GeForce Experience(ShadowPlay)でゲームを録画したのに、「自分の声だけが入っていない…」という経験はありませんか?
ゲーム音は録音されているのに、マイクからの実況音声だけが入らない。せっかく面白いプレイができても、解説やリアクションが録音されていないと、動画として使えませんよね。
この記事では、GeForce録画で自分の声(マイク音声)が録音されない原因と、それぞれの具体的な解決方法を徹底的に解説していきます。初心者の方でも分かるように、画面キャプチャや手順を詳しく説明しますので、安心して読み進めてください。
自分の声が入らない主な原因
マイク音声が録音されない原因は、大きく分けて以下の8つが考えられます。
原因1:GeForce Experienceでマイクが「オフ」になっている
最も基本的な原因ですが、意外と見落としがちです。GeForce Experienceの設定で、マイクモードが「オフ」になっていると、当然マイク音声は録音されません。
原因2:マイクボリュームが0%に設定されている
マイクモードは「常にオン」になっているのに、音量スライダーが0%になっているケースです。設定画面で確認しないと気づきにくい問題です。
原因3:間違ったマイクデバイスが選択されている
PCに複数のマイクやオーディオデバイスが接続されている場合、GeForce Experienceが実際に使用したいマイクとは別のデバイスを選択していることがあります。
ゲーミングヘッドセット、USB マイク、ウェブカメラ内蔵マイクなど、複数のマイク入力が存在すると、この問題が起きやすくなります。
原因4:Windowsのサウンド設定でマイクが無効化されている
GeForce Experience側の設定が正しくても、Windows側でマイクが無効になっていたり、既定のデバイスに設定されていなかったりすると、録音できません。
原因5:マイクが正しく接続されていない
物理的な接続の問題です。USBマイクが正しく挿さっていない、3.5mmプラグを間違った端子に接続している、などが考えられます。
原因6:オーディオトラックが分離されている
これは少し特殊なケースです。「オーディオトラックの分離」機能を有効にしていると、ゲーム音とマイク音が別々のトラックに保存されます。
この場合、動画を再生してもマイク音が聞こえないことがありますが、実際には録音されている可能性があります。
原因7:設定が保存されない不具合
正しく設定したはずなのに、GeForce Experienceを再起動すると設定が元に戻ってしまう不具合が報告されています。特に複数のマイクデバイスがある環境で発生しやすいようです。
原因8:マイクドライバーの問題
マイクのドライバーが古い、破損している、正しくインストールされていないなどの理由で、マイクが正常に認識されないことがあります。
対処法1:GeForce Experienceのマイク設定を確認する
まずは基本中の基本、GeForce Experienceのマイク設定を確認しましょう。
手順
ステップ1:オーバーレイを表示する
ゲームを起動している状態で、キーボードのAlt+Zキーを同時に押します。GeForce Experienceのオーバーレイが表示されます。
ゲームを起動していない場合は、デスクトップ上でAlt+Zキーを押してもオーバーレイを開けます。
ステップ2:マイク設定を開く
オーバーレイ内の「マイク」アイコンをクリックします。さらに「設定」を選択してマイク設定画面を開きます。
ステップ3:マイクモードを確認する
「マイク」の項目で、以下の3つのモードから選択できます:
- 常にオン:録画中、常にマイクがオンになります(推奨)
- プッシュ・ツー・トーク:指定したキーを押している間だけマイクがオンになります
- オフ:マイク音声を一切録音しません
実況音声を録音したい場合は、必ず「常にオン」または「プッシュ・ツー・トーク」に設定してください。
ステップ4:マイクボリュームを確認する
「マイク」の項目にある「ボリューム」スライダーを確認します。
- スライダーが左端(0%)になっていたら、50〜100%の範囲に移動させます
- 適切な音量は、テスト録画をして確認するのがおすすめです
- 音量が小さすぎると聞き取りにくく、大きすぎると音割れします
ステップ5:マイクソースを確認する
「ソース」のドロップダウンメニューをクリックして、実際に使用したいマイクデバイスが選択されているか確認します。
リストに表示されるデバイス名の例:
- USB マイク(例:Blue Yeti、HyperX QuadCast)
- ヘッドセットマイク(例:Arctis 5 Chat、Razer BlackShark)
