインストール」をクリック
- 一覧から「Google Drive」を探して右クリック
- 「アンインストール」を選択
方法B:インストーラーを使った削除
- 公式サイトから最新版のGoogle Driveインストーラーをダウンロード
- インストーラーを実行すると「修復」または「削除」の選択肢が表示される
- 「削除」を選んで実行
【Mac版】Google Driveを確実にアンインストールする方法
Macユーザーの方は、こちらの手順をご覧ください。
ステップ1:Google Driveアプリを終了
- メニューバー(画面上部)のGoogle Driveアイコンをクリック
- 歯車マーク(設定)をクリック
- 「終了」を選択
アクティビティモニタから強制終了:
- 「command + スペース」でSpotlight検索を開く
- 「アクティビティモニタ」と入力して実行
- 「Google Drive」を検索
- 見つけたら選択して「×」ボタンで終了
ステップ2:アプリケーションフォルダから削除
- Finderを開く
- サイドバーから「アプリケーション」を選択
- 「Google Drive」を探してゴミ箱にドラッグ
- ゴミ箱を右クリックして「ゴミ箱を空にする」
ステップ3:関連ファイルを完全削除(推奨)
アプリを削除しても、設定ファイルやキャッシュが残っていることがあります。
- Finderで「command + Shift + G」を押す
- 以下のパスを一つずつ入力して移動:
~/Library/Application Support/Google/Drive/
~/Library/Application Support/Google/DriveFS/
~/Library/Caches/com.google.GoogleDrive/
~/Library/Preferences/com.google.GoogleDrive.plist
- 見つかったフォルダやファイルをゴミ箱に移動
- ゴミ箱を空にして完了
どうしても削除できない時の最終手段
上記の方法でも削除できない場合は、以下を試してください。
セーフモードで起動してから削除
余計なプログラムが動かない状態で削除を試みます。
Windows:
- パソコンを再起動
- 起動時に「F8」キー(または「Shift + F8」)を連打
- セーフモードを選択
- 起動後、上記の削除手順を実行
Mac:
- パソコンを再起動
- 起動時に「Shift」キーを押し続ける
- Appleロゴが表示されたら指を離す
- セーフモード起動後、削除手順を実行
専用のアンインストールツールを使用
Windows向けには、以下のような無料ツールがあります:
- Revo Uninstaller(レジストリの残骸も削除可能)
- IObit Uninstaller(強制削除機能あり)
注意:
これらのツールは慎重に使用してください。重要なファイルまで削除しないよう、Google Drive関連のファイルだけを選択しましょう。
アンインストール後の確認ポイント
削除が完了したら、以下を確認しておくと安心です。
✓ タスクマネージャー/アクティビティモニタにプロセスが残っていないか
バックグラウンドで動いているプロセスがないかチェックしましょう。
✓ スタートアップ項目から削除されているか
パソコン起動時に自動で立ち上がる設定が残っていないか確認します。
✓ クラウド上のファイルは無事か
Google Driveをアンインストールしても、クラウド上(オンライン)のファイルは削除されません。ブラウザからアクセスすれば、いつでも使えますよ。
まとめ:焦らず手順通りに進めれば必ず削除できます
Google Driveがアンインストールできない問題は、ほとんどの場合、アプリが完全に終了していないことが原因です。
解決の3ステップ:
- まずはアプリを完全終了(タスクマネージャーやアクティビティモニタから)
- 標準的な方法で削除を試みる(設定画面やアプリケーションフォルダから)
- それでもダメならセーフモードや専用ツールを使用
どの方法でも、焦らず一つずつ手順を確認しながら進めることが大切です。
また、削除する前に重要なファイルがパソコン内にしか保存されていないか、必ずチェックしておきましょう。同期していないファイルは、アンインストール前にバックアップを取っておくと安心ですよ。
この記事の手順で、きっとGoogle Driveをスッキリ削除できるはずです!
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