「グラフィックボードが派手に光っていて眩しい…」
「ゲーミングPCのLEDライトを消したい」
「GeForceのロゴが虹色に光っているのを単色に変えたい」
最近のGeForceグラフィックボード(RTX 4090、4080、4070、3090、3080、3070、3060など)には、ロゴや側面にLED・RGBライトが搭載されているモデルが多く、電源を入れると自動的に光ります。
見た目は派手でかっこいいですが、「まぶしすぎる」「消したい」「色を変えたい」という要望も多いのが実情です。
この記事では、GeForceグラフィックボードのLED/RGBライトを制御する方法を、メーカー別・ソフトウェア別に徹底解説します。LEDを完全に消す方法から、好みの色に変更する方法、さらには物理的に消灯する方法まで網羅しています。
GeForceグラボが光る理由

まず、なぜグラフィックボードが光るのか、基本を押さえておきましょう。
LED/RGBライトの目的
グラフィックボードにLEDライトが搭載される理由:
- 見た目の演出
- ゲーミングPCの雰囲気を盛り上げる
- 透明なPCケースで内部を見せるため
- ブランドアピール
- メーカーロゴを光らせて目立たせる
- 高級感・ゲーミング感の演出
- ステータス表示
- 動作中であることの確認
- 一部のモデルでは温度やGPU使用率を色で表示
光るパーツ
グラフィックボードで光る主なパーツ:
- ロゴ部分(GeForce GTX / RTXなど)
- 側面のライン
- ファンカバー
- バックプレート
- SLIブリッジ(複数GPU使用時)
メーカーによる違い
GeForceグラフィックボードは、NVIDIA自体が製造するもの(Founders Edition / FE)と、各メーカーが製造するもの(サードパーティ製)があります。
主なメーカー:
- MSI
- ASUS
- GIGABYTE
- Palit
- ZOTAC
- EVGA
- 玄人志向(GALAKURO)
- PNY
- GAINWARD
- Inno3D
重要なポイント:
メーカーによって使用するLED制御ソフトが異なるため、自分のグラボのメーカーを確認する必要があります。
自分のグラボのメーカーを確認する方法
LED制御ソフトをダウンロードする前に、まず自分のグラボのメーカーを確認しましょう。
方法1:GPU-Zで確認
手順:
- GPU-Zをダウンロード
- TechPowerUp公式サイトからダウンロード
- GPU-Zを起動
- 「Subvendor」欄を確認
- ここにメーカー名が表示されます
- 例:「MSI」「ASUS」「GIGABYTE」など
方法2:デバイスマネージャーで確認
手順:
- Windowsキー + X → 「デバイスマネージャー」
- 「ディスプレイアダプター」 を展開
- グラフィックボード名を確認
- 例:「NVIDIA GeForce RTX 3070」
- 右クリック → プロパティ → 詳細タブ
- 「ハードウェアID」で詳細情報を確認可能
方法3:物理的に確認
手順:
- PCケースを開ける
- グラフィックボード本体を見る
- シール・ロゴでメーカー名を確認
メーカー別LED制御ソフト一覧
自分のグラボメーカーが分かったら、対応する制御ソフトをダウンロードしましょう。
主要メーカーの制御ソフト
| メーカー | 制御ソフト名 | 公式サイト |
|---|---|---|
| MSI | Dragon Center / MSI Center | MSI公式 |
| ASUS | Armoury Crate / Aura Sync | ASUS公式 |
| GIGABYTE | RGB Fusion / AORUS ENGINE | GIGABYTE公式 |
| Palit | ThunderMaster | Palit公式 |
| ZOTAC | ZOTAC Gaming FireStorm | ZOTAC公式 |
| EVGA | EVGA Precision X1 | EVGA公式 |
| 玄人志向 | Xtreme Tuner | CFD公式 |
| PNY | VelocityX | PNY公式 |
| GAINWARD | EZTuning | GAINWARD公式 |
NVIDIA公式:LED Visualizer(旧版のみ)
重要な注意点:
NVIDIA公式のLED Visualizer機能は、GeForce GTX 10シリーズ以前の一部モデルでのみ使用可能でした。
RTX 20シリーズ以降(RTX 2060、3060、4060など)には対応していません。
そのため、最近のGeForceグラボでは、必ずメーカー製の制御ソフトを使用する必要があります。
LEDを消す・制御する方法(ソフトウェア編)
各メーカーのソフトを使った、具体的なLED制御方法を解説します。