- 内蔵マイク(例:マイク配列、内蔵マイク)
重要:使用したいマイクを正確に選択してください。間違ったデバイスを選ぶと、音声は録音されません。
ステップ6:ブースト設定(必要に応じて)
マイク音量が小さい場合は、「ブースト」スライダーを右に動かして感度を上げます。
ただし、ブーストを上げすぎるとノイズも大きくなるので、バランスを取りながら調整しましょう。
ステップ7:設定を保存する
すべての設定を確認したら、必ず「保存」ボタンをクリックしてください。保存しないと、設定が反映されません。
対処法2:Windowsのサウンド設定を確認する
GeForce Experience側の設定が正しくても、Windows側でマイクが正しく設定されていないと録音できません。
マイクが認識されているか確認する
手順
- タスクバー右下のスピーカーアイコンを右クリックします
- 「サウンドの設定」を選択します
- 「入力」セクションまでスクロールします
- 「入力デバイスを選択してください」のドロップダウンメニューで、使用したいマイクが表示されるか確認します
マイクを既定のデバイスに設定する
手順
- サウンド設定画面で、使用したいマイクを選択します
- マイクが既定のデバイスになっていることを確認します
- マイクに向かって話しかけて、「入力ボリューム」のバーが反応するか確認します
- バーが動けば、マイクは正常に動作しています
- 動かない場合は、マイクの接続やドライバーに問題がある可能性があります
マイクのアクセス許可を確認する
Windows 11では、アプリケーションごとにマイクのアクセス許可を設定する必要があります。
手順
- Windowsの「設定」を開きます
- 「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」を選択します
- 「マイクへのアクセス」がオンになっているか確認します
- 「アプリにマイクへのアクセスを許可する」がオンになっているか確認します
- リストをスクロールして「NVIDIA Container」または「GeForce Experience」を見つけます
- それらのアプリに対するマイクアクセスがオンになっているか確認します
マイクが無効化されていないか確認する
手順
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして「サウンド」を選択します
- 「録音」タブをクリックします
- 使用したいマイクが表示されているか確認します
- マイクが表示されていない場合は、右クリックして「無効なデバイスの表示」をオンにします
- マイクが無効(グレーアウト)になっている場合は、右クリックして「有効にする」を選択します
- 使用したいマイクを右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択します
対処法3:マイクの物理的な接続を確認する
設定が正しくても、マイクが正しく接続されていないと当然録音できません。
USBマイクの場合
確認ポイント
- USBケーブルがPCのUSBポートにしっかり挿さっているか確認します
- 別のUSBポートに差し替えてみます(USB 2.0ポートとUSB 3.0ポートの両方を試す)
- USBハブを使用している場合は、直接PCに接続してみます
- マイク本体にミュートスイッチがある場合は、オフになっているか確認します
- マイク本体にLEDランプがある場合は、点灯しているか確認します(電源が入っている証拠)
3.5mmプラグマイクの場合
確認ポイント
- マイクプラグを正しい端子に接続しているか確認します
- ピンク色の端子がマイク入力です
- 緑色の端子はヘッドフォン出力なので、間違えないでください
- 端子の奥までしっかり挿し込みます(半端に挿さっていると認識されません)
- フロントパネルとリアパネルの両方にマイク端子がある場合、両方試してみます
- 4極プラグ(マイク・ヘッドフォン一体型)を使用している場合:
- PCがCTIA規格に対応しているか確認します
- 変換アダプターが必要な場合があります
ゲーミングヘッドセットの場合
確認ポイント
- ヘッドセットに複数のケーブルがある場合、すべて正しく接続されているか確認します
- USB接続とアナログ接続の両方に対応しているヘッドセットの場合、USB接続を推奨します(認識が安定しています)
- ヘッドセット専用のソフトウェア(Razer Synapse、SteelSeries Engine など)がインストールされている場合、そちらの設定も確認します
対処法4:テスト録画で実際に確認する
設定を変更したら、必ずテスト録画を行って、マイク音声が実際に録音されているか確認しましょう。
テスト録画の手順
ステップ1:短い録画を行う
- ゲームまたは任意のアプリケーションを起動します
- Alt+F9キーを押して録画を開始します
- マイクに向かって「テスト、テスト、1、2、3」などと話しかけます
- 10〜20秒程度話したら、再度Alt+F9キーを押して録画を停止します
ステップ2:録画した動画を確認する
- GeForce Experienceでオーバーレイ(Alt+Z)を開きます
- 「ギャラリー」アイコンをクリックします
- 最新の録画動画を再生します
- 自分の声が録音されているか確認します
確認するポイント
- マイク音声が聞こえるか
- 音量は適切か(小さすぎたり大きすぎたりしないか)
- ノイズが多すぎないか
- ゲーム音とマイク音のバランスは適切か
マイク音が聞こえない場合の確認事項
動画を再生してもマイク音が聞こえない場合、以下の可能性があります:
- 実際に録音されていない:設定を再確認してください
- オーディオトラックが分離されている:次の項目で解説します
- 音量が極端に小さい:音量を最大にして再度確認してください
対処法5:オーディオトラック設定を確認する
「オーディオトラックの分離」機能を有効にしている場合、特殊な対応が必要です。
オーディオトラック分離とは?
通常の設定では、ゲーム音とマイク音が1つの音声トラックにミックスされて保存されます。
しかし、「両方のトラックを分離する」に設定すると、ゲーム音とマイク音が別々のトラック(Track 1とTrack 2)に保存されます。
分離設定による問題
動画プレイヤー(Windows Media Player、VLCなど)によっては、複数の音声トラックがあると、片方のトラックしか再生されないことがあります。
例えば:
- VLC Media Playerでデフォルト再生すると、ゲーム音しか聞こえない
- マイク音を聞くには、メニューから「オーディオ」→「オーディオトラック」で手動切り替えが必要
- 両方同時に聞くことはできない
設定の確認と変更方法
オーディオトラック設定を確認する
- Alt+Zキーでオーバーレイを開きます
- 「設定」(歯車アイコン)→「オーディオ」を選択します
- 「オーディオトラック」の項目を確認します
選択肢の意味
- 両方のトラックをミックスする:ゲーム音とマイク音を1つのトラックに混ぜて保存(推奨)
- 両方のトラックを分離する:ゲーム音とマイク音を別々のトラックに保存(動画編集する人向け)
おすすめの設定
初心者の方、またはすぐに動画を共有したい方
→「両方のトラックをミックスする」を選択してください。この設定なら、どの動画プレイヤーでも正常に再生できます。
動画編集をする方
→「両方のトラックを分離する」を選択すると、編集時にゲーム音とマイク音を個別に調整できます。ただし、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなど、マルチトラックオーディオに対応した編集ソフトが必要です。
対処法6:設定が保存されない問題への対処
正しく設定したはずなのに、GeForce Experienceを再起動すると設定が元に戻ってしまう不具合があります。
原因
複数のマイクデバイスがPCに接続されている場合、GeForce Experienceが勝手に別のデバイスに切り替えてしまうことがあります。
解決方法:使わないマイクデバイスを無効化する
手順
- Windowsの「設定」→「システム」→「サウンド」を開きます
- 「入力」セクションの「デバイスの詳細設定」をクリックします
- 使用していないマイクデバイスをすべて見つけます
- 各デバイスを選択して「無効にする」をクリックします
例:使用しているのがUSBマイクだけなら、以下を無効化します
- 内蔵マイク
- ウェブカメラのマイク
- ヘッドセットの別のマイクチャンネル
- ステレオミキサー(マイクではないが、入力デバイスとして表示されることがある)
効果
使用するマイクが1つだけになることで、GeForce Experienceの「ソース」設定がグレーアウトし、正しいマイクに固定されます。
別の解決方法:GeForce Experienceを再インストールする
設定の保存問題が頻繁に起きる場合は、クリーンインストールを試してみてください。
手順
- Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開きます
- 「GeForce Experience」を見つけて「アンインストール」をクリックします
- PC を再起動します
- NVIDIA公式サイトから最新版のGeForce Experienceをダウンロードします
- インストーラーを実行して再インストールします
- 再度マイク設定を行います
対処法7:マイクドライバーを更新する
マイクが正しく認識されない場合、ドライバーの更新が必要かもしれません。
Windowsでドライバーを更新する
手順
- Windowsの検索バーに「デバイスマネージャー」と入力して開きます
- 「オーディオの入力および出力」を展開します
- 使用しているマイクデバイスを右クリックします
- 「ドライバーの更新」を選択します
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします
- 更新が完了したらPCを再起動します
メーカー製マイクの場合
USB マイク(Blue Yeti、HyperX QuadCastなど)やゲーミングヘッドセット(Razer、SteelSeriesなど)の場合、メーカー公式サイトから専用ドライバーやソフトウェアをダウンロードできることがあります。
手順
- マイクまたはヘッドセットのメーカー公式サイトにアクセスします
- 「サポート」または「ダウンロード」ページに移動します
- 製品名で検索して、最新のドライバーやソフトウェアをダウンロードします
- ダウンロードしたファイルを実行してインストールします
- PCを再起動します
対処法8:ブースト機能で音量を上げる(不具合の場合あり)
一部のユーザーから、「ブースト」設定をいじると、マイク音が録音されるようになったという報告があります。
手順
- Alt+Zキーでオーバーレイを開きます
- 「マイク」→「設定」を開きます
- 「ブースト」スライダーを一度0%まで下げます
- その後、100%まで上げます
- 「保存」をクリックします
- テスト録画を行って、マイク音が入るか確認します
この方法で解決する理由は不明ですが、何らかの内部的なリセットが行われる可能性があります。
特定のヘッドセットでの問題と解決方法
特定のゲーミングヘッドセットを使用している場合、固有の問題が発生することがあります。
Razer BlackShark V2での問題
Razer BlackShark V2に変更してから、「自分の声しか録音されない」「ゲーム音が入らない」という問題が報告されています。
解決方法
- Razer Synapseソフトウェアを最新版に更新します
- Windowsのサウンド設定で、出力デバイスと入力デバイスを確認します
- GeForce Experienceのシステム音声ソースとマイクソースを、Razer BlackShark関連のデバイスに正しく設定します
7.1ch サラウンドサウンド使用時の問題
バーチャル7.1chサラウンド機能を有効にしていると、ゲーム音が録音されない問題が報告されています。
解決方法
録画時は7.1chサラウンド機能を一時的にオフにして、ステレオ再生に戻してください。録画後に再度有効化すれば、通常のゲームプレイでは7.1chサウンドを楽しめます。
まとめ
GeForce録画で自分の声(マイク音声)が入らない問題の原因と対処法をまとめます。
最も多い原因トップ3
- マイクモードが「オフ」またはボリュームが0%→設定で「常にオン」とボリューム調整
- 間違ったマイクデバイスが選択されている→正しいマイクを「ソース」で選択
- Windowsでマイクが無効化されている→サウンド設定で有効化と既定デバイスに設定
その他の重要な確認ポイント
- マイクの物理的な接続(USB、3.5mmプラグ)
- Windowsのマイクアクセス許可
- オーディオトラック分離設定
- 設定が保存されない問題(使わないマイクを無効化)
- マイクドライバーの更新
推奨設定
- マイクモード:常にオン
- マイクボリューム:50〜80%
- ブースト:必要に応じて調整
- オーディオトラック:両方のトラックをミックスする(初心者向け)
確認の流れ
- GeForce Experienceのマイク設定を確認
- Windowsのサウンド設定を確認
- マイクの物理的な接続を確認
- テスト録画で実際に確認
- 問題が続く場合は、ドライバー更新や再インストール
マイク音声の録音は、設定さえ正しく行えば、ほとんどの場合正常に動作します。この記事の対処法を順番に試していけば、必ず解決できるはずです。
特に重要なのは、設定変更後に必ずテスト録画を行うことです。本番の録画で失敗しないよう、事前確認を習慣づけましょう。
ゲーム実況や配信を楽しむために、しっかりとマイク設定を整えて、素晴らしいコンテンツを作っていきましょう!

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