「チームメンバーにフォルダへのアクセス権を渡したい」
「取引先に資料をURLで送りたい」
「家族で写真フォルダを共有したい」
Google Driveの共有リンク機能を使えば、メールアドレスを知らなくても、URLを送るだけで簡単にファイルやフォルダを共有できます。
この記事では、Google Driveで共有フォルダのリンクを作成する方法から、セキュリティ設定、リンクの管理まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
共有リンクとは?基本を理解しよう

まず、共有リンクの仕組みから理解していきましょう。
共有リンクの特徴
共有リンクは、URLを知っている人が誰でもアクセスできる共有方法です。
特徴:
- URLを送るだけで共有完了
- Googleアカウント不要でアクセス可能(設定による)
- 複数人に一度に共有できる
- いつでも無効化できる
- 誰がアクセスしているか把握しにくい
通常の共有との違い:
個別招待(メール):
- 特定の人だけアクセス可能
- メールアドレスが必要
- 誰がアクセスしているか明確
- セキュリティが高い
リンク共有:
- URLを知っている全員がアクセス可能
- メールアドレス不要
- 大人数への共有が簡単
- 便利だがセキュリティリスクもある
リンク共有のメリット
便利な点:
- 相手のメールアドレスが不要
- 一度にたくさんの人と共有できる
- 社外の人とも簡単に共有
- SNSやチャットで気軽に送れる
- QRコードにも変換可能
使用例:
- イベントの写真フォルダを参加者全員と共有
- 外部パートナーへの資料提供
- 不特定多数への情報公開
- グループLINEでの資料共有
リンク共有のリスク
便利な反面、注意も必要です。
セキュリティリスク:
- リンクが漏れると誰でもアクセス可能
- 転送されて意図しない人に届く可能性
- URLが検索エンジンに登録される恐れ(稀)
- 誰がアクセスしたか完全には把握できない
こんな場合は使わないで:
- 個人情報を含むファイル
- 機密文書や社外秘資料
- パスワードやアカウント情報
- 限られた人だけに見せたいもの
重要な情報は、個別招待(メールアドレス指定)を使いましょう。
リンクの作成方法(PC・ブラウザ)
実際にリンクを作成してみましょう。
基本的なリンク作成手順
- Google Driveを開く
- ブラウザで
drive.google.com
にアクセス
- 共有したいフォルダを見つける
- マイドライブまたは共有アイテムから
- フォルダを右クリック
- 「共有」を選択
- 共有設定ウィンドウが開く
- 「一般的なアクセス」セクションを確認
- または「リンクを取得」と表示されている
- 「制限付き」をクリック
- 「リンクを知っている全員」を選択
- 権限を選択(ドロップダウンメニュー)
- 閲覧者
- 閲覧者(コメント可)
- 編集者
- 「リンクをコピー」ボタンをクリック
- 「完了」をクリック
これでリンクがクリップボードにコピーされました。
コピーしたリンクを共有する方法
リンクをコピーしたら、相手に送りましょう。
送り方の例:
メールで送る:
- 新規メール作成
- 本文にリンクを貼り付け(Command + V)
- 説明文を添えて送信
チャットアプリで送る:
- Slack、Teams、LINE、Messengerなど
- チャット欄にリンクを貼り付け
SNSで共有:
- Twitter、Facebook、Instagramなど
- 投稿にリンクを含める
QRコードで共有:
- QRコード生成サイトを利用
- URLを入力してQRコード作成
- 印刷して配布
リンクのURLはどんな形式?