MSI製グラボ:Dragon Center / MSI Center
対応モデル例:
- MSI GeForce RTX 4090 GAMING X TRIO
- MSI GeForce RTX 3070 VENTUS 3X OC
- MSI GeForce GTX 1660 GAMING X
手順:
- MSI Centerをダウンロード
- MSI公式サポートページからダウンロード
- MSI Centerを起動
- 「Mystic Light」タブを選択
- グラフィックボードを選択
- リストから自分のGPUを選ぶ
- LED設定を変更
- オフにする場合: 「Off」を選択
- 色を変える場合: カラーパレットから好きな色を選択
- エフェクト変更: レインボー、点滅、呼吸などから選択
- 「適用」をクリック
旧版(Dragon Center)の場合:
- Dragon Centerを起動
- 「LED」または「Mystic Light」アイコンをクリック
- 同様の手順でLEDを制御
ASUS製グラボ:Armoury Crate / Aura Sync
対応モデル例:
- ASUS TUF Gaming GeForce RTX 4090
- ASUS ROG Strix GeForce RTX 3080
- ASUS Dual GeForce RTX 3060
手順:
- Armoury Crateをダウンロード
- ASUS公式サポートからダウンロード
- Armoury Crateを起動
- 「Aura Sync」または「デバイス」タブを選択
- グラフィックボードのアイコンをクリック
- 照明設定を変更
- オフ: 「Static」を選択して明るさを0にする、または「Off」モードを選択
- 色変更: カラーピッカーで色を選択
- エフェクト: レインボー、ブリージング、ストロボなど
- 設定を保存
重要な注意点:
一部のASUS製グラボ(特にRTX 4090 TUF Gaming)は、Armoury Crateで制御できない場合があります。その場合は後述の「物理的な消灯方法」を検討してください。
GIGABYTE製グラボ:RGB Fusion / AORUS ENGINE
対応モデル例:
- GIGABYTE GeForce RTX 4080 GAMING OC
- GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3070 MASTER
- GIGABYTE GeForce RTX 3060 GAMING OC
手順:
- AORUS ENGINEをダウンロード
- GIGABYTE公式の製品ページ → サポート → ユーティリティからダウンロード
- AORUS ENGINEを起動
- 「RGB Fusion」タブをクリック
- グラフィックボードを選択
- 複数のGPUがある場合は鎖マークで一括設定も可能
- 「LED Style」から設定を選択
- オフ: 「Off」を選択
- 単色: 「Static」を選択してカラーピッカーで色を指定
- エフェクト: Color Cycle、Flash、Pulse などから選択
- 「適用」をクリック
- PCを再起動(設定が反映されない場合)
Palit製グラボ:ThunderMaster
対応モデル例:
- Palit GeForce RTX 3070 GamingPro
- Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual
- Palit GeForce RTX 4060 Ti
手順:
- ThunderMasterをダウンロード
- ZIPファイルを解凍してインストール
- ThunderMasterを起動
- 「LED」タブをクリック
- LED設定を変更
- オフ: 「LED Off」を選択
- 色変更: カラーパレットから選択
- エフェクト: Rainbow、Breathing などから選択
- 「Apply」をクリック
注意点:
- Windows起動時にThunderMasterが自動起動する必要あり
- 起動直後とシャットダウン時は一時的にLEDが点灯する
ZOTAC製グラボ:ZOTAC Gaming FireStorm
対応モデル例:
- ZOTAC Gaming GeForce RTX 4070 Ti
- ZOTAC Gaming GeForce GTX 1070
手順:
- FireStormをダウンロード
- ZOTAC公式サイトからダウンロード
- FireStormを起動
- 「SPECTRA」タブを選択
- 照明モードを選択
- オフ: 明るさを0に設定
- 色変更: カラースライダーで調整
- 設定を適用
ZOTAC特有の問題:
一部のZOTACモデル(特にGTX 1070など)では、ソフトウェアでLEDを完全にオフにできない場合があります。メーカー側の仕様により、青色のインジケーターLEDは常時点灯します。
玄人志向(GALAKURO)製グラボ:Xtreme Tuner
対応モデル例:
- GALAKURO GK-RTX3060-E12GB/OC/WHITE
- GALAKURO GeForce RTX 3070
手順:
- Xtreme Tunerをダウンロード
- CFD販売の公式サポートページから
- Xtreme Tunerを起動
- 「RGB」または「LED」設定を探す
- オフまたは色を変更
PNY製グラボ:VelocityX
対応モデル例:
- PNY XLR8 Gaming GeForce RTX 3070
- PNY GeForce RTX 4060 Ti
手順:
- VelocityXをダウンロード
- VelocityXを起動
- LED設定タブを選択
- オフまたは色を設定
LEDを物理的に消す方法(コネクタ抜き)

ソフトウェアで制御できない場合、物理的にLEDのコネクタを抜く方法があります。
物理的な消灯のメリット・デメリット
メリット:
- 確実にLEDが消える
- ソフトウェア不要
- 常駐プログラムが不要
- 起動時・シャットダウン時も確実に消灯
デメリット:
- グラボを取り外す必要がある
- 保証が無効になる可能性がある
- コネクタを破損するリスク
- 元に戻すのに手間がかかる
物理的な消灯方法の手順
警告:
この作業はグラフィックボードのメーカー保証を無効にする可能性があります。自己責任で行ってください。
必要な道具:
- 精密ドライバーセット
- ピンセット(あれば)
- 静電気防止手袋(推奨)
手順:
- PCの電源を完全に切る
- 電源ユニットの主電源スイッチもオフ
- 電源ケーブルを抜く
- PCケースを開ける
- グラフィックボードを取り外す
- PCIeブラケットの固定ネジを外す
- PCIeスロットのロックを解除
- 補助電源ケーブルを抜く
- グラボを慎重に取り外す
- グラボの側面を観察
- LEDコネクタを探す
- 通常は小さな2~4ピンのコネクタ
- 基板に「LED」と印字されていることが多い
- LEDコネクタを慎重に抜く
- ピンセットを使うと安全
- 無理に引っ張らない
- 揺らしながら少しずつ抜く
- グラボを元に戻す
- PCIeスロットに挿入
- 補助電源を接続
- PCを起動して動作確認
- 動作確認
- LEDが消灯していることを確認
- GPU自体は正常に動作するはず
具体例:Palit RTX 3060 Ti
Palitのグラボでは、側面に3~4個のコネクタがあります:
- ファン用コネクタ × 2~3個
- LED用コネクタ × 1個
LED用コネクタは画像の一番上側にあることが多く、これだけを抜けばLEDが消灯します。
具体例:ASUS TUF Gaming RTX 4090
ASUS TUF Gaming RTX 4090では、12ピン電源コネクタの反対側にLEDコネクタがあります。
ケースから完全に取り出さないとアクセスできない場合があります。
LEDの色を変更・カスタマイズする方法
完全に消すのではなく、好みの色に変更したい場合の設定方法です。
単色に設定
手順(MSI Centerの例):
- MSI Center → Mystic Light
- 「Static」モードを選択
- カラーパレットで好みの色をクリック
- 例:赤、青、緑、白など
- 明るさスライダーで調整
- 適用
エフェクトを設定
主なエフェクト:
- Rainbow / レインボー:虹色に循環
- Breathing / ブリージング:ゆっくり明滅
- Flash / フラッシュ:点滅
- Color Cycle / カラーサイクル:複数色を順番に表示
- Static / 静止:単色で固定
GPU温度に応じた色変更
一部のソフトでは、GPU温度に応じて自動的に色を変える設定が可能です。
例:
- 50℃以下 → 青
- 50~70℃ → 緑
- 70~80℃ → 黄色
- 80℃以上 → 赤
設定方法(対応ソフトの場合):
- LED設定で「Temperature」モードを選択
- 温度範囲ごとに色を指定
- 適用
マザーボードのRGBと同期
一部のメーカーでは、マザーボードやケースファンのRGB照明と同期できます。
例:
- ASUS Aura Sync
- MSI Mystic Light Sync
- GIGABYTE RGB Fusion 2.0
手順:
- マザーボードのRGB制御ソフトを起動
- 「同期」または「Sync」オプションを有効化
- すべてのRGB対応デバイスが同じパターン・色で光る
よくあるトラブルと解決方法
Q1:ソフトをインストールしたのにLEDが制御できない
