「あー!また添付ファイルが送れない…」そんな経験、ありませんか?
仕事で大きなファイルを送ろうとしたとき、Gmailで「ファイルサイズが大きすぎます」というエラーが出て困ったことがある人は多いはず。特に写真や動画、プレゼン資料などは、気づかないうちにかなり大きなサイズになってしまうんですよね。
この記事では、Gmailの添付ファイル上限について詳しく解説し、制限を超えてしまったときの対処法もお伝えします。知っておくだけで、ファイル送信で困ることがぐっと減りますよ!
Gmailの添付ファイル上限の基本知識

基本的な上限は25MB
Gmailで一度に送信できる添付ファイルの上限は25MBです。これは、すべての添付ファイルを合計した容量での制限なんです。
つまり、10MBのファイルを3つ添付すると30MBになるため、送信できません。意外と知らない人が多いのですが、1つ1つのファイルではなく、合計容量での制限だということを覚えておきましょう。
なぜ25MBという制限があるの?
この制限には、いくつかの理由があります:
- サーバーへの負荷軽減:大きなファイルを大量に処理すると、Googleのサーバーに負担がかかる
- 受信者への配慮:相手のメールボックス容量を圧迫しないため
- セキュリティ:大きなファイルにはマルウェアが潜んでいる可能性が高い
- 送信速度:ネットワーク環境が悪い人でも受信しやすくするため
他のメールサービスとの比較
参考までに、他の主要なメールサービスの上限も見てみましょう:
- Outlook.com:20MB
- Yahoo!メール:25MB
- iCloudメール:20MB
実は、Gmailの25MBは業界標準といえる容量なんです。
25MBを超えるファイルを送ろうとするとどうなる?
エラーメッセージが表示される
容量オーバーのファイルを添付しようとすると、以下のようなメッセージが表示されます:
「添付ファイルのサイズが上限を超えています。Google ドライブを使用してファイルを挿入してください。」
このメッセージ、実はヒントが隠されているんです。Googleは自動的に代替手段を提案してくれているんですね。
自動的にGoogle ドライブに保存される場合も
最近のGmailでは、大きなファイルを添付しようとすると、自動的にGoogle ドライブにアップロードして、そのリンクをメールに貼る機能があります。これはとても便利な機能で、送信者も受信者も手間が省けます。
ファイルサイズを確認する方法
Windowsでの確認方法
- ファイルを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「サイズ」の項目を確認
Macでの確認方法
- ファイルを選択
- 「command + I」を押す
- 情報ウィンドウでサイズを確認
スマートフォンでの確認方法
iPhone:
- ファイルアプリでファイルを長押し
- 「情報を見る」を選択
Android:
- ファイルマネージャーでファイルを長押し
- 「詳細」または「プロパティ」を選択
容量オーバーしたときの解決策
解決策1:Google ドライブを活用する
最も簡単で確実な方法がGoogle ドライブの活用です。
手順:
- Google ドライブにファイルをアップロード
- 「共有」をクリック
- 「リンクを知っている全員が閲覧可」に設定
- 生成されたリンクをメールに貼り付け
この方法なら、最大15GBまでのファイルを共有できます(無料プランの場合)。
解決策2:ファイル圧縮を試す
特にOffice文書や画像ファイルは、圧縮で大幅にサイズを減らせることがあります。
効果的な圧縮方法:
- ZIP形式:複数ファイルをまとめて圧縮
- 画像の場合:JPEGの品質を下げる、サイズを縮小する
- 動画の場合:解像度やビットレートを下げる
解決策3:ファイル転送サービスを使う
主要なサービス:
- WeTransfer:2GBまで無料
- ギガファイル便:300GBまで無料(日本のサービス)
- Dropbox Transfer:100GBまで(有料プランユーザー)
これらのサービスは、相手がアカウントを持っていなくても利用できるのが便利です。
解決策4:複数のメールに分割する
どうしてもメール添付にこだわりたい場合は、ファイルを分割して複数のメールで送る方法もあります。
注意点:
- 受信者にとって手間が増える
- ファイルの結合作業が必要
- あまりおすすめしない方法
大容量ファイルを効率的に共有するコツ

事前に相手に連絡する
大きなファイルを送る前に、「○○MBのファイルを送ります」と一言連絡しておくと親切です。相手も心の準備ができますし、受信環境を整えてもらえます。
適切な共有方法を選ぶ
用途別おすすめ方法:
- 社内での共有:Google ドライブ、OneDrive
- 外部への送信:ファイル転送サービス
- 継続的な共有:Dropbox、Box
セキュリティを考慮する
重要なファイルを共有するときは、以下の点に注意しましょう:
- パスワード保護の設定
- 有効期限の設定
- アクセス権限の制限
- ダウンロード後の削除
スマートフォンでの注意点
写真や動画のサイズに注意
最近のスマートフォンで撮影した写真や動画は、画質が向上している分、ファイルサイズも大きくなっています。
目安:
- iPhone 14 Pro:1枚あたり3〜8MB
- 4K動画:1分間で約400MB
アプリ経由での送信も検討
メールアプリ以外にも、以下のような選択肢があります:
- AirDrop(iPhone同士)
- クイック共有(Android同士)
- LINE:写真は自動圧縮される
- Slack:1GBまで対応
よくある質問と対処法
Q:受信時にも25MB制限はある?
A:はい、受信時も同じ制限があります。25MBを超えるファイルが添付されたメールは受信できません。
Q:Google Workspace(有料版)なら上限は変わる?
A:いいえ、Google Workspaceでも添付ファイルの上限は25MBです。ただし、Google ドライブの容量は大幅に増加します。
Q:過去に送信した大容量ファイルはどうなる?
A:Google ドライブ経由で送信したファイルは、ドライブ上に保存され続けます。削除しない限り、受信者はいつでもアクセス可能です。
まとめ:Gmailの容量制限を理解して効率的にファイル共有しよう
Gmailの添付ファイル上限25MBは、一見制限に感じるかもしれませんが、Google ドライブとの連携を活用すれば、実際にはより大容量のファイルを効率的に共有できます。
重要なポイントをおさらいすると:
- 添付ファイルの上限は合計25MB
- 容量オーバー時はGoogle ドライブが最適解
- ファイル転送サービスも有効な選択肢
- 事前の連絡とセキュリティ配慮を忘れずに
コメント