Google Driveの共有リンクは、以下のような形式です。
https://drive.google.com/drive/folders/[長い英数字]?usp=sharing
特徴:
- 非常に長い文字列
folders/
の後の部分が識別子?usp=sharing
が共有リンクの印
このURLをそのまま送ればOKです。
リンクの権限設定を理解する
リンク作成時に選べる3つの権限について、詳しく見ていきましょう。
閲覧者(Viewer)
できること:
- フォルダやファイルを見る
- ファイルをダウンロード(設定による)
- コメントはできない
- 編集はできない
使用例:
- お客様への資料提供
- イベント写真の共有
- 配布資料の閲覧
メリット:
- 誤って編集される心配がない
- 安全性が高い
閲覧者(コメント可)(Commenter)
できること:
- フォルダやファイルを見る
- ダウンロード可能(設定による)
- コメントを追加できる
- 編集はできない
使用例:
- レビュー依頼
- フィードバック収集
- 校正作業
メリット:
- 意見を集められる
- 元のファイルは変更されない
編集者(Editor)
できること:
- フォルダやファイルを見る
- ダウンロード可能
- ファイルを編集できる
- 新しいファイルを追加できる
- ファイルを削除できる
- 他の人を招待できる(設定による)
使用例:
- チーム作業フォルダ
- 共同プロジェクト
- 資料の共同作成
注意点:
- 誤って削除されるリスク
- 誰でも編集できてしまう
- 慎重に使う必要がある
権限の選び方
判断基準:
閲覧者を選ぶべき場合:
- 見てもらうだけで十分
- 変更されたくない
- 安全性を重視
コメント可を選ぶべき場合:
- 意見やフィードバックが欲しい
- レビューしてほしい
- 元のファイルは保護したい
編集者を選ぶべき場合:
- 共同で作業する
- メンバー全員が追加・編集する必要がある
- 信頼できる相手のみ
迷ったら、まず閲覧者から始めて、必要に応じて権限を上げるのが安全です。
アクセス範囲の設定
リンクを誰が使えるようにするか、詳細に設定できます。
「制限付き」と「リンクを知っている全員」
制限付き:
- 個別に招待された人のみアクセス可能
- リンクを知っていても、招待されていなければアクセス不可
- 最も安全
リンクを知っている全員:
- URLを知っている人は誰でもアクセス可能
- Googleアカウント不要(設定による)
- 便利だがリスクもある
組織内限定(Google Workspaceの場合)
会社や学校でGoogle Workspaceを使っている場合。
選択肢が増える:
- [組織名]内のユーザー:同じ組織のメンバーのみ
- リンクを知っている全員:組織外も含む全員
組織内限定のメリット:
- 社外への流出を防げる
- 組織内なら自由に共有
- セキュリティとのバランスが良い
Googleアカウントの要否
リンク共有時、Googleアカウントが必要かどうか設定できます。
設定方法:
- 共有設定ウィンドウを開く
- 「リンクを知っている全員」を選択
- 歯車アイコン(詳細設定)をクリック
- または「その他の設定」
- 「ログインが必要」のチェックボックス
- チェックあり:Googleアカウントが必要
- チェックなし:アカウント不要でアクセス可能
どちらを選ぶべき?
アカウント必要にする場合:
- アクセス履歴を残したい
- ある程度セキュリティを保ちたい
- 誰がアクセスしたか把握したい
アカウント不要にする場合:
- Googleアカウントを持たない人と共有
- 不特定多数への公開
- 最大限の利便性を求める
リンクの詳細設定とセキュリティ
より安全にリンクを使うための設定です。
ダウンロード・印刷・コピーの禁止
ファイルの持ち出しを防ぐ設定です。
設定方法:
- 共有設定ウィンドウを開く
- 歯車アイコン(設定)をクリック
- 「閲覧者と閲覧者(コメント可)のダウンロード、印刷、コピーの無効化」にチェック
- 「保存」→「完了」
効果:
- ダウンロードボタンが非表示
- 印刷できない
- テキストのコピーも不可
注意:
- スクリーンショットは防げない
- 完全な保護ではない
- 閲覧者と閲覧者(コメント可)のみ有効
編集者による共有の制限
編集者が勝手に他の人を招待できないようにする設定です。
設定方法:
- 共有設定ウィンドウを開く
- 歯車アイコン(設定)をクリック
- 「編集者によるアクセス権の変更と新しいユーザーの追加を禁止する」にチェック
- 「保存」→「完了」
効果:
- 編集者は編集のみ可能
- 共有設定は変更できない
- フォルダ所有者のみが共有管理
使用例:
- 外部パートナーに編集権限を与える場合
- 共有範囲を厳密に管理したい場合
リンクの有効期限設定
残念ながら、Google Driveの標準機能では、リンクに有効期限を設定できません。
代替方法:
- 手動で無効化
- 期限が来たら自分でリンクを無効化
- Google Workspaceの追加機能
- 一部のプランで期限設定可能
- サードパーティツール
- 短縮URLサービスで期限付きリンク作成
- ただし間接的な方法
- 定期的な見直し
- カレンダーにリマインダー設定
- 不要になったリンクは即座に無効化
リンクの管理と無効化
作成したリンクは、後から管理できます。
リンクの確認方法
既存のリンクを確認:
- フォルダを右クリック → 「共有」
- 「一般的なアクセス」セクションを確認
- 「制限付き」→ リンク共有なし
- 「リンクを知っている全員」→ リンク共有中
- 「リンクをコピー」でリンクを再取得
リンクの無効化(共有停止)
リンクでの共有を停止する方法です。
手順:
- フォルダを右クリック → 「共有」
- 「リンクを知っている全員」の部分をクリック
- 「制限付き」を選択
- 「完了」をクリック
効果:
- 既存のリンクは全て無効になる
- URLにアクセスしても見られない
- 個別招待した人は引き続きアクセス可能
権限の変更
後から権限を変更することもできます。
手順:
- 共有設定を開く
- 「リンクを知っている全員」の横のドロップダウンメニュー
- 新しい権限を選択
- 閲覧者
- 閲覧者(コメント可)
- 編集者
- 「完了」をクリック
変更は即座に反映されます。
複数の共有リンクの一括管理
たくさんのフォルダを共有している場合。
確認方法:
- Google Driveのホーム画面
- 左側メニューの「共有アイテム」をクリック
- 自分が共有しているアイテムも含めて表示される
- 各フォルダの共有設定を個別に確認・変更
定期的に見直して、不要なリンク共有は停止しましょう。
スマートフォンでのリンク作成
iPhoneやAndroidでもリンクを作成できます。
Google Driveアプリでリンク作成
iPhone・Androidの手順:
- Google Driveアプリを開く
- 共有したいフォルダを探す
- フォルダの横の「︙」(縦三点リーダー)をタップ
- 「共有」をタップ
- 「リンクを取得」または「リンクをコピー」をタップ
- アプリバージョンによって表記が異なる
- 「リンクアクセス」をタップ
- 「リンクを知っている全員」を選択
- 権限を選択
- 閲覧者
- 閲覧者(コメント可)
- 編集者
- 「リンクをコピー」をタップ
- メールやメッセージアプリでリンクを貼り付けて送信
スマホからの共有先
コピーしたリンクは、様々な方法で送れます。
主な共有方法:
- メールアプリ
- LINE、Messenger、WhatsApp
- Slack、Microsoft Teams
- Twitter、Facebook
- メモアプリに保存
スマホでの権限変更
後から設定を変更することもできます。
- フォルダの「︙」→「共有」
- 「リンクアクセス」をタップ
- 権限や公開範囲を変更
- 「完了」または「保存」
リンク共有時のトラブルシューティング
うまくいかない場合の対処法です。
トラブル1:「アクセスが拒否されました」と表示される
リンクを開いたユーザーがエラーになる場合。
原因:
- リンクが制限付きになっている
- Googleアカウントでのログインが必要
- リンクが無効化されている
対処法:
- 共有設定を確認
- 「リンクを知っている全員」になっているか
- ログイン要否を確認
- 相手がGoogleアカウントでログインしているか
- アカウント不要に設定変更
- 新しいリンクを作成
- いったん無効化して再度作成
トラブル2:リンクを作成できない
リンク作成ボタンが押せない場合。
原因:
- 自分が閲覧者権限しかない
- フォルダの所有者が共有を制限している
対処法:
- 自分の権限を確認
- フォルダ名の下に表示
- フォルダ所有者に連絡
- 編集者権限をリクエスト
- または所有者にリンク作成を依頼
トラブル3:リンクが長すぎて送りにくい
Google Driveのリンクは非常に長いです。
対処法:
- URL短縮サービスを使用
- bit.ly
- TinyURL
- Google URL Shortener(終了)の代替サービス
- 注意点
- 短縮URLサービスの信頼性を確認
- 重要な情報は短縮しない方が安全
- 追跡機能が付いているものも
トラブル4:誰がアクセスしたか分からない
リンク共有では、詳細なアクセス履歴は見られません。
限定的な確認方法:
- アクティビティを確認(Google Workspaceの場合)
- フォルダを右クリック → 「アクティビティ」
- 一部の情報は見られる
- 編集履歴を確認
- ファイルの「バージョン履歴」
- 誰が編集したかは分かる
根本的な解決策:
- アクセス管理が必要なら、個別招待(メールアドレス指定)を使用
トラブル5:リンクが勝手に広まってしまった
意図しない人にリンクが渡った場合。
緊急対処:
- すぐにリンクを無効化
- 「制限付き」に変更
- 新しいリンクを作成
- 必要な人にだけ送り直す
- より安全な共有方法を検討
- 個別招待に切り替え
- パスワード保護されたファイル共有サービスを併用
セキュリティベストプラクティス
安全にリンク共有するためのポイントです。
基本的なセキュリティ対策
1. 必要最小限の権限を与える
- 閲覧だけで十分なら「閲覧者」
- 編集が必要な人だけ「編集者」
2. 定期的に共有状況を確認
- 月1回、共有設定をレビュー
- 不要になったリンクは即座に無効化
3. リンクの扱いを慎重に
- SNSなど公開の場に貼らない
- メールやチャットで個別に送る
- リンクを転送しないよう伝える
4. 機密情報はリンク共有しない
- 個人情報
- 社外秘資料
- パスワードやアカウント情報
- → 個別招待を使用
リスク別の対策
低リスク情報(公開資料など):
- リンク共有OK
- 閲覧者権限
