「スマホの写真をGoogle Driveに保存したい!」
「Google Driveへのアップロードの仕方が分からない…」
今回は、Google Driveにスマホ(Android・iPhone)からファイルをアップロードする方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
Google Driveとは?

まずは簡単に、Google Driveについておさらいしましょう。
Google Driveの基本
Google Drive(グーグルドライブ) は、Googleが提供する無料のオンラインストレージサービスです。
主な特徴:
- 無料で15GB使える(Googleアカウントがあれば誰でも)
- 写真・動画・文書など、あらゆるファイルを保存できる
- スマホ・タブレット・パソコンから利用可能
- 複数の端末で同期できる
- 他の人とファイルを共有できる
- 自動バックアップ機能
Google Driveを使うメリット
1. スマホの容量を節約できる
写真や動画をGoogle Driveにアップロードすれば、スマホ本体の容量を空けることができます。
2. どこからでもアクセスできる
自宅のパソコンで作成したファイルを、外出先でスマホから見ることができます。
3. データが消える心配がない
スマホが壊れても、Google Driveに保存していれば大丈夫です。
4. 簡単にファイル共有できる
家族や友人、仕事仲間とファイルを簡単に共有できます。
事前準備
アップロードを始める前に、必要な準備を確認しましょう。
1. Googleアカウントを用意する
Google Driveを使うには、Googleアカウントが必要です。
まだ持っていない方は、無料で作成できます。
Googleアカウントの作成方法:
- Googleの公式サイトにアクセス
- 「アカウントを作成」をタップ
- 名前、メールアドレス、パスワードを入力
- 電話番号で認証
- 完了
2. Google Driveアプリをインストールする
Androidの場合:
ほとんどのAndroid端末には、Google Driveアプリが最初からインストールされています。
見つからない場合は、Google Playストアからダウンロードしてください。
iPhoneの場合:
iPhoneには最初から入っていないので、App Storeからダウンロードする必要があります。
ダウンロード方法:
- App Store(iPhone)またはGoogle Playストア(Android)を開く
- 「Google Drive」と検索
- 「インストール」または「入手」をタップ
- 完了
3. Wi-Fi環境を確認する
大きなファイル(動画など)をアップロードする場合は、Wi-Fi接続をおすすめします。
モバイルデータ通信でもアップロードできますが、通信量に注意してください。
Androidスマホからアップロードする方法
それでは、Androidスマホから具体的にアップロードする手順を見ていきましょう。
基本的なアップロード手順
手順1:Google Driveアプリを開く
ホーム画面またはアプリ一覧から、Google Driveアプリをタップして開きます。
手順2:「+」ボタンをタップ
画面の右下にある、カラフルな「+」(プラス)ボタンをタップします。
手順3:「アップロード」を選択
表示されたメニューの中から、「アップロード」をタップします。
手順4:アップロードするファイルを選ぶ
ファイル選択画面が表示されます。
アップロードしたいファイルをタップして選択してください。
ファイルの種類から選ぶ場合:
- 写真と動画: カメラで撮った写真や動画をアップロード
- ドキュメント: 文書ファイルをアップロード
- 音楽: 音楽ファイルをアップロード
- ブラウズ: スマホ内のすべてのファイルから選択
手順5:アップロード開始
ファイルを選択すると、自動的にアップロードが始まります。
完了するまで待ちましょう。
手順6:確認
アップロードが完了したら、「マイドライブ」に戻って、ファイルが保存されているか確認してください。
複数のファイルをまとめてアップロードする方法
複数のファイルを一度にアップロードすることもできます。
手順:
- 「+」ボタン→「アップロード」をタップ
- ファイル選択画面で、最初のファイルを長押し
- 選択モードになったら、他のファイルもタップして選択
- すべて選んだら、「開く」または「選択」をタップ
- アップロード開始
写真・動画を直接アップロードする方法
写真や動画なら、さらに簡単にアップロードできます。
方法A:Google Driveアプリから
- Google Driveアプリを開く
- 「+」ボタンをタップ
- 「アップロード」をタップ
- 「写真と動画」を選択
- アップロードしたい写真・動画をタップ
- 完了
方法B:ギャラリーアプリから
- ギャラリー(フォト)アプリを開く
- アップロードしたい写真・動画を選ぶ
- 「共有」ボタンをタップ
- 共有先から「Drive」を選択
- 保存先のフォルダを選ぶ
- 「保存」をタップ
- 完了
アップロード先のフォルダを指定する方法