原因と解決方法:
原因1:別メーカーのソフトを使っている
- 自分のグラボメーカーを再確認
- 正しいソフトをダウンロード
原因2:ソフトが起動していない
- タスクトレイにアイコンがあるか確認
- Windows起動時に自動起動する設定にする
原因3:ドライバーが古い
- NVIDIAドライバーを最新版にアップデート
- LED制御ソフトも最新版にアップデート
原因4:BIOSで無効になっている
- BIOS設定で「LED」または「RGB」が有効か確認
Q2:LEDをオフにしても起動時に一瞬光る
これは正常な動作です。
多くのグラボでは、BIOS起動時やWindows起動直前に一時的にLEDが点灯します。
Windowsにログインして10~30秒経過すると、設定が反映されて消灯します。
完全に防ぐには:
物理的にLEDコネクタを抜く方法しかありません。
Q3:設定したのに再起動すると元に戻る
解決方法:
- ソフトをWindows起動時に自動起動させる
- ソフトの設定で「スタートアップに登録」を有効化
- 設定を保存し直す
- 一度デフォルトに戻してから再設定
- 管理者権限で実行
- ソフトを右クリック → 管理者として実行
Q4:ソフトが見つからない・ダウンロードできない
解決方法:
- メーカー公式サイトの「サポート」ページを確認
- 製品型番で検索
- 「グラボの型番 + LED 制御」で検索
- ドライバーパッケージに含まれている場合
- グラボのドライバーインストール時に一緒にインストールされることがある
Q5:複数のGPUを使っているが片方しか制御できない
解決方法:
GIGABYTE RGB Fusionの場合:
- 鎖マークのアイコンをクリックして一括設定
その他のソフト:
- GPUを1枚ずつメインスロットに差し替えて個別に設定
- 手間はかかるが確実
Q6:LED制御ソフトが重い・動作が不安定
解決方法:
- 軽量版を探す
- 一部メーカーは「Lite版」を提供
- 設定後にソフトを終了
- 設定は保存されるので、常駐させなくてもOKの場合がある
- 必要最小限の機能だけ使う
- オーバークロック機能などは無効化
LEDを消すことによる効果
節電効果
LEDの消費電力は非常に小さいですが、完全に0ではありません。
実測例(RTX 3070):
- LED点灯時:約1~2W
- LED消灯時:0W
年間で計算すると数十円程度の節約になります。
見た目の変化
- 部屋が暗くならない(寝室PCの場合に重要)
- 集中力が上がる(光が気にならない)
- シンプルで落ち着いた雰囲気
パフォーマンスへの影響
LEDを消してもGPUのパフォーマンスには全く影響ありません。
まとめ
GeForceグラフィックボードのLED制御方法について、あらゆる方法を解説しました。
LEDを制御する手順:
- 自分のグラボメーカーを確認
- GPU-Z、デバイスマネージャー、または物理的に確認
- 対応する制御ソフトをダウンロード
- MSI → MSI Center / Dragon Center
- ASUS → Armoury Crate
- GIGABYTE → RGB Fusion / AORUS ENGINE
- Palit → ThunderMaster
- ZOTAC → FireStorm
- など
- ソフトでLEDを設定
- オフ、単色、エフェクトから選択
- 設定が反映されない場合
- 物理的なコネクタ抜きも検討
メーカー別早見表:
| メーカー | ソフト名 | オフにする方法 |
|---|---|---|
| MSI | MSI Center | Mystic Light → Off |
| ASUS | Armoury Crate | Aura Sync → Off / 明るさ0 |
| GIGABYTE | RGB Fusion | LED Style → Off |
| Palit | ThunderMaster | LED → LED Off |
| ZOTAC | FireStorm | SPECTRA → 明るさ0 |
| 玄人志向 | Xtreme Tuner | RGB → Off |
| PNY | VelocityX | LED → Off |
物理的な消灯:
- ソフトで制御できない場合の最終手段
- LEDコネクタを抜く
- 保証が無効になる可能性あり
よくある問題:
- 起動時に一瞬光る → 正常な動作
- 設定が戻る → 自動起動を有効化
- ソフトが重い → 設定後に終了
GeForceグラボのLED制御は、メーカーによって方法が異なりますが、適切なソフトを使えば簡単に設定できます。
この記事を参考に、自分好みのPC環境を作ってください!

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