- ダウンロード制限は不要
中リスク情報(社内資料など):
- 組織内限定で共有
- または個別招待
- ダウンロード・印刷制限を検討
高リスク情報(機密文書など):
- 個別招待のみ
- 編集者による共有を禁止
- ダウンロード・印刷・コピー禁止
- 二段階認証を要求
企業・組織での管理
Google Workspaceを使用している場合。
管理者がすべきこと:
- 組織外との共有ポリシーを設定
- リンク共有の可否を制御
- 監査ログで共有状況を監視
- データ損失防止(DLP)ルールを設定
ユーザーが守るべきこと:
- 会社のポリシーに従う
- 社外秘情報は慎重に扱う
- 不明点はIT部門に確認
便利な活用テクニック
リンク共有をもっと便利に使う方法です。
QRコードで共有
リンクをQRコードにすると、スマホで簡単にアクセスできます。
作成方法:
- QRコード生成サイトにアクセス
- QR Code Generator
- QRのススメ
- など無料サービス多数
- 共有リンクのURLを入力
- QRコードを生成
- 画像をダウンロード
- 印刷して配布、またはデジタルで共有
使用例:
- イベントでの写真共有
- 会議資料の配布
- 展示会での情報提供
短縮URLの活用
長いリンクを短くする方法。
メリット:
- 見た目がスッキリ
- SNSなどで共有しやすい
- 印刷物にも適している
注意点:
- 信頼できるサービスを使用
- 重要な情報には使わない
- 短縮URLサービス側でアクセス統計が取られる
説明文と一緒に送る
リンクだけ送るより、説明を添えましょう。
良い例:
プロジェクトAの資料フォルダです。
提案書と見積書が入っています。
ご確認よろしくお願いします。
https://drive.google.com/drive/folders/...
悪い例:
https://drive.google.com/drive/folders/...
説明があると、受け取った側が安心してアクセスできます。
期限と合わせて伝える
一時的な共有の場合、期限を明示しましょう。
例:
〇月〇日まで有効なリンクです。
それ以降は無効化しますので、必要な資料は
ダウンロードしておいてください。
https://drive.google.com/drive/folders/...
これで、受け取った側も計画的に利用できます。
よくある質問(FAQ)
リンク共有に関する疑問に答えます。
Q1:リンクを削除したら、アクセスしている人はどうなる?
A:即座にアクセスできなくなります
リンクを無効化すると、そのURLからはアクセス不可になります。ただし、個別に招待した人は引き続きアクセスできます。
Q2:リンクを知っている人数の上限は?
A:上限はありません
何人でもアクセス可能です。ただし、同時アクセス数が非常に多いと、動作が遅くなる可能性があります。
Q3:リンクを変更できる?
A:いいえ、変更はできません
リンクのURLは変更できません。セキュリティ上の理由でリンクを変えたい場合は、一度無効化して新しく作成する必要があります。
Q4:リンク共有と個別招待、どちらが良い?
A:状況によります
- リンク共有:大人数、メールアドレス不明、気軽な共有
- 個別招待:少人数、機密情報、厳密な管理
一般的には、個別招待の方が安全です。
Q5:組織外の人とも共有できる?
A:設定次第です
Google Workspaceの場合、管理者が「組織外との共有」を許可していれば可能です。許可されていない場合は、IT部門に相談しましょう。
まとめ:便利さとセキュリティのバランスを
Google Driveのリンク共有は便利ですが、使い方次第ではリスクもあります。
この記事のポイントまとめ
リンク作成の基本:
- 右クリック → 共有
- 「リンクを知っている全員」を選択
- 権限を設定(閲覧者/コメント可/編集者)
- リンクをコピーして送信
権限の選び方:
- 閲覧者:見るだけ、安全
- コメント可:フィードバック収集
- 編集者:共同作業、慎重に
セキュリティ設定:
- ダウンロード・印刷・コピー禁止
- 編集者による共有制限
- Googleアカウント必須設定
- 定期的な見直し
安全な使い方:
- 機密情報はリンク共有しない
- 必要最小限の権限
- 不要になったら即無効化
- 個別招待との使い分け
トラブル対処:
- アクセス拒否:設定確認、ログイン要否
- 作成できない:権限確認、所有者に連絡
- 広まった:即座に無効化、新規作成
使い分けのポイント
リンク共有が適している場合:
- イベント写真の共有
- 公開資料の配布
- 不特定多数への情報提供
- メールアドレスが分からない相手
個別招待が適している場合:
- 機密情報の共有
- 社内プロジェクト
- 厳密なアクセス管理が必要
- 少人数での共同作業
最後に:安全第一で便利に使おう
リンク共有は、使い方を間違えると情報漏洩のリスクがあります。
でも、正しく理解して使えば、とても便利な機能です。
覚えておきたいこと:
- リンク = 誰でもアクセス可能
- 機密情報は個別招待で
- 定期的に共有設定を見直す
- 疑ったら制限を強く
この記事で紹介した方法を使って、安全かつ効率的にファイル共有を楽しんでください。
便利さとセキュリティのバランスを取りながら、快適なGoogle Driveライフを送りましょう!
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