特定のフォルダにアップロードしたい場合の手順です。
手順:
- Google Driveアプリを開く
- アップロードしたいフォルダを開く
- そのフォルダ内で「+」ボタンをタップ
- 「アップロード」を選択
- ファイルを選ぶ
- アップロード開始
または、
- 「+」ボタン→「アップロード」でファイルを選択
- アップロード画面の下部に「保存先」が表示される
- 「保存先」をタップしてフォルダを選ぶ
- アップロード開始
iPhoneからアップロードする方法
iPhoneからのアップロード方法も見ていきましょう。
Androidとは少し手順が異なります。
基本的なアップロード手順
手順1:Google Driveアプリを開く
ホーム画面から、Google Driveアプリをタップして開きます。
手順2:「+」ボタンをタップ
画面の右下にある「+」(プラス)ボタンをタップします。
手順3:「アップロード」を選択
表示されたメニューから、以下のいずれかを選びます:
- 写真と動画: 写真や動画をアップロードする場合
- 参照: その他のファイルをアップロードする場合
手順4:ファイルを選ぶ
写真・動画の場合:
- 「写真と動画」を選ぶと、写真アプリが開きます
- アップロードしたい写真・動画をタップして選択
- 複数選択も可能
その他のファイルの場合:
- 「参照」を選ぶと、ファイルブラウザが開きます
- アップロードしたいファイルを探してタップ
手順5:アップロード
ファイルを選んだら、「アップロード」をタップします。
アップロードが開始されるので、完了まで待ちましょう。
手順6:確認
「マイドライブ」に戻って、ファイルが保存されているか確認してください。
複数のファイルをまとめてアップロードする方法
iPhoneでも、複数のファイルを一度にアップロードできます。
写真・動画の場合:
- 「+」ボタン→「写真と動画」をタップ
- 写真アプリが開く
- 「選択」をタップ
- アップロードしたい写真・動画を次々にタップ
- すべて選んだら「追加」または「選択」をタップ
- アップロード開始
写真アプリから直接アップロードする方法
iPhoneの「写真」アプリから直接アップロードすることもできます。
手順:
- 「写真」アプリを開く
- アップロードしたい写真・動画を選ぶ
- 「共有」ボタン(四角に↑のマーク)をタップ
- 共有先から「ドライブに保存」を選択
- 保存先のフォルダを選ぶ
- 「アップロード」をタップ
- 完了
アップロード先のフォルダを指定する方法
手順:
- Google Driveアプリを開く
- アップロードしたいフォルダを開く
- そのフォルダ内で「+」ボタンをタップ
- 「写真と動画」または「参照」を選択
- ファイルを選ぶ
- アップロード開始
または、
- 複数ファイルをアップロードする場合、画面下部に「場所」が表示される
- 「場所」をタップして保存先フォルダを選ぶ
- アップロード開始
Wi-Fiとモバイルデータの切り替え方法

大きなファイルをアップロードする場合、Wi-Fiとモバイルデータのどちらを使うか設定できます。
Androidの場合
手順:
- Google Driveアプリを開く
- 左上のメニュー(≡)をタップ
- 「設定」をタップ
- 「データ使用量」または「転送」をタップ
- 以下から選択:
- Wi-Fiのみ使用:Wi-Fi接続時だけアップロード
- モバイルデータも使用:いつでもアップロード可能
iPhoneの場合
方法A:Google Driveの設定から
- Google Driveアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「モバイルデータの使用」をオン/オフ
方法B:iPhone本体の設定から
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- アプリ一覧から「Google Drive」を探す
- オン/オフを切り替え
フォルダをアップロードする方法
重要な注意点:スマホから直接フォルダをアップロードすることはできません。
Google Driveの仕様上、フォルダごとアップロードできるのはパソコンからのみです。
スマホでフォルダをアップロードしたい場合の対処法
方法1:Google Driveにフォルダを作成してから、中身をアップロード
- Google Driveアプリを開く
- 「+」ボタンをタップ
- 「フォルダ」を選択
- フォルダ名を入力して「作成」
- 作成したフォルダを開く
- 「+」ボタン→「アップロード」でファイルを追加
- スマホのフォルダ内のファイルを複数選択してアップロード
方法2:パソコンからアップロードする
- パソコンのブラウザでGoogle Driveにアクセス
- 「新規」→「フォルダのアップロード」を選択
- フォルダごとアップロード
方法3:サードパーティアプリを使う(Android)
一部のファイルマネージャーアプリ(ESファイルエクスプローラーなど)を使えば、Androidからフォルダをアップロードできることがあります。
ただし、公式アプリではないため、自己責任での使用になります。
アップロードできるファイルの種類とサイズ
Google Driveには、ほぼすべての種類のファイルをアップロードできます。
アップロードできるファイルの種類
写真・画像:
- JPEG、PNG、GIF、BMP、SVGなど
動画:
- MP4、MOV、AVI、WMV、FLVなど
音楽・音声:
- MP3、WAV、AACなど
文書:
- PDF、Word(.docx)、Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)など
圧縮ファイル:
- ZIP、RARなど
その他:
- テキストファイル、HTMLファイル、プログラムファイルなど
ファイルサイズの制限
個別ファイルのサイズ上限:
- 写真: 制限なし(ただし、容量は消費する)
- 動画: 1ファイルあたり5TB
- 文書ファイル: 1ファイルあたり50MB
- PDF: 1ファイルあたり10MB
- その他のファイル: 1ファイルあたり5TB
無料プランの保存容量:
- 15GB(Gmail、Google フォト、Google Driveの合計)
容量が足りなくなったら、有料プラン(Google One)にアップグレードできます。
アップロードの進行状況を確認する方法
アップロード中に、進行状況を確認できます。
Androidの場合
- Google Driveアプリを開く
- 左上のメニュー(≡)をタップ
- 「転送」または「アップロード」をタップ
- 現在アップロード中のファイルと進行状況が表示される
iPhoneの場合
- Google Driveアプリを開く
- 画面下部の「ファイル」タブをタップ
- 「アップロード中」セクションに進行状況が表示される
アップロードしたファイルを確認する方法
アップロードが完了したら、ファイルが正しく保存されているか確認しましょう。
確認手順
手順1:Google Driveアプリを開く
手順2:「ファイル」または「マイドライブ」をタップ
画面下部の「ファイル」タブ、または「マイドライブ」を選択します。
手順3:ファイルを探す
アップロードしたファイルが表示されていれば、成功です。
ファイルが見つからない場合:
- 検索機能を使う(画面上部の検索バー)
- 「最近使用したアイテム」を確認
- 指定したフォルダ内を確認
アップロードが失敗する場合の対処法
アップロードがうまくいかないときの対処法をお伝えします。
原因1:インターネット接続の問題
対処法:
- Wi-Fi接続を確認する
- モバイルデータ通信をオンにする
- 機内モードになっていないか確認
- ルーターを再起動する
- 別のWi-Fiネットワークに接続してみる
原因2:容量不足
対処法:
- Google Driveの空き容量を確認する
- 不要なファイルを削除する
- ゴミ箱を空にする
- 有料プランにアップグレードする
容量の確認方法:
- Google Driveアプリを開く
- 左上のメニュー(≡)をタップ
- 「保存容量」を確認(例:「12.5GB / 15GB使用中」)
原因3:ファイルサイズが大きすぎる
対処法:
- ファイルを圧縮する
- 動画の解像度を下げる
- ファイルを分割する
原因4:アプリの不具合
対処法:
- Google Driveアプリを再起動する
- スマホを再起動する
- アプリのキャッシュをクリアする
- アプリを最新版にアップデートする
- アプリを再インストールする
アプリのキャッシュクリア方法(Android):
- 「設定」を開く
- 「アプリ」または「アプリケーション」をタップ
- 「Google Drive」を選択
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
アプリの再インストール方法:
- Google Driveアプリを削除
- ストアから再ダウンロード
- Googleアカウントでログイン
原因5:Googleアカウントの問題
対処法:
- ログアウトして再ログインする
- 正しいアカウントでログインしているか確認
- Googleアカウントのパスワードをリセットする
アップロードを速くする方法

大きなファイルをアップロードする場合、時間がかかることがあります。
少しでも速くアップロードする方法をお伝えします。
方法1:Wi-Fiを使う
モバイルデータ通信よりも、Wi-Fi接続の方が速くアップロードできます。
自宅のWi-Fiや、カフェなどの無料Wi-Fiを活用しましょう。
方法2:ファイルを圧縮する
ZIPファイルなどに圧縮してからアップロードすると、時間を短縮できます。
方法3:夜間にアップロードする
インターネット回線が混雑していない時間帯(深夜など)にアップロードすると、速くなることがあります。
方法4:他のアプリを閉じる
バックグラウンドで動いている他のアプリを閉じると、アップロード速度が上がることがあります。
方法5:ルーターの近くでアップロードする
Wi-Fiルーターから離れていると、電波が弱くなります。
ルーターの近くでアップロードしましょう。
よくある質問(Q&A)
Google Driveへのアップロードに関する、よくある質問にお答えします。
Q1:アップロードに料金はかかりますか?
A:いいえ、無料です。ただし、無料プランの場合は15GBまでという容量制限があります。15GBを超える場合は、有料プラン(Google One)に加入する必要があります。
Q2:アップロードした写真や動画は圧縮されますか?
A:いいえ、元の画質のまま保存されます。ただし、Google フォトの場合、「高画質(無料・無制限)」を選ぶと圧縮されます。Google Driveは圧縮されません。
Q3:一度にたくさんのファイルをアップロードできますか?
A:はい、できます。複数のファイルを選択して、一度にアップロードできます。ただし、あまりにも大量のファイルを一度にアップロードすると、時間がかかったり失敗することがあります。
Q4:アップロード中にアプリを閉じても大丈夫ですか?
A:バックグラウンドでアップロードは継続されますが、アプリを完全に終了すると、アップロードが中断される場合があります。大きなファイルをアップロードする場合は、アプリを開いたままにしておくことをおすすめします。
Q5:他の人にもアップロードしたファイルが見られますか?
A:いいえ、自分がアップロードしたファイルは、自分だけが見られます。他の人と共有したい場合は、別途「共有」の設定が必要です。
Q6:スマホからアップロードしたファイルは、パソコンでも見られますか?
A:はい、見られます。同じGoogleアカウントでログインすれば、どの端末からでもアクセスできます。
Q7:アップロードしたファイルを削除したらどうなりますか?
A:削除したファイルは「ゴミ箱」に移動し、30日後に完全に削除されます。30日以内であれば、ゴミ箱から復元できます。
Q8:動画をアップロードすると画質が落ちますか?
A:いいえ、Google Driveは元の画質のまま保存します。ただし、容量を消費します。
Q9:アップロードした写真のExif情報(撮影日時など)は残りますか?
A:はい、Exif情報も含めて、そのままアップロードされます。
Q10:会社や学校のアカウントでもアップロードできますか?
A:はい、できます。ただし、管理者によって制限がかけられている場合があります。
アップロードしたファイルの活用方法
Google Driveにアップロードしたファイルは、さまざまな方法で活用できます。
1. ファイルを共有する
手順:
- 共有したいファイルの横にある「⋮」(縦の3点)をタップ
- 「共有」を選択
- 共有したい人のメールアドレスを入力
- 権限を選ぶ(閲覧のみ、コメント可、編集可)
- 「送信」をタップ
2. リンクで共有する
手順:
- 共有したいファイルの横にある「⋮」をタップ
- 「リンクを取得」を選択
- 「リンクをコピー」をタップ
- コピーしたリンクを相手に送る
3. オフラインで使えるようにする
手順:
- オフラインで使いたいファイルの横にある「⋮」をタップ
- 「オフラインで使用可」をオンにする
- ダウンロードが完了したら、ネット接続なしでも閲覧可能
4. スマホにダウンロードする
手順:
- ダウンロードしたいファイルの横にある「⋮」をタップ
- 「ダウンロード」を選択
- スマホの内部ストレージに保存される
5. ファイルを整理する
フォルダを作成:
- 「+」ボタンをタップ
- 「フォルダ」を選択
- フォルダ名を入力して「作成」
ファイルを移動:
- 移動したいファイルの横にある「⋮」をタップ
- 「移動」を選択
- 移動先のフォルダを選ぶ
- 「移動」をタップ
まとめ:Google Driveへのアップロードは簡単!
Google Driveにスマホからファイルをアップロードする方法について、重要なポイントをまとめます。
基本のアップロード手順:
Android:
- Google Driveアプリを開く
- 「+」ボタンをタップ
- 「アップロード」を選択
- ファイルを選ぶ
- 完了
iPhone:
- Google Driveアプリを開く
- 「+」ボタンをタップ
- 「写真と動画」または「参照」を選択
- ファイルを選ぶ
- 「アップロード」をタップ
- 完了
覚えておきたいポイント:
- 無料で15GB使える
- Wi-Fi接続がおすすめ(大きなファイルの場合)
- 複数ファイルを一度にアップロード可能
- スマホからフォルダは直接アップロードできない
- アップロードしたファイルは全端末から閲覧可能
- 他の人との共有も簡単
トラブル対処法:
- インターネット接続を確認
- 容量が足りているか確認
- アプリを再起動
- Wi-Fi接続を使う
活用方法:
- ファイル共有
- バックアップ
- 複数端末での同期
- オフライン使用
Google Driveを使いこなせば、スマホの容量を気にせず、大切なファイルを安全に保存できます。
外出先でもどこでも、必要なファイルにアクセスできるのはとても便利ですよ。
ぜひこの記事を参考に、Google Driveへのアップロードを活用してくださいね!

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