「Gmailで受信したメールの件名を変更したい」「送信済みメールのタイトルを修正したい」「自分の表示名を変えたい」そんな疑問をお持ちではありませんか?
メールを使っていると「この件名じゃ後から探しにくい」「もっと分かりやすいタイトルにしたい」と感じることがありますよね。また、相手に表示される自分の名前を変更したいという場面もあるでしょう。
この記事では、Gmailに関する様々な「タイトル変更」について、分かりやすく解説します。受信メールの件名変更から、送信者名の変更、ブラウザタブの表示変更まで、あなたの「変更したい」にお応えします。
「そもそも変更できるの?」「やり方が分からない」という疑問も、この記事を読めばすべて解決できますよ。
Gmailで変更できる「タイトル」の種類

まず、Gmailで変更可能な「タイトル」には、いくつかの種類があることを理解しておきましょう。
変更できるタイトルの種類:
- 受信メールの件名(表示上のみ)
- 自分だけに見える件名の変更
- 元の件名は変わらない
- 送信者名(差出人名)
- 相手に表示される自分の名前
- メール送信時に表示される名前
- 署名の名前
- メール末尾に表示される署名内の名前
- Googleアカウントの表示名
- Gmailを含むGoogleサービス全体での名前
- ブラウザタブのタイトル
- ブラウザで表示される「Gmail」の文字
それぞれ変更方法が異なりますし、できることとできないことがあります。「送信済みメールの件名を相手側でも変更する」といったことは技術的に不可能ですが、自分の管理用に件名を変えることはできるんです。
次の章から、具体的な変更方法を詳しく説明していきますね。
受信メールの件名を変更する方法
まずは、受信したメールの件名を自分だけに見える形で変更する方法を説明します。
パソコンでの変更手順:
- 件名を変更したいメールを開く
- 右上の「・・・」(その他)メニューをクリック
- 「件名を編集」を選択
- 新しい件名を入力
- 「保存」をクリック
スマホアプリでの変更手順:
- 該当メールを開く
- 右上の「・・・」メニューをタップ
- 「件名を編集」をタップ
- 新しい件名を入力
- 「保存」をタップ
重要なポイント:
- 変更は自分のGmail内でのみ有効
- 相手には元の件名が表示されたまま
- 返信時は元の件名が使われる
- 会話(スレッド)全体の件名が変更される
活用例:
- 「重要:会議資料」→「4月の売上会議資料」
- 「お疲れ様です」→「プロジェクト進捗報告」
- 「ありがとうございます」→「契約書確認完了」
この機能により、後から検索しやすくなったり、メールの内容が一目で分かるようになります。特にビジネスメールの整理に役立ちますよ。
送信者名(差出人名)を変更する方法
相手に表示される自分の名前を変更する方法を説明します。
基本的な表示名の変更:
- Gmail設定画面を開く
- 「アカウントとインポート」タブをクリック
- 「名前」セクションの「情報を編集」をクリック
- 新しい名前を入力
- 「変更を保存」をクリック
詳細な送信者名設定:
- 「アカウントとインポート」タブを開く
- 「名前」の「他のメールアドレスを追加」をクリック
- 以下の情報を入力:
- 名前(相手に表示される名前)
- メールアドレス(同じGmailアドレスでOK)
- エイリアスとして扱う(チェックを入れる)
- 「次のステップ」をクリック
- 確認手続きを完了
複数の送信者名を使い分ける: 一つのGmailアカウントで、複数の送信者名を設定できます。
例:
- 田中太郎(プライベート用)
- Tanaka Taro(ビジネス用)
- 田中(家族向け)
メール作成時に「From」欄で送信者名を選択できるようになります。
注意点:
- 変更は新しく送信するメールから適用
- 過去に送信したメールの表示名は変わらない
- 受信者のメールソフトによって表示が異なる場合がある
用途に応じて送信者名を使い分けることで、より適切なコミュニケーションが取れるようになります。
署名内の名前を変更する方法
メールの最後に自動で挿入される署名内の名前を変更する方法です。
署名設定の変更手順:
- Gmail設定画面の「全般」タブを開く
- 「署名」セクションを見つける
- 既存の署名を選択するか「新しく作成」をクリック
- 署名内容を編集:
田中太郎
株式会社○○
営業部
TEL: 03-xxxx-xxxx
Email: tanaka@example.com
- 「変更を保存」をクリック
署名活用のコツ:
ビジネス用署名例:
田中太郎(Taro Tanaka)
株式会社ABC商事 営業部
〒100-0001 東京都千代田区...
TEL: 03-xxxx-xxxx / FAX: 03-xxxx-xxxx
Email: t.tanaka@abc-trading.co.jp
プライベート用署名例:
田中太郎
t.tanaka@gmail.com
複数署名の使い分け:
- 社内向け:シンプルな署名
- 社外向け:詳細な会社情報付き
- プライベート:名前とメールアドレスのみ
メール作成時に署名を選択できるので、送信相手に応じて使い分けましょう。
Googleアカウント表示名の変更
Gmail以外のGoogleサービスでも表示される、アカウント全体の名前を変更する方法です。
変更手順:
- Googleアカウント管理画面にアクセス
- account.google.com を開く
- 「個人情報」をクリック
- 「名前」セクションの鉛筆アイコンをクリック
- 以下を入力:
- 姓(苗字)
- 名(名前)
- 「保存」をクリック
この変更が影響するサービス:
- Gmail(送信者名)
- YouTube(チャンネル名)
- Googleドライブ(共有時の表示名)
- Googleカレンダー(イベント作成者名)
- Google Meet(参加者名)
- その他すべてのGoogleサービス
変更時の注意点:
- 変更は全Googleサービスに反映される
- 反映には最大24時間かかる場合がある
- YouTubeチャンネル名は別途変更が必要な場合がある
- ビジネスアカウントの場合は会社のポリシーを確認
本名以外を使いたい場合: Googleアカウントでは基本的に本名の使用が推奨されていますが、プライバシー保護のためニックネームを使用することも可能です。ただし、ビジネス用途では本名の使用をおすすめします。
ブラウザタブのタイトル変更

ブラウザでGmailを開いた時に表示される「Gmail」のタイトルを変更する方法は、残念ながら公式には提供されていません。
なぜ変更したいのか:
- 複数のGmailアカウントを使い分けている
- 職場で他の人に見られたくない
- タブを見分けやすくしたい
代替手段:
- ブラウザ拡張機能を使用
- 「Tab Rename」などの拡張機能
- 「Gmail Tab Title」のような専用拡張機能
- 複数アカウントの管理
- Chromeの複数プロファイル機能
- 異なるブラウザでアカウントを分ける
- ブックマークに分かりやすい名前を付ける
- 「Gmail(仕事用)」
- 「Gmail(プライベート)」
セキュリティ上の注意: タイトルを変更する拡張機能を使用する場合は、信頼できる開発者のものを選び、レビューを確認してから導入しましょう。不正な拡張機能はアカウント情報を盗む可能性があります。
公式機能での変更はできませんが、これらの方法で使いやすさを向上させることは可能です。
会話(スレッド)のタイトル管理
Gmailの会話機能における件名管理について説明します。
会話機能とは: 同じ件名のメールが自動的にグループ化される機能です。「Re:」が付いた返信メールも一つの会話として表示されます。
会話タイトルの変更方法:
- 会話を開く
- 任意のメール右上の「・・・」をクリック
- 「件名を編集」を選択
- 新しい件名を入力
- 「保存」をクリック
会話タイトル変更の効果:
- 会話全体の表示タイトルが変更される
- 検索時に新しい件名でヒットする
- 関連メールがまとめて管理しやすくなる
活用例:
変更前: 「お疲れ様です」 変更後: 「新商品開発プロジェクト」
この変更により、「お疲れ様です」という曖昧な件名の会話も、内容が分かりやすくなります。
会話を分割したい場合: 長い会話の中で話題が変わった場合は、新しい件名でメールを送信することをおすすめします。Gmailは件名が変わると自動的に新しい会話として扱います。
会話機能を上手に活用することで、メールの整理がぐっと楽になりますよ。
よくある質問と解決方法
Q: 送信済みメールの件名を相手側でも変更できますか? A: 技術的に不可能です。送信済みメールは相手のメールサーバーに保存されているため、後から変更することはできません。間違いに気づいた場合は、訂正メールを送信しましょう。
Q: 件名変更が反映されません A: 以下を確認してください:
- 設定保存ボタンを押したか
- ブラウザを再読み込み
- アプリの場合は再起動
- 変更は自分の画面でのみ反映される
Q: 複数の送信者名を設定できますか? A: はい、可能です。「アカウントとインポート」設定で複数の送信者名を登録し、メール作成時に選択できます。
Q: 表示名を変更したら他のGoogleサービスにも影響しますか? A: Googleアカウントの表示名を変更すると、Gmail、YouTube、Googleドライブなど全てのサービスに反映されます。
Q: 相手によって自分の名前の表示を変えられますか? A: 送信時に送信者名を選択することで可能です。ただし、事前に複数の送信者名を設定しておく必要があります。
Q: 件名変更すると検索に影響しますか? A: 変更後の件名でも元の件名でも検索できます。Gmailは両方の情報を保持しています。
Q: 会社のメールアドレスでも表示名を変更できますか? A: 会社が管理するG Suiteアカウントの場合、管理者の設定によって制限されている可能性があります。IT部門に確認することをおすすめします。
まとめ
この記事では、Gmailに関する様々な「タイトル変更」方法を解説しました:
- 受信メールの件名変更:自分だけに見える件名の編集が可能
- 送信者名の変更:相手に表示される名前をカスタマイズ
- 署名内の名前変更:メール末尾の署名をカスタマイズ
- Googleアカウント表示名:全Googleサービスでの名前変更
- ブラウザタブタイトル:拡張機能による変更方法
- 会話タイトル管理:メールスレッドの件名編集
- よくある質問:トラブル解決と制限事項の理解
Gmailのタイトル関連の変更は、使い方次第でメール管理が格段に楽になります。特に受信メールの件名変更機能は、後から検索する際にとても便利です。
送信者名の使い分けも、ビジネスとプライベートで異なる印象を与えたい場合に重宝します。これらの機能を活用して、より効率的で快適なメールライフを送ってくださいね